お墓参りのお供え物でお酒は大丈夫？お墓参りやお供え物のマナー解説

更新日：2022.11.20

お墓参り

お盆やお彼岸にご先祖様などのお墓参りに行く人も多いでしょう。

その際に故人が好きだった食べ物や飲み物を、お供えしたい方も多いかもしれません。

では故人がお酒が好きだった場合、どのようにお供えすれば良いのかご存じですか？

お供え物に関して押さえておきたいマナーがあります。

そこで今回の記事では、お墓参りの際に知っておきたい、次の事柄について掘り下げていきます。

• お墓参りでお酒をどのようにお供えすればいいのか
• お酒をお供えする際に、やってはいけない事とは
• お墓参りのお供え物に関して、知っておきたいマナー

お墓参りに行く際のマナーに関しても言及しています。

ぜひ最後までお読みください。

1. お供え物でお酒を供えてもいい？
2. お酒はどのようにして供える？
3. お供え物のマナー
4. お墓参りのマナー
5. お墓参りに呼ばれた際のお供え
6. お墓参りのお供え物でお酒を供えることのまとめ

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お供え物でお酒を供えてもいい？

墓前にお酒をお供えしたいという人もいるでしょう。

お酒をお供えしても大丈夫なのでしょうか？

お酒をお供え物にすることに問題はない

一般的にお酒をお供え物として捧げることは、特に問題ないとされています。

ただし、お寺や霊園にはそれぞれのルールがあるものです。

事前に管理者の方にお酒をお供えしてもいいか確認しておきましょう。

墓石にかけたりはしない

絶対に墓石にお酒をかけてはいけません。

墓石は綺麗に見えますが、天然の石でできていて、表面には細かい穴が開いています。

お酒を墓石にかけると、その細かい穴の中にお酒の成分などが浸透してしまいます。

その結果墓石にカビが生えたり、シミができたりして、変色して汚くなってしまうのです。

また、日本酒やビールには糖分が多く含まれています。

そのため、日本酒やビールを墓石にかけると墓石がベタベタになってしまいます。

甘い匂いにつられて、虫がたくさん寄ってきてしまうかもしれません。

同様の理由で、お酒だけではなくジュースなども墓石にかけてはいけません。

お墓を末永く綺麗に保つためにも、墓石にお酒をかけることはしないようにしてください。

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お酒はどのようにして供える？

お墓にお酒をお供えする際はどうすればいいのか、具体的に解説していきます。

水鉢にお酒を入れる？

墓石の花台と花台の間に、水をお供えするためのくぼみがあります。

このくぼみのことを水鉢といいます。

しかし、水鉢の中にお酒を入れるのはNGです。

水鉢も墓石同様に、天然の石から造られています。

水鉢にお酒を入れると、石の内部にアルコールや糖分などのお酒の成分が入ってしまいます。

そうすると墓石の場合と同じように、水鉢の内部にカビが生えたりシミができてしまいます。

お墓の水鉢は、五供という五つの供物の中の、浄水を仏様や故人に捧げる所です。

清らかな水を入れて、自分たちの心も清めるようにしてください。

コップに注ぐ

では、お酒はどのようにしてお墓にお供えすればいいのでしょうか。

お酒をお墓にお供えする際には、コップを持参して注ぐことが望ましいとされています。

コップなどの容器を持参しなかった場合には、蓋を開けてからお供えするのが望ましいです。

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お供え物のマナー

それではここで、押さえておきたいお供え物のマナーをご紹介しましょう。

お供えしたものは持ち帰る

飲食物をお供えした場合、必ず持ち帰るようにしてください。

お供えをそのままにしておくとカラスや小動物、虫などが寄ってきて、お墓を汚してしまいます。

また、お供え物は持ち帰って食べても良いとされています。

お供え物を持ち帰って食べることは、仏様からのおさがりと言われています。

いったんお供えしたものは、仏様の力が備わって、いい波動があるという考え方もあります。

お供え物を通じて仏様と交流し、故人に思いを寄せながら、ありがたくいただきましょう。

お供え物としてよくないものは避ける

仏教的な意味で、お供え物として相応しくないものもあります。

まずは五辛と呼ばれる、臭いと辛みの強い五種類の野菜。

五辛とはネギ、ニンニク、ニラ、ラッキョウ、ショウガのことです。

仏教の修行中に食べてはいけないものとされています。

これらの野菜を含む食べ物をお供えすることは避けるようにしてください。

また仏教では、無益な殺生はいけないこととされています。

そのため、肉や魚はお供え物としては相応しくありません。

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お墓参りのマナー

お墓参りに行く際のマナーについてもご紹介します。

服装

お墓参りに行く際の服装に特別な決まりはありません。

だからといって、何を着て行ってもいいわけではありません。

あまり派手すぎない普段着で行くようにしましょう。

鮮やかな明るい色や、大きな柄のプリントされた服は避けたほうが無難です。

特に女性の場合は、肌の露出が多い服は避けましょう。

また、墓地や霊園には石の段差が多くあるものです。

ヒールの高い靴を履くのは、避けたほうがいいでしょう。

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お墓参りを行う順番

お墓参りの順番は、故人と縁の近い人から順に行います。

まずは故人の配偶者や実子から行い、その次に兄弟や孫などの親族、友人・知人の順になります。

線香の消し方

お墓参りでの線香のあげ方は宗派によって様々ですが、線香の火の消し方は共通しています。

それは、息を吹きかけて消してはいけないということです。

仏教では、生き物の息は穢れていると考えられています。

線香を息で吹き消すことは、仏様に穢れた息を吹きかけることになり、失礼にあたります。

線香の火を消す際には、手であおいだり、線香を軽く振ったりして消すようにしてください。

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お墓参りに呼ばれた際のお供え

親しい友人や知人が亡くなった際、ご遺族からお墓参りに誘われる場合があるかもしません。

お墓参りが初盆の場合、お花や食べ物をお供えするだけではなく、お金をお供え物として包みます。

その場合の金額は、葬儀や年忌法要よりも少なめでかまいません。

だいたい3,000〜5,000円ほどが相場です。

もちろんお金をそのまま裸でお渡しするわけにはいかないので、のし袋に入れて包みます。

のし袋は水引が印刷された簡易的なものでかまいません。

表書きには「御供」か「御仏前」と記すようにしましょう。

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お墓参りのお供え物でお酒を供えることのまとめ

ここまで、お墓参りでお酒をお供えする際の注意点や、お供え物に関するマナーなどを中心にお伝えしてきました。

今回のポイントを要約すると以下のようになります。

• お墓参りでお酒をお供えする際はお酒を容器に注ぐか、瓶や缶の蓋を開ける
• 墓石にお酒をかけてはいけない
• お供え物は持ち帰ることが基本

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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監修者

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