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お墓

お墓参りでのお供え物とは?おすすめから避けたいお供え物まで解説

更新日:2022.05.24

お墓参り

記事のポイントを先取り!

  • 五辛・肉や魚はお供え物としては避ける
  • 故人が生前好きなものをお供えする
  • お供え物を置く時は半紙や懐紙を敷いてお供えする

お供え物はご先祖様や故人に感謝の意を伝えるものであり、花などが一般的ですが、生前好きだったお菓子や飲み物を供える方もいるでしょう。

そこで、今回の記事では、お墓参りのお供え物について網羅的に解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。

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  1. お供え物におすすめのもの
  2. お供え物として避けるべきもの
  3. お墓参りにお酒は供えて良いのか
  4. お供え物の供え方
  5. お墓参りのマナー
  6. お墓参りのお供え物のまとめ
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お供え物におすすめのもの

供花と果物とおりん

お盆は、ご先祖様があの世から帰ってくる期間です。
この時期にお供えするお供え物には、2つ意味があります。

1つは、ご先祖様が無事に家までたどり着けるように願うという意味です。
もう1つには、供養やおもてなしをする意味合いもあります

仏様や故人に感謝を伝えるためのもの

お供えする品々には、それぞれ意味や注意点もあります。
お供物の意味や注意点を知った上でお墓参りに行きましょう。

五供(ごく)とは

お供え物には、基本となる5つのお供えがあります。
これを五供といいます。

この言葉を知らなくても、すでに日頃からこの5つを供えていたといった方も多くいると思います。
それでは、順番に説明していきます。

香とは、漢字の通り、香りのするものです。
ほとんどの人が、お墓参りの際に線香をお供えしていますが、線香が「香」のお供え物になります。

線香を燃やした時の香りが、仏様にとっては食べ物になります。
みなさんも、大切な人に食べ物をふるまうことがあると思います。
同様に、仏様にも食事を召し上がっていただくと同時に、場を清めるという意味もあります。

続いて、線香と同じようにほとんどの人が供えているものである献花です。
花を供えるということは、その場を華やかに彩ったり、仏様の着ている衣服の役割もあります。

灯燭(とうしょく)

灯燭とは、ろうそくのことです。
ろうそくの火というのは、その明かりで暗闇を照らし出してくれます。

つまり、故人の道を照らしたり、暗闇の中でさまよう私たちを正しい方向へ導き照らしてくれるといった考え方もあります。

浄水

水は仏様の飲み物であると同時に、あらゆる生物にとって必要なものです。
そんな「命の源」となる水を供えることは、仏様に対するお供え物の意味のほかにも、この世のすべての生物に対する施しを意味します。

そのため、お墓に供える水はできるだけきれいな水をお供えすることが大切です。

飲食(おんじき)

こちらは文字通り、飲んだり、食べたりするものです。
お菓子飲み物果物が一般的です。

五供を意識した上で、故人が好きだったものをお供えしましょう。

また、時期に応じて旬の果物をお供えするのもおすすめです。

お墓参りはお盆やお彼岸の時期が一般的です。
お彼岸は年に2回、3月の春彼岸と9月の秋彼岸があるので、季節に合わせた旬の果物を選ぶと良いでしょう。

さらに、お供え物として丸い形の果物を選ぶことも良いかもしれません。
丸い形は「円」を表しており、そこから故人との「縁」につながると考えられています。

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お供え物として避けるべきもの

お墓の前で手を合わせる高齢の女性の手元

お供え物としてふさわしくないのは、五辛(ごしん)になります。

順番に見ていきましょう。

五辛(ごしん)

五辛とは、「にら・にんにく・ネギ・らっきょう・はじかみ(しょうが、さんしょう)」の5つのことをいいます。
これらの食べ物は、においや辛みが強いため仏教では食べることを禁じられていました。

仏教では「仏様は食べ物や飲み物の香りを食べる」と考えられています。
そのため、お供え物にかおりの強いものは避けましょう。

肉や魚

肉や魚は仏教が本来禁じている殺生に通じるため、避けるべきです。
故人が生前好きだったとしても、お供え物としては避けた方がよいといわれいます。

また、肉や魚は日持ちがせず、傷みやすいのでお供え物に不向きであるという見方もあります。

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お墓参りにお酒は供えて良いのか

お墓参りにおすすめのお供え物として五供を紹介しましたが、その中の飲食としてお酒を供えてもいいのでしょうか。

結論を言うと、お墓参りのお供え物としてお酒を供えても問題ありません。

しかし、お酒を墓石に直接かけるのはマナー違反となってしまします。
さらに、お酒に含まれている成分によって、墓石の腐敗がすすんでしまうので、コップなどに入れてお供えするようにしましょう。

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お供え物の供え方

詳しいお供え物の供え方についてみていきましょう。

線香のあげかた

宗派によって、線香の本数やあげ方の違いはありますが、今回は一般的なものについて説明します。

バラして供える方法

ろうそくに火をともし、ろうそくから線香に火を移します。
燈台が両側にある場合は、必ず右側にあるろうそくから火を移します。

火を移したお線香を故人に近しい人から分けます。
お線香を折るのは、香炉のサイズに合わせるためです。

4本以上折ることはしませんので、注意が必要です。

束ねたまま供える方法は問題あり

束で置く場合は、線香を束ねるために巻いてある紙は必ず取りましょう
これは、線香のお墓を汚してしまったり、火事になることを防ぐためです。

花の供え方

お墓参りで供える花は、できるだけ生花が望ましいとされています。
菊は日本の皇室の紋でもあり、文化的にみても最もポピュラーです。

長持ちし、枯れても辺りに散乱しないことからも好まれています。

棘のある花はNG

バラなどの棘があったりにおいの強い花は避けましょう。

左右対称になるように供える

花はバラバラにならないようにして、左右対称にそろえてお供えしましょう。

自分より前の人の花が残っていたら

枯れているものは片づけ、まだきれいに咲いているものは、自分の持参した花と一緒にお供えすると良いでしょう。

灯燭の供え方

お線香をあげる際に燈台にろうそくを置き、お供えしましょう。
火を消すときは口で吹き消さず、手やマッチ消しを使用して消すか、素早く安全に火が消せる「ローソク火消し」を使いましょう。

ろうそくを立てる場所がない場合は

ろうそく立てがないからといって、直接お墓にろうそくを立てることは避けましょう
お墓は故人と繋がる場所でもあるので、マナー的に好ましくなく、かつ墓石を傷つけてしまうこともあります。

ろうそくを立てる場所がない場合には、灰皿を利用しましょう。

浄水の供え方

ここからは、浄水の供え方を解説します。

綺麗な水を用意する

浄水は、場を清めるためのお水です。
お墓参りにおいても水は、重要なお供え物といえます。

できるだけきれいな水を献上しましょう。
しかし、こだわった水をお供えするべき、というわけではなく水道水などで十分よいです。

飲食の供え方

ここでは、飲食の供え方を解説していきます。

おすすめの品物

お菓子や飲み物、生前に故人が好きだった物をお供えすることがおススメです。

お墓に直接置かずに半紙や懐紙を敷いて置く

半紙懐紙を敷いてお供えするのがマナーですが、忘れてしまった場合は、ハンカチなどを敷いてその上にお供え物を置くといいです。

仏様はかおりを楽しむので、袋や箱に入ったお菓子は口を開け、飲み物はフタを開けて供えましょう。

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お墓参りのマナー

お墓に供えられた花

お墓参りのやり方にこうでなくてはならないといった正解はありません。

宗派によって細かな違いはありますが、基本的な流れや一般的な作法さえ知っていれば、あとは先祖や故人を思うその気持ちが1番大切
になります。

お供え以外に持っていくもの

お供え物以外に持参して行った方がいいものについて、詳しく説明していきます。

掃除道具

年に数回のお墓参りの際は、墓石をきれいに掃除してご先祖様が気持ちよく過ごせるようにしてあげましょう。
以下のものを持っていきます。

  • ほうき
  • ちりとり
  • 手桶
  • ひしゃく
  • ぞうきん
  • 軟らかいスポンジ

お墓の掃除は、基本的に水拭きで行います。
金属製のスポンジなどを使うとお墓が傷んでしまいますので、軟らかいもので拭くようにしましょう。
また、お墓を拭く前に枯れた花の片づけや落ち葉などのゴミをほうきで取り除くことをしましょう。

ライター

掃除が終わったら、線香をあげましょう。

ライターで火をつけ、ろうそくに灯します。
直接線香に火をつけるのはマナー違反です。

ライターがなくても、マッチなどを利用すれば問題ありません。
お好きなものを使うとよいでしょう。

数珠

本格的なものではなくても良いので、持っていくとよいでしょう。
合掌する際、手に掛けてお祈りします。

今後、法事やお葬式の際にも使えるアイテムとなっておりますので、持っていない方は一つ持っておくのをおすすめします。

お供え物は持ち帰る

お墓参りの際に供えたものは、お墓参りを終えたら持ち帰るのがマナーになります。

そうしないと、置きっぱなしになった食べ物にカラスなどがよってきて、お墓周りを荒らしてしまう可能性があるからです。

自分たちのお墓だけでなく、周りの方のお墓にも迷惑をかけてしまうことにもつながるので、必ずお供え物は持ち帰るようにしましょう。

派手な服装は避ける

故人に会いに行くといった場合、カジュアルな服装で構いませんが、あまりにも派手な服装は避け、TPOをわきまえた服装にしましょう。
お墓はアクセスが悪い場合も多く、掃除など動く機会も多いため動きやすい服装の方が好ましいです。

帽子はお参りするときは取る

夏場は日差しが強いため、帽子をかぶってお墓参りに行くこともあると思います。

お参りする時には、帽子を取って故人に感謝の思いを伝えましょう。

線香の火は手で消す

線香の火は口で吹き消したりはせずに、手で素早くあおいで消しましょう
仏教では、口からの息はけがれたものと考えられています。
息で線香を吹き消すと、仏様に息を吹きかけているという意味になってしまい、失礼になります。

夜間は避ける

夜にお墓に行くと、魑魅魍魎(ちみもうりょう)という化け物が出るという言い伝えがあるのは聞いたことがある人もいるかと思います。

あくまでも言い伝えなので気にしなくてもいいのですが、安全面からみても転倒などのリスクもあるので避けるべきです。

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お墓参りのお供え物のまとめ

ここまでお墓参りのお供え物の情報や、マナーを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 五辛・肉や魚はお供え物としては避ける
  • 故人が生前好きなものをお供えする
  • お供え物を置く時は半紙や懐紙を敷いてお供えする
  • お供え物は持ち帰る

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(からさわ)

唐沢 淳(からさわ じゅん)

経歴

業界経歴10年以上。大手プロバイダーで終活事業に携わる。葬儀の現場でお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから大人数の葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとにも数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、ユーザー目線でのサービス構築を目指す。

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