墓石の花立の交換方法は？花立の交換方法やかかる費用まで解説

更新日：2022.11.10

墓石

お供え物として代表的なお花ですが、一般的には花瓶に入れて飾るものです。
お墓には「花立」というお供え専用のお花の入れ物があるのです。

お花を支える重要な花立ですが、どのような種類があるのでしょうか。
また、もしも花立が割れてしまったら、どんな交換方法で対応すればよいのでしょうか。

そこでこの記事では墓石の花立の交換について解説します。
お墓の花が長持ちする方法も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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1. 花立とは？
2. 花立が割れる原因
3. 花立の交換方法とその費用
4. 花立てに10円玉を入れると花が長持ちする！？
5. 墓石の花立の交換まとめ

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花立とは？

花立とは墓石に供えるお花の入れ物です。
花立はその名の通り花が立った状態でお供えができるために、細長い筒状の形をしています。

花立の役割と意味

花立は墓石に花を供える花瓶としての役割があります。
実際に墓石に花瓶を置くと強風や地震などの影響で倒れてしまうため、花立が使われます。

お墓参りではお花を供えたり線香を焚いたりすることで、亡くなった人への供養を行います。
花立は、供養をするためのお花を支える重要な部分です。

花立の素材

花立の素材はいくつかの種類があります。
それぞれの特徴がありますので合わせてご紹介ます。

ステンレス製

最も多く使用されているのがステンレス製です。
錆びにくく、手入れが簡単であり、3,000円程度で購入できます。

アルミ合金

ステンレスに対し若干重みがあります。
頑丈で耐久性に優れ、色合いがグレーがかっています。
2,000円程度で購入できます。

プラスチック

最も安価で手に入ります。
乳白色の製品が多く、比較的劣化しやすいです。

銅

水の変質が起こりにくいので花が長持ちします。
重量感があり、赤褐色の色合いです。
1万円程度と比較的高額です。

陶器

現在ではほとんど取扱いがありません。
墓石に固定して設置するため取り外しができません。

花立の種類

花立は種類ごとに墓石に取り付ける方法が異なります。
花立は大きく３種類に分けられます。

• 落とし込み式：墓石にある穴に筒状の花立をすっぽりと入れる方法
• ねじ込み式（ネジ式）：花立用の台座と墓石をネジで固定する方法
• 接着式：接着剤を使って墓石と陶器製の花立を接着する方法

こちらの記事でお墓の花立てについて解説しているので、ぜひご覧ください。

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お墓の花立てとは？種類やメンテナンス法、どこで購入すれば良いかも解説

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花立が割れる原因

花立は消耗品です。
素材によって耐久性は異なりますが、さまざまな要因によって割れてしまうものです。
なぜ花立が割れてしまうのか、どんな素材の花立に割れる要因があるのかをご紹介します。

サビによる腐食

金属製の花立はサビによって腐食して割れてしまいます。
花立には性質上水が溜まる構造になっています。

墓石は通常屋外にあるため、雨が降れば花立に水が溜まります。
その水は意図的にこまめに捨てるなどしない限り、サビの原因になってしまいます。

サビが腐食の原因になり、「気がついたら花立ての底が割れていた」ということが起こります。

溜まった水の凍結

溜まった水の凍結により、陶器製の花立が割れてしまうことがあります。
陶器製の花立は衝撃を除く経年劣化に強いのですが、凍結に弱いです。

冬場などの寒い時期に、凍結した水の質量が膨張して陶器が耐えきれず割れてしまうのです。

経年変化

長い時間外気にさらされると、太陽の熱や光によってプラスチック製の花立が割れてしまいます。
他のプラスチック製品にも見られる現象で、プラスチックの花立に亀裂が生じることがあります。

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花立の交換方法とその費用

消耗品である花立には交換がつきものです。
交換方法は大きく２パターンありますので、それぞれご紹介します。

ねじ込みステンレス花立に交換

交換前までねじ込み花立を使われていた場合、同じ種類のねじ込み式でステンレス素材に交換できます。
ねじ込み式は少し手間がかかるので、できれば石材屋さんなどの専門家に交換してもらうことをお勧めします。

花立を支える土台の設置交換が素人では難しいとされています。
交換の際に墓石と土台をしっかりと固定させるために、適切な専用ボンドで接着させる必要があります。

ねじ込みステンレス花立に交換する際の費用は、花立代を含めて2万〜3万円程度とされています。
花立自体は通販や仏具屋、石材店で取扱があります。

ご自身で行わない場合、交換は石材店に依頼するといいでしょう。

落とし込みステンレス花立に交換

落とし込みステンレス花立に交換する際は、墓石の穴あけ工事が必要です。
ただし穴あけさえ済んで交換できれば、同口径のステンレス花立を入れるだけなので取扱いが非常に楽です。

耐久性もあるので墓石の状態さえ問題なければ、落とし込みステンレス花立に交換するとよいでしょう。

落とし込みステンレス花立に交換する際の費用は、花立代を含めて3〜4万円程度とされています。
こちらも通販や仏具屋などで購入可能です。

落とし込み用の穴をあける場合、石材屋に依頼します。
工事のために墓石の移動が発生する際は、僧侶による魂抜きという供養が必要です。

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花立てに10円玉を入れると花が長持ちする！？

せっかく花立てを交換してきれいなお花を飾っても、すぐに枯れてしまったらもったいないですよね。
実は仏花を長持ちさせる簡単な方法があります。

それは、花立の中に10円玉を1枚いれることです。

10円玉に含まれる銅イオンには抗菌作用があり、花立の中で雑菌が繁殖するのを抑えることができます。
これにより水と茎の切り口を清潔に保ち、お花が長持ちできるのです。

銅製の花立てでも同じ効果があります。
ぜひ試してみてください。

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墓石の花立の交換まとめ

ここまで墓石の花立についての情報や、花立の交換などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下のようになります。

• 花立に使われている素材の種類はステンレス・アルミ・プラスチック・陶器
• サビによる腐食や凍結、経年劣化といった原因で花立が割れてしまう
• ねじ込みステンレス交換は2〜3万円、落とし込みステンレス交換は3〜4万円

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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