お墓のデザイン墓石とは？費用から注意点などを解説

更新日：2022.06.06

墓石

記事のポイントを先取り！

• オリジナル性が高い
• デザインを自由に選べる
• 費用が高額になる場合も
• 費用相場は166万円

お墓にはデザイン性に富んだ墓石を建立することができます。
一般的にデザイン墓石と呼ばれますが、この記事ではデザイン墓石についての費用や選ぶ際の注意点を中心に解説していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

お墓の購入を検討している方はこちら

この記事も読まれています

【2022年度版】東京都の霊園・墓地おすすめ16選！霊園の選び方についても解説

1. デザイン墓石とは
2. 完全オーダー墓石とセミオーダー墓石
3. デザイン墓石のメリットとデメリット
4. デザイン墓石の費用相場
5. デザイン墓石を建てる流れ
6. 墓石の種類について
7. デザイン墓石を建てる際の墓地選び
8. デザイン墓石の注意点
9. 人気キャラクターを墓石にデザインするには
10. 良いデザイン墓石にするためのコツ
11. 墓石の価格は使用する石の量と石の種類で決まる
12. お墓の型で使用する石の量はあまり変わらない
13. 石工の手間はデザインによって変わらない
14. 墓石加工の難易度で価格は大きく変動
15. デザイン墓石についてのまとめ

スポンサーリンク

デザイン墓石とは

デザイン墓石とは、個性が光るオリジナルのお墓のことです。
丸みを帯びたお墓から、巨大なお墓まで様々な形でオリジナルのお墓を作ることができるのがデザイン墓石の特徴です。

一般墓として最も有名なのは、和型墓石と洋型墓石です。
和型墓石とは長方形の墓石のことで、洋型墓石とは欧米風の墓石のことです。

これらの和型墓石と洋型墓石とは、違うオリジナルのデザインで形を決められるのがデザイン墓石です。
デザインの多様性から故人の思いや考え、家族の故人への思いを表現できるようになっています。

近年ではこのオリジナル性の高さから、人気が高まってきています。

この記事も読まれています

墓石の定義は何？費用やデザイン、掃除の仕方など詳しく解説します。

スポンサーリンク

完全オーダー墓石とセミオーダー墓石

デザイン墓石には、完全オーダー墓石とセミオーダー墓石があります。
違いをここで説明します。

完全オーダー墓石

デザインを一から作り上げるタイプの墓石です。
より高額になりますが、オリジナリティの非常に高い墓石を作ることができます。

しかし、耐久性なども考えなくてはならないため、完全に思い通りの墓石を作るのは難しいかもしれません。

セミオーダー墓石

石材店などが独自に開発したデザインを使います。
値段が安価になりやすく、耐久性なども考えられています。

完全オリジナルのお墓よりも、セミオーダーのお墓を選ぶ方が多いです。

みんなが選んだお墓の電話相談

みんなが選んだお墓ではお墓選びのご相談に対応しております。 お客様のご希望予算と地域に応じた霊園をご提示することも可能ですので遠慮なくお申し付け下さい。

デザイン墓石のメリットとデメリット

ここからはデザイン墓石のメリット・デメリットについて解説していきます。

デザイン墓石のメリット

デザイン墓石のメリットは以下の4つです。

• 自由に形を選べるため、自分らしいお墓を建てることができる
• 既存のお墓の形に囚われない、個性的なデザインが可能
• 故人を思い出すきっかけになるようなお墓になる
• お墓に刻む文字のフォントを選ぶことができる

デザイン墓石は、自分でお墓のデザインを考えて建てることができます。
そのため、人とは違ったお墓を建てられるということがデザイン墓石の最大のメリットです。

デザイン墓石のデメリット

デザイン墓石のデメリットは以下の4つです。

• 希望する石材がない場合もある
• 複雑なデザインのお墓を希望する場合の完成度は、石材店の腕に依存する
• 寺院墓地によってはデザイン墓石を立てることが難しい場合もある
• デザインにこだわると費用が高額になってしまうこともある

自由にデザインできることがデザイン墓石の特徴ですが、技術面・費用面の問題から希望に添えない場合もあります。
寺院によっては高さや面積の制限が設けられているため、自分の思い描いたお墓を建てられない場合もあります。

スポンサーリンク

デザイン墓石の費用相場

オリジナルのお墓を建てようと凝ったデザインをできるのは魅力的ですが、どれくらいの費用がかかってしまうか不安な方もいらっしゃると思います。

デザイン墓石を建てるのにどれくらいの費用がかかるのか説明していきます。

デザイン墓石の平均相場は約166万円

全国優良石材店が2018年におこなったアンケートによると、デザイン墓石の平均相場は約166.5万円といわれています。
ただし、この166.5万円という費用は墓石のみにかかる値段です。

墓地の取得費用は別にかかってしまうため、予算の配分にも注意が必要です。

この記事も読まれています

墓石のセット価格はどれくらい？費用相場と購入場所をご紹介

和型墓石や洋型墓石と値段はそこまで変わらない

凝ったデザインを作るため値段が高いと思われているデザイン墓石ですが、実際のところ和型墓石や洋型墓石の相場とほとんど変わりません。
全国優良石材店がおこなったアンケートによると、和型墓石の平均値段は約165万円、洋型墓石の平均値段は約160万円になっています。

なぜ和型・洋型墓石と大幅に金額が変わらないのか

デザイン墓石が和型墓石や洋型墓石とあまり費用相場が変わらない理由としては、お墓建立の費用は一般的に使用する石材の量と種類で決まるからです。

そのため、デザイン墓石であっても和型墓石や洋型墓石のような一般的な形であっても使う石の量や種類が変わらなければ値段はそれほど変わらないことが多いです。

ただし、デザインによっては特殊な加工が必要になり、追加で費用がかかってしまう場合があるので注意が必要です。

この記事も読まれています

【2022年最新版】お墓・墓石の値段や相場を徹底解説

みんなが選んだお墓の電話相談

みんなが選んだお墓ではお墓選びのご相談に対応しております。 お客様のご希望予算と地域に応じた霊園をご提示することも可能ですので遠慮なくお申し付け下さい。

デザイン墓石を建てる流れ

デザイン墓石を建てるためにはいくつかの手順が必要です。
難しい手順はないので簡単に確認していきましょう。

デザイン墓石に対応している業者に相談

まずはデザイン墓石を取り扱っている石材店に問い合わせてみましょう。
企業のホームページやパンフレットから、お気に入りの墓石のデザインを見つけて問い合わせるのがおすすめです。

パンフレットなどからデザインを決める

依頼したい石材店が見つかったら、ホームページやパンフレットからお気に入りのデザイン墓石を選びましょう。
建てたいデザイン墓石が決まったら、墓石が入るか墓地の大きさを測定します。

もし建てたい墓石のデザインがなければ、自分でデザイン案を提出することもできます。
墓石を購入する機会はそう何度もあるものではありません。

自分が満足するまで墓石を探す、もしくはデザインをして後で悔やむことがないようにしましょう。

業者の見積もりを確認して契約する

提示された見積書に問題がなければ契約に移ります。
この際、契約した墓石の施工期間も気にするようにしましょう。

企業が提供しているデザインの墓石であれば、施工期間は約2ヶ月〜4ヶ月です。
自分でデザイン案を提出したオーダーメイドの墓石の場合、施工期間は約半年くらいを目処に契約しましょう。

スポンサーリンク

墓石の種類について

通常のお墓を選ぶ際も、様々な墓石を選ぶことができますがデザイン墓石の場合はその選択肢も更に広がります。
最近は一般に使用されている御影石(みかげいし)の他に、陶磁板や強化ガラスと組み合わせたデザインのものも出てきています。
これらは従来の御影石に比べて色のバリエーションも豊富で、特に強化ガラスは女性に人気の繊細なデザインにすることができます。

みんなが選んだお墓の電話相談

みんなが選んだお墓ではお墓選びのご相談に対応しております。 お客様のご希望予算と地域に応じた霊園をご提示することも可能ですので遠慮なくお申し付け下さい。

デザイン墓石を建てる際の墓地選び

デザイン墓石を選ぶ前に大切なのが墓地選びです。
墓地によっては、決まった墓石しか建てられない墓地も存在します。
そのため、事前に墓地の条件を確認した上で、デザイン墓石を選ぶようにしましょう。

規格墓所のみの墓地は注意

規格墓所のみの墓地を選ぶ際は注意が必要です。

規格墓所とは、区画内の墓石の形状などが制限されている墓地のことです。
石材についての規定がある場合もあります。

そのため、他とは一線を画すデザイン墓石を建てたい場合には、事前にどのような規則があるか確認が必要です。

自由墓所の墓地を選ぶ

最も確実にデザイン墓石を建てられる墓地は、自由墓所です。
自由墓所であれば、建てる墓石に対して規則がなく自由な墓石を建てることができます。

墓地と規則をしっかり確認しておく

いずれの墓地を選ぶにしても、事前に墓地の規則を把握しておくことは大切です。
事前に墓地の見学などをしておくようにしましょう。

この記事も読まれています

お墓の建立とは？建立する時期や費用についても解説

スポンサーリンク

デザイン墓石の注意点

デザイン墓石を注文する際には以下のことに注意を払いましょう。

建てる前には墓地に確認する

墓地の大きさや形状によっては墓石が建てられない場合があります。
墓地によってはデザイン墓石の自由さを活かせずに、墓石が建てられなくなってしまうこともあります。

そのため事前に墓地の規則や墓地の面積を確認した上で、デザイン墓石を建てるようにしましょう。

親族と相談しておく

デザイン墓石は従来の常識に囚われない墓石です。
そのため、デザイン墓石を快く思わない方もいらっしゃいます。

それは、親族であっても例外ではありません。
そのため事前に親族とどのような墓石を建てるか相談した上で、デザイン墓石を選ぶようにしましょう。

予算を決めておく

デザイン墓石のように複雑な構造をしていると、制作途中で問題が発生することもあります。

問題の内容によっては、追加料金を支払わなくていけないこともあります。
そのため、ある程度予算には余裕を持たせた上で、デザイン墓石の契約をするようにしましょう。

構造面や使いやすさも確認する

デザイン墓石はその特徴のある形状がゆえに、予想だにしない不具合が見つかる場合があります。
墓石を建ててしまったあとに不具合に気づいたら対応が遅れてしまいます。

そのためデザイン墓石を建てる前に、構造面や使いやすさも事前に確認しておきましょう。
墓石として、お参りがしやすい形かどうかの確認は大切です。

みんなが選んだお墓の電話相談

みんなが選んだお墓ではお墓選びのご相談に対応しております。 お客様のご希望予算と地域に応じた霊園をご提示することも可能ですので遠慮なくお申し付け下さい。

人気キャラクターを墓石にデザインするには

現在もなお作品が公表されているキャラクターを墓石にデザインしたいのであれば、著作権者に問い合わせる必要があります。
許可なくキャラクターのデザインを墓石に入れ込むと、違法になります。

ただし、例外もあります。
作者が亡くなってから50年が経過している場合と、作者が不明の公表物であれば公表から50年経過している場合にはデザインを利用することができます。

スポンサーリンク

良いデザイン墓石にするためのコツ

デザイン墓石には様々な種類があります。
いろいろなデザインがあるので目移りしてしまいがちです。

そこで、良いデザイン墓石にするためのコツを記載していきます。

お墓全体のバランスを考えながらデザインを決める

最も重要であるのが、墓石全体のバランスを考えながらデザインを決めることです。
どんなに細部にこだわったデザインをしても、全体のバランスが悪ければ見栄えがよくなりません。

そのためデザインを決める際には、まずバランスを重視した上でデザインを考えるようにしましょう。

付属品を取るのかつけるのかもしっかり考える

墓石に合う付属品も考慮した上でデザインすることも大切です。

洋風なデザインに和風のものが合わせにくいように、ただ好きなパーツを寄せ集めただけでは、デザインに統一性がなくなってしまいます。

デザインした墓石に似合った花立や外柵をつけるようにしましょう。

家紋などの配置場所にも気をつける

家紋一つを刻むだけでバランスが崩れてしまうこともあります。

和型墓石であれば家紋の位置はだいたい決まっていますが、デザイン墓石だとそうはいきません。
家紋を彫刻するにしても彫刻する場所によっては、墓石のデザインが不格好になってしまうこともあります。

そのため家紋一つでも、全体のバランスを考えた上で彫刻するようにしましょう。

お墓の値段は何で決まる？

お墓の値段はどのような要素で決まるのか、価格に影響するものや直接的には関係しないものについてそれぞれ説明します。

みんなが選んだお墓の電話相談

みんなが選んだお墓ではお墓選びのご相談に対応しております。 お客様のご希望予算と地域に応じた霊園をご提示することも可能ですので遠慮なくお申し付け下さい。

墓石の価格は使用する石の量と石の種類で決まる

墓石には様々な種類の石を使用することができます。

使用する石の量と石の種類によって、墓石の価格は大きく変わるのです。

墓石業界では、「才（さい）」という単位によって石の量を示します。

1才は1尺角の立方体の体積をさします。

1尺角とは、一辺が1尺＝約30.3cmのことです。

従って、この才数が多ければその分価格も高くなるということです。

また、才数が同じであっても、使用する石の種類が異なれば価格にも差が出ます。

石の種類は国内外問わずで100〜200種類もあり、安価なものから高価なものまで様々です。

同じ才数であれば、安価な石材を使用すれば墓石の価格を抑えることができ、高価な石材を使用すれば価格は高騰するということです。

スポンサーリンク

お墓の型で使用する石の量はあまり変わらない

使用する石の量と種類によって価格が決まると言いましたが、石の使用量は和型や洋型などといったお墓の型の違いによってはあまり変わりません。

加工や付属品にこだわったり、ボリュームを出すことにより使用する石の量が増えるため、どのタイプのお墓を選択しても希望するデザイン次第で使用量は異なります。

そのため、元々の型による要素だけではほとんど差はありません。

みんなが選んだお墓の電話相談

みんなが選んだお墓ではお墓選びのご相談に対応しております。 お客様のご希望予算と地域に応じた霊園をご提示することも可能ですので遠慮なくお申し付け下さい。

石工の手間はデザインによって変わらない

お墓は職人の手によって一つ一つ作られています。

どのタイプのお墓であっても、岩石を割り、切断、研磨、彫刻をして、据え付けを行うことで完成するのです。

和型や洋型といった違いで石工の手間が変わることはありません。

スポンサーリンク

墓石加工の難易度で価格は大きく変動

墓石の加工において価格が大きく変動する場合は、加工の難易度が理由となります。

例えば、湾曲や球体を作り出す作業においては通常以上の手間や時間、技術が必要です。

このような特殊加工を墓石に取り入れたい場合には、その分の価格が上乗せされるということです。

みんなが選んだお墓の電話相談

みんなが選んだお墓ではお墓選びのご相談に対応しております。 お客様のご希望予算と地域に応じた霊園をご提示することも可能ですので遠慮なくお申し付け下さい。

デザイン墓石についてのまとめ

ここまでデザイン墓石についてメリット・デメリットや費用の情報を中心に解説してきました。
ポイントをまとめると以下の通りです。

• 自分の好みを反映して、オリジナルのお墓が作れる墓石であること
• 墓地によっては建てられない場合もあるため、事前に確認が必要なこと
• 従来の和型、洋型の墓石と値段はそれほど変わらないこと
• デザイン墓石は従来のお墓と形状が違うため、あらかじめ親族と相談した上で問題ないか確認するべきであること

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。

この記事も読まれています

墓石の種類はどれがいい？石材の選び方や購入額の相場についても解説

スポンサーリンク

監修者

お墓の関連記事