お墓
納骨堂に行く際の服装は何がいいの?マナー、納棺式の服装も解説
更新日:2024.01.24 公開日:2021.08.23
近年では納骨の方法として納骨堂を選択する方が増えてきました。
納骨式やお参りで納骨堂へ行く場合の服装に迷われた方も多いのではないでしょうか?
また、一般的なお墓へ行く際のマナーは存在しますが、納骨堂へ行く際のマナーはあるのでしょうか?
今回の記事では納骨堂へ行く際の服装を中心にご説明します。
納骨堂でのマナーや納骨堂の様々なお参り方法についても説明しています。
ぜひ最後までご覧ください。
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納骨堂について
一般的なお墓では墓石の下に遺骨を埋葬します。
それに比べ納骨堂は形式により多少の違いはありますが、建物内の個人のスペースに遺骨を埋葬します。
個人や夫婦といった様々な単位で納骨します。
一般的なお墓との大きな違いとして、定額を支払えばお墓の管理も行ってくれる点があげられます。
また、近年では特に都市部でお墓不足が問題となっています。
納骨堂がある場所は都市部が多く、一般的なお墓に比べアクセスしやすいのが特徴です。
納骨堂に行く際の服装は何がいいの?
近年、少子高齢化や時代の変化による多様化の影響で遺骨の埋葬場所に納骨堂を選ぶ方が増えてきました。
そこで、新しく納骨堂を選択された方の中には納骨堂へ行く際の服装について悩まれる方もいらっしゃると思います。
今現在納骨堂を利用されている方にも、これから利用しようとされている方にもご参考にして頂ければ幸いです。
基本的に自由
納骨堂へお参りに行く際の服装はお墓へお参りに行く際と変わりはなく、基本的に自由です。
しかし、自由だからと言って何を着てもいい訳ではありません。
様々な年代の方がお参りにいらっしゃる納骨堂では、過度な露出のある服と華美な服は避けましょう。
他の利用者に不快感を与えかねません。
決まりが無いからと好きな服を着るのではなく、他の利用者に配慮した清潔感のある服装を心がけましょう。
また、服装以外にも香水にも気を付けましょう。
納骨堂は屋内にあるので、強い香りの香水を付けているとその場に香りが残ったり、他の利用者にも不快感を与えます。
自分以外にも他の利用者が居る事を意識して服装や身なりを考えましょう。
脱ぎ履きしやすい靴を履く
お墓でお参りをする際は屋外で行うと思いますが、納骨堂は室内にあるので靴を脱ぐ場面が多くあります。
脱ぎ履きのしやすい靴を選ぶのがよいでしょう。
また、服装は気を付けていても靴まで意識することを忘れてしまいがちです。
清潔感のある洋服を選んだにも関わらず派手な靴下を選ぶと逆に目立ってしまい、周りに不快感を与えます。
足元まで意識しましょう。
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納骨式の時の適切な服装は?
納骨堂で納骨式を行う場合、どのような服装で行くのが良いでしょうか?
納骨式はどの時期にやらなければいけないという決まりはありません。
一般的に四十九日や一周忌に行う方が多いようで、納骨式での適切な服装は四十九日を区切りに変化します。
ここでは四十九日以前と四十九日以降に分けて納骨式の服装のマナーをご説明します。
四十九日以前の場合
四十九日以前に納骨する際はどのような服装が良いのでしょうか?
親族の場合
故人が亡くなってから四十九日以前に納骨式を行う場合は喪服を着用するのがマナーです。
火葬後すぐ納骨する際も同様に喪服を着用しましょう。
その場合、葬儀や告別式に着用していた喪服を着用していくので、汚れがないか確認しておくとよいでしょう。
四十九日の日取りが分かっているときは通夜や葬儀が終わった後に、喪服を一度クリーニングに出すのが良いかと思います。
参列者の場合
参列者も親族と同様に喪服を着用するのがマナーとされています。
火葬後すぐに納骨式が行われる場合は、黒やグレーなどの落ち着いた色合いの平服でも問題ありません。
男性はブラックスーツに黒ネクタイ、黒靴下と黒い靴。
女性は黒のワンピースかスーツ、黒のストッキングと黒のパンプスで参列しましょう。
また、アクセサリーや腕時計はなるべく外しておくのが無難です。
四十九日以降の場合
一般的には四十九日以前に納骨式を行うことが殆どですが、決まりはありません。
ご家庭によっては四十九日以降に行うこともあるでしょう。
四十九日以降はどのような服装が適しているのでしょうか?
親族の場合
四十九日以降に納骨式を行う場合、親族の服装は平服でよいとされています。
平服とは、普段着を指します。
ただし、あくまで清潔感のある落ち着いた色の服装を心がけましょう。
また、親族は一周忌が過ぎるまでの納骨式では喪服の着用を求められる場合もあります。
一周忌が過ぎるまではいつでも着用できるよう喪服を準備しておくことをお勧めします。
参列者の場合
参列者は四十九日が過ぎていれば基本的に平服で構いません。
しかし、家族や地域によっては平服を略式喪服と考えている方もいらっしゃるので注意が必要です。
平服は、清潔感のある落ち着いた色の服装で、略式喪服は男性であれば黒いスーツに黒いネクタイ。
女性の場合はシンプルなブラックフォーマルや黒いスーツが望ましいです。
四十九日以降だからと砕けた装いにするのではなく、故人を偲ぶ気持ちを表すような服装を心がけましょう。
納骨堂の法要の服装は何がいいの?
納骨堂の法要は主に2種類あります。
1つめは、お寺に縁のある檀家や信徒が集まり共に死者を供養する合同供養。
2つめは故人の年忌に合わせて各家ごとに死者を供養する個別供養です。
葬式や納骨式などでは喪服を着用するのが基本的なマナーとされていますが、納骨堂での法要はどうでしょうか?
合同供養でも個別供養でも基本的には服装は自由とされています。
しかし、一周忌や三周忌などの親族が比較的集まる法要では喪服が望ましいです。
それ以降の、親しい人のみで行う法要では平服で構いません。
法要は事前に日程が分かるものなので、親族やお寺に服装の確認をするのもお勧めです。
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納骨堂でのマナー
一般的な霊園や墓地でのお墓参りと、納骨堂でのお墓参りとではマナーに少し違いがあります。
そこで、納骨堂ならではのマナーを項目ごとに説明いたします。
火の使用、供え物には注意
屋内にある納骨堂ではろうそくに火を付けるのは火災を防ぐ意味で禁止されているところが多いです。
火を付けずに置くか、電気式のものにすると良いでしょう。
ろうそくと同じ様に線香も火災防止のため火を付ける事ができない場所もあります。
しかし、お参りスペースが別で設けられているところでは別スペースでのみお線香に火をともすことができます。
また、都市部にある最新型の納骨堂ではお線香ではなく「焼香台」が設備されている場合もあります。
生のお供え物と生花にも注意が必要です。
まず、生のお供え物ですが、一般的なお墓と同じく基本的にはお参りが終わったら持ち帰るのがマナーです。
一部の寺院では数日後に引き取りに来るなら生のお供え物を置いたままでも良いとされている所もあるようです。
納骨堂では生花も生のお供え物と同じようにその場で持ち帰るのがマナーです。
一部の場所では造花ならそのままで良いとしている所もあるようです。
お参りに行く際は上記の点を事前に確認することをお勧めいたします。
読経の声は小さくする
納骨堂は屋内に沢山のご遺骨が納骨されているので、沢山の親族や関係者の方々がお参りに来られます。
ですので、お経を読む際は周囲の方々に配慮し出来るだけ声量を抑え、静かに唱えましょう。
本堂に手を合わせてから行く
納骨堂はビルの様な建物の中で管理されている場合とお寺の敷地で管理されている場合があります。
お寺で管理されている場合は、まず本堂でご本尊にお線香をお供えし手を合わせてから納骨堂へお参りするのがマナーです。
また、納骨堂でのお参りが終わった際もご本尊へ手を合わせてから帰ると良いでしょう。
混雑する日を避ける
通常のお墓参りではお盆やお彼岸など決まった時期に行くのが一般的です。
しかし、一か所に沢山のご遺骨が納骨されている納骨堂では、そういった時期を避けるのが無難です。
お盆やお彼岸は沢山の方がお参りにいらっしゃるのでとても混雑します。
事前に施設の管理会社へ空いてる時間や空いてる日を確認しておけば、ゆっくりお墓参りもすることができるでしょう。
納骨堂のお参りの方法
納骨堂には色々な形式の安置方法があり、それぞれお参りの方法も違います。
どの納骨堂でも共通して掃除などのお墓の管理は必要ありません。
主に納骨堂の管理者が行います。
今回はそれぞれの安置方法ごとにお参りの仕方をご紹介します。
仏壇式
仏壇式とは上が仏壇スペースで下が遺骨を置くスペースとなっているタイプの納骨堂を指します。
仏壇式は基本的に1家族で1つの仏壇なので、おりんやその他の備品を置いておく事ができます。
お供え物やお花を飾ることも可能ですが、生ものや生花はお参りが終わったら持ち帰るのがマナーです。
また、隣の区画が通常のお墓よりも近いのでお経を読む際は周囲に配慮しましょう。
ロッカー式
ロッカー式とはロッカーの様に小さな箱形の棚がたくさん並んだ納骨堂を指します。
棚の前まで行きお参りをすることが可能ですが、上下左右他の方が納骨されているので、配慮が必要です。
区画自体は小さいですが、場所によってはおりんなどの備品を置くスペースもある場合もあります。
また、ロッカー式である為お供え物は必ず持ち帰りましょう。
位牌式・棚式
位牌式とは、故人の戒名や生前の名前、没年月日が記載された位牌が沢山並べられた納骨堂を指します。
区切りの無い棚にご遺骨が並べられている納骨堂を棚式と言います。
どちらも区切りの無い棚や位牌を並べての納骨になるのでスペースが限られています。
そのため、個別のお供えはできないと考えてください。
お参りも共有スペースで行わなければなりません。
共有スペースにはお供え物やお花を置くことができますが、その場で持ち帰りましょう。
自動搬送式
自動搬送式とは、都心に多く見られる最新型の納骨堂で、共有の参拝スペースでカードをかざすと遺骨が運ばれてきます。
参拝スペースは他の形式と異なり、ガラスなどで区切られていることが多いのでプライベートな空間を確保できます。
また、基本的なお供え物のお花や電気香炉は準備されているので、手ぶらでお参りができます。
参拝スペースは共有になるので、お花やお供え物を好きに持ってくることも可能ですが、その場で持ち帰りましょう。
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納骨堂の服装のまとめ
ここまで納骨堂に行く際の服装や、マナーについて書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 建物内の個人のスペースに埋葬する場所を納骨堂という。
- 納骨堂へ行く際は周囲の人へ不快感を与えない露出のある服や華美な服装を避けることを心がける。
- 納骨式の服装は四十九日以前は喪服、四十九日以降は平服
- 法要の際の服装は基本的に自由だが、派手すぎないデザインの平服でよい。
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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監修者
山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
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