お墓
お墓の写真撮影はOK?撮る際の注意点やお墓参りのマナーを解説
更新日:2022.05.24 公開日:2021.06.22

記事のポイントを先取り!
- 記念に残すための撮影ならOK
- 墓参り代行の作業報告に撮影される場合もある
- お墓の写真撮影はしてもいいが、同行者や管理者に確認を取る
- お墓の写真は、必要以上に撮らず、SNSへの掲載もNG
お墓参りの際、親族が集まった時にお墓の前で集合写真を撮りたい。
このように考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただ、お墓の写真を撮ってもいいのか、不謹慎ではないのかと思う事もあると思います。
そこでこの記事では、お墓の写真について詳しく説明していきます。
この機会にお墓の写真撮影について、ルールやマナー、注意すべき点を覚えておきましょう。
お墓の写真撮影をしたいときの具体的な方策についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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撮ってはいけないという決まりはない

霊園や寺院にて写真撮影を禁じていない限り、お墓で写真撮影をしてはいけないという決まりはありません。
宗教観が薄れるといった価値観の変化や、スマホの進化により気軽に写真が撮れるようになったといった時代の変化もあります。
写真撮影をする方自体は増えてきていると言えます。
ただし、お墓は故人の終の棲家であり、霊園や墓地は厳かな場であるため、マナーやルールがあるのは、知っておいた方がいいでしょう。
また、お墓での写真撮影を不快に思われたり、縁起が悪いと嫌がる方が一定数いることも、意識すべきことでしょう。
記念に残すためならOK
遠方のお墓参りに来れない方のために写真を送りたいと考えるのは、ごく自然な感情ではないでしょうか。
ただ、これはあくまで目的を持った写真撮影であればということです。
例えば、お墓の上に乗るような悪ふざけなどもってのほかであり、騒いだりすることも慎むべきです。
これらの行為は故人に対して失礼にあたります。
興味本位の撮影は控える
お墓の撮影は、故人の棲家を撮影することと同じ意味を持ちます。
自分に置き換えると、たとえ親族であっても、ズカズカと家に上がり込まれていきなり写真を取られていい気分はしないですよね?
故人も恐らく同じように感じられるのではないでしょうか。
写真を撮影するときは、お墓に手を合わせて故人への挨拶を済ませてから行うのが良いです。
遠方の親族への報告のため、自分自身の心の整理をつけるためといった明確な目的をもって、必要最低限の枚数に留めるようにする必要があります。
墓参り代行の作業報告に撮影される場合も
遠方であったり、体調不良でお墓参りに行けない場合に使えるサービスとして、墓参り代行サービスがあります。
依頼者に変わり、代行業者がお墓の掃除からお供え物の交換、合掌までを行ってくれます。
その際に作業報告として、作業前後のお墓の写真撮影をされる場合もありますので、あらかじめ承知をしておきましょう。
これは、不謹慎でも何でもなく、滞りなく依頼通りの作業を行ったという報告に他ならないため、気になる方はあらかじめ代行業者に相談をするようにしましょう。
お墓の写真撮影する際の注意点

ここからはお墓の写真撮影をする際の注意点について見ていきましょう。
以下項目ごとにまとめていきます。
確認をとってから撮影をする
お墓での写真撮影を不快に感じる方や、不謹慎、縁起が悪いと感じる方も一定数いらっしゃいます。
また、霊園や寺院で撮影が禁止されているかもしれません。
お墓で写真を撮影する際は、必ず同行者や管理者に確認を取るようにしましょう。
他のお墓が映らないようにする
お墓は故人の終の棲家、それは他人のお墓についても同じことが言えますよね。
お墓を撮影するときは他のお墓が映らないように配慮しましょう。
必要以上に撮らない
お墓の撮影には、何かしらの目的をもって撮影するべきです。
必要以上の写真を撮影することは故人にとっては失礼にあたる事を認識しておきましょう。
お墓の写真をSNSにはアップしない
お墓の写真をSNSにアップすることは、それだけで個人情報の拡散になります。
もしかしたら故人のお墓を見て不快に思う方や悲しむ方もいるかもしれません。
SNSにお墓の写真をアップすることは絶対にやめましょう。
みんなが選んだお墓の電話相談
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お墓参りのマナーについて

お墓参りには法要のような厳格なルールはありません。
下記、気を付けておくべきポイントをまとめていますので、参考にしてください。
- 服装は過度にカジュアルなものや華美なものは控えること
- あくまで自分の家族のお墓のみに立ち入り、他人のお墓には近づかないこと
- 墓参りの際には故人のお墓の手入れから始めること
- 供えるお花はトゲのあるものやツルのあるものを避けること
- お供え物は持ち帰り、そのままにしない
お墓の写真撮影のまとめ

ここまでお墓の写真撮影の是非に関する情報やその際のルール・マナーなどを中心にお伝えしてきました。
以下、まとめです。
- お墓の写真撮影は禁止されてはいないが、故人や周囲への配慮を忘れないこと。
- お墓は故人の終の棲家であることを意識し、撮影にも礼儀とマナーを忘れないこと。
周囲に写真撮影を嫌がる方もいるので確認を取ってから撮影し、故人への礼儀を忘れないことを意識して、今後お墓参りに臨みましょう。
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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監修者

山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
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