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お墓

墓じまいの時期に決まりはあるの?避けたい時期についても紹介

更新日:2021.10.29

墓じまい

カレンダーと鉛筆を持つ手

記事のポイントを先取り!

  • 墓じまいの時期に決まりはない
  • お寺の繁忙時期は避けた方が良い


高齢になりお墓の後継者がいないために墓じまいせざるを得ない場合があります。
しかし、その時期や手続き方法はわからないことがほとんどです。
墓じまいの良いタイミングや避けた方がよい時期はあるのでしょうか。

そこでこの記事では以下の内容について解説していきます。

  • 墓じまいはいつ行う?
  • 墓じまいを避けた方が良い時期
  • 墓じまいの費用は

墓じまい後の供養方法についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 墓じまいはいつすれば良いの?
  2. 墓じまいを避けた方が良い時期とは?
  3. 墓じまいの流れ
  4. 墓じまいの費用
  5. 墓じまいをするときの注意点
  6. 墓じまいの時期まとめ
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墓じまいはいつすれば良いの?

カレンダーを見ながら悩む女性

墓じまいを考えた時、その時期やタイミングとしてはいつがよいのでしょうか。

墓じまいはいつでも良い

このタイミングで墓じまいを行わなければならないといった時期のルールはありません
大安吉日といった六曜や行事など関係なく、いつでも好きな時期に行うことができます。

しかし、墓じまいの検討を開始してからお墓が解体されるまで時間がかかります
体力のある元気なうちから親戚などへ相談を持ちかけるのがよいでしょう。

墓じまいを考える時期

墓じまいを意識するタイミングとして考えられるものは次のものです。

お盆やお彼岸

お盆やお彼岸の前後は必ずお墓のことを考えます。

遠くて行きづらい場所や、山の上にお墓があることでお墓参りが負担に感じ始めることがあります
あるいはなかなかお参りに行くことができないお墓を今後どうすべきかと考えるでしょう。

お盆やお彼岸のタイミングで墓じまいの意識が生まれてくる例はよく見られます。

身内が亡くなった時

身内が亡くなった時、今のお墓にそのまま納骨してもよいのかと考えます。

墓参りに行くのが億劫になるような遠方にお墓があった場合、いつか面倒を見ることができなくなるでしょう。
その際、自宅の近くの新しいお墓に移せないものかと検討することがあります。

退職や還暦

人生の節目となる退職や還暦を迎えた時は終活を意識するようになります。

また、終活の一環として墓じまいも考えるようになります。
エンディングノートにも今後お墓をどうするかについて記載しなければなりません。

年末年始や法事

普段はなかなか会うことができない親戚や家族に会えるのは年末年始や法事の時期です。
この時にお墓が話題になることがよくあります。

親戚や家族にお墓のことを相談されて、初めてお墓のことに気付く場合もあるでしょう。

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墓じまいを避けた方が良い時期とは?

○と×のプラカードを持って悩む男性

墓じまいを避けた方がいい時期にはどのようなものがあるのでしょうか。

お盆・お彼岸

通常、墓じまいに先立って、故人の魂を抜き取る閉眼供養が行われるのがしきたりです。
しかし、どこのお寺でもお盆やお彼岸は法要の時期となるため忙しくなります。

この時期は希望の日時に閉眼供養の予約がとれないことが多いでしょう。

年末年始

親戚や故人の友人などたくさんの方が年末年始の時期に集まってきます。
閉眼供養を行った場合、改葬先を知らせるためのあいさつ状を出します。
あいさつ状とすれ違いで親戚や故人の友人などが弔問に訪れるかもしれません。

また、年末年始は近隣のお墓にも沢山の参拝者があらわれます。
参拝に訪れた方も近くで工事が行われていては落ち着かないでしょう。

雨季

一般的に天気がいい日に墓石の解体工事は行われるものです。
梅雨の時期は避けた方がいいでしょう。

クレーンで墓石を持ち上げて解体をしますが、滑り落ちてしまうこともあります。
墓石は100kgを優に超え、墓石が落下すれば割れてしまうこともあります。
周辺のお墓を傷つけるかもしれませんし、作業員も危険です。

晴れるのを何日も待ったあげく、やっと工事の再開ができるということもありえます。
梅雨の時期の墓石解体工事は避けた方が無難です。

真冬

東北や北海道など雪が積もる地方では冬の時期に墓じまいは行わないようにしましょう。
除雪のない墓地では墓地自体が雪に覆われていたり、解体工事ができないこともあります。

また、墓地全体が雪に覆われていなくても、墓地へ向かう道に雪が積もっていれば雪かきをしなければなりません。
雪解けの時期を待って解体工事を始めるようにしましょう。

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墓じまいの流れ

ノートパソコンをもって紹介ているビジネスウーマン

下記の6つの段階で墓じまいを行います。

  1. 親族や管理者へ相談する
    親族に相談して了解が得られたら、今のお墓の管理者に墓じまいをする意向を伝える。

  2. 改葬先を決定する
    どこにお墓を建てるのか、お墓の形態や費用などを決める。

  3. 行政手続きを行う
    改葬許可申請書を自治体に提出し、改葬許可証がおりたら、移転先の墓地・霊園の管理者に改葬許可証を提出する

  4. 閉眼供養や抜魂法要を行う
    仏教信者の場合、閉眼供養や抜魂法要を行う。

  5. 墓石撤去する
    依頼した石材店により、墓石の撤去が行われる。

  6. 改葬先へ納骨する
    墓じまいする墓地にあった遺骨を新しい改葬先へ納骨する。
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墓じまいの費用

豚の貯金箱と電卓

墓じまいに必要な費用の合計は50万~100万円程度と言われています。

内訳は墓石の撤去費用および遺骨を新しい場所に納骨するための費用です。

解体工事

1㎡あたり10万円前後が相場だといわれています。
お墓の立地や墓石の大きさ、墓地の広さによっても異なってきます。

また、山などの難所にある場合はクレーンなどの機械が運びづらいため費用が上乗せされることもあります。

閉眼供養

お墓を撤去する際にお墓から魂を抜く閉眼供養のためのお布施の相場は3万~10万円程度です。
御布施は閉眼供養への感謝の気持ちとされるため明確な決まりはありません。

離壇料

離檀料とは、離壇する檀家がお寺にこれまでの感謝の意味で払うお金です。
離檀料の相場は5万〜20万円となっています。

その他の墓じまいに関する費用

お墓のタイプ費用相場
永代供養墓(合祀墓)10万〜30万円
樹木葬5万〜100万円
納骨堂20万〜200万円
散骨3万〜30万円
手元供養1万〜50万円
一般的なお墓150万〜300万円

これらの費用は、あくまでも相場です。
地域によって違ってくることもあります。

新しい供養先は、自分たちのお墓を引き継げないなどの悩みを解消できることを基準に考えて選びましょう。
費用だけが基準ではないのです。

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墓じまいをするときの注意点

人差し指を立ててこちらを向いている女性

墓じまいをするときの注意すべき点にはどのようなものがあるのでしょうか。

家族や親族に相談する

自分の家のお墓だと思っていても、お参りに来てくれている親戚がいるかもしれません。

まずは、墓じまいに関して家族や親戚に相談してみましょう。
親族に相談することなく墓じまいをすると、後々トラブルを招くおそれがあります

事前に相談すれば、墓守を名乗り出てくれる方も現れるかもしれません。
そうすれば墓じまいの必要もなくなります。

また、墓じまいは改葬まで考えるとかなりの費用がかかります。
親族同士で費用を分担することもあるでしょう。
費用面においても、親族に相談することはとても大事なことです。

寺院にも相談をする

お寺にあるお墓の墓じまいをする場合は、必ず早い時期にお寺にも相談しましょう。

墓じまいが決定する前の相談ということで話すのがポイントです。
感謝の気持ちと墓じまいの理由について穏便に話し合いましょう。
どうしようもない理由であること、このままではお寺に迷惑をかけてしまうことを伝えます。

墓じまいをするということは檀家をやめることになります。
離檀はお寺にとっては歓迎すべきことではないのです。
お寺とトラブルになると、高額な離檀料を求められることがあります

民営霊園、公営霊園、共同墓地での墓じまいの場合、墓地管理者への相談はいりません。
墓じまいにかかる手続き方法を管理事務所や管理委員会などに尋ねてみましょう。

遺骨をどうするかを優先的に考える

遺骨の供養方法はさまざまな方法があります。
必ず遺骨はお墓に納骨しなければならないということはありません

故人の遺言も勘案しながら、遺骨の引っ越し先が自分の希望に合っているのかをよく考えて決定することが一番です。

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墓じまいの時期まとめ

「fin」と書かれた紙

ここまで墓じまいの時期やタイミング、流れなどについて書いてきました。
以下に記事の内容をまとめています。

  • 墓じまいのタイミングはいつでもよい
  • お寺の繁忙時期や梅雨の時期などは避けた方が良い
  • 墓じまいの費用は総額で50万~100万円程度

この記事が少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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監修者

評価員(やまぐち)

山口 隆司(やまぐち たかし)

一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター

経歴

業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。

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