お墓
ミニ骨壷にはどんな種類があるの?購入方法や移し方も紹介
更新日:2022.04.23
自宅の部屋などに安置されたている小さな骨壷を目にしたことはないでしょうか。
この骨壺はミニ骨壷と呼ばれるものですが、どんな種類があるのか知っている人は少ないかと思います。
そこでこの記事では、ミニ骨壷の種類などについて詳しく説明していきます。
この機会に、ミニ骨壷の種類などを覚えておきましょう。
残った遺骨の対応についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
4つの質問で見つかる!
ぴったりお墓診断
Q.お墓は代々ついで行きたいですか?
都道府県一覧からお墓を探す
こちらでご希望のエリアからお墓を検索できます。
こちらでご希望のエリアからお墓を検索できます。
ミニ骨壷とは
ミニ骨壷とは小さな骨壷のことで、平均して6cm程度の高さです。
主として、手元供養をするためにお墓などから遺骨を移し替えて使用します。
素材や形状、デザイン性にも優れており、部屋の中に置いたり仏壇の中に安置したりします。
また、外出する時などでも常に故人と一緒にいられるメリットがあります。
スポンサーリンクミニ骨壷の種類
ミニ骨壷にはどのような種類があるのでしょうか。
以下で説明していきます。
材質による種類
ミニ骨壷に使う材料がいくつかあり、その材料によって骨壷の種類が変わります。
木製のミニ骨壷
木製のミニ骨壷は、職人の手作業によって作られる、漆や蒔絵のものが人気があります。
木のあたたかみが感じられ、耐久性があるのも特徴です。
金属製のミニ骨壷
金属製のミニ骨壷は、色鮮やかで細かな絵柄のもの、銅の酸化や変色を活かしたものなどがあります。
また、コンパクトながらも金属特有の重厚感があります。
使われている金属は真鍮(しんちゅう)や銅、ステンレス、純金、純銀などです。
また、ふたもネジでしっかりと閉じることができ、密封性が優れているのも特徴です。
陶器製のミニ骨壷
陶器製のミニ骨壺はもっとも馴染みのある素材であり、なめらかな肌触りがあります。
有田焼や、フランスのリモージュ焼き、ボヘミアブルーオニオンなど、グローバルな窯元が作製した品位を感じさせられるミニ骨壺です。
また、フカガワブルーや透白磁に金をあしらったものなど、古典的で重厚感のあるデザインのものが多くなっています。
ガラス製のミニ骨壷
ガラス製のミニ骨壷は独特の透明感があり、色も美しいのが魅力です。
職人の手造りによるミニ骨壷は、表面がすりガラス、内面が色ガラスの組み合わせです。
この組み合わせによって、外から内部の遺骨は見えないのですが、光は透けて内部へ届くようになっています。
ペンダント式ミニ骨壷
ペンダント式ミニ骨壷とは、ペンダントトップの中に遺骨や遺灰の一部、遺髪などを入れて身につけることができるものです。
大切な人の想い出を納めて、いつでもどこでも手元供養ができるアクセサリーとも言えるでしょう。
故人を肌身離さず感じることができますし、さまざまな場所へ一緒に出かけることもできます。
呼び名もさまざまで、例えばアッシュペンダント、メモリアルペンダント、インナーポケット機能付きアクセサリーなどです。
ペンダントの他にもリングやブレスレット、ブローチになったものなどがあります。
好みによってこのようなアクセサリー型のミニ骨壺を作成するのもいいでしょう。
みんなが選んだお墓の電話相談
みんなが選んだお墓ではお墓選びのご相談に対応しております。 お客様のご希望予算と地域に応じた霊園をご提示することも 可能ですので遠慮なくお申し付け下さい。後悔しないお墓選びのためにプロのお墓ディレクター
を無料でご紹介いたします。
ミニ骨壷の購入方法
ミニ骨壷はどこで購入できるのでしょうか。
以下で購入できる場所や相場についても説明します。
仏具・仏壇店
まずは葬儀に関する専門店である、仏具や仏壇を取り扱う店舗で購入できます。
時間的に店舗に出向くのは難しい場合もありますが、実際に目で見て手に触って選ぶことができる点がメリットです。
インターネット通販
最近はインターネット通販でも、いろんなミニ骨壺が販売されています。
インターネット通販のメリットは、たくさんの種類のものから選択できることです。
また実店舗よりも安く売られていることも多いようです。
ネットショップにはショップの集合体であるモール型のサイトから個別のサイトのものなどいろんな形態があります。
実際に品物を見ることができない分、対応やアフターサービスがしっかりしたショップを選択することがポイントです。
ミニ骨壷の相場
ミニ骨壺にはレギュラーサイズとミニサイズがあります。
ミニサイズは収納量が3cc〜30ccくらいのもので、レギュラーサイズは30cc〜90ccのものになります。
色についても、骨壷によってはさまざまな色のものもあります。
価格の相場は、骨壷の材質や大きさによって異なりますが、やすいもので3,000円ほどから、高いものであれば3万円ほどのものもあります。
スポンサーリンクミニ骨壷への移し方
ミニ骨壷へ移し替える場合は、骨壷からミニ骨壷へと直接移し替えることはせず、色付き紙や袋に包んでから入れます。
遺骨は白いので、色付きの紙の方が遺骨の白さが目立ってわかりやすいからです。
色付き紙を漏斗(ろうと)のような形にすると砕いた遺骨を入れやすくなります。
遺骨は直接ミニ骨壺に入れずに、巾着型の納骨袋に入れます。
袋の口が締まりやすいように少し余裕をもたせ、7~8割位まで入れるのがいいでしょう。
遺骨は形もバラバラなので、そのままでは袋に入れても隙間ができてしまいます。
そこで、粉状になった遺骨を紙で入れて隙間を埋めるようにするといいでしょう。
遺骨は高温で焼かれているため、直接触っても衛生的には全く問題はありません。
しかし、薄い手袋をはめてプラスチック製のスプーンなどを使うと作業がやりやすくなります。
このミニ骨壷への遺骨の移し方は少し面倒な部分もありますが、落ち着いてゆっくりやれば誰でも簡単にできます。
みんなが選んだお墓の電話相談
みんなが選んだお墓ではお墓選びのご相談に対応しております。 お客様のご希望予算と地域に応じた霊園をご提示することも 可能ですので遠慮なくお申し付け下さい。後悔しないお墓選びのためにプロのお墓ディレクター
を無料でご紹介いたします。
残った遺骨の対応
ミニ骨壷にいれ終わって、残った遺骨はどのように処分すればいいのでしょうか。
散骨をする
遺骨の全てをミニ骨壷に収めることはできません。
残った遺骨については散骨する場合もあります。
散骨とは、遺骨を粉状になるまで細かく砕き、自然に還す埋葬方法です。
遺骨を細かく砕くことを粉骨と言います。
骨壷の中から取り出した遺骨を袋などに入れ、金づちなどでたたき、すり鉢などを利用して粉状にします。
最近では、散骨を代行してくれる業者も出てきているようです。
粉骨だけ、あるいは粉骨から散骨まで、さらに個別に粉骨から散骨までといった、依頼内容によって費用も変わってきます。
粉骨後に専用の船で遺族と一緒に海洋散骨を行う業者もあります。
永代供養をする
樹木葬を行ったり、納骨堂や永代供養墓等に納めたりすることもあります。
遺骨の大部分は永代供養する一方で、一部を手元供養するケースです。
最近は、永代供養墓などへ納骨する際に、宅配便で遺骨を送付すれば納骨まで代行するサービスも出現しました。
合祀墓に入れる
寺院や霊園の場合、合祀墓(ごうしぼ)が備わっていることが多いです。
墓じまいする場合、希望があれば遺骨を合祀することもできます。
しかしこの場合は、寺院の僧侶や霊園管理者に対して手続きが必要です。
お墓が自宅から遠い場合、自宅近くの寺院や霊園の永代供養墓に遺骨を移すこともあります。
他の墓地や霊園から遺骨を移す場合は、複雑な手続きが必要です。
まず、新しい寺院や霊園から永代使用許可証を発行してもらい、現在の墓地がある自治体に改葬許可申請書を提出します。
そして、現在の寺院や霊園から埋葬証明書をもらい、現在お墓のある市町村の役場から改葬許可証を受け取ります。
最後に、永代供養許可証と改葬許可証を遺骨と合わせて新しい寺院や霊園に提出して完了です。
スポンサーリンクミニ骨壷以外の手元供養のやり方
ミニ骨壷以外の手元供養の方法にはどのようなものがあるのでしょうか。
以下で説明していきます。
エターナルプレート
エターナルプレートとは、故人の遺骨を成分としたファインセラミックスプレートです。
「永遠の形見」とも言えるもので、衛生的で強度も耐火性も耐食性も優れています。
また、遺骨のイメージが全くなく、シンプルでコンパクトなデザインなので自宅に置いても全く違和感がありません
プレートには故人の名前や生年月日、没年月日、イラストなどが印刷・彫刻されています。
故人の写真を印刷することも可能で、仏壇とは違った新しく自由な方法の供養と言えるでしょう。
なお、エターナルプレートの費用相場は、10万~20万円程度です。
遺骨ダイヤモンド
遺骨ダイヤモンドは「ダイヤモンド葬」とも呼ばれています。
遺骨から作られる人工宝石のことで「メモリアル・ダイヤモンド」とも呼ばれています。
2000年代初期から、スイスやアメリカで制作されるようになりました。
近年ではお墓を設ける代わりに遺骨ダイヤモンドを製作するという人も増えてきています。
みんなが選んだお墓の電話相談
みんなが選んだお墓ではお墓選びのご相談に対応しております。 お客様のご希望予算と地域に応じた霊園をご提示することも 可能ですので遠慮なくお申し付け下さい。後悔しないお墓選びのためにプロのお墓ディレクター
を無料でご紹介いたします。
ミニ骨壷まとめ
この記事ではミニ骨壷の種類についての情報や、購入方法などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- ミニ骨壷とは小さい骨壷であり、主に手元供養する際に移し替えて使用する
- ミニ骨壷の種類は木製、金属製等材質によるものやペンダント式のものなどがある
- ミニ骨壷の購入先は、仏具・仏壇店、インターネット通販などがある
- ミニ骨壷に入れ終わった後の残った遺骨の処分方法は散骨、永代供養などがある
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
スポンサーリンク4つの質問で見つかる!
ぴったりお墓診断
Q.お墓は代々ついで行きたいですか?
都道府県一覧からお墓を探す
こちらでご希望のエリアからお墓を検索できます。
こちらでご希望のエリアからお墓を検索できます。
監修者
山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
お墓の関連記事
お墓
更新日:2022.04.23
骨壷を開けることはできる?開け方や手元供養の方法を解説
お墓
更新日:2022.04.23
骨壷を小さくしたい!骨壷を小さくする方法・注意点を解説
お墓
更新日:2022.05.18
骨壷の移し替えは可能?自分でできる移し替えと骨壷の処分方法を解説