閉じる

終活

遺品の形見分けに適しているものは?形見への配慮や注意点を解説

更新日:2022.05.17

遺品

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: AdobeStock_257325203-1024x769.jpeg

記事のポイントを先取り!

  • ・形見として定番の物は、故人の愛用品やアクセサリー
  • ・形見は目上の人には譲らず、贈り物のように包装しない
  • ・形見分けをもらってもお礼はしないのがマナー

故人の持ち物や財産は遺品として扱われますが、形見についてご存じでしょうか。

形見の意味や取り扱われ方について知っておくことが大切です。

そこでこの記事では、遺品の形見について解説します。

この機会に、形見分けについても覚えておきましょう。

後半には、形見を受ける側のマナーについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

都道府県一覧から葬儀場を探す

こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。

  1. 遺品とは
  2. 遺品の形見とは
  3. 遺品の形見分けの時期
  4. 遺品で形見分けに適しているもの
  5. 遺品で形見分けできないもの
  6. 遺品の形見分けへの配慮
  7. 遺品の形見分けでの注意点
  8. 生前の形見分けのメリット
  9. 遺品の形見分けを業者に依頼するポイント
  10. 遺品の形見を受ける側のマナーとは
  11. 遺品の形見のまとめ
スポンサーリンク

遺品とは

遺品とは亡くなった方が残した物品にくわえ、価値のある財産や不動産を含めたすべてのものを指します。

遺品は所有者の方が亡くなると、遺族や親族によって仕分けられ、相続されたり廃棄されたりします。

スポンサーリンク

遺品の形見とは

遺品の形見とは、遺品の中でも、特に故人が日常的に身につけていたり好んで使用していた物です。

遺族や親族などの関係者が集って、遺品の中から形見を選ぶことを形見分けといいます。

形見には象徴やトレードマークのような役割があり、形見を見ることで故人を思い出すものという捉え方ができます。

故人の愛用品に限らず故人の遺骨をアクセサリーにしたり、DNA認定証を飾ったりして形見にする方もいるようです。

遺品の形見分けの時期

家族が亡くなったあとは、葬儀や火葬・納骨の準備などで何かと忙しいものです。

しかし、遺品の形見分けは後回しにせず、適切なタイミングで行うことが推奨されています。

遺品の形見分けの時期は、宗教ごとに目安とされるタイミングがあります。

仏教の場合

仏教の遺品の形見分けの時期は、四十九日法要が済んだあとが適切とされています。

神道の場合

神道の遺品の形見分けの時期は、三十日祭もしくは五十日祭のときが適切とされています。

キリスト教の場合

キリスト教には推奨される形見分けの時期はありません。

ただ、一般的には三十日目の追悼ミサに形見わけが行われるケースが多いようです。

スポンサーリンク

遺品で形見分けに適しているもの

遺品の中から形見として選ぶ品物には、ふさわしいとされているものがあります。

故人が使っていたもの

故人が日常的に使っていたものは、故人の存在を近くに感じるアイテムとして形見に適しています。

そのことから故人が使っていたものは、形見の基本といわれています。

アクセサリー

女性であれば身につけるアクセサリーを形見とすることも多いです。

母親の遺品の中から娘がアクセサリーを形見にして使うなどが典型例といえます。

衣服・服飾品

衣服やバッグ、髪留めなどの服飾品も形見になります。

衣類を形見にする際は、必ずクリーニングしましょう。

数珠

故人が数珠を複数持っていた場合、その中から形見として譲り受ける場合もあります。

ただし、数珠は火葬の際に棺に入れることもありますので、複数ある場合に検討するとよいでしょう。

写真

形見分けの際に、故人と関係者が写っている写真があれば、その関係者に形見として渡すものいいかもしれません。

故人との思い出の一枚が形見として残ります。

美術品・骨董品

芸術的価値のあるものは見た目にも美しく、目につく場所に置くことで形見に適した品物です。

好みが合う方がいなければ売却することも可能です。

家具・家電

家具や家電も形見になる場合があります。

ものによっては長期間使用できるので、誰が形見とするのか話し合って決めるとよいでしょう。

遺品で形見分けできないもの

遺品の中には形見分けできないものも存在します。

現金や金券

現金や金券、有価証券類は形見分けせずに相続対象として取り扱います。

相続財産として適切な手続きを行う必要があります。

高価な品物

金銭的価値が高いものは、法律のもとで現金と同様に相続財産として扱われます。

生き物

故人のペットを形見として譲る場合、事前の約束がないと受け取る側の負担になる場合があります。

スポンサーリンク

遺品の形見分けへの配慮

遺品を形見分けする際には、マナーとして下記の配慮を怠ってはいけません

汚れを落としておく

どんなに思い出深いものでも、汚れは落としておくのがマナーです。

特に身につけるものである場合には最低限の配慮といえるでしょう。

動作確認をする

形見の中には長期間にわたり使い続ける時計などが選ばれます。

故人から受け継ぎ愛用し続けるためには、道具としての役割が機能することが重要です。

そのためにも動作確認をしっかりしておく必要があります。

リメイクする

衣類やアクセサリーのような身につけるものを形見とする際は、リメイクをして使うのがおすすめです。

人によって体の作りは異なるため、サイズなどを調整するとよいでしょう。

遺品の形見分けでの注意点

遺品を形見分けする際には、注意点がいくつかあります。

知らないうちにマナーに反する行為をしないように、下記の2点を確認してください。

目上の人には贈らない

形見わけは基本的に目上とされる人物には贈りません。

ただし、目上の人から形見を希望された場合は問題ありません。

遺品を包装しない

遺品を包装し形見として贈ることはマナー違反とされています。

その理由は、遺品はプレゼントではないためです。

ただし、渡す相手が遠方に住んでいて、直接渡せない場合に限り、梱包して送っても問題ありません。

スポンサーリンク

生前の形見分けのメリット

亡くなった方の所有物を関係者主導で行う形見分けですが、生前に所有者本人が行うケースもあります。

生前の形見分けにはいくつかのメリットがあります。

自分の意志を尊重できる

自分の持ち物にはさまざまな思いがあるものです。

そうなると重要なのは、誰に何を形見として渡すのかということです。

生前に形見分けすれば、形見を残す本人の意志が尊重されます。

形見分けのトラブルが起こりにくくなる

形見分けを行う中で、誰がどの形見を譲り受けるかという関係者同士のトラブルが起こってしまうことがあります。

しかし、所有者本人が形見分けをすれば、受取人同士でのトラブルを避けることができます。

形見に対して思い入れが強くなる

所有者が形見を渡すには、なにか理由があるものです。

どのような思いで受け取って使ってほしいのか、所有者のメッセージを聞くことで思い入れが強くなるというメリットがあります。

遺品の形見分けを業者に依頼するポイント

遺品の形見分けは、残された物によって取扱いが困難な場合があります。

そのような需要から形見分けをサービスとして扱う業者がいます。

形見分けを業者に依頼すると、物品の配送や持ち帰りの手間を任せることができます

スポンサーリンク

遺品の形見を受ける側のマナーとは

自分の関係者が亡くなると、形見分けに参加したり遺族から形見を譲りたいと言われることがあるかもしれません。

遺品という特殊なものは通常の贈り物と異なる点がありますので、そのマナーについて確認しておきましょう。

形見分けは受け取るのがマナー

遺族から形見分けの申し出があった場合は、基本的には快く受け取るのがマナーとされています。

故人や遺族の意志として、あなたに形見を譲りたいという気持ちをありがたく受け取りましょう。

しかし、さまざまな事情からどうしても受け取れないケースもあると思います。

その場合は、なぜ受け取れないのかという理由とともにお詫びの言葉も添えるなど丁寧に対応するとよいかもしれません。

形見が不要な場合は事前に断る

あらかじめ形見分けをすることがわかっている場合、自分から形見が不要であることを伝える方法もあります。

いざ形見を譲ろうとして断られるよりも、事前に形見が不要であることを申告しておけば不要なやりとりがなくなります。

その際は直接的な表現は避けて、受け取る方は他に適切な方がいるなど間接的な言い回しが無難です。

形見を処分する際はお焚き上げをする

お焚き上げ(おたきあげ)とは、お寺や神社で不用品を焼却処分してもらうことです。

主に位牌や仏壇などの仏具の処分でお焚き上げがされますが、形見の品もお焚き上げしてもらえます。

形見は処分せずに保管しておくのが推奨されていますが、やむを得ず手放さなく得てゃならないこともあります。

故人の形見となると処分するのに気が引けますが、お焚き上げであれば供養とともに処分が可能です。

形見分けのお礼は不要

形見分けでものをいただくとなると、そのお礼が必要になると考えるものです。

しかし、形見分け事態が喜ぶべきことではないため、お礼をすることは不適切です。

遺品の形見のまとめ

ここまで遺品の情報や、形見について解説してきました。

まとめると以下の通りです。

  • 遺品は遺族や親族によって形見分けされることが多い
  • 現金や高価なものは相続対象になるため、形見にはならない
  • 形見分けでもらった物は捨てずに保管して、処分する場合はお焚き上げが良い

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

スポンサーリンク

都道府県一覧から葬儀場を探す

こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。

終活の関連記事

コラム一覧へ

あなたにぴったりのお墓を診断!

色々種類があってわからない.

お墓選びで後悔したくない.

diagnosis_woman_img

最短30秒で診断