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年賀状じまいを友達へ伝える文例を紹介!注意点やポイントも解説
更新日:2022.05.31 公開日:2022.04.27
時代の変化とともに、年賀状じまいをする方が増えてきました。
そろそろ自分も年賀状をやめようと決心してみても、相手に失礼のないようにやめる方法は意外と分からないものです。
そこでこの記事では、年賀状じまいを友達に伝える方法について解説します。
この機会に、年賀状じまいのあれこれについて覚えておきましょう。
後半では、年賀状じまいを受け取ったときの対応方法についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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- 年賀状じまいとは
- 年賀状じまいを友達に伝える方法
- 友達に年賀状じまいを伝える時のポイント
- 年賀状じまいの理由を友達へ送る年賀状文例
- 年賀状じまいをメールで友達に伝える文例
- 年賀状じまいを友達へ寒中見舞いで贈る文例
- 年賀状じまいを友達に伝える際の注意点
- 年賀状じまいをするメリットとデメリット
- 年賀状じまいを受け取った時の対処法
- 友達に年賀状じまいを伝える文例のまとめ
年賀状じまいとは
年賀状じまいとは、年賀状を来年から出さない旨を伝えるための「最後の年賀状」のことです。
年賀状じまいは、年賀状のやりとりをしている方全員にもれなく伝えることが可能なので、最も確実で手軽な方法といえるでしょう。
一般的には、60代から80代の高齢の方が人生の節目で年賀状じまいを送ることが多いです。
インターネット環境の普及や家庭の事情などを理由に、若い世代でも年賀状をやめることを決意し、年賀状じまいを送る方が自然と増えています。
年賀状のやり取りしかしていないような関係では、年賀状を出さずに関係の自然消滅を待とうと考えることもあるでしょう。
しかしこのようにフェードアウトしてしまうと、なんとなく後味の悪さを感じるのも事実です。
年賀状じまいをすれば、気持ちよく終わらせることができるのではないでしょうか。
年賀状じまいを友達に伝える方法
ここでは、年賀状じまいを友達に伝える方法について説明していきます。
一番確実で手軽な年賀状を使うほかに、友達であればメールやLINEという手段もあります。
また、寒中見舞いで伝えるという方法もあります。
これら3つの方法の詳細を以下にまとめました。
年賀状で伝える
長い間やり取りしていた年賀状をやめる際に、友人関係を悪くしてしまうことだけは避けたいものです。
いくら親しい関係であっても、きちんと礼儀正しくやめる気持ちを伝えることが大切です。
メールやLINEで伝えることもできますが、これまでの締めくくりとして最後に年賀状を出した方がお互いに気持ちが良いのではないでしょうか。
年賀状の文言には、翌年からは誰にも年賀状を出さない旨を入れ、送った相手に不快な思いをさせないようにします。
あまりに形式的な丁寧すぎる文章だと、かたぐるしい他人行儀な印象を与えてしまいます。
丁寧な内容と、砕けた言い回し(自分らしい言い回し)を組み合わせて、文章を作りましょう。
年賀状のやり取りのみだった友人関係は、これをきっかけに自然消滅する可能性があります。
年賀状はやめても友人関係は続けたいなら、連絡先の記載を忘れないようにしてください。
メールで伝える
友人関係ならば、年賀状じまいをメールやLINEで伝えてもそれほど悪い印象を与えないかもしれません。
メールやLINEで知らせる場合は、相手が年賀状を準備する前(11月頃)に送るのが無難です。
郵便局では、毎年11月1日に年賀はがきが販売されます。
相手に余分な数を買わせないように、このタイミングに合わせましょう。
11月よりも早い時期に送ってしまうと、あまりに早すぎて縁切りの印象を与えてしまう恐れがあります。
寒中見舞いで伝える
寒中見舞いなどで来年から年賀状を出さない旨を書き添えることもできます。
松の内までに届けられないときは、寒中見舞いを利用しましょう。
ちなみに松の内とは、門松などのお正月飾りを飾る期間のことです。
関東の松の内は1月1日から1月7日まで、関西は1月1日から1月15日までと地域によって異なります。
寒中見舞いに限らず、その他の挨拶状(引っ越し、転職、定年退職など)でお知らせしても大丈夫です。
友達に年賀状じまいを伝える時のポイント
ここでは、友達に年賀状じまいについて書く際のポイントについてまとめました。
書く内容の文章構成は順番に、
- 年始の挨拶
- 年賀状じまいの理由
- やめるタイミング
- 今後の付き合い方
と書くのが好ましいです。
それぞれの詳細について見ていきましょう。
年始の挨拶
毎年送り続けていた年賀状の文面と同じように、年始の挨拶からはじめます。
一例として、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いしますなどがあります。
年賀状じまいの理由
次に、なぜ年賀状じまいするのかを書きます。
・このたび我が家では年賀状をやめることにしました
・本年を持ちまして年始のご挨拶は控えさせていただくことにしました
などが良いでしょう。
やめるタイミングを明確に書く
年賀状じまいの理由で触れたように、このたびや本年を持ちましてと今回が最後である旨を明確に書きましょう。
年賀状以外の挨拶状(寒中見舞いやその他の挨拶)で伝える場合は、いつから年賀状をやめるのか分かりやすく書きます。
今後の付き合いについて(代替案)
年賀状をやめても友人関係は続けたいなら、今後の付き合いについての代替案を書きます。
・今後は電話やメール、LINEでやり取りしましょう
・これからはメールやLINEで新年だけでなくメッセージのやり取りをしましょう
などがあります。
EメールアドレスやLINEのID、電話番号など、都合の良いものを併せて載せましょう。
年賀状じまいの理由を友達へ送る年賀状文例
ここでは、年賀状じまいの理由を友達へ伝える際の文例をいくつか紹介していきます。
時代の変化を理由とした文例
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
来年から年賀状での挨拶はやめて、メールやLINEに切り替えることにしました。
これからはメールやLINEで、新年に限らずメッセージのやり取りができればと思っています。
いつまでも変わらずにお付き合いをしていただけると嬉しいです。
Eメールアドレス
〇〇〇〇@〇〇.〇〇.〇〇
LINE ID
〇〇〇〇
家族の話し合いを理由とした文例
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
来年から我が家では年賀状をやめることにしました。
これからはメールやLINEでメッセージのやり取りができればと思っています。
いつまでも変わらない良いお付き合いをよろしくお願いします。
また、お時間があるときにでもランチしましょうね。
Eメールアドレス
〇〇〇〇@〇〇.〇〇.〇〇
LINE ID
〇〇〇〇
今後の付き合いを希望しない文例
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
誠に勝手ながら、毎年の年賀状は今年限りで失礼したいと思います。
今後は電話やメールでやり取りができれば嬉しいです。
皆様にとって幸せな一年でありますように。
電話番号
〇〇〇〇‐〇〇‐〇〇〇〇
Eメールアドレス
〇〇〇〇@〇〇.〇〇.〇〇
今後のお付き合いを希望しないなら、手軽に連絡できるLINEの情報は載せない方が無難でしょう。
他の連絡方法を載せているので、不快な気持ちにはさせないはずです。
Facebookを利用している方であれば、「Facebookにて皆様に近況報告していきたいと思いますので、もしよろしければのぞいてみてください」など追記しても良いでしょう。
また、年賀状じまいをきっかけに完全にお付き合いをストップしたいなら、代替手段(電話番号など)を載せないことを選択しても良いでしょう。
年賀状じまいをメールで友達に伝える文例
ここでは、年賀状じまいの理由を友達へメールなどで知らせる際の文例を紹介します。
EメールアドレスやLINEなどでやり取りできる親しい間柄であれば、丁寧でかしこまった文章より、自分の言葉で正直に伝えた方が良い場合があります。
「今回から年賀状じまいしようと思っているんだ。これからはLINEで挨拶するよ。〇〇さんもLINEで良いからね」
「実は我が家では、今回から年賀状をやめることにしました。
子供達の成長が見られる年賀状がないと寂しい気持ちもあるけれど、今はインスタやLINEのタイムラインでも見られるしね。これからもLINEでメッセージ送るので、よろしくね」
年賀状じまいを友達へ寒中見舞いで贈る文例
ここでは、年賀状じまいを寒中見舞いを使って友達に知らせる際の文例を紹介します。
寒中見舞いでも書くことは年賀状とあまり変わりませんが、次の例文を参考にお使いください。
「寒中お見舞い申し上げます。
素敵な年賀状をありがとうございます。
申し訳ないのですが、今年から我が家では年賀状じまいすることにしました。
これからは新年だけではなく、メールやLINEで時々連絡を取り合えたら嬉しいです。
今後とも変わらないお付き合いをよろしくお願いします」
年賀状じまいを友達に伝える際の注意点
ここでは、年賀状じまいを友達に伝える際の注意点について解説します。
今までの良好な関係を壊さないためにご一読ください。
全員に年賀状じまいを送っていることを伝える
年賀状じまいを受け取ったことで「付き合いをやめたいと思っているのか…」と誤解してしまう方もいます。
このような誤解を生まないためにもみんなに同じ内容で送っていると伝わる文章になるよう気を付けましょう。
送る相手によって文面を変える
送る相手によって年賀状じまいの文面を変える配慮も必要です。
友達というと同じ世代が多いとは思いますが、中には年の離れた友達がいる方もいるのではないでしょうか。
年の離れた目上の友達に送る際には、くだけた言い方ではなく、なぜ年賀状じまいをするのかを丁寧な文面で伝えた方が不快な思いをさせずに済むかもしれません。
相手が納得する理由が見つからないときは、「家庭の事情で」などと添えるのが無難です。
今後も付き合いは変わらないことを伝える
年賀状じまいは絶縁宣言ではなく、今後も変わらないお付き合いをしたい旨を伝えましょう。
特定の人だけの場合は配慮が必要
前述にて、年賀状をやめることは全員に対してであることを書くように説明しました。
しかし、実際には全員に出さないという訳にはいかない場合もあるのではないでしょうか。
そのようなケースでは、年賀状を受け取っている人物がいることを、受け取っていない方が知ってしまわないような配慮が必要になってきます。
とくに共通の知り合いなどには注意してください。
年賀状じまいをするメリットとデメリット
ここでは、年賀状じまいをするメリットとデメリットについて説明します。
メリット
年賀状をやめることは、年末年始の面倒な作業から解放されるという一番のメリットが頭に浮かぶと思います。
他にもいくつかのメリットがあるので、みていきましょう。
人間関係の整理ができる
年賀状だけのお付き合いで、年賀状以外のやり取りは今後もしないだろうと思われる人と自然消滅するきっかけになります。
忙しい毎日の中で、大切な時間は大切な人のために使いたいものです。
人間関係を見直すことで、人生をより充実したものにすることができるでしょう。
年賀状の手間と費用が減る
年賀状を専門業者に作ってもらうならその費用がかかります。
自宅にてパソコンで作る場合でも、年賀状を購入し、プリンターのインクを購入し、その年の干支のデザインの画像を手に入れる必要があります。
かなりの費用と時間がかかるので、毎年の悩みの種となっている方が多いはずです。
この悩みがなくなるのが、年賀状じまいの一番のメリットといえるでしょう。
交友関係が復活することがある
年賀状じまいをする際に、メールアドレスやLINEのIDなどの連絡手段を添えることになります。
その連絡先に久しぶりに連絡がくることもあるようです。
このように、もう会うことはないと思っていた方との交友関係が復活することもあります。
デメリット
年賀状じまいにはいくつかのデメリットもあります。
絶縁宣言と勘違いされる
年賀状じまいという言葉は、最近耳に入るようになってきているとはいえ、まだまだ世間に浸透していません。
そのため、年賀状をやめることが絶縁宣言と勘違いされる恐れがあります。
友達の近況がわからなくなる
年賀状には、友達の現住所や連絡先、近況などを知れるという一面があります。
年賀状のやり取りをしなくなることで、引っ越したことや転職したことなどの情報を得られなくなります。
相手のこと(子どもの名前など)を忘れてしまう
年賀状のやり取りをしていると、友達の家族写真から子供の成長が一目で分かります。
「今年1年生になるのか…」など、入学祝いなどを送る準備に役立つ年賀状ですが、やめるとなると、自分でアンテナを張っておかなければなりません。
また、毎年の年賀状にて友達の子供の名前を再確認できていたのが、できなくなります。
急に連絡がきた際に、子供の名前が出てこなくて焦るような状況があるかもしれません。
年賀状じまいを受け取った時の対処法
ここでは、年賀状じまいを自分が出すのではなく、受け取ったときの対処法について説明します。
実は、年賀状じまいは最近少しずつ知られるようになってきた段階で、はっきり決まったルールはないのです。
そのため、友達との関係次第で、自分自身で今後どうするか決めてもかまわないといえます。
ただ、相手の立場になって考えてみてください。
年賀状を送らないと宣言したのに、相手から毎年来るようであれば心苦しい気持ちになるのではないでしょうか。
年賀状じまいを受け取ったら、こちらからも送らないようにした方が無難でしょう。
年賀状じまいについて了承したことをどうしても伝えたい場合は、メールやLINEなどで簡単にその旨を返信してもいいです。
その際には、自分も年賀状を送らないこと、今後も良いお付き合いをしたいことを追記します。
相手は年賀状をやめると宣言している手前、返事は期待していないはずです。
基本的に返事は必要ないと思っておいてください。
友達に年賀状じまいを伝える文例のまとめ
ここまで年賀状じまいの文例について解説してきました。
まとめると以下の通りです。
- 年賀状じまいとは、年賀状を来年から出さないと伝えるための最後の年賀状のこと
- 年賀状じまいを伝える方法には年賀状・メールやLINE・寒中見舞いがある
- 年賀状の手間が減るというメリット、絶縁宣言と勘違いされるというデメリットがある
- 年賀状じまいを受け取っても、基本的に返事する必要はない
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
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