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終活

遺影写真はどんな服装がおすすめ?帽子や眼鏡着用についても解説

更新日:2022.05.17 公開日:2022.06.02

遺影

記事のポイントを先取り!

  • 遺影の服装は礼服やスーツがおすすめ
  • 帽子や眼鏡も故人のイメージに合えばOK
  • 遺影の服装は合成加工ができる
  • 遺影写真は元気なうちに撮る

亡くなった後、葬儀や普段の供養の場には遺影が必要です。
遺影には長く同じ写真を使用するため、遺影に適した服装で写真を撮りたいものです。

そこでこの記事では、遺影写真にふさわしい服装を詳しく説明していきます。
遺影に適さない服装や、帽子や眼鏡の着用についても解説します。
遺影写真をいつ頃撮影するかや、写真撮影についての注意点にも触れていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 遺影に適した服装
  2. 遺影に適さない服装は?
  3. 遺影写真に帽子や眼鏡はNG?
  4. 遺影の服装は合成もできる
  5. 遺影写真はいつ頃撮影する?
  6. 写真を撮影する際の注意点
  7. 遺影写真はプロに依頼するのがおすすめ
  8. 遺影の服装まとめ
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遺影に適した服装

葬儀の場などで使用する遺影には、適した服装が存在します。
ここでは、遺影写真にふさわしい服装を具体的に説明していきます。

礼服

礼服は、遺影写真の撮影で最も選ばれやすい服装です。
礼服の中でも葬儀で着用される喪服は、遺影にもふさわしい服装だとされています。

日本では、遺影の撮影の時には喪服の着用が慣例とされてきたこともあり、喪服が最も違和感の少ない服装といえるでしょう。
また、喪服以外でも、タキシードや燕尾服などの礼服も遺影写真に適しています。

着物・スーツ

着物やスーツも、遺影写真の服装として良く選ばれるものとなります。
着物は優雅な印象を与えられるため、上品な写真に仕上げたい場合に向いています。
スーツはかっちりとした印象で、真面目な雰囲気の写真に仕上げられます。

本人らしい服装

ここまで遺影にふさわしい服装を挙げてきましたが、遺影の服装には特に決まりごとはありません
そのため、無理のない服装なら、普段着として使っているような服装で遺影を撮影しても大丈夫です。

しかし、普段は着物を着ない人が着物で遺影を撮ると違和感が生じるなど、イメージとの乖離が起こる場合もあります。
遺影写真はその人のイメージに沿った服装で撮ることが一番大切です。

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遺影に適さない服装は?

遺影の服装に決まりはありませんが、やはり遺影に適さない服装もあります。
あまりに派手な服装やラフな服装は、葬儀で使用する際などにはふさわしくありません。

葬儀の雰囲気に合わない服装だと、遺影が浮いてしまうことがあるので、過度に派手な服などは避けると良いでしょう。
葬儀で飾られることを前提に、シックな服装や落ち着いた服装を遺影写真に選ぶことを心がけてください。

遺影写真に帽子や眼鏡はNG?

遺影を用意する時に、帽子や眼鏡を身に着けたままの写真でも良いか気になる方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、帽子や眼鏡を身に着けた状態の写真を遺影にしても構いません

ただこれは、普段から帽子や眼鏡を使用している場合に限られます
帽子や眼鏡を着用しているイメージのない方が、遺影で急に帽子や眼鏡を身に着けると、遺影を見る人に違和感を与えてしまうからです。

逆に普段から帽子や眼鏡を身に着けている方は、着用しているほうがイメージに合うとして、あえて着用している写真を選ぶ場合もあります。

しかし実際には、目深に帽子をかぶったり、サングラスを着用したりしていると、顔が隠れがちです。
目元がしっかりと写っていない写真は、遺影写真として扱いづらくなります。
可能な限り、帽子やサングラスを着用した写真を遺影にするのは避けましょう。

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遺影の服装は合成もできる

遺影の服装は、実際に写真を撮る時に着用していたものから合成で別の服装に変更することもできます
ただ、写真の仕上がりは普通に撮影したものと比べて違和感が残る場合もあるので、可能ならば希望の服装で写真を撮るのがおすすめです。

しかし、遺影写真を用意している人ばかりではありません。
葬儀の時に、手元にある写真で遺影を用意しなければならない場合も多々あります。

服が寝巻のようだったり、露出が多かったりなど、遺影にするのがためらわれるような写真しかないことも多いようです。
適切な服装の遺影写真が見つからない場合は、合成できるのは大変便利です。
困った時には合成という手段があることを覚えておくと良いでしょう。

遺影写真はいつ頃撮影する?

近年は終活が広まったことにより、遺影写真を生前から用意する人が増えてきています。
遺影写真をあらかじめ用意する理由には、大きく分けて2つあります。
1つは自分の理想に近い写真を遺影にできることです。

以前は故人が写っている写真から遺影写真を選んでいましたが、正面を向いていないなど遺影にふさわしくない写真しか見つからないケースもありました。
しかし、今ではデジカメやスマホで簡単に写真を残せます。
自分の好きな服装や表情で何度でも撮影できるため、遺影写真にふさわしいものを残しやすくなったのです。

2つ目は家族の負担を減らせることです。
遺影写真を用意していないと、葬儀の忙しい時期に過去の写真の中から、遺影に適した写真を探さなければなりません。
このような遺族の負担を軽減させるためにも、遺影写真を用意しておく方が増えてきました。

では、遺影写真を撮る時期やタイミングはいつ頃が良いのでしょうか。
遺影写真はいつ必要になるか分からないものなので、できるだけ元気な時に撮影しておくのがおすすめです。

病気で体調を崩していると、顔がむくんだり顔色が悪くなったり、本来の姿とは違う写真になってしまうことがあります。
元気なうちに遺影写真を撮っておけば、自分が納得できる写真を用意しやすくなるでしょう。

また、古希や喜寿などの記念日も撮影に適したタイミングです。
記念日ではスーツなどのしっかりとした服装で食事会することも多いので、その流れで遺影写真を気軽に撮影できます。

ただし、遺影写真は5年から10年間隔で撮り直しましょう
あまりに若い時の写真を遺影に使用すると、現在のイメージとかけ離れている場合もあるため、違和感が生じやすくなります。

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写真を撮影する際の注意点

遺影に使用する写真を撮影する際は、注意しなければならないことがあります。
遺影にふさわしい写真にするために、これから説明する注意点を守って撮影しましょう。

本人のみを撮影する

遺影で一番大切なことは、本人にピントが合っているかどうかです。
他の人と一緒に写真を撮ると本人にピントが合わないことがあるので、遺影写真は本人のみを撮影するようにしましょう。

顔を大きく映す

遺影はサイズが大きいため、写真を引き伸ばして使用します。
引き伸ばした際に写真がぼけてしまうことを避けるため、本人を大きく写すようにしましょう。
また、全身を写すよりも、胸部から上を大きめに写すことで、顔がよく見える写真になります。

室内で撮影する

屋外で撮影すると光の反射で撮影が難しくなります。
室内の直射日光が当たらないところで撮るのが、きれいな写真を撮るためにはベターな選択です。

遺影写真はプロに依頼するのがおすすめ

きれいな遺影写真を撮るために一番確実な方法は、プロに依頼して写真を撮ってもらうことです。

遺影写真が撮れる場所

遺影写真は、葬儀社や写真館などで撮影できます。
また、プロのカメラマンの中には遺影撮影の出張サービスをしている場合もあるので、自宅で撮影することも可能です。

プロに依頼するメリット

プロに依頼する一番のメリットは、自然な表情の写真が撮れることです。
プロのカメラマンは表情を引き出すことが上手いため、写真を撮られるのが苦手な人でも素敵な写真を撮影してくれます。

また、衣装の用意やヘアメイクのオプションが用意されていることもあり、服装から撮影まで全て任せることも可能です。

依頼した場合の相場

葬儀社での撮影の相場は、2万5,000円~3万円程度です。
また、カメラマンへの報酬や葬儀社への手数料などでさらに2万円程度かかります。

写真館での撮影はヘアメイクなどのオプション込みで1万5,000円~2万円程度です。
また、出張サービスは交通費込みで2万円程度となります。

葬儀社に依頼するよりも写真館やプロのカメラマンに依頼するほうが安くなっていますが、葬儀社では遺影撮影が葬儀のプランに組み込まれている場合もあります。
遺影撮影から葬儀まで全てまとめてやってしまいたい場合は、葬儀社を選ぶと良いでしょう。

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遺影の服装まとめ

ここまで遺影の服装についての情報を中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 遺影の服装に決まりはないが、礼服やスーツなどがふさわしい
  • 帽子や眼鏡は顔が隠れておらず、故人のイメージに合えば使用可能
  • 遺影写真の準備がなくても合成でふさわしい写真に加工できる
  • 遺影写真は5年から10年ごとに撮り直すのがおすすめ
  • 良い写真を撮るにはプロに依頼するのが一番確実な方法

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(やまぐち)

山口 隆司(やまぐち たかし)

一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター

経歴

業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。

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