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お墓

樹木葬とは?特徴や種類、費用相場について説明

更新日:2022.05.26

樹木葬

記事のポイントを先取り!

  • 樹木葬には種類がいくつかあり埋葬方法も異なる
  • 樹木葬の費用相場は60万円~80万円程度
  • 費用が安く継承者がいらないのがメリット
  • 一度埋葬したら遺骨は取り出せないことに注意

樹木葬は、樹木や草花の下に遺骨を埋葬するお墓ですが、具体的なやり方や種類についてご存じでしょうか。
最近選ばれてきている樹木葬にはどのようなメリットやデメリットがあるのか、知っておきましょう。

そこでこの記事では、樹木葬の特徴や種類について説明していきます。

この機会に、樹木葬とはどのような埋葬方法なのかを理解しておきましょう。
樹木葬のトラブルや注意点についても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 樹木葬とは
  2. 樹木葬の特徴
  3. 樹木葬の種類
  4. 樹木葬でよく使われる木
  5. 樹木葬の費用相場
  6. 樹木葬のメリット
  7. 樹木葬のデメリット
  8. 樹木葬で起こるトラブル事例
  9. 樹木葬にする際に注意したいこと
  10. 樹木葬を行う流れ
  11. 樹木葬と条件が似ているお墓のスタイル
  12. 樹木葬のまとめ
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樹木葬とは

樹木葬とは、遺骨を埋葬したところに墓石を建てるのではなく、木や草花などを植えるお墓のことをいいます。
シンボルとなる木には桜や紅葉、ハナミズキなどが選ばれ、また樹木葬のスタイルも様々です。
樹木葬は昔からある埋葬方法ですが、現代ではお墓の継承者問題や子供の負担を考える方が多く、注目を集めています。

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樹木葬の特徴

樹木葬の特徴を挙げると以下の通りです。

自然に還ることができる
継承の必要がない
墓石代が不要のため費用の負担が少ない
宗教・宗旨宗派が不問の場合が多い

樹木葬は、「死後自然に還りたい」と考える方に魅力的な埋葬方法です。
基本的には永代供養となり、墓地の継承者がいない方や、お墓参りができない場合にも、住職が永代にわたって供養を行います。

樹木葬では墓石を使用せずに木をシンボルとするため、墓石台が不要で、お墓の費用の負担が少ないのも特徴です。

また、宗教や宗旨・宗派が不問の場合が多く、どなたでも利用できるのも特徴といえます。

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樹木葬の種類

樹木葬といってもどこでも同じ形というわけではなく、霊園によって様々なスタイルがあります。
どのような樹木葬の種類があるのか、見ていきましょう。

形態別の種類

樹木葬の形態は、霊園の広さや場所、雰囲気によっても違います。
ここでは、形態別の樹木葬の種類について説明します。

公園タイプ

公園タイプは、墓域に芝生などを植え、公園のように整えた環境で成される樹木葬です。
墓地のイメージや、眺めが良いことから人気があります。
樹木は1本〜数本植えてシンボルツリーにする形が一般的です。
一区画ごとに植え、一家族に1本のシンボルツリーという場合もあります。

庭園タイプ

庭園タイプの樹木葬は、限られたスペースにシンボルツリーや花木を植えたタイプのことをいいます。
都市の霊園に多いタイプで、庭園やガーデニングのような雰囲気を保つことで美しさを感じさせます。
霊園の一角で見られる樹木葬で、最近では特に利用する人が増えています。

里山タイプ

里山タイプは、霊園の周りが自然に囲まれている環境の中、墓地で里山の草木を育てながら樹木葬にするタイプです。
自然保全の目的を持って作られていて、山林などの広大な面積を持つ霊園で採用されています。

埋葬方法別の種類

樹木葬は、埋葬の仕方も霊園によって違います。
埋葬の種類を確かめて、自分たちが納得する埋葬方法を選んでください。

合祀型

合祀型とは骨壷から遺骨を取り出して、他の人の遺骨とまとめて埋葬する方法です。
多くの方が1本のシンボルツリーの下に埋葬される形で、価格も樹木葬の中では安価です。
樹木葬のほとんどがこの合祀型という形をとっています。

共同埋葬型

共同埋葬型とは、遺骨を骨壷や袋に入れて一つのスペースに分けて埋葬する方法です。
シンボルツリーの下に埋葬するのは合祀型と同じですが、区画が分けられているのが特徴です。
遺骨は袋や骨壷に入っているので、他の人と混ざることがありません

個別埋葬型

1人だけ、家族だけ、夫婦だけといったように、個別の単位で埋葬するのが個別埋葬型です。
1本の木に個人や家族だけといったパターンなので、どこに遺骨が埋葬されているかがわかり、お参りがしやすいのが特徴です。

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樹木葬でよく使われる木

樹木葬で使われる木は様々ですが、好んで使われている木があります。
一番人気があるのが桜の木です。
日本人が桜が好きという理由もありますが、桜には「終焉」というイメージがあるため、シンボルツリーにしている霊園も多いようです。

その他にも、クスノキ、カエデ、ハナミズキ、ヤマツツジ、カラマツ、ポプラなども樹木葬によく使われています。
庭園タイプの場合は、墓域にバラを植えて樹木葬にしている霊園も多く見られます。
基本的には霊園のある地域に合った植栽が選ばれます。

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樹木葬の費用相場

樹木葬の費用はエリアや埋葬方法によっても変わってきますが、一般墓と比べると費用は安く抑えられます。
樹木葬の費用相場は、約60万円〜80万円です。

全国の樹木葬の平均購入価格は68万7,000円、西日本だと62万2,000円になります。
また、西日本よりも東日本の方が平均価格が高いようです。
東日本の平均購入価格は70万6,000円、東京都の場合は79万8,000円になります。

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樹木葬のメリット

近年では選択する人が多い人気の樹木葬ですが、どのようなメリットがあるでしょうか。

自然に還ることができる

「死んだら自然に還りたい」「木の下で静かに眠りたい」という願いがある人にとって、樹木葬は最適な埋葬方法です。

遺骨が自然に還ることをコンセプトにしている樹木葬は、自然保護や環境保全を考えているという理由で選ぶ方も多く見られます。

一般墓より費用は安い

一般墓の場合、墓石代、墓地使用料などで、霊園と契約する際に数百万円と高額な費用がかかることも珍しくありません。
また、年間の管理費も毎年5,000円〜1万円程度かかるので、経済的負担が大きくなります。

樹木葬の場合は墓石を必要としないため、一般墓よりも安く埋葬が可能です。
お墓にお金をかけたくない、なるべく費用を抑えたいという方に最適な方法だといえます。

継承者が必要ない

最近では、お墓を継承する人がいない、子供に負担をかけたくないと考える方が多く見られます。
そのため、永代供養付きのお墓などを選ぶ人が増えているようです。

墓石による埋葬の場合は、代々墓石を引き継いで管理する必要があり、最初のお金だけではなく、毎年の管理費など継続してお金がかかります。

一方樹木葬の場合は、墓石を建てる費用がかかりません。
また、継承者がいなくても、お寺が永代にわたって供養を行ってくれます
管理も必要ないので、将来のことを考えて樹木葬を選択する人が多いといえます。

宗旨や宗派を問わない場合が多い

一般墓の場合は、霊園によって特定の宗教や宗派の方しか利用できない場合があります。
樹木葬の場合は、自然に還ることが前提なので、宗派関係なく埋葬できるところがほとんどです。

一般墓は宗派が決められている霊園でも、樹木葬は宗教・宗派問わないという霊園もあります。
また、墓石の下に納骨する場合は、納骨式などの様々なしきたりがありますが、樹木葬の場合はほぼありません。
ただ稀に、戒名を付けるなどの条件が付く場合もあるので、お寺の樹木葬の場合には確認が必要です。

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樹木葬のデメリット

樹木葬のメリットで人気の理由がわかったところで、デメリットも把握しておきましょう。

一定期間後に合祀される場合が多い

樹木葬は基本的に永代使用料が含まれていますが、一定期間後には合祀される場合が多いようです。
どのタイミングで合祀するかは、霊園によって変わります。

多くは、13年、17年といった年忌法要の期間に合わせて合祀されます
しかし中には、33回忌までは合祀しないでほしいという方もいるでしょう。
購入前に、霊園がどのタイミングで合祀するのかを確認しておくと安心です。

合祀されると、遺骨を取り出せない

樹木葬の埋葬方法はいくつかあると説明しましたが、合祀型の場合は後から遺骨を取り出して埋葬しなおしたいと思っても、取り出すことができません。

合祀型の場合、骨壷から遺骨を取り出したら、他の人の遺骨と一緒にまとめて埋葬します。
色々な人の遺骨が混ざった状態で地面に埋葬されるので、掘り返すことは困難です。

個別のお参りスペースがないこともある

墓石の場合は、下に遺骨が埋葬されているので、個別のお参りが可能です。
また、個別埋葬型など、個人スペースを設けた樹木葬であれば個別のお参りも可能でしょう。

しかし樹木葬では散骨される場合もあるため、どこに埋葬されたのか正確な場所が不明になることがあります
故人への個別のお参りが難しいうえ、後から別の霊園や区画に改葬することもできません。

樹木が枯れる場合がある

樹木葬に使用される木や花は、自然の植物なので枯れてしまう可能性があります。
また季節によっては、葉が散ったり、花が咲いていなかったりするので、景観が寂しくなることもあるでしょう。

天候や管理の問題によって枯れてしまった場合は、新しく植えるといった対応をしてくれる霊園もあります。
管理が行き届いているか、枯れた場合には対応してくれるかを事前に確認しておきましょう。

交通の便が悪い場合もある

都心の霊園に多い庭園タイプではなく、里山タイプは山の中など自然が多い場所にあります。
郊外の山奥など、交通アクセスが悪い場所にあり、行く時は登山のような坂道を登らなくてはいけない場所も多いでしょう。
気軽にお参りに行くことができず、大変な場合もあります。

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樹木葬で起こるトラブル事例

樹木葬を購入する時、購入した後など、トラブルになることがあります。
ここでは、よくある樹木葬のトラブルについて紹介します。

遺骨を取り出すのが難しい

樹木葬のトラブルで一番多いのが、遺骨を取り出せなくなることです。
特に合葬の場合は、遺骨を骨壷から出して、他の人の遺骨と一緒にして埋葬します。
後から、やっぱり墓石の下に個別で埋葬したいと思っても、故人の遺骨は判別できないので取り出すのは難しいでしょう。

ここで大切なのは、故人が樹木葬を希望しているだけではなく、親族や家族もそれに納得しているかということです。
遺族の理解がないと、先ほどの例のように後でトラブルになる恐れがあります。

遺骨を取り出す可能性がある場合は、骨壷に入れて埋葬できる樹木葬を選ぶなど、霊園の埋葬方法をよく確認しておくことが大切です。

管理がきちんとされていなかった

樹木葬は、木や花など自然豊かなところに埋葬され、自然に還るというコンセプトがあります。
木や花の手入れに関しては、墓地や霊園の管理者が行いますが、どこまで手入れをするのかは墓地によって異なります

例えば、公園型の樹木葬の場合は比較的きれいに管理されていますが、里山型といわれる山の中にある樹木葬の場合、管理が行き届いていない場合もあります。
自然のあるがままの姿を趣旨としているために、草刈などをしない墓地もあるようです。

樹木葬を選択する場合は、どのような形が自分の理想的なのか、実際に現地に行って手入れの様子も確認しておきましょう

季節によって寂しい景観になる

樹木葬の場合、花や木などの自然にあるものを墓標とするので、墓石のようにいつも同じではありません。
季節によって美しい時期もありますが、冬にお参りに行くと緑もなく、花も咲いていないのでとても寂しい印象を受けるでしょう。
季節によってどんな景観になるのかを、見学の際に聞いておきましょう。

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樹木葬にする際に注意したいこと

後々トラブルにならないためにも、樹木葬を購入する前に確認しておくことと、注意点について説明します。

必ず家族・親族に相談する

樹木葬にしたいと本人が望んでいる場合は、必ず事前に家族と話し合うことが大切です。
人によっては樹木葬に抵抗があり、墓石を買ってお参りをしっかりしていきたいと考えている場合もあるでしょう。

本人が樹木葬を希望していたとしても家族が反対している場合は、亡くなった後、故人の遺志は尊重されないかもしれません。
樹木葬にしたいなら、必ず家族とよく話し合い、みんなに賛成してもらうことが大切です。

現地確認をして、管理状況を確かめる

樹木葬を行っている霊園は多くありますが、埋葬方法は様々です。
自分が想像している樹木葬なのかどうかを、必ず確認してください。

例えば、個別埋葬型を希望していたのに、合祀されて自分の遺骨が他人の遺骨と一緒になってしまうかもしれません。
資料を見ただけではわからないこともあるので、必ず現地を見学して、どのような埋葬方法なのかを確認することが大切です。

埋葬方法だけではなく、シンボルツリーはどのような木なのか、花の種類、霊園の管理体制なども確認しておきましょう。
自分の考えている樹木葬と同じか、どこか違うところがないかなどを確かめておくと安心です。

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樹木葬を行う流れ

樹木葬を購入する時の申込方法や、亡くなった後はどういう流れで埋葬されるのかを解説します。

申し込む流れ

樹木葬を希望する方の多くは、生前の申し込みを行います。
ここからは、樹木葬の申し込みの流れを紹介します。

1.霊園の情報を集める
まずは、樹木葬を行っている霊園の情報を集めます。
インターネットやパンフレットで以下の項目を確認しましょう。

  • 立地条件を調べる

遺族がお参りに行く場合のアクセスや、車で行けるのかなどの立地の利便性を調べます。
樹木葬の場合は郊外や山の中にある霊園も多いので、しっかり調べましょう。

  • 木と花の種類を確認

シンボルツリーや花にこだわりのある方は、霊園によって決まっているので確認してください。

  • 費用を調べる

費用は霊園によって違います。
埋葬方法によっても変わるので、予算の範囲内になるよう調べましょう

2.現地に見学に行く

実際に現地で確認しないとわからないことも多いため、見学しに行くのがおすすめです。
交通状況、霊園の雰囲気、管理状況などを見て確認してください。
また、疑問点があれば住職や管理人に質問して解決しておくと良いでしょう。

3.契約・入金

見学した後もじっくり検討して家族に相談し、納得ができたら申し込みを行います。
契約段階での費用を納めます。

4.使用許可証交付

霊園側で契約の入金が確認され、使用許可証が発行されます。
この許可証があれば、樹木葬での埋葬が可能となります。

逝去後の流れ

亡くなってから埋葬までの流れを紹介します。
樹木葬は、墓石がなくてもあくまでお墓の一種なので、埋葬までの手続きが必要です。

1.死亡届を役所に提出

死亡届を役所に提出し、火葬許可証を発行してもらいます。

2. 御遺体の火葬

火葬場で火葬許可証を提出し、火葬を行います。
火葬が終わったら、火葬許可証に火葬済みの印が押され、返却されます。
これが埋葬許可証です。
納骨まで、大切に保管しておいてください。

3.埋葬許可証の提出

樹木葬を行う霊園に埋葬許可証を提出します。
埋葬する日は遺骨を持参し、埋葬を行います。
霊園によっては、遺骨をパウダー状にする必要があります。
事前にどういう状態で遺骨を持ち込むのかを確認しておいてください。

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樹木葬と条件が似ているお墓のスタイル

樹木葬の他にも様々なお墓のスタイルがあり、一般墓以外の方法を選ぶ方が現代では増えています。
ここでは、樹木葬と条件が似ている様々なお墓のスタイルについて紹介します。

散骨

散骨は、樹木葬と同じ自然葬のスタイルです。
ただし、霊園の中にある自然の下に遺骨を埋める樹木葬とは違い、海や山と言った自然の中に遺骨をまきます
日本では、海に遺骨をまく「海洋散骨」が一番多いとされています。

海洋散骨の方法としては、一家で船をチャーターして個人で散骨するやり方と、複数の遺族が同じ船に乗り行う合同散骨があります。

また、業者に遺骨を預けて散骨をお願いする、委託散骨という方法もあります。

海ではなく山にまく散骨、ヘリコプターなどで空から散骨する空中葬など様々な散骨方法がありますが、散骨できない地域があるので注意が必要です。

納骨堂

樹木葬に興味がある方は、永代供養や費用を抑えたいと希望されている方々です。
そのため、「納骨堂」も検討されています。

納骨堂は、室内にある納骨施設です。
墓石を建てずに遺骨を納められる形態なので、費用を抑えられます。

また、納骨堂には永代供養がついているのが一般的です。
そのため、お墓を継ぐ人がいない方にも安心でしょう。

一定期間が過ぎたら、遺骨は合祀墓に移され永代供養されます。
お墓の掃除や管理などの手間もないため、なかなかお墓参りにいけない方の利用が多いようです。

合葬墓・合祀墓

供養塔や合祀墓のある霊園では、他の方の遺骨と一緒に永代供養を行ってくれます。
お墓の前には共通の参拝スペースが作られていて、その場所にお供えしお参りを行います

樹木葬は、木や花の下に遺骨を納めますが、合祀墓は墓石やモニュメントを使用している場合が多いようです。
お墓の継承者がいない、お墓の管理を行うのが難しいかたは、最初から合祀墓を選択する人もいます。
また、一定期間個別供養をして、13年や33年の区切りに合祀墓にするという方もいます。

永代供養付きの一般墓

永代供養付きの一般墓とは、一般のお墓に永代供養が付いた新しいタイプのお墓です。
一般のお墓の場合は、継承者がいなくなった時や維持管理するのが難しくなった時、墓じまいや改葬をする必要があり手間がかかります。
また、最初から納骨堂や樹木葬にするのは、収容人数が少ないことや、家族の理解が得られないと難しい場合もあるでしょう。

永代供養付きの一般墓なら通常のお墓を持てるうえ、お墓を継ぐ人がいなくなったとしても無縁仏になる心配がないので安心です。
お寺や霊園が永代にわたって供養を行ってくれます。

また、契約した後に管理費などが継続してかかることもないため、費用面でも子供の負担になることがありません。

最近は子供がいない方や、残された家族の負担になるのを避けたい方など、永代供養付きの一般墓を選択する人が多くなっています。

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樹木葬のまとめ

ここまで、樹木葬の特徴や種類についてお伝えしてきました。


今回のポイントをまとめると、以下の通りです。

  • 樹木葬には種類がいくつかあり埋葬方法も異なる
  • 樹木葬の費用相場は60万円~80万円程度
  • 樹木葬のメリットは費用が安く継承者がいらないこと
  • 注意する点は一度埋葬したら遺骨は取り出せないこと

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(はかまだ)

袴田 勝則(はかまだ かつのり)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

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