閉じる

終活

終活の始め方とは?終活の内容や進めるポイントを紹介

更新日:2022.07.12

記事のポイントを先取り!

  • 終活はまず内容や自分のやりたいことをまとめてみる
  • 終活アドバイザーやセミナーも利用する
  • 遺言書の作成は15歳以上で可能

終活という言葉が各方面で話題になっていますが、その始め方についてご存じでしょうか。
終活を有意義なものにするためにも、より良い始め方を知っておくことが大切です。

そこでこの記事では終活の始め方について、解説します。

この機会に主な終活内容を覚えておきましょう。
後半には20代から始める終活についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

都道府県一覧から葬儀場を探す

こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。

  1. 終活とは
  2. 終活はいつから始める?
  3. 終活の始め方
  4. 終活は定期的に更新もすること
  5. 終活を始めるポイント
  6. 20代から始める終活
  7. 終活の始め方まとめ
スポンサーリンク

終活とは

終活とは文字通り人生の終わり、つまり自分の死に向き合い、そこに向かって取り組む活動全般のことです。
なぜ終活が必要なのかは人や家庭環境などによって異なります。
しかし主には家族の負担を減らしたり、自分の残りの人生を有意義に過ごしたりするといった目的がメインになります。

終活で行う内容は多く種類も多岐に渡るため、やみくもに開始せず準備や計画、始め方などが重要になります。
まずは終活開始のタイミングや始め方について解説します。

スポンサーリンク

終活はいつから始める?

終活を始めるタイミングは人によって異なりますが、定年退職したことをきっかけに開始する方が比較的多いようです。
また大病をしたときや友人・知人が亡くなった際に、改めて自らの人生や死について考え、終活の始め方を調べる方もいらっしゃいます。

一般的に終活と聞くと老後に行うこととイメージされる方も多いでしょう。
しかし実際には終活を始めるにあたって特定の決まりやベストタイミングはありません。
まだ元気なうちに、体力があるうちに早めに終活に取り組み始めるのが良いという意見も多いです。

終活の始め方

多様な価値観が認められる現代においても、得られるメリットが多いため、各方面で終活が注目されています。
しかし終活を検討している方の中には、始め方がよくわからない、という方も多いでしょう。
より有意義な終活にするために、その始め方についてまとめましたので参考にしてください。

終活の内容をまとめる

終活の概要やメリットを知っても、何から手をつければ良いのかなど、始め方がわからないと二の足を踏んでしまう方も多いでしょう。
手軽に行える終活の始め方の一つとして、自分がやることをノートに書いて整理してみるとよいでしょう。
ノートに書き出してもやることがはっきりしなかったり、そもそも書き出せなかったりする場合は、専門家を頼るのも賢い始め方です。

終活の専門家に相談するには、終活アドバイザーと検索して問い合わせたり、終活セミナーに参加したりするのも合理的な始め方といえます。

主な終活の内容

終活の内容は細かく分けると項目が多くなりすぎてしまい、混乱してしまいかねません。
そこで終活のメインとなる活動内容をいくつか解説します。

遺言書の作成

遺言書とは金銭や有価証券、不動産といった財産を誰にどのような割合で相続するかを指示した書面です。
正しく書かれた遺言書は、法的効力を持つため無事に発見されれば指示通りの相続がおおむね執行されます。
自分の遺産とともに、相続人となる家族についてよく考えるきっかけにもなるため、遺言書の作成に取り掛かることは合理的な始め方といえるでしょう。

エンディングノートの作成

遺言書と並んで終活でぜひ利用していただきたいのがエンディングノートです。
エンディングノートとは自分の情報や希望、家族や友人などへのメッセージなど幅広い内容を書く終活専用のノートです。
終活の始め方に悩む方へ、エンディングノートの作成をおすすめする意見は多く、手軽に始められるのもポイントです。
死ぬまでの期間や自分が死んだ後について、また家族への負担を減らすためなど、自分がすべき必要なことが見えるという効果があります。

お墓の準備

終活では自分が入るお墓について検討したり購入したりします。
お墓は終活の中でも時間がかかるものなので、優先的に開始するのが無駄のない始め方とされています。

葬式の準備

葬式もお墓と同様に自分で選ぶ事例が増えています。
葬儀社やお寺などと事前に打ち合わせをしておけば、希望に沿った葬儀が行えるでしょう。
内容はエンディングノートに記し、家族と共有しておくことも忘れないようにしましょう。

入院や入所の準備

自分の終末期をどこでどのように過ごすかは、自分で決めたいと思うものではないでしょうか。
施設の環境や設備、周辺状況などから医療・介護内容から方針までじっくりと比較検討して後悔のないように備えたいものです。

生前整理

生前整理とは所有物や個人情報、各種銀行口座や会員登録など、自らが所有するさまざまな物事を整理することです。
生前整理が進んで手持ちがシンプルになると、やるべきことも整理しやすくなるなどメリットが多いです。
また手の届く範囲から断捨離を小さく進めてみるなど、始め方が難しすぎないのも生前整理のポイントです。
ただし粗大ゴミや取り扱いが困難なものは、専門業者に依頼する必要があります。

老後のやりたいことをまとめる

終活ではさまざまな準備や作業がある一方で、老後にやりたいことをまとめることも重要です。
残りの人生に期待したり、心が高まるような計画を立てたりすることはよりよい時間を過ごすために必要な終活内容です。
終活のためにするべき作業からではなく、自分のやりたいことからまとめるのも、人によっては好ましい始め方ではないでしょうか。

スポンサーリンク

終活は定期的に更新もすること

終活は全てを計画通りに終えたからといって、それですべて終了するものではありません。
長生きをして時間が経過すれば、自分の考え方や家族の状況、世の中の事情などさまざまな変化が起きます。
終活の内容も同様に、変化に連動して移り変わることが多いでしょう。
そのため定期的に終活内容を見直し、その時点で最新の状態に更新するようにしてください。

終活を始めるポイント

終活をスムーズに進めることは、始め方と同じくしっかりとおさえておきたいポイントです。
主に2つのポイントがありますのでご紹介します。

優先順位をつけて始める

さまざまな項目がある終活の内容を、手当たり次第に行うのは非効率であるだけでなく、途中で挫折する要因にもなりかねません。
それを避けるためにも、時間がかかるものや手間がかかるものから優先的に取り掛かるのが基本的な始め方です。

また複数の活動を同時進行せずに、優先順位をつけてひとつずつ行うことも重要です。

家族にも相談する

終活は一人で進めるよりも、必要に応じて家族と話し合いながら進めるとよいでしょう。
特に葬儀やお墓、医療・介護については家族も関わる重要なことです。
事前に話をしていないと後でトラブルになったり、希望通りにならなかったりすることもあり得ますので十分注意してください。

スポンサーリンク

20代から始める終活

自分の死に向き合い、さまざまな計画や活動に取り組む終活を、20代や30代のうちから考え始める方がいることをご存知でしょうか。
終活の概要や具体的な活動内容から、老後に行うものなのではないかと考える方も多いでしょう。
まだ若いうちから終活を行うことは、早すぎるし現実的ではないのではないか、と思う方も少なくないと思います。

しかし実は20代から終活を始めることには、いくつかのメリットがあります。
また終活は具体的な行動だけでなく、自分の人生設計を描くいい機会にもなります。
終活を通していろいろな知識を得ながら、理想的な人生を生きるのに役立てるのも意義ある活動と言えるでしょう。
そこで本記事の最後に20代から始める終活のメリットや始め方、遺言書などについて解説します。

20代から終活を始めるメリット

20代は一般的には身体的に健康で、大きな病気にならない限り自分の死を考えることもないでしょう。
しかしどんなに若くても、いつ何があるかわからないものです。
終活を通じて、万が一のことがあったときに両親や家族、友人に迷惑がかからないようにと考えることができます。

また終活の一環である生前整理について理解すると、自然と買い物が減ることになるでしょう。
その結果、シンプルな生活が基本となり、精神的にも金銭的にも無理のない日常生活がしやすくなります。

20代からの始め方

20代からの終活の始め方の基本は、エンディングノートを利用した断捨離や人生設計を考えることです。
具体的な医療・介護の希望や葬儀・お墓の購入といった内容は早すぎるため、調査する程度にとどめておいて問題ありません。

遺言書は15歳から作成可能

終活の主な内容の一つに遺言書の作成があります。
実は遺言書の作成は民法によって作成する年齢に制限があります。
年齢制限といっても15歳以降なので、20代で終活を始めるうえでは法的に問題ありません。
終活は定期的に更新するものですので、20代のうちからでも遺言書を作成し、何度でも書き直せます。

終活の始め方まとめ

ここまで終活の情報や、その始め方について解説してきました。
まとめると以下の通りです。

  • 終活は自分や家族のために行うさまざまな活動で、近年注目されている
  • 終活の主な内容は遺言書やエンディングノートの作成や生前整理など
  • 20代からでも終活をするメリットがあり、人生設計に役立てられる

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

スポンサーリンク

都道府県一覧から葬儀場を探す

こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。

監修者

評価員(やまぐち)

山口 隆司(やまぐち たかし)

一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター

経歴

業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。

終活の関連記事

コラム一覧へ

あなたにぴったりのお墓を診断!

色々種類があってわからない.

お墓選びで後悔したくない.

diagnosis_woman_img

最短30秒で診断