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お墓の線香立ての選び方は?種類や特徴も紹介

更新日:2022.11.20

お墓参り

お墓 線香

記事のポイントを先取り!

  • 線香立て選びは統一感・耐久性・手入れのしやすさ
  • 線香立ては主にステンレス製、陶製、石製
  • 線香立ては水切りネットや茶こしなどで掃除できる

お墓参りの際、お線香をあげ、ご先祖様のお墓に手を合わせてお祈りをします。
そのときに線香立ては必要不可欠です。

お墓の付属品として欠かせないものですが、線香立てには様々な種類があります。
種類によってそれぞれ特徴があるのをご存じでしょうか。

そこで今回は、線香立ての種類と特徴について、詳しくご紹介します。
お墓の線香立てを選ぶときのポイントとお墓の線香立ての掃除の仕方についても説明しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. そもそも線香とは何か?
  2. 線香立てを選ぶ際の4つのポイント
  3. 線香立ての種類
  4. 線香立ての材質と特徴
  5. 線香立ての設置方法
  6. 線香立てはどこで買えるの?
  7. 線香立ての掃除方法
  8. お墓の線香立てのまとめ
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そもそも線香とは何か?

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どうしてお線香を上げてご先祖様の供養をするのかを知っている人はそうそう多くありません。
お墓参りに欠かせない線香について、由来や意味をご紹介します。

線香の由来

日本における線香の由来は、飛鳥時代に仏教儀式の一環として中国から伝わったと言われています。

仏教では、ご先祖様にお供えするものとして五供が基本とされています。
五供とは「香」「花」「灯明」「水」「飲食」を指します。

その中の1つである「香」が線香を指しているのです。
「香」が持つ意味を個々に解説していきます。

心身ともに清める

お線香をあげることで、あげた本人の心身やその場の穢れを清めるという意味合いがあります。
格式あるお寺の大きな供養祭などでは、焚かれた香を身体に煽り、煙を被ることがあります。
これも心身ともに自分を清める儀式の一つとされています。

また、お線香の香りはお参りする人の感覚を研ぎ澄ませる効果もあります。
お線香をあげることで自身の邪念を取り祓い、より豊かな心持ちでご先祖様にお参りすることができます。

故人の食べ物を供える

仏教の考えでは、お線香の香りは故人やご先祖様の食べ物であると言われています。
宗派によっては四十九日までの間、お線香を絶やさずにあげるという風習もあります。

仏様と心で対話をする

お線香には、生身の姿がなくなった故人やご先祖様と、心を繋げて対話するという意味も込められています。

天に昇っていくお線香の煙は、「お墓参りをしている」ことをお知らせする役割があります。

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線香立てを選ぶ際の4つのポイント

線香立ては線香を支える重要な役割を果たします。
それではお墓の線香立てを選ぶ際におさえておきたいポイントをそれぞれ詳しく解説していきます。

お墓の色味やデザインの統一感があるかどうか

小さなものですが、線香立てひとつでお墓全体の印象は大きく変わります。
例えば石製の線香立てを使用する場合は、墓石と同じ色味のものを使用するようにしてください。

統一感があるものを選ばれる方が良いでしょう。

墓石とまったく違う色味、デザインの線香立てを選んでしまうと、違和感を感じるでしょう。
墓石と異なる素材の線香立てを使用する場合には、お墓の全体的なバランスを考慮しましょう。

屋外で耐久性が高いかどうか

外にあるお墓は、年中直射日光や雨風にさらされます。
地域によっては1年の半分近くは雪に埋まってしまうような場所もあるでしょう。

そのため、気温や天候の変化にも強い、耐久性に優れた線香立てを選ぶ必要があります。

お墓が石で作られているのは、日本の四季・天候の特性に対応でき、最も耐久性が優れているからです。
そうなるとやはり石製の線香立てが一番です。
またステンレス製の線香立ても広く流通しており、人気を集めています。

掃除や手入れがしやすいものかどうか

線香は、お墓参りの都度必ず使用します。
線香は燃焼したあと灰になりますので、線香立ての掃除のしやすさも重要なポイントです。

おすすめは台座と線香立て本体を脱着できるタイプです。
理由は線香立ての底に残った線香を取り除きやすく、台座周りの灰の掃除もしやすいからです。

線香立て自体に装飾があるものは、装飾部分に灰が溜まりやすいため、より細やかな手入れが必要になります。

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線香立ての種類

お墓 線香

線香立てには、線香をたてるタイプと寝かせるタイプの2種類があります。
それぞれの特徴を詳しくご紹介します。

立てるタイプ

立てるタイプの線香立ては「線香を立てる」という言葉通り、最もポピュラーな線香立てです。
お墓参りの際に見かける機会も多いでしょう。

線香筒タイプと香炉タイプの2種類があります。

線香筒タイプ

筒状の線香立てにお線香を立ててます。
香炉タイプと違い、専用の灰や砂が不要のため、手軽で掃除がしやすいと言えます。

香炉タイプ

香炉タイプでは、香炉に雨に濡れても固まりにくい屋外専用の灰や砂をいれ、そこに線香を挿します。
また雨風にさらされないよう、屋根や扉がついた香炉も販売されています。

お墓に合わせて線香立てを選択されると良いでしょう。

寝かせるタイプ

お線香を寝かせるタイプは、線香皿線香台と呼ばれます。
浄土真宗は線香を寝かせてお参りするので、お墓でも線香皿を用います。

このタイプはお線香の灰が専用の受け皿に落ちるので、墓石が汚れにくいのが最大の利点です。
ステンレスや陶器で出来ている線香皿も多くみられ、取り外して丸洗い出来るのでお手入れも簡単です。

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線香立ての材質と特徴

墓石が並べられた霊園

線香立てには、材質にもいくつかの種類と特徴があります。
ここでは線香立てでよく使用されているステンレス製、陶器製、石製の線香立てについて、ご紹介します。

ステンレス製の特徴

線香立ての材質として最もよく使用されているのがステンレス製です。
ステンレスは耐熱性に優れており固くて壊れにくいうえに水洗いが可能です。
掃除がしやすいという特徴もあります。

また、ステンレス製の線香立てには多くの種類があり、お墓にあった線香立てを選びやすいです。
ただし取り扱いしやすい分、軽くて風に飛ばされやすいです。
不安な方は台座としっかり固定できるものや墓石に埋め込めるタイプを選択すると良いでしょう。

陶器製の特徴

陶製の線香立ては軽く、多彩な色やデザイン性に優れ、価格がリーズナブルのものが多いのが特徴です。
陶器製の線香立ては割れやすく安定感が無いため、屋内のお墓で使われます。

石製の特徴

石製の線香立ては主に香炉で使用されることが多く、墓石との相性が良いことが大きな特徴です。
耐久性が高く、石ならではの高級感があります。
価格はステンレス製や陶製に比べると少々高くなる場合が多いでしょう。

また石製はステンレス製の台座としても多く利用されています。
線香筒を台座に落とし込んで使うものもあります。

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線香立ての設置方法

お墓

設置方法の違いや特徴についてご紹介します。

墓石埋め込み型

墓石に埋め込めるタイプの線香立ては、墓石としっかり固定できます。
そのため線香立てが風で倒れてしまったり外れてしまったりという心配がありません。
そして埋め込み方にもいくつか種類があります。

埋め込み一体型

線香立て本体を土台に接着剤等で固定します。
着脱できないため手入れはしにくいですが、安価で安定感があります。

埋め込み着脱型

線香立て本体を土台に固定します。
接着剤を使わないため脱着が容易で手入れが簡単です。

おもし付型

線香立ての底部分が重しになっており、接着剤を使わないタイプです。
台座に重し部分を隠す穴がある場合、見た目がスマートになります。
石製香炉と共に使用されることが多いです。

中入れ型

台座部分に香炉用の穴を開けたり、石製香炉に落とし込んで使えるステンレス製の入れ物です。
入れ物だけを取り外せるので手入れが簡単です。
雨水が溜まらないよう水抜きができる「穴あきタイプ」もあります。

据え置き型

据え置き型の線香立ては置くだけで簡単に設置できます。
ただし据え置き型は、本体が軽く墓石に固定できないため、お参りの都度持ち帰るのが良いでしょう。

外付け香炉

外付け香炉は、墓石とは別に独立した石製の香炉を設置する方法です。
屋根付きや花立と一体になっているものなど既製品も種類が豊富です。

石材店に依頼しオーダーメイドで墓石のデザインに合わせて自由に加工することも可能です。

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線香立てはどこで買えるの?

では、線香立てはどこで買えるのでしょうか。
以下で説明します。

仏具店・石材店

おすすめなのは、仏具店や石材店です。
値段は少し張りますが、お墓のプロである店員さんに相談をすることもできます。

また、線香立ての多くは据え置き型でなく埋め込み型や石でできた香炉です。
個人で取り付けを行うのはかなり難しいのではないでしょうか。

多くの店で、埋め込みや取り付けを行ってくれます。

ネット通販

どうしても費用を抑えたい方もいらっしゃると思います。
ネット通販では1万円前後からと、安く線香立てが売られています。

ただ、現物を確認できないため、実際に届いたらイメージと違っていた、ということもあるかもしれません。
また、取り付けを個人で行うと大変なのでネット通販を使う場合は据え置き型を買うのがおすすめです。

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線香立ての掃除方法

お墓掃除 業者

線香立ては繰り返し使ううちに灰が溜まってしまいますので、定期的な掃除が必要です。
ご自宅にあるものや100均などで手軽に用意できるもので、簡単に線香立てを掃除する方法を解説します。

ネットを使う方法

水切りネットを使った掃除方法です。
最初に灰をネットの中に全て入れます。
次に空になった線香立てを洗って水気を切ります。

そのあと線香立ての上でネットを指で優しく叩いて揺らします。
するとネット内に燃えカスが残り、綺麗な灰がさらさらと落ちてきます。
周りに灰が飛び散りやすいので新聞紙などを敷いた上で掃除を行うと良いでしょう。

茶こしを使う方法

茶こしを使った掃除方法です。
まず、線香立てに残った線香を割りばしなどで出来るだけ取り除きます。

次に茶こしに灰を入れて振るいます。
そのあとさらさらになった灰を線香立てに戻します。

ただし、この方法も灰が飛び散りやすいため新聞紙などの上で行いましょう。

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お墓の線香立てのまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

これまでお墓の線香立てについて種類や、選ぶときのポイントなどを中心に解説してきました。
まとめると、以下のようになります。

  • 線香立てを選ぶ時のポイントは、お墓全体の統一感・耐久性・手入れのしやすさ
  • 線香立てには主にステンレス製、陶製、石製がある。
  • 線香立ては水切りネットや茶こしなどで簡単に掃除できる

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(はかまだ)

袴田 勝則(はかまだ かつのり)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

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