お墓の雑草対策に塩は問題あり？塩を使う影響と他の除草対策も紹介

更新日：2022.11.21

墓地

お墓参りへ行きお墓を綺麗にする際、大変なことといえば雑草掃除かと思います。
お墓の周りの雑草に塩を使用するのは良いのでしょうか？

本記事では、お墓の雑草対策に塩を使うとどの様な影響があるかを中心にご紹介します。

お墓の雑草対策をされる際にご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までご覧ください。

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1. 雑草対策には塩がおすすめ？
2. 塩でお墓の雑草対策するデメリット
3. 結論：塩での除草はおすすめしない
4. 塩を使わないお墓の雑草対策
5. お墓に生える雑草の種類
6. 勝手に他家の墓地を除草しない
7. 雑草対策に使うお墓の塩まとめ

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雑草対策には塩がおすすめ？

雑草対策には塩が良いという噂を聞いたことはないでしょうか？
何故塩に雑草対策の効果があるのでしょうか？
詳しく説明致します。

塩は土壌の水分を減らすことができる

塩に含まれる塩分には、水分を減らす特徴があります。
その特徴から、塩を土壌に撒くことで土壌の塩分濃度が上がり、雑草の水分を奪い枯らすことができます。

また、塩を撒いた場所はわずか1週～2週間という速さで雑草が枯れていきます。
そして、その土壌は塩の効果で雑草の生えにくい土壌へと変わっていくことも特徴です。

塩の持続効果

塩を除草剤代わりに何度も繰り返し使用することで、雑草は生えなくなります。
そして、塩の塩分は土壌に残り続ける為、効果は半永久的に残ります。

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塩でお墓の雑草対策するデメリット

先ほど、除草に塩を使うと色々な効果が期待できる点を説明させていただきました。
しかし、塩で雑草対策をすることにはデメリットもあります。

雑草を塩で除草する際のデメリットについて各項目ごとにご説明します。

他の植物が育たなくなる

塩に含まれる塩分には、水分を減らす特徴がありますが、そこには大きなデメリットが存在します。

それは、雑草だけではなく植木なども育たなくなることです。
塩は除草に対してとても強い効果を発揮しますが、雑草と一緒に生えている植木などにも効果を発揮します。

その為、故人が好きだったお花や木も枯らしてしまう恐れがあります。
そして、除草効果は半永久的に続くため、後から草木を植えても育たなくなってしまいます。

墓石が劣化する

除草の為に撒いた塩は、お墓を劣化させる作用があります。

お墓には御影石を使用していることがほとんどで、御影石は塩分に弱いです。
御影石には、鉄分などの金属成分が混ざっていて、塩分を含むと錆びてしまう特徴があります。

また、墓石は一見衝撃などに強く見えますが、内側からの衝撃にはとても弱いです。
御影石の鉄分が塩に反応し錆びてくると、膨張し、墓石に内側から刺激を与えていきます。

その影響で墓石の表面にひびが入ったり劣化しやすくなる原因となります。

金属部分を劣化させる

塩分は、墓石だけではなく他のものにも影響を与えます。
お墓にある、花立や線香皿などは金属製品であることが多いです。

また、お墓の下地に入れるコンクリートなどにも影響を与え、劣化を早める事にも繋がります。

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結論：塩での除草はおすすめしない

塩を使用すると、除草効果が早く、効果が半永久的に続くなど大きなメリットがありました。

しかし、結論から言うとお墓での除草目的での塩の使用はお勧めしません。

除草効果を大いに発揮する塩ですが、お墓ではその効果がデメリットになります。
お金をかけ建てたお墓の劣化を促進させ、最悪の場合ひびや破損に繋がります。

また、塩を土壌に撒くことで、土壌の性質を変えてしまいます。
そして、その土壌から草木の生える土壌に戻すにも長い年月が必要になります。

この事から、お墓での除草目的の塩の使用は避けたほうが良いでしょう。

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塩を使わないお墓の雑草対策

お墓の雑草を除草する際に塩を使用する際はデメリットが大きいことを説明しました。
では、塩を使わない雑草対策にはどの様な方法があるのでしょうか？

代表的な雑草対策について詳しくご紹介します。

定期的に草むしりをする

最も費用を抑えて雑草対策ができる方法は、定期的に草むしりをする事です。

広範囲の雑草を草むしりするのは現実的ではないですが、一般的なお墓程度の規模であれば問題ないでしょう。

また、お墓参りは特定の時期に行かなければならないルールはありません。
頻繁にお墓参りへ行き、草むしりを行えば1回の量も減り簡単に行うことができます

除草剤をまく

頻繁にお墓参りができない方にお勧めなのが、除草剤です。
除草剤は、雑草の生える土壌に撒くだけで除草ができ、比較的簡単に行えます。

しかし、除草剤は適切に使用しないと、墓石に影響を与えかねません。
また、近くに他家の墓地がある場合は液が流れ出し、影響を与えてしまうので注意しましょう。

玉砂利をまく

次に、薬剤の使用への心配がない玉砂利をまく方法をご紹介します。

雑草は土のある場所に生えてきます。
ですので、土のある場所に玉砂利を敷けば防草対策になり、見た目も良くなります。

しかし、玉砂利は時間がたつと苔が生えたりするため、定期的な入れ替えやお手入れが必要になります。

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防草シートを敷く

玉砂利と同様に防草シートを敷く事で、土の部分を無くし雑草を予防する方法です。

しかし、防草シートだけでは見た目が良くないため、玉砂利と一緒に使用する事で見た目も良く、防草効果も期待できます。
玉砂利だけだと土に砂利が沈み、土が徐々に見えてくるため、下に防草シートを敷くと砂利の沈みを防ぐことができるのでお勧めです。

土やコンクリートで固める

雑草は柔らかく耕された土に生える特徴があります。
実際に、山道や田んぼ道など人が通る場所には雑草が少ないです。

このことから、土を固める事で雑草の育ちにくい環境を作り出すことができます。
また、土を踏み固める他に、コンクリートで固めてしまう方法があります。
コンクリートで固めることで、雑草の成長を妨害することができます。

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お墓に生える雑草の種類

お墓の周りには、難防除雑草と呼ばれる繁殖力の良い様々な雑草が生えます。
その中には、ドクダミやスギナなどの地下茎を伸ばす強い雑草も含まれます。

これらの、お墓の周りに良く生える有名な雑草について特徴をご説明します。

ドクダミ

ドクダミはとても可愛い小さい花を咲かせ、葉はお茶の原料として使われる植物です。
このことから、害の無いように思えますが、ドクダミは代表的な難防除雑草と言えます。

草むしりの際は、ドクダミの独特な匂いに体調が悪くなる場合もあります。

また、ドクダミは特性上簡単に抜く事ができません。
ですので、草むしりがとてもしにくく、欠片が少しでも残ればまた生えてくる特性があります。

ススキ

ススキとは、白く、稲穂のような形をしている雑草です。

茎は真っ直ぐに生えていて草むしりもしやすいですが、葉は先が鋭く曲がっているのが特徴です。
草むしりの際、葉先を触るとチクチクとするので気を付けたほうが良い植物の1つです。

スギナ

スギナは全国に生息していて代表的な難防除雑草の1つです。

ツクシから風で胞子を飛ばして広がる雑草で、除去するのが難しい植物の1つです。
地上部分を取り除くだけでは除草効果は見込めません。
折れ残った茎から簡単に再生していきます。

また、茎の色んな場所に養分を蓄えているので、全てを除去するのはとても難しいと言えます。

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勝手に他家の墓地を除草しない

お墓参りの際に自分のお墓を一生懸命掃除し、綺麗になるととても気持ちが良いと思います。
その際、周りのお墓に雑草がたくさん生えていると気になってしまうかもしれません。
綺麗にしたお墓に雑草が侵入していたり、景観の問題で他家のお墓も除草したくなります。

しかし、他家のお墓の雑草を除草するのは止めましょう。
他家のお墓まで除草してしまうと、後に問題になる可能性があります。

ですので、善意だとしても除草は自分のお墓だけ行いましょう。

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雑草対策に使うお墓の塩まとめ

ここまで、お墓の除草方法の情報や雑草対策などを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

• お墓の雑草対策に塩を使用するのはお勧めできない
• 塩を使用すると、土壌を元の状態に戻すのが難しくなり、他の植物にも悪影響を及ぼす心配がある
• 塩を使用しない場合の除草対策には、防草シートや玉砂利を敷くのが有効

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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