お葬式
喪中期間に飲み会へ参加していいの?喪中にしてはいけないことや喪中と忌中の違いまで解説
更新日:2025.04.24 公開日:2021.11.11

記事のポイントを先取り!
- 喪中の飲み会参加は問題ない
- 羽目を外しすぎないようにする
- 喪中に飲み会を主催しない
喪中に結婚式などの慶事に参加することは控えるべきとされていますが、飲み会についてはどうなのでしょうか。
飲み会といっても職場の同僚や取引先の担当者、友人との会食など、その場面はさまざまです。
そのため、どこまでが良くてどこからがマナー違反となるのか悩ましいところです。
そこでこの記事では、喪中における飲み会について詳しく解説していきます。
少し読むことで理解できる簡単な内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
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喪中と忌中の違い

身内が亡くなった際によく使われる「喪中」と「忌中」という言葉。
どちらも故人を偲ぶ大切な期間ですが、意味や期間、過ごし方に違いがあります。
この章ではそれぞれの意味を整理し、混同しやすいポイントをわかりやすく解説します。
喪中とは
喪中とは、故人を偲び、日常生活の一部を控えながら過ごす期間のことを指します。
一般的には一年間が目安とされており、この間は結婚式や年賀状の送付など、慶事を避けるのがマナーとされています。
喪中は社会的・文化的な配慮を表す期間であり、法的な制約があるわけではないため、地域や家庭の考え方によって対応に幅があるのが特徴です。
忌中とは
忌中とは、故人が亡くなってから四十九日法要までの約49日間を指し、喪中よりもさらに慎重な行動が求められる期間です。
この期間中は、神棚を封じる「神棚封じ」や、外部の行事参加を控えるといった習わしが根付いています。
忌中は仏教における死後の魂の行方を見守る時期とされ、故人との別れに心を集中する重要な節目でもあります。
喪中と忌中の違い
喪中と忌中の大きな違いは、その期間と意味にあります。
忌中は「故人の成仏を願う法要期間」であり、より宗教的・儀式的な意味合いが強い一方、喪中は「故人を偲びながら日常生活を控える期間」として、社会的な配慮を示すものです。
忌中は喪中に含まれる期間でもあり、まずは忌中を終えてから喪中の過ごし方へ移行するという流れになります。
以下の記事でも、喪中と忌中の違いについて詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
喪中に飲み会しても問題ない?

喪中は慶事や派手な娯楽は控えるべきとされていますが、飲み会に関してはどうなのでしょうか。
自分から誘いはしなくても、相手から誘われることはあるはずです。
また喪中では許容されても、忌中の場合には避けた方が無難なこともあります。
ここでは喪中での飲み会の参加と、忌中に避けるべきことについてそれぞれ解説します。
喪中でも飲み会の参加は問題ない
地域や家庭によって差はありますが、基本的には喪中でも飲み会の参加は問題ありません。
昔は喪中にお酒を飲むことや、娯楽は禁止されていました。
しかし近年、会社の飲み会など必要な付き合いに関しては従来通りおこなわれるようになってきています。
ただし、地域によって昔のしきたりが残っている場合もあるため、その場合は飲み会への参加は控えるのが無難です。
忌中の場合は避けるべき
忌中の場合は、飲み会は避けるべきです。
忌中は仏教では命日から四十九日法要を迎えるまでの49日間で、四十九日法要を終えることを忌明けと言います。
忌中の間は、喪中よりもさらに行動を控えるべきとされています。
また忌中に飲み会に参加しても、周りの人に気を遣わせてしまうかもしれません。
そのため、忌中に普段通り飲み会に参加することは、極力控えるべきだと考えられます。
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喪中の飲み会での注意事項

前章では喪中での飲み会は一部許容されることを述べましたが、あくまでも羽目をはずしすぎないことが前提です。
喪中は1年間と長い期間となるため、昔は禁じられていたことも現在ではある程度自由におこなえるようになりました。
例えば、喪中のことを知らないであろう取引先のお相手との飲み会の参加は問題ありません。
しかし、お酒を飲みすぎないように節度をもって行動することが必要です。
また、同僚や友人が気持ちを切り替えられるようにと飲み会を開いてくれた場合は、参加することに問題はありません。
参加する場合は羽目を外しすぎないよう、いつも以上に注意しましょう。
喪中に自分で飲み会を主催することは極力控えましょう。
スポンサーリンク喪中の飲み会の断り方

会社での歓送迎会や忘年会、あるいは会社の上司のお誘いは、喪中であっても断りづらいことが多いでしょう。
お誘いを断ることが難しい場合でも、喪中のため断るべき状況もあります。
ここでは喪中における飲み会の断り方を解説します。
上司などに相談する
たとえ喪中であっても、現代では明確な定めはないため飲み会に参加してはいけないわけではありません。
そのためあなたが喪中であることを、周りの人はさほど気にしていないかもしれません。
「喪中だから参加は辞めときます」と飲み会を断ることは、場合によっては失礼に当たる可能性があります。
そこで飲み会を断る場合には、「喪中でまだ気持ちの整理がつかないのですが」と相談する形で上司に断りを入れるのがオススメです。
喪中であることを知っている上司は部下の心痛な状況を把握し、相談に乗ってくれるかもしれません。
「喪中なので参加できません」と一言で済ませるよりも印象はかなり良いでしょう。
具体的な文例
飲み会を断る場合は、口頭にて相談するのがオススメです。
しかし場合によっては、メールで返信しなければいけないこともあるでしょう。
メールで答える場合は以下のポイントをふまえ、文章を作成して下さい。
- 誘ってくれたことへのお礼
- 喪中とはいえ、私事で申し訳ないことを伝える
- 自分の心情を語る
- あくまで相談ということを伝える
これらのポイントをふまえたメールの文例を紹介します。
飲み会へのお誘いありがとうございます。
私事ですが、先日〇〇が亡くなり、家族一同喪中の状態にあります。
また、私自身まだ気持ちの整理がつかないため、飲み会への参加が難しい状況です。
そのため、差し支えなければこの度は不参加とさせて頂きたいのですが、よろしいでしょうか?
日頃お世話になっている方々と飲み会なので迷っており、ご相談させていただきました。
メールでの返答となり申し訳ありませんが、宜しくお願いいたします。
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忌中での飲み会の参加
亡くなって間もない時期に過度な飲食や娯楽に参加するのは、社会的なマナーとして控えるのが一般的です。
職場や取引先などの関係で断りづらい場合でも、参加の可否は自分の心の整理や、場の雰囲気を総合的に考えて判断しましょう。
どうしても参加が必要な場合は、騒がず控えめな姿勢を心がけるのが無難です。
スポンサーリンク忌中での飲み会の断り方
喪中の断り方との違いに注意
忌中は四十九日までの「より慎重な期間」とされ、宗教的にも配慮が求められる時期です。
そのため、「まだ忌中にあたるため」「四十九日が済むまでは控えたい」といった表現を添えると、相手にも事情が伝わりやすくなります。
忌中の断りのポイント
忌中の断りでは以下の点に配慮するとより丁寧です。
- 宗教的配慮や故人への想いに触れる(例:故人を静かに偲びたい)
- 四十九日という具体的な節目を意識した表現
- やむを得ず参加する場合は短時間で切り上げる意図を明確に
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喪中でやってはいけない事

喪中に気をつけるべきことは、飲み会だけではありません。
喪中に注意するべき事柄は、一般的には正月行事や結婚式です。
それぞれについて解説いたします。
正月行事
喪中に控えるべきことの1つとして、正月行事が上げられます。
正月行事の中で、具体的に控えるべき事柄は一体何なのでしょうか。
箇条書きにしてまとめましたので、以下を御覧ください。
- 年賀状
喪中を迎えた場合は、12月中頃までに喪中はがきを送ります。
喪中はがきは喪中のため、新年の挨拶を控える旨を伝えるものです。
喪中はがきが届いた場合は年賀状は控え、代わりに喪中見舞いあるいは寒中見舞いを送るのが一般的です。
- 正月飾り
喪中は正月飾りを控えるのがマナーです。
正月飾りとは、門松やしめ縄・鏡餅などを指します。
元来正月飾りは控え、おせちやお雑煮などの正月料理をいただくことも避けるべきとされていました。
しかし近年では、正月料理も豪華すぎないものであれば問題ないと変化してきています。
- 「おめでとう」などのお祝いの言葉
正月によく使われる「あけましておめでとう」や「賀詞」などのお祝いの言葉は、喪中においてはマナー違反となります。
ただし、相手側から「あけましておめでとう」と言われることはマナー違反とはなりません。
喪中の方からはお祝いの言葉は使わずに、「今年も宜しくお願いします」と他の言葉に言い換えます。
- お年玉
正月に渡されるお年玉も本来はお祝いに当たります。
渡す際は、お小遣いや文房具代・教科書代などの名目で渡すようにしましょう。
結婚式
喪中では、基本的に結婚式は避けた方が無難です。
しかし結婚式には式場の予約や参加者の招待など、大変な準備が伴います。
急な変更をした場合、参加者にも迷惑がかかる他、キャンセル料も発生してしまいます。
そのため両家で話し合いのうえ、喪中でも結婚式を執り行うこともあります。
また、自身の喪中期間に結婚式へ招待された場合、欠席を伝えることが一般的です。
しかし、場合によっては主催者からどうしても参加してほしいとお願いされることもあるでしょう。
その場合は、喪中であることを伝えた上で参加しても問題ありません。
ただし、忌中の場合は基本的には結婚式の主催や参加を控えるようにしましょう。
喪中の飲み会まとめ

ここまで喪中の飲み会についての情報や、喪中で注意すべき事などを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 喪中の飲み会は問題ないが、羽目は外さないようにする
- 忌中の飲み会は極力控える
- 喪中に飲み会を主催することは控える
- 宴会やパーティーへの参加は大規模であれば避ける
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

唐沢 淳(からさわ じゅん)
経歴
業界経歴10年以上。大手プロバイダーで終活事業に携わる。葬儀の現場でお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから大人数の葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとにも数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、ユーザー目線でのサービス構築を目指す。
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