お葬式
喪中だけど誕生日は祝ってもいいの?友人が喪中の場合についても解説
更新日:2022.05.15
喪中は、お祝い事や遊興を控えるのが原則です。
あまり意識したことがないかもしれませんが、年賀状を控えることなどがその例です。
それでは喪中に誕生日を迎えた場合の自身や友人のお祝いはどうなるのでしょうか。
そこで、この記事では喪中期間にしてはいけないことや喪中期間に誕生日を迎えた場合の対応について解説していきます。
この記事を読むことで、喪中におけるお祝い事の知識が深まり、正しいマナーが身につきます。
少し読むことで理解できる簡単な内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
そもそも、喪中とは何なのかということについて知りたい方は「そもそも喪中って何?忌中との違いや喪中はがきについても解説」の記事もご覧ください。
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喪中とは
喪中とは、近親者が亡くなった際に死を悼み、身を慎む一定の期間です。
喪中に喪に服すことを服喪(ふくも)や忌服(きふく)と言います。
基本的に喪に服す範囲は2親等までとされています。
- 1親等:親・配偶者の親・自身の子ども
- 2親等:自身の兄弟姉妹・祖父母・孫・兄弟姉妹の配偶者
喪中は、お祝い事や遊興を控えるのが原則です。
スポンサーリンク喪中でも誕生日のお祝いをしていいの?
喪中でのお祝い事は控えるべきとされていますが、誕生日のお祝いはどうなるのでしょうか。
誕生日は年に一度の記念すべき日です。
特に自分の子供や、還暦を迎える父親、母親の誕生日となれば、お祝いをしたい気持ちになるのも当然です。
ここからは喪中の誕生祝いについての可否や、誕生日のお祝いをする場合の注意点について紹介します。
喪中でも誕生日のお祝いはしても良い
喪中に誕生日祝いをしても、基本的には問題ありません。
原則、誕生日であっても喪中でのお祝いは控えるべきですが、現代ではそれほど厳密ではありません。
そのため家族の誕生日を祝う程度だったら、基本的に問題ないと考えられます。
ただし、あくまで喪中のため、慎ましく行うべきという自覚を持って祝う必要があります。
誕生日のお祝いをする時の注意点
喪中でも問題はないと言われている誕生日祝いも、お祝い事には変わりありません。
喪中に誕生日のお祝いをする場合の詳しい注意点を紹介しますのでご覧ください。
派手にお祝いしない
喪中の誕生日祝いは派手にせず、慎ましくおこないます。
家やお店を貸し切って大勢でのパーティーや、大々的なプレゼントを渡すことは控えた方が良いでしょう。
何も気にせず思いっきり誕生日祝いをしたい場合は、時期をずらして行うことをオススメします。
「おめでとう」は使わない
「誕生日おめでとう」など、通常であれば聞き慣れた言葉も、喪中では問題があります。
おめでとう以外の祝福の言葉も、喪中では基本的に控えるべきです。
おめでとうという言葉なしの誕生日は、少し窮屈に感じてしまうかもしれません。
代わりに、喪中の誕生日の祝福には以下のような言葉を使いましょう。
- 今日は〇〇さんの誕生日だね
- 機会があったらお茶しましょう。
- 〇〇さんの誕生日、そしてこの1年が良きものとなりますように
これらのようなお祝いの意味を含まず、温かみのある言葉を添えることをオススメします。
忌中でも大丈夫?
喪中と似た言葉で忌中という言葉があります。
忌中の期間は、仏教では四十九日法要を迎えるまで、神道では五十日祭を終えるまでです。
忌中は、喪中に比べさらに制約が大きくなる傾向にあります。
忌中に誕生日をお祝いをすること自体は、問題ありません。
ただし忌中の期間は限られており、何かと忙しいことが予想されますので、一般的には時期をずらしておこなう場合が多いです。
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相手が喪中でも誕生日を祝っていい?
相手が喪中の場合、誕生日を祝っても良いのでしょうか。
毎年誕生日祝いのやり取りをしている方は、気になるところでしょう。
ここでは、相手が喪中でも誕生日を祝っても良いのか解説します。
相手が喪中でも問題ない
基本的に、相手が喪中でも誕生日祝いをすることに問題はありません。
喪中の誕生日に関しては明確な決まりがないため、重要なのはお互いの気持ちです。
気持ちの整理がついていればお祝いをして、気持ちの整理がついていない場合は、時期をずらしてお祝いしましょう。
ただし誕生日祝いをする際は、派手にはせず慎んで行います。
また、忌中は忙しいため避けるのが良いでしょう。
メッセージ
相手が喪中の場合、おめでとうなどのお祝いの言葉は避けるのが無難です。
悲しみの中お祝いの言葉をかけることは、失礼に当たります。
なにかメッセージを贈りたい場合は、誕生日のお祝いをする時の注意点でも述べたように
- 今日は〇〇さんの誕生日だね
- 機会があったらお茶しましょう。
- 〇〇さんの誕生日、そしてこの1年が良きものとなりますように
これらのような温かみのある言葉を送りましょう。
プレゼント
自分の家族であれば、喪中の相手に誕生日プレゼントを贈ることは問題ありません。
しかし、家族以外の方へプレゼントを送る際は、注意が必要です。
喪中には明確な定めがない分、家庭によって考え方が異なります。
サプライズとしてプレゼントをお渡ししたい気持ちは分かりますが、人によっては不謹慎に感じることもあるでしょう。
プレゼントを贈ろうとお考えであれば、まず相手に確認するのが無難です。
喪中にしてはいけないこと
喪中期間は、本当に全ての行事を控えなければいけないのでしょうか。
数ある行事において、控えるべきかどうか線引きすることは簡単ではありません。
ここでは、喪中にしてはいけないことに関して、具体的に解説します。
年賀状
新年を迎えたお祝いの意味を持つ年賀状を喪中に送ることはマナー違反です。
近親者が亡くなった場合は、新年の挨拶は控え、周囲の方には事前に喪中はがきを送ります。
喪中はがきをいただいた方は年賀状を送るのは控え、代わりに年内に喪中見舞い、あるいは年明けに寒中見舞いを送るのが一般的です。
正月行事
喪中は正月行事を控えて過ごしましょう。
門松や鏡餅、しめ飾りなどの正月飾りも控えます。
正月飾りは、お正月に年神様をお迎えするための神道の飾りです。
神道の忌明けとなる五十日以降は、正月飾りをしても問題ないとされることもありますが、行わないのが一般的です。
結婚
喪中では身内の結婚式は控えることが一般的とされます。
しかし訃報は突然やってくる場合が多いため、あらかじめ結婚式場の予約をしている場合もあります。
周囲に負担がかかるケースでは、両家で話し合った後に予定通り行うこともあります。
宴会・パーティー
宴会やパーティーは基本的に控えます。
会社の付き合いや友人との会食程度であれば許容範囲ですが、年末年始の忘年会や新年会などは控えるのが無難です。
旅行
喪中に旅行をすることは控えるべきとされています。
現代では喪中に関する定めはありませんが、かつて公布されていた服忌令では、喪中の期間に関する規定がありました。
服忌令の中では旅行は娯楽とされており、その考えが現在でも習慣として残っているため、旅行は不謹慎とされています。
ただし、時代の流れとともに喪中の旅行に関しては少しずつ認められる方向に変わってきています。
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旅行を計画していた場合は?
喪中に計画して、旅行に行くことは良しとされません。
しかし予め旅行を計画しており、急な訃報により喪中と旅行が重なった場合、旅行に行くことは問題ありません。
傷心旅行という言葉がありますが、これは恋人を失った人に限った言葉ではありません。
大切な人を亡くした方が、気持ちの整理をつけるために旅行にいくという意味で使われることから、供養目的の旅行も含まれます。
つまり喪中に旅行に行くことは、一概に娯楽とされない場合があるのです。
また、予め計画していた旅行をキャンセルするとキャンセル料が発生し負担となることがあります。
ただし忌中の場合は忙しく、気持ちの整理もつきにくいため、旅行は控えるのが無難です。
喪中の誕生日まとめ
ここまで喪中の誕生日についての情報や、注意点などを中心に解説しました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 喪中とは故人を悼み、喪に服す一定の期間
- 喪中にはお祝い事は控える
- 喪中は誕生日を派手に祝わず、祝福の言葉も控える
- 人の誕生日を祝う際は相手に確認を取る方が無難
この記事が少しでも皆様の役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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