お葬式
喪中と忌中の違いとは?期間や避けるべきことについても解説
更新日:2022.05.17
喪中や忌中と聞いても、その違いを知っている人は少ないでしょう。
喪中と忌中の違いだけでなく、期間や避けるべきことなど気になることも多いと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
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喪中とは
喪中とは、故人の死を悼(いた)み喪に服し身を慎む期間とされています。
故人の死から悲しみが癒えて、普通の生活に戻れるようになるまでが喪中とされているのです。
故人が亡くなられてから12ヶ月間が、一般的な喪中の期間です。
血縁関係や、地域によっても喪中の期間が異なります。
スポンサーリンク忌中とは
故人が亡くなられてから四十九日までが、忌中とされています。
神道では、死は穢(けが)れていて忌(い)まわしいと考えられていました。
そのため他の人に穢れを移さないために、忌中の間は人が集まるイベントには参加せず身を慎む必要があります。
忌中は門や戸を閉め喪服を着用し、故人を弔いながら魂を清めるために専念する期間とされています。
仏教では穢れではなく、次に生まれ変わるための裁きを受ける期間とされています。
良い裁きが故人に下るように、祈り続ける期間ということです。
今では初七日が過ぎると、仕事や学校などに行くことが一般的となりました。
そのため忌中期間であっても、外部との接触をすることになります。
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喪中と忌中は何が違う?
喪中と忌中は主にどのような違いがあるのでしょうか。
順番に紹介していきます。
忌中は喪中の一定期間
忌中は喪中の一定期間のことを指しており、どちらも喪に服し身を慎むことは同じといえます。
喪に服すという意味の喪中は、『忌服(きぶく)や「服忌(ぶっき)や服喪(ふくも)』と呼ばれることがあります。
喪中の「忌」と「服」を2つの期間に分けられた、「忌」の部分が忌中となるのです。
忌中の期間である、主に四十九日を過ぎることで喪中に切り替わります。
喪中と忌中の期間
以前、「大政官布告(だいじょうかんふこく)」という、明治政府から出された法律がありました。
近親者や関係性によって、喪中や忌中の期間が定められていました。
現在では廃止された法律ですが、喪中や忌中の期間の目安とされている方も多いです。
喪中と忌中は、神道や仏教でも期間が少し異なります。
喪中の期間
一般的な喪中の期間は12ヶ月で、一周忌法要が終わると喪中が明けます。
太政官布告の法律で決められていた喪中の期間は、近親者の関係によって細かく分けられていました。
【太政官布告による喪中の期間】
- 父母:13ヶ月
- 子供:90日
- 夫:13ヶ月
- 兄弟・姉妹:90日
- 妻:90日
- 祖父母:150日
忌中の期間
忌中の一般的な期間は、仏教は四十九日法要、神道は50日祭が忌明けとされています。
太政官布告の法律で決められていた忌中の期間を紹介します。
【太政官布告による忌中の期間】
- 父母:50日
- 子供:20日
- 夫:30日
- 兄弟・姉妹:20日
- 妻:20日
- 祖父母:30日
神社へのお参りによる違い
神道では、死は穢れていて忌まわしいと考えられていました。
そのため忌中の時期に神社を訪れることは、穢れを持ち込むことになるため参拝は禁止されています。
しかし忌明けした喪中であれば、穢れがなくなるため神社へのお参りは可能となります。
忌中に神社にお参りをしなければいけない理由がある場合は、参拝に訪れる神社に確認を取る必要があります。
参拝が可能という神社もあるので、忌中だからとあきらめず相談すると良いでしょう。
神社ではなくお寺であれば、穢れという認識はないため忌中であってもお参りにいくことができます。
神棚封じによる違い
神棚封じとは、神様が穢れに触れないように神棚を封じる事です。
神道において死は穢れと捉えられており、穢れが神に触れるとパワーを失うと考えられているからです。
しかし50日祭が終わり忌明けされると穢れがなくなるため、喪中期間には神棚封じを解く必要があります。
スポンサーリンク喪中と忌中で控えること
喪中や忌中期間であっても、正月などの年中行事はやってきます。
忌中や喪中では喪に服す必要があり、お祝い事は控えなければいけません。
どのようなことを注意しなければいけないか、順番に紹介していきます。
正月行事
年中行事で一番お祝いムードになるのがお正月です。
喪中や忌中では、年賀状や新年の挨拶は控えるのが一般的です。
正月飾りやおせち料理なども、お祝いのために用意するものなので避ける必要があります。
雑煮などの餅は食べても問題ありませんが、鏡餅などを飾ることはできません。
また、新年の「おめでとう」の挨拶も控えなければいけません。
「昨年はお世話になりました」や「今年も宜しくお願い致します」などの言葉で代用する必要があります。
避けては通れないお正月ですが、喪中・忌中期間は故人の供養を行うように心がけましょう。
結婚
結婚式や入籍は人生のイベントの中で、とても大事な行事です。
結婚式や入籍の予定を入念に計画していても、親族の不幸が突然訪れることがあります。
喪中や忌中期間はお祝い事を避ける必要があるため、できるだけ結婚式や入籍は控える必要があるでしょう。
しかし、あらかじめ結婚式場の予約や式の日取りが決まっている場合は、両家の家族と話し合いをして予定通り結婚式を挙げることがあります。
式を延期することで結婚式が破談になる場合もあるので、可能な範囲で話し合いをする必要があります。
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喪中・忌中でもお墓参りは大丈夫?
喪中や忌中は故人を悼み身を慎む期間とされているため、喪中・忌中関係なくお墓参りをすることができます。
50日祭を終えていない忌中期間は神社に訪れることはできませんが、お寺であれば訪れることができます。
そのため正月やお盆などお墓参りをすることで、故人やご先祖さまの供養にもなります。
お墓参りは喪中・忌中関係なく普段のお参りの方法で問題ありません。
お墓参りの他にも、親戚や友人などに不幸があり葬儀が執り行われることがあります。
近しい人やいつも良くしてくれていた方など、様々な関係があると思います。
喪中・忌中であっても、お祝い事ではないため葬儀に参列することが可能です。
しかし、忌中の場合は宗教や家族の意向によっては、参列を控えなければいけません。
心配であれば葬儀を執り行う施主や家族に相談して、参列するかしないか決めても良いでしょう。
喪中である場合は、葬儀に参列する際に喪中であることを自ら伝える必要はないとされています。
地域や家系により考え方が違う場合があるため、心配な方は周りの方に相談しましょう。
スポンサーリンク喪中・忌中のない宗教、宗派
浄土真宗やキリスト教には、喪中や忌中はありません。
親族が亡くなっても、お正月や結婚式などのパーティーに参加することもできます。
浄土真宗とキリスト教について順番に紹介していきます。
浄土真宗
浄土真宗では「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えれば、全ての人が極楽浄土にいけるといわれています。
善意や悪意などの生前の行いに問わず、「阿弥陀如来」のお力で仏へと生まれ変わらせてくれるとされています。
そのため浄土真宗では、故人の死を悼み身を慎む必要はなく喪中や忌中の概念がないのです。
葬儀が終われば、直ぐに結婚式やパーティーなど参加できます。
しかし、他の宗派から見ると不謹慎と思われてしまうので、派手な行動は慎むべきです。
キリスト教
キリスト教では、「人は死ぬと神の導きにより天国にいける」といわれています。
そのため「現世の人間が死ぬと天国でまた再会できる」という教えがあるのです。
天国でまた再会できるということで、キリスト教では喪に服したり身を慎む必要がありません。
土葬やお別れ会などの軽い葬儀は執り行われますが、その後は普通の生活に戻るのが一般的です。
キリスト教は喪中や忌中といった概念がないので、葬儀のあとは軽い会食やパーティーを開催する場合もあります。
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喪中と忌中まとめ
ここまで喪中と忌中の違いについての情報や、期間や避けるべきことなどを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 他の人に穢れをうつさない期間と、喪に服す期間
- 忌中は四十九日法要までの期間で喪中は12ヶ月が一般的
- 正月や結婚式などの祝い事は避ける
これらの情報が皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
唐沢 淳(からさわ じゅん)
経歴
業界経歴10年以上。大手プロバイダーで終活事業に携わる。葬儀の現場でお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから大人数の葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとにも数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、ユーザー目線でのサービス構築を目指す。
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