法事法要
白木位牌の処分方法は?本位牌の選び方についても紹介
更新日:2022.02.03 公開日:2022.01.08

記事のポイントを先取り!
- 白木位牌は故人の魂を宿らせる仮の位牌のこと
- 白木位牌は閉眼供養をしてからお焚き上げする
- 本位牌は仏具店で購入することができる
白木位牌は四十九日法要後には不要となるため、処分が必要となります。
しかし、どのように処分をすれば良いか、その方法について困っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では白木位牌の処分方法について詳しく説明していきます。
四十九日を終えた後、白木位牌をどのように処分すれば良いのかこの機会に知っておきましょう。
本位牌の選び方についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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白木位牌とは

位牌は故人の戒名が書かれた木の札で、故人の魂の依代(よりしろ)になるものと考えられています。
位牌の中でも葬儀から四十九日法要までの仮の依代となるのが、白木位牌です。
白木位牌は葬儀の祭壇や後飾り祭壇に安置され、四十九日法要までの期間はこの位牌に向けて遺族などが祈りを捧げることとなります。
この期間を過ぎると白木位牌から本位牌へと故人の魂が移し替えられるため、一般に四十九日後は不要になるとされます。
白木位牌は仮の位牌ですが、本位牌は四十九日が終わると仏壇に安置され、それから長い間故人の魂の依代になります。
白木位牌は内位牌などとも呼ばれますが、白木板で作られることが多いことから白木位牌と呼ぶのが一般的です。
スポンサーリンク白木位牌の処分方法

ここからは四十九日法要を終え、役目を終えた白木位牌をどのように処分すれば良いかを解説します。
白木位牌の処分方法や、処分するのに必要な予算についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
閉眼供養をする
まず白木位牌を処分する前に、四十九日法要の中で閉眼供養が行われます。
閉眼供養とは、白木位牌から本位牌に故人の魂を移し替える儀式のことです。
この閉眼供養の中で白木位牌の魂抜きが行われ、その後本位牌へと故人の魂が移されます。
白木位牌は閉眼供養を終えると同時に、その役目を終えることとなります。
この閉眼供養を終えてからでなければ白木位牌を処分することはできないため注意しましょう。
また閉眼供養をする時には本位牌も必要となります。
四十九日法要までに、早めに本位牌を手配しておきましょう。
お焚き上げをする
閉眼供養を終えた後の白木位牌には、もう故人の魂は宿っていないため、処分をしてしまって構いません。
不要となった白木位牌の処分方法として一般的なのが、「お焚き上げ」という方法です。
白木位牌は、故人の魂が宿っていたものであり、戒名も書かれています。
そのため不要だからといってゴミに捨ててしまうのは避けた方が良いでしょう。
菩提寺などに相談をして、役目を終えた白木位牌はしっかりとお焚き上げをしてもらいましょう。
また、仏壇店でもお焚き上げの依頼を受けてくれる場合があります。
もしお寺へ相談することが難しい場合には仏壇店に相談するのもおすすめです。
処分するのに必要な費用は?
菩提寺などのお寺に処分をお願いする場合、処分のみであれば1万円程度が相場だとされています。
位牌の閉眼供養から処分までを行う場合には、お布施として1万〜3万円程度お渡しするのが一般的です。
また、仏壇店に依頼する場合は数千〜1万円程度が相場となっています。
仏壇店によっては、無料で位牌の処分を請け負ってくれる場合もあるようです。
自分で処分しても問題ない?
上述のように位牌の処分には、少なからず費用がかかります。
そのため、自分で処分したいという方もいるでしょう。
そのような場合は、自分で処分しても問題ありません。
費用が気になる場合には、安価に処分してくれる仏具店や業者を選ぶことで費用を抑えることも可能です。
選択肢の1つとしてそうした方法があるということも考えておきましょう。
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本位牌の用意の仕方

次は閉眼供養までに必要となる本位牌の用意の仕方について解説します。
本位牌をどのような基準で選べば良いのか、この機会に知っておきましょう。
本位牌はどこで購入する?
本位牌の購入は仏壇・仏具店で行うのが一般的です。
本位牌には様々なデザイン、サイズのものが存在しているため、その選び方にも注意が必要となります。
本位牌の選び方
ここからは本位牌の選び方について紹介していきます。
以下の3つのポイントを軸に、最適な本位牌を選びましょう。
サイズを確認する
まず位牌のサイズについて確認する必要があります。
既に仏壇にご先祖様の位牌がある場合には、それよりも大きなサイズのものを選ばないようにしましょう。
これは、既に仏壇に安置されている御先祖に対して敬意を示すためです。
新たに故人の本位牌を仏壇に置く際は、ご先祖様の位牌と同程度かそれよりも小さい位牌を選びます。
しかし、小さいものを選んでしまうと、将来的にどんどん位牌を小さくしなくてはいけなくなります。
そのため、ご先祖様と同程度の大きさのものを選ぶのがおすすめです。
種類を確認する
位牌には、白木位牌・本位牌・繰出位牌など、用途別に種類が存在しています。
そのため、本位牌なのに誤って白木位牌を購入するなどの失敗がないように注意が必要です。
特にネットなどで購入するとなると、サイズや種類を間違えやすくなるため、しっかりと確認して注文しましょう。
デザインから選ぶ
本位牌のデザインの選び方には決まりがあるわけではありません。
仏壇のデザインに合わせて、本位牌を選んでも構いませんし、故人が好みそうなデザインのものを選んでも構いません。
ご先祖様の位牌とデザインを統一するというのも良いでしょう。
本位牌には塗位牌・蒔絵位牌・モダン位牌などの種類のものがあり、それぞれデザインが異なります。
塗位牌は漆塗りを使用した伝統的なスタイルの位牌です。
また、蒔絵位牌は漆塗りの位牌に蒔絵を施した位牌となっています。
モダン位牌は、装飾が少なくシンプルなのが特徴の位牌です。
位牌には様々なデザインのものがあるため、どのデザインが良いかよく考えて選びましょう。
スポンサーリンク浄土真宗の場合はどうすれば良い?

浄土真宗の場合、位牌に魂が宿るという考え方をしないため、位牌を安置しないのが一般的です。
葬儀などの際に白木位牌を用意する場合はありますが、その後本位牌を用意することはありません。
そのため、浄土真宗では本位牌の代わりに、法名軸や法名を記載する過去帳を用意します。
白木位牌の処分は、他の宗教と同様に閉眼供養後に行います。
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白木位牌のままでも問題ない?

四十九日法要を迎える際、白木のまま位牌を安置したいと考えている方もいることでしょう。
そのような場合には、白木位牌を必ず本位牌に替えなければいけないわけではありません。
四十九日を終えてからも、白木位牌のまま故人を祀るということも可能です。
しかし白木位牌は仮の位牌であり、白木で作られているということから耐久性に難があります。
本位牌に変えた方が位牌の経年劣化が少なく、故人を祀ることができます。
予算に余裕があれば、四十九日法要までに本位牌を用意しておいた方が良いでしょう。
スポンサーリンク四十九日までに行うこと

ここからは四十九日までに行うべきことをご紹介します。
以下の準備は、法要を迎えるまでに忘れずに行っておきましょう。
本位牌を用意する
閉眼供養をする際に必要となる本位牌は忘れずに用意しておきましょう。
直前に仏具店に連絡をすると、本位牌の準備が法要までに間に合わない可能性があります。
スケジュールに余裕がある時に本位牌の用意を始めましょう。
法要の準備をする
法要を行う会場や日時は、事前に決めておく必要があります。
直前に手配を始めても、場所を確保できない可能性があるため注意しましょう。
また、僧侶の手配も行うため、お寺に連絡をして僧侶に来てもらえるかを確認します。
参列者にも法要の案内状を送る必要があるため、葬儀を終えたらできるだけ早い時期に法要の準備を始めましょう。
お墓の準備をする
四十九日法要と併せて納骨を行う場合には、お墓の準備も進めておく必要があります。
納骨の際には納骨式を行うこととなるため、僧侶に連絡をして納骨式の依頼を行いましょう。
また、石材店に連絡し墓石の手配も行わなければなりません。
香典返しの準備をする
法要の際に香典を持ってきていただいた参列者には、香典返しを会場でお渡しするのが一般的です。
そのため、四十九日法要を迎えるまでの間に、香典返しの準備もしておく必要があります。
香典をいただいた場合には、香典返しをお渡しするのがマナーとされているため、忘れずに準備を行いましょう。
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白木位牌まとめ

ここまで白木位牌の処分方法や、本位牌の手配の仕方などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントについて、以下でおさらいします。
- 白木位牌は葬儀から四十九日法要までの間、故人の魂を祀る仮の位牌
- 白木位牌は四十九日法要で閉眼供養を行ってからお焚き上げをして処分する
- 本位牌はサイズやデザインを選び、仏具店で購入する
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

唐沢 淳(からさわ じゅん)
経歴
業界経歴10年以上。大手プロバイダーで終活事業に携わる。葬儀の現場でお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから大人数の葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとにも数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、ユーザー目線でのサービス構築を目指す。
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