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法事法要

三回忌などの法事の香典袋の書き方は?法事の香典の表書きや金額相場を解説

更新日:2022.10.16

香典

記事のポイントを先取り!

  • 三回忌の香典袋は「御仏前」と書く
  • 三回忌に品物を渡す場合は「御供物」と書く
  • 三回忌の御仏前の相場は1万円〜5万円

三回忌などの法事には香典を持参しますが、正しい表書きについてご存じでしょうか。
法事においては、香典の書き方をはじめ、金額相場など正しいマナーを知っておくことが大切です。

そこでこの記事では法事の香典について詳しく説明していきます。
香典袋の包み方や、仏教以外の宗教の表書きについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 三回忌などの法事の表書きの書き方
  2. 法事とは
  3. 法事の香典袋の書き方
  4. 法事の香典の相場
  5. 法事の香典袋の選び方
  6. 神道とキリスト教における表書き
  7. お金の入れ方
  8. よくあるご質問
  9. 法事の香典まとめ
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三回忌などの法事の表書きの書き方

三回忌では、故人が無くなってから2年が経過していることから、故人は仏様になっていると考えられています。
そのため、現金を渡す場合、表書きには『御仏前』がふさわしいとされています。
くれぐれも、『御霊前』とは書かないように気をつけましょう。

その他、『御供物料』や『御香料』でも構わないとされています。

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法事とは

法事の意味や、法事の種類にはどういったものがあるのでしょうか。

法事の概要

故人の供養のために実施する追悼の儀式のことを法事と言います。

遺族や、故人と親しかった人達が、故人の冥福を祈って「追善供養」を行います。
追善供養を行うことで、故人は極楽浄土へ行くことができるとされています。

法事の種類には、以下のものがあります。

  • 初七日法要…故人の命日を含めて7日後に行う、最初の追善法要
  • 五七日法要…故人の命日を含めて、35日目に行う法要
  • 四十九日法要…故人の命日を含めて、49日目に行う法要で、親族や友人、知人を招き、法要後に会食が行われることが多い
  • 百か日法要…故人の命日を含めて(数えで)100日目に行う法要で、遺族や近親者のみで行う
  • 新盆(初盆) …四十九日法要が終わって初めて迎えるお盆のことで、親族以外にも友人、知人も参列することが多い
  • 一周忌法要…故人の命日から満1年後に行う法要
  • 三回忌法要…故人の命日から数えで3年後(満2年後)に行う法要
  • 七回忌法要…故人の命日から数えで7年後(満6年後)に行う法要
  • 十三回忌…故人の命日から数えで13年後(満12年後)に行う法要
  • 十七回忌…故人の命日から数えで17年目(満16年目)に行う法要
  • 二十三回忌…故人の命日から数えで23年目(満22年目)に行う法要
  • 二十五回忌…故人の命日から数えで25年目(満24年目)に行う法要
  • 二十七回忌…故人の命日から数えで27年目(満26年目)に行う法要
  • 三十三回忌…故人の命日から数えて22年目(満21年目)に行う法要で、宗派によってはこれで弔い上げになる
  • 五十回忌…故人の命日から数えで50年目(満49年目) に行う法要で、宗派によってはこれで弔い上げになる

法事の香典

法事では遺族に香典をお渡しするのがマナーです。
仏壇や祭壇に直接供えるのではなく、遺族に、「ご仏前にお供えください」などと一言添えてお渡しします。

香典の表書きは法事の種類によって異なり、通夜・葬儀・初七日の香典は、薄墨で「御霊前」「御香料」「御供物料」と書きます。

四十九日法要以降の法要は、濃い墨で「御仏前」「御香料」「御供物料」と書きます。
仏教の考え方では、四十九日に故人は仏になるとされているからです。
なお、浄土真宗の場合は、亡くなるとすぐに成仏するとされているので、「御霊前」は使いません。

香典の相場は、渡す人の年齢や故人との関係によっても違ってきます。
故人と血縁関係がなければ、5,000円~1万円程度が相場で、血縁関係があれば、1万円〜3万円程度が相場です。
法事の後に会食がある場合は、その分の費用を上乗せします。

香典に加えて、故人が好きだった花などを贈ることもあります。

法事に招かれたらなるべく参加する

通夜や葬儀と違って、法事の場合は遺族が、ぜひ参列して欲しい人を招待します。
そのため、法事に招かれたらやむを得ない場合を除いて、なるべく参列するようにしましょう。

出席でも欠席でも、早めに出欠の返事をするようにしましょう。
正しい出席者の人数がわからないと、遺族も葬儀や会食の準備に支障をきたしてしまいます。

どうしても参列がかなわない場合は、香典やお花、お供え物を送ることもできます。
葬儀が終わって、遺族の自宅に弔問することもできますが、必ず事前に、遺族の了解をとっておくようにしましょう。

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法事の香典袋の書き方

法事に参列する際に、香典袋はどれを選び、どのように書けばいいのでしょうか。
法事に適した水引や、封筒に書くべき内容などについて解説します。

不祝儀袋の選び方

不祝儀袋には、結び切りの水引がついたものを選びましょう。
水引とは祝儀袋や不祝儀袋のヒモ状の飾りのことで、結び方や色で意味や目的が異なります。

水引は不祝儀袋に印刷されている場合と、飾りとして付属している場合があります。

香典として包む金額が1万円未満であれば印刷されたものを、1万円以上であれば飾りがついたものを選びましょう。
また5万円以上包む場合には、双銀の水引がかけられているものを選ぶと良いでしょう。

表書きの書き方

不祝儀袋表面の上部に表書きを、下部に氏名を書きます。

多くの仏教において亡くなった人は、命日から四十九日までの間は「霊」、四十九日以降は仏になるとされています。
葬儀での香典には、「御霊前」が使われますが、四十九日以降の香典は「御仏前」が一般的です。
例えば、三回忌のために用意する香典袋であれば、表書きは「御仏前」が無難です。

ただし浄土真宗などの一部の宗派では、四十九日前であっても「御仏前」の表書きが適切となります。
その理由は宗派による考えの違いで、亡くなった人は誰もがすぐに仏になるという教えが浄土真宗にはあるからです。

その他「御香料」「御供物料」も、期限がないためいつでも使って大丈夫です。

品物を渡す場合

品物を渡す場合は、「御供物」「御供」とします。
品物と現金を両方渡す場合、2つの表書きが同じにならないようにします

中袋の書き方

中袋の裏面には包んだ金額と住所氏名を書きます。
裏面右側に金額を書きますが、旧字体の漢数字を用いて書くことになっていますので注意してください。

裏面左側に住所を書いてその左側、一番端に氏名を書いて下さい。

裏面の書き方

不祝儀袋の中には、中袋がついていないものもあります。
その場合は不祝儀袋の裏面に住所と包んだ金額を書きます。

裏面左半分の水引の下側に住所を書き、その左に金額を旧字体の漢数字で書いてください。

法事の香典では薄墨を使う?

葬儀に参列したことがあれば、葬儀で使用する香典袋には、濃墨ではなく薄墨で記入するマナーを知っている人も多いことでしょう。
しかし、三回忌などの法事の香典袋で使用する墨については、薄墨ではなく濃墨で書くことになっています。

その理由は薄墨を使う意味にあります。
薄墨は、突然の故人の訃報を聞いた悲しみの涙で、書いた墨が薄くなってしまったという故人への哀悼の気持ちを表すものです。

その一方で法事の香典では、命日から49日以上が経過し関係者は通常の生活に戻っているため濃墨でしっかり表記する必要があるのです。

また香典袋への記入のマナーとして、ボールペンや万年筆、サインペンの使用はマナーに反する行為となります。

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法事の香典の相場

法事の香典の相場は、他の法要と同じく故人との関係性によって変わります。
法事の香典の相場は下記の通りです。

  • 両親・兄弟・姉妹・祖父母:会食なし1〜3万円、会食あり2〜5万円
  • 叔父・叔母・曽祖父:会食なし5,000円〜2万円、会食あり1〜3万円
  • 友人・知人:会食なし3,000円〜2万円、会食あり1〜3万円

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法事の香典袋の選び方

法事の香典袋の選び方はどうすればいいのでしょうか。

香典袋の種類

香典袋には水引の種類ごとに、4つの種類があります。
以下で詳しく説明しましょう。

印刷タイプの香典袋

表書きや水引が印刷されたもので、100円ショップやコンビニなどで購入できます。

包む金額が1万円以下用です。

見た目は安価ですが、相手に封を開ける手間をかけさせないというメリットがあります。

黒白の水引タイプ

包む金額が1万~3万円用です。

よく使われる香典袋で、こちらも100円ショップやコンビニで購入することができます。

黄白の水引

包む金額が1万~5万円用です。

法要の際のみで使用することができ、通夜や葬儀で使用することはできません。

京都を中心とした関西地方や北陸、山陰方面でよく使用されます。

双銀の水引

包む金額が5万円以上用です。

黒白の水引タイプ同様、よく使われる香典袋で、高級感があり見栄えがあります。

宗教ごとの香典袋

宗教によって使用する香典袋は違ってきます。

間違えないように、事前に確認しておきましょう。

仏教

黒白の結び切りの水引の香典袋が一般的です。

黄白もしくは双銀のものを使う地域もあります。

菊や蓮の花が表に印刷されている香典袋を使いましょう。

蓮の花が印刷されている香典袋は仏教以外の宗教では使えません。

キリスト教

十字架や百合の花が印刷された香典袋を使用しますが、水引は使用しません

白い封筒で代用してもかまいません。

神道

白無地の香典袋を使用しますが、水引は仏教と同様、あわじ結びか結び切りのものです。

1万~3万円を包む場合は黒白、5万円以上を包む場合は双銀のものにします。

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神道とキリスト教における表書き

仏教における法要にはさまざまなマナーがあり、法事と葬儀で異なる点があります。
では、仏教以外の宗教のマナーにはどのようなものがあるのでしょうか。

神道においては仏教の年忌法要にあたる「式年祭」があり、キリスト教にも「ミサ」という追悼集会があります。
神道の式年祭やキリスト教のミサでは、「御仏前」や「御霊前」のような表書きはあるのでしょうか。

本記事の最後に神道とキリスト教における表書きについて解説します。

神道における表書き

神道の式年祭には一年祭や二年祭、五年祭、十年祭があります。
それぞれ故人の命日から満一年目、二年目、五年目、十年目に行われるため、仏教の年忌法要に似ています。

これらの式年祭に用いられる表書きは「玉串料(たまくしりょう)」や「御榊料(おんさかきりょう)」です。

キリスト教における表書き

キリスト教には故人の家族や友人・知人が教会や自宅で行う追悼ミサがあります。
仏教の一周忌にあたる昇天日や10年目、20年目にもミサが行われます。

キリスト教の表書きは「御花料」や「御ミサ料」です。

神道とカトリックなら御霊前でも問題ない

仏教では四十九日後の法要の香典には、「御霊前」の表書きが不適切であると先でご紹介しました。
しかし神道とキリスト教のカトリックであれば、四十九日を過ぎていても「御霊前」で構いません

なぜなら神道やキリスト教において、亡くなった方は仏様にはならないからです。

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お金の入れ方

香典袋にお金を入れる際のルールは、どのようなものがあるのでしょうか。

お金の向き

香典袋へお札を入れる際は、香典袋の表面に数字が書いてある方の面(裏面)がくるようにします

そうすれば、香典袋を表面から見た場合、お札の肖像画(表面)が下を向いています。

これは、故人を失ったことで、「悲しみに顔を伏せる」という意味になるからです。

複数枚のお札を包む場合は、肖像画が封筒の下側になるようにして、お札の向きを全部そろえて入れるようにしましょう。

お金の状態

あらかじめ不幸を予想して準備していたと思われる可能性があるため、新札は使わないようにしましょう。

とは言え、ボロボロになったお札や使い古して汚くなったお札を包むのも失礼です。

手元に新札しかない場合は、折り目をつけて包むといいでしょう。

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よくあるご質問

法事の香典に関して、よくある質問とその回答例をご紹介します。

三回忌・七回忌・十三回忌で違いはありますか?

三回忌以降の、七回忌、十三回忌といった回忌法要は、香典に関しては特に違いがありません。

三回忌も七回忌も十三回忌も、法要の香典袋は双銀の結びきりの水引のあるものを用い、表書きは「御仏前」「御香料」とします。

いずれの回忌法要も、故人と血縁関係にある場合は、1万円~3万円を包むのが相場です。

法要後に会食がある場合は、2万円~5万円を包みます。

故人と親戚でない場合は、5,000円~1万円程度を包むのが相場です。

また、法要後に会食がある場合は1万円~3万円を包みます。

いずれの回忌法要も、お供えを贈る場合、のし紙の表書きは「御供」とし、お菓子や果物、故人の好きだった品などを贈るといいでしょう。

いずれの回忌法要も、法要に参列できない場合は、お供えの品やお供え物の代わりに現金を郵送することがあります。

現金の場合は香典袋の表書きを「御供物料」とし、品物を贈る場合は、のしの表書きを「御供」とします。

法事をまとめて行う場合の香典は?

法事をまとめて行う場合の香典はいつもの法要の1.5倍を目安にします。

まとめて行う場合も、1つの法要と考えて、香典を1つの袋にしても問題ありません。

夫婦2人の場合は、2人分の金額とはせず、1人分よりも少し多めの、1.5倍程度にするのがいいでしょう。

一筆箋に書く時の書き方は?

 一筆箋(いっぴつせん)は、短冊の形をした細長い便せんで、返礼品に添える形で使用します。

文字を書くスペースが限られていますので、手紙に用いる頭語の「謹啓」や結語の「敬具」を省略した文面になります。

返礼品をお届けすることを主眼とした文面になりますので、法要が無事終わったことの報告と香典へのお礼を、簡略化した文章で書くようにします。

文末には「お納め下さいますようお願い申し上げます」といった文面を添えておきましょう。

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法事の香典まとめ

ここまで三回忌をはじめとした法事における香典の情報や、表書きの書き方などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 三回忌の香典には「御仏前」の表書きが適している
  • 多くの仏教では、四十九日前の法要には「御霊前」の表書きが適切な場合が多い
  • 神道やキリスト教にも表書きを書く慣習があり、「御霊前」が使える

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(かまた)

鎌田 真紀子(かまた まきこ)

国家資格 キャリアコンサルタント ・CSスペシャリスト(協会認定)

経歴

終活関連の業界経歴12年以上。20年以上の大手生命保険会社のコンタクトセンターのマネジメントにおいて、コンタクトセンターに寄せられるお客様の声に寄り添い、様々なサポートを行う。自身の喪主経験、お墓探しの体験をはじめ、終活のこと全般に知見を持ち、お客様のお困りごとの解決をサポートするなど、活躍の場を広げる。

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