墓石の水垢はどうやって取るの？墓石の掃除や日々のメンテナンスも解説

更新日：2021.08.24 公開日：2021.08.24

墓石

墓石を長くキレイに保つためには掃除はかかせません。
そんな墓石の掃除ですが、水垢がついた場合はどうすれば良いのでしょうか？
そこで今回の記事では

• 墓石の汚れる原因
• 墓石の水垢の取り方
• 墓石のメンテナンス方法

以上の内容で解説していきます。

墓石の掃除方法やメンテナンスを学んで、お墓を長くキレイに保ちましょう。
墓石にお酒をかけた場合どうなるかも触れていますので、ぜひ最後までお読みください。

1. 墓石の水垢とは
2. 墓石が汚れる原因
3. 墓石の水垢の取り方
4. 墓石のメンテナンス方法
5. 墓石にお酒をかけてはいけない
6. 墓石の水垢まとめ

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墓石の水垢とは

一般的に水垢とは、水分中に含まれているミネラル分が白く固まったものです。
墓石の場合は年中外にあるため、雨や湿気によって大気中の汚染成分も付着します。

水が溜まりやすい場所は特に発生しやすくなります。
放っておくと落ちなくなるので、注意が必要です。

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墓石が汚れる原因

墓石が汚れる原因は「日々の汚れの蓄積」と「経年変化」の大きく分けて二つあります。

日々の汚れの蓄積

日々の汚れには以下のようなものがあります。

• 水垢
• 黒ずみ
• コケ
• カビ
• シミ

水垢は、水鉢や花立などの水を直接入れておく場所にできやすいです。
雨や湿気などで大気中のチリやホコリが付着したまま、水分が蒸発した際も発生します。
汚れが固着したまま放っておくと、落としづらい汚れとなります。

黒ずみは、備えた花が傷んだ際に繁殖する細菌などが原因です。
コケやカビは放っておくとシミや斑模様ができる原因になってしまうため、なるべく早めに対処しましょう。

経年変化の汚れ

経年変化の汚れには次のようなものがあります。

• 色味の変化
• 艶の消失
• サビ

それぞれ、酸性雨や潮風、排気ガスなど建っている場所の環境が影響します。
経年変化で起きる汚れは、長い年月を感じさせてくれるものでもあるため、悪いものとは言えません。
もし気になる場合は、表面を磨き直すことで新品の時のような見た目に戻すこともできます。

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墓石の水垢の取り方

しつこい水垢を安全に落とす方法は以下の3つがあります。

• スクレーパーを使う
• 水垢専用の洗剤を使う
• 掃除代行の業者にお願いをする

それぞれかかる費用や注意点を解説していきます。

スクレーパーを使う

スクレーパーとは、ヘラ状になっている工具のことで、ホームセンターで数百円で売られています。
墓石をしっかり濡らしたあと、スクレーパーで水垢を削り落とします。

注意点は、少しでも力の入れ方を間違えると、墓石に傷をつけることになってしまいかねません。
慎重におこないましょう。

水垢専用の洗剤を使う

墓石についた水垢専用の洗剤が販売されています。
1リットルで5,000円前後が相場です。

墓石の状態や材質によりシミになることもあるので、見えづらい端のほうでテストを行うと良いでしょう。
磨いたらシミにならないように、すぐにすすぎます。

注意点は、墓石専用の洗剤で「中性」または「弱アルカリ性」のものを使用しましょう。
石の中に洗剤が染み込んでしまうと、劣化の原因になります。

掃除代行の業者に依頼する

頑固な水垢は自分で取るのはとても難しいです。
落としきれない汚れは、掃除代行業者にお願いするのが安全です。
金額は2万円前後が相場となっています。

注意点は、必要以上に高いプランにならないよう、必ず見積もりを取りましょう。
また依頼する業者によって仕上がりが全く異なるため、作業内容の確認も必要です。

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墓石のメンテナンス方法

墓石の耐久年数は、定期的にメンテナンスを行っていれば150年持たせることができると言われています。
しかし、放っておいた場合は30年程度しか持たないこともあるようです。
メンテナンス方法として以下の方法があります。

• 歯ブラシやハケなどで表面の汚れを取る
• お墓を水洗いする
• 業者にお願いをする

上から順番に行っていき、自分で対応出来ない部分は業者にお願いするのが安全です。
それぞれかかる費用や注意点について詳しくご紹介します。

歯ブラシやハケなどで表面の汚れを取る

墓石は石なので頑丈そうに感じますが、材質や種類により傷つきやすいものもあります。
まずは歯ブラシやハケなどの柔らかいもので、表面についたホコリやゴミを払います。

汚れの様子によっては、ブラシなどを使う前に軍手をはめて手で直接拭き取るのもよいでしょう。
文字や柄が彫刻されている部分は、太い絵筆（えふで）や100円ショップで売られているような化粧ハケもおすすめです。
歯ブラシやハケ、軍手なので、薬局やホームセンター、100円ショップなどで安く手に入ります。

注意点は、なるべく柔らかいものを用意することです。
硬いブラシでゴミを払うと傷をつけてしまう恐れがあります。

お墓を水洗いする

墓石掃除の基本は水洗いです。
ブラシなどでゴミやホコリを取った後は水洗いをします。

どうしても落ちない汚れは、墓石用の中性またはアルカリ性の洗剤をスポンジにつけて軽くこすります。
墓石用の洗剤であっても塩素系などの酸性のものは、石のコーティングをはがしてしまう可能性があります。

また、使用して問題ない洗剤であっても残るとシミの原因になります。
しっかり洗い流したあと拭き取ってください。

業者にお願いする

お墓をキレイに保つには、こまめに掃除をしなくてはいけません。
遠方にある方や、忙しくて中々お墓参りできないかたには、代行サービスを利用するのも一つの手段です。

自分では落としきれない汚れを専用の洗剤と機械で特別なクリーニングをしてくれるプランがあります。
クリーニングでキレイにならない場合、汚れている表面を削って研磨しなおすこともできます。
こちらは新品の時のようにキレイになりますが、大がかりの作業となるため費用も大きくかかります。

注意点は、見積りをしっかりとることです。
お墓を建てた石材店からクリーニング業者まで複数あり、さまざまなプランがあります。
必要のないものまで頼んでしまわないよう確認が必要です。

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墓石にお酒をかけてはいけない

墓石に水以外の液体をかけると、カビや変色などの原因になりますので、実際にはやめた方がよいでしょう。
もし、お酒をかけてしまった人がいた場合は、多めの水で洗い流したあとタオルなどで乾拭きしてください。
カビは苔より厄介で、擦ってもなかなか取れなくなってしまいます。

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墓石の水垢まとめ

ここまで墓石の掃除の仕方や、水垢の落とし方などを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

• 墓石の汚れには、水垢のほかに黒ずみ、コケ、カビ、シミ
• 水垢を落とすには、スクレーパーで削り取るか、専用の洗剤を使用する
• 墓石を長く持たせるメンテナンスは普段の掃除が大事
• 洗うときはなるべく洗剤は使わず、水を流しておこなう

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

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