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墓石の種類はどれがいい?石材の選び方や購入額の相場についても解説
更新日:2024.02.03
お墓参りなどで誰もが一度は目にしたことがあり、将来的に多くの人が購入することになる墓石。
その墓石にも様々な種類や型式があることをご存知ですか?
今回は墓石の種類選びの基準を墓石の形や種類、価格など様々な項目で解説していきます。
高額なものが多く、よく考えずに選ぶと後悔することになるかもしれない墓石について知っておくためにも、ぜひ最後までお読みください。
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- 墓石に使う石材を選ぶ基準
- 墓石に使われる主な石材
- 代表的な石材
- 国産と外国産、どちらの石材を選ぶべき?
- 墓石の形を決めるときに考慮すべきこと
- 墓石の形とそれぞれの特徴
- 墓石の購入価格の相場
- 墓石を購入する際の流れ
- 墓石を購入する際の注意点
- 墓石はネットやアウトレットで購入できる?
- 墓石のよくある失敗
- 墓石の種類と選び方についてまとめ
墓石に使う石材を選ぶ基準
お墓選びに必要な石種は主に3条件あります。
- 硬いこと
- 水を吸いにくいこと
- 長持ちすること
100年以上使われていく墓石なのでその硬さや劣化の具合などはとても重要になってきます。
地震が多い日本では、質の低い石材を選んでしまうと倒壊してしまう可能性も高くなります。
石材の品質判断基準として吸水率、圧縮強度、見かけ比重などがあります。
吸水率が低いほど劣化しにくく、圧縮強度は硬さの基準となります。
見かけ比重とは水に対してどれほど重さがあるかの数値です。
見かけ比重が低いと地震で墓石が倒壊するなどの事態が発生します。
他にも、選ぶ基準はたくさんあるため以下で説明します。
価格で選ぶ
石材を選ぶ上で最もネックになる可能性があるのは価格です。
ここで念頭に入れて頂きたいのは、「高いから品質が良い」「安いから悪いものだ」とは一概に言えないということです。
例えば、国産の墓石は外国産の墓石に比べ値段が高い傾向にありますが、一般的に品質に大きな違いはないと言われています。
石材は種類によって見た目や特徴が異なるため、価格ばかりではなく気に入った色合いのものや、その土地の気候に合った品質のものを選ぶことが大切です。
そのため石の専門家である石材店に予算を伝えた上で、よく相談することが大事です。
色やデザインで選ぶ
墓石の色やデザインを考える上では、自分の好みだけでなく、地域性や、墓石の型式も考慮するようにしましょう。
地域ごとに採掘される石材の種類は異なり、関西圏では白色、関東・東北県では黒色の墓石が好まれて使われる傾向にあります。
また、和型墓石では白やグレー、黒など落ち着いた色合いのものが選ばれるのに対し、洋型墓石やデザイン墓石では赤や茶色、青といった見栄えのいい色が使用されることが多いです。
お墓を建てる土地で選ぶ
湿気が多い地域で吸水率が高い種類の墓石を選んでしまうと、石材の中に水分が入り、劣化が早くなってしまうことがあります。
また、花粉が多く舞う地域では黒色の石材は向きません。
土地柄に合わせた品質、色合いのものを選ぶことが大切になります。
墓石に使われる主な石材
墓石に用いられる石材の種類は細かく見ると300種類ほどあります。
ここでは、日本の墓石に多く使われている4種類の石材について特徴をまとめました。
御影石(花崗岩)
日本の墓石で最も多く使われているのがこの御影石です。
硬度が高く、吸水率が低いことから劣化、風化に強いことが大きな特徴です。
閃緑岩
閃緑岩は、日本では御影石に次いで多く使われている石材です。
御影石よりも若干黒っぽいのが特徴で「黒御影石」とも呼ばれます。
岡山県で採れる「矢掛青石」などが有名です。
斑レイ岩
斑レイ岩は、閃緑岩よりも若干黒いのが特徴の石材です。
こちらも風化に強く、光沢が長持ちするという特徴があります。
福島県で多く採れる「浮金石」などが有名です。
安山岩
安山岩は、マグマが急速に冷えて固まった火成岩の一種です。
色はグレーがかったものが多く、上記の3つと比較して粒子が細かいことが特徴です。
神奈川で多く採れる「本小松石」が有名です。
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代表的な石材
ここでは、有名で人気な石材について説明します。品質についても触れています。
日本産
日本産の墓石は、価格は高いですが安定して高品質のものを選ぶことができます。
主に東日本と西日本で使う墓石の種類は分けられますが、現在では異なる地域の墓石でも利用することができます。
庵治石(あじいし)
香川県産の、全国的にも人気な最高級の石材です。
庵治石は、目の細かい最高品質の「細目石」と少し目の粗い「中目石」に分類されます。
花崗岩で、色は青系と呼ばれる、グレーの中間色です。
好き嫌いの少ないオーソドックスな色味となっています。
磨かれた表面には独特の「斑(ふ)」という紋様が浮かび上がります。
とても硬い石で、硬度は7と水晶ほどになっています。
これほど硬い石を加工しなければならないのですから、庵治には高度な技術を持つ石工が集まっています。
万成石(まんなりいし)
淡いピンクやベージュ色が入り混じった岡山県産の「桜御影石」です。
「桜御影石」は瀬戸内に産地の集中する、比較的珍しい石です。
同様の石として神戸の本御影石、岡山の北木石に犬島石などがあります。
その中でも万成石は、色の濃淡がはっきりしています。
年月を経ると色は落ち着き、経年変化も楽しめる石材です。
大島石(おおしまいし)
古くから西日本で愛されてきた、愛媛県産の石材です。
「青御影石」として代表的です。
色はグレーで、均等に青みがかかった上品な色合いです。
現在では東日本でも人気があります。
浮金石(うきがねいし)
福島県産の黒御影石です。
関西では、瀬戸内地方が石材の産出地として有名ですが、関東では福島県が有名です。
他にも、福島県では滝根みかげや紀山石などの青御影石も採れますが、浮金石は日本では珍しい黒い石です。
その名の通り、浮金石は、黒い石肌の中から金や白の斑が散りばめられたような高級感あふれる美しい色合いをしています。
特に関東圏で人気で、東日本のお墓が黒いといわれるゆえんはこの石を使う方が多いからだと言われています。
小松石(こまついし)
源頼朝の墓の石材としても知られる、関東で人気の神奈川県産の高級石材です。
その中でも超特級品は「大トロ」と呼ばれます。
主に青色・赤色・灰色の三種類があり、その中でも青色は高級とされています。
どれも独特の色合いで40万年前の箱根火山のマグマです。
大きな原石が取れず、希少性の高い石となっています。
外国産
近年、外国産の墓石が人気になっています。ここでは、外国産のおすすめの墓石について説明します。
K-12
中国黒竜江省産の青御影石で、濃い石肌が特徴的です。
色合いは佐賀県産の天山石に似ています。
中国産の石材の中では比較的高価ですが、それでも安い部類に入ります。
昨今は濃い目の色がトレンドで、その点からもおすすめです。
石の硬さや吸水率の低さなどの性質も良く、近年のナンバーワン人気と言ってもよい石材です。
現代の墓石は中国産のものが予算的に人気ですが、品質を心配される方におすすめです。
アーバングレー
インド産の石材です。
少し荒い緑がかった独特ですが、様々な墓石デザインに合う石目を持っています。
比較的安価ですが、品質は抜群ですのでここ20年で人気を大幅に高めた石材です。
インド産の墓石材は海外産の中で中国産のものの次に人気です。
日本では貴重な黒御影石が豊富にあり、様々な種類のものから選べます。
高級感があるものが多いですが、価格も比較的高いです。
クンナム
インド産で、海外産の黒御影石の中で代表的な石材です。
インド産の黒御影石は沢山ありますが、クンナムは世界で最も硬い黒御影石と言われています。
国産墓石に匹敵する品質で、その分高価ですが、高い値段の価値は十分あると言えるでしょう。
スウェーデンマホガニー
名前の通りスウェーデン産で、赤系の人気の石材です。
中国やインドにも赤系のマホガニーはありますが、茶色がかった落ち着いた雰囲気のスウェーデンマホガニーは、その中でもトップレベルの人気です。
日本ではなかなか採掘できない珍しい色なので、墓石で個性を出したい方やデザインにこだわる方にもおすすめです。
国産と外国産、どちらの石材を選ぶべき?
墓石には2種類あり、国産と外国産があります。
かつては国産の墓石が多く使われていましたが、現在では日本の墓石の約8割が外国産となっています。
それぞれにどういった特徴があるのか、メリット・デメリットをまとめてみました。
国産のメリット
国産墓石は、古くから日本で使われてきた石材が用いられているため長い歴史の中で厳選されており、日本の風土に適した材質のものが多いです。
また、墓石の加工を行う石材店も日本にある場合、個別の注文やトラブルへの対処もしてもらえることが多いといったメリットがあります。
国産のデメリット
国産のデメリットとしては、外国産に比べ高価になってしまうことが多い点が挙げられます。
これは、日本の墓石の多くが職人により丁寧に作られており、その分人件費が高くなってしまう為です。
また、庵治石のような日本産の高級石材を用いると、ますます価格が高くなってしまいます。
外国産のメリット
外国産の墓石を選ぶメリットとしては、値段が安いことが挙げられます。
特に、日本に多く出回っている中国産の墓石は工場生産で作られることも多く、国産の墓石より相当安くなります。
また、様々な国の石材が使われるため、色などの選択肢が豊富なことも魅力です。
外国産のデメリット
外国産の墓石のデメリットとしては、品質が悪いことが国産に比べ多いことが挙げられます。
もちろん外国産でも品質が良い墓石はたくさんありますが、品質のふり幅が広いので、購入する際は慎重に見極めることが重要です。
また、日本で用いられるようになってからの歴史が浅いため、日本の風土に合っているか保証がないことも念頭に置いておきましょう。
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墓石の形を決めるときに考慮すべきこと
墓石の形を決める際には、注意点があります。
ここでは、墓石の形を決めるにあたって注意すべき点を挙げていきます。
霊園や墓地の規約
墓石に関して法律上の制限などはないものの、霊園や墓地によって制限がある場合があります。
特に、寺院に建てる場合には墓石の種類によって建てられないものがあるため注意しましょう。
墓地の区画の広さ
墓地を設置する区画の面積にも注意が必要です。
区画の面積のことを考えずに墓石を選んでしまうと、墓石を設置できないという事態に繋がりかねません。
サイズが大きいデザイン墓石や横幅の広い洋型墓石を検討されている方は、数区画をまとめて買うことで大きな墓石を置くことも可能ですので、事前に管理者と打ち合わせしておくことをお勧めします。
家族や親族の意見
墓石は故人だけのものではなく、その家族ものちのち入る可能性が高いです。
また、お盆には親族が集まる場にもなります。
個人的な意見だけで決めてしまうと、親族とのトラブルの原因になってしまうこともありますので、関係者全員で話し合い、適切な種類を選びましょう。
墓石の形とそれぞれの特徴
墓石には様々な種類があり、近年ではその多様化も進んできています。
墓石の形の種類としては、一般的には和型墓石と洋型墓石、そして近年増えてきているデザイン墓石があります。
基本的には好きなものを選んで良いのですが、それぞれの特徴を知っているのと知らないのとでは建てた時の満足度に大きな違いが出ます。
それぞれの特徴についてまとめたのでご参考にしてみてください。
和型墓石
名前の通り日本で最も多くみられる形であり、昔ながらの親しみやすいものになります。
和型墓石の種類や特徴は下記の通りになります。
和型墓石の特徴
代表的な種類は石塔タイプといい、角形の墓石を積み上げたもので、上から竿石、上台石、中台石、芝石と呼ばれます。
五輪塔タイプと呼ばれるものもあり、こちらは自然を表す「空・風・火・水・地」を表す塔が存在します。
五輪塔は、一般的に浄土真宗では使うことはないので注意しましょう。
基本的に和型墓石に刻める文字には制限があり、家名や故人の名前、念仏の一部などに限られます。
和型墓石はどんな人に向いている?
和型墓石は、以下のような人に向いています。
- 仏教や神道を信仰している方
- 日本ならではの伝統的なデザインが好みの方
昔ながらの墓石が好みの方や、信心深い方向けの墓石だと言えます。
洋型墓石
洋型墓石は現代になって急速に増えてきた墓石の形です。
和型に比べ歴史が浅いとはいえ、こちらの方がなじみがあるという方も多いです。
洋型墓石の特徴
洋型墓石は、縦長の和型墓石に比べて高さが無く、コンパクトなデザインになってます。
基本的には、厚めの台石の上に横長の竿石を乗せた形となっています。
また、墓石に刻む文字にもあまり制限がなく、遺族の想いや故人が生前好きだった言葉などを刻むことが可能です。
洋型墓石はどんな人に向いている?
洋型墓石は、以下のような方に向いています。
- ガーデニング霊園、民間霊園などを検討されている方
- 墓石に好きな言葉を刻みたい方
- 管理の面からも大型の墓石を避けたい方
コンパクトな墓石が好みの人や、スタイリッシュなデザインが好きな方向けの墓石だと言えます。
デザイン墓石
墓地や石材店の店頭などで特徴的な形をした墓石を目にしたことはありませんか?
デザイン墓石は、近年急増しているオリジナリティやデザイン性を重視した種類です。
デザイン墓石の特徴
野球好きな故人のためにボールの形をしたものや、故人が生前乗っていたバイクを模したものなど、その形状は様々です。
もちろん使用する石の種類や色に関してもかなり自由度が高く、刻字への制限もほとんどありません。
オーダーメイドで高価なイメージをお持ちになるかもしれませんが、平均相場は和型墓石や洋型墓石とそこまで違いはありません。
デザイン墓石はどんな人に向いている?
デザイン墓石は、以下のような方に向いています。
- 故人や遺族の方の想いをそのまま形にしたい方
- 既存のデザインでは納得できないという方
- 好きな文字を墓石に刻みたいという方
自分オリジナルの墓石や、周りとは違う墓石が欲しい方向けの墓石だと言えます。
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墓石の購入価格の相場
墓石の購入価格については種類によって大きな開きがあります。
石材やデザインについてはよく吟味しましょう。
また、墓石を建てる際には墓地の永代使用料や管理費用が必要となります。
こちらについては必ず石材店やお寺、霊園の管理者の方に確認するようにしましょう。
墓石の価格の相場は?
墓石の平均相場は100万円〜150万円となっています。
こちらの価格は石材の種類や大きさなどによっても大きく変わってきます。
高いものでは国産の高級石材である庵治石などがあり、500万円になるものもあります。
墓石の価格の内訳
墓石の価格には、一般的に工事費用なども内訳に含まれることが多いです。
なかには別途必要がかかる場合もありますので石材店によく確認するようにしましょう。
墓石本体代
墓石本体代は、その名の通り墓石本体の代金です。
石材の料金のほかに加工賃などが含まれます。
墓石本体代の平均相場は100万円~150万円です。
彫刻費用
墓石に文字を彫刻する彫刻費用が別途かかることもあります。
家名などの基礎彫刻は加工賃に含まれていることがほとんどですが、戒名の彫刻や新しく名前を入れる時などに別途彫刻費用がかかることがあります。
こうした彫刻費用は3万円~5万円になることが多いです。
墓石の施工費用
墓石を墓地に設置するための基礎工事費用になります。
土地の条件によって基礎工事がどのような方法になるかで金額は変わってきます。
最もシンプルな工事では4万円〜5万円程度、杭打ちと呼ばれる工程が必要な場合は25万円〜50万円ほどにもなります。
墓石の価格はどうやって決まる?
墓石の価格は購入者様の希望によって大きく変わってきます。
そこで、ここでは墓石の価格がどのようにして決まるのか、内訳を見ていきたいと思います。
石材の種類
国産か外国産か、等級を含めどんな種類の石材を使用するかで変わります。
経済状況を考慮したうえで、土地柄や気候に適したものを選びましょう。
使用する石の量
使用する石材の量に比例して料金は高くなります。
どの型式の墓石を選ぶかで使用する石材の量は大きく変わってくるので、墓石の型式を選ぶ時には特に注意が必要です。
墓石のデザインや加工
デザイン墓石のように特殊な加工が必要とされる場合、追加費用がかかります。
和型墓石の場合でも、台座に蓮の花の彫刻を施すなどの装飾を施すと加工費用が追加されます。
墓石本体以外の付属品の有無
墓石本体にかかる費用以外では、付属品にも費用がかかります。
水鉢や花立、お線香を置く香炉などの付属品をつけるとその分価格が上がります。
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墓石を購入する際の流れ
墓石購入の際には、墓石の種類やデザインだけではなく、設置する墓地や霊園の契約条件なども勘案しなければなりません。
自分達だけで安易に決めずに、まずは石材店に相談してみるのが良いでしょう。
1.墓地や区画を決める
まず最初に立地条件や宗派、建てたい墓石のタイプに合わせて墓地や区画を決めましょう。
その際に管理費用や規則、安心できる管理体制にあるかなども確認しましょう。
2.石材店を探す
それぞれの地域のことをよく知った石材店が必ずあります。
自分が建てたい墓石に対応できるのかなどを実際に石材店の方に相談しましょう。
一部の墓地では指定の石材店以外は使えないといったこともあるので注意が必要です。
また、ネットなどで探すことも可能です。
3.墓石の種類や形を決め、見積もりを取る
墓石のタイプや色、どのような形にするのか、装飾の有無などを石材店の方に相談して決めていきましょう。
料金は石材店によって変わることがあるので、何店舗か回った上で相見積もりすることをおすすめします。
4.石材店と契約する
相見積もりをした上で希望に合う石材店と契約しましょう。
その基準として、「価格の表示は明確か」「石材の品質についての説明があったか」など親身に相談に乗ってくれたお店と契約するようにしましょう。
契約を交わせばいよいよ墓石の作成がスタートします。
5.墓地にお墓を建てる
墓石の切り出しからそのほかの彫刻などを含めて約1ヶ月、施工に2週間程度の期間を要します。
基礎工事の方法は見積もりに大きな影響を与えるのでよく確認しましょう。
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墓石を購入する際の注意点
実際に墓石を購入する時にはどこに着目するべきなのでしょうか。
石材の種類以外にもチェックするべき項目をまとめたのでぜひ参考にしてみてください。
石材はパンフレットだけでなく実物を見て決める
建ててから「あれ?思っていたものと違う…」ということがないように実物を見せてもらうようにしましょう。
特に色合いなどは写真と実物で異なる場合があります。
実際のお墓を見て経年変化を確認する
実際に墓地へ行き、希望する石材がどのような状態にあるのか確認しましょう。
一般的には劣化しないと言われる石材でもその土地には合わない場合もあります。
また、長年使用した際の色合いの変化なども知っておくべきポイントになります。
複数の業者を比較検討する
価格の違いはもちろん、なるべく丁寧に対応してくれる業者を選びましょう。
石材の性質や見積もりの内容について質問して、しっかりとした受け答えをしてくれるのかが大切です。
霊園や墓地によっては担当石材店が決まっていることがある
民営霊園や寺院では、指定石材店制度というものがある場合があります。
これは墓地側で指定した石材店でしか墓石を購入できないという制度です。
この制度に当てはまるかどうかを事前に墓地に確認してトラブルを避けましょう。
墓石はネットやアウトレットで購入できる?
近年では墓石のネット販売が増加してきています。
ネットでは様々な種類の墓石を確認することができます。
対面での販売との違いをそれぞれのメリット、デメリットとしてまとめました。
墓石のネット販売とは
対面で墓石を選ぶことが億劫だったり、忙しくて墓石をじっくり選ぶことが難しい場合は、ネット販売で墓石を購入することもできます。
ネット販売では、遠くの石材店からでも墓石を購入することができるため、家の近くに石材店がなくても墓石を購入することができます。
また、問い合わせフォームやメールでのやり取りも可能なため、時間の融通が効きやすいです。
ただし、ネット上で取引を完了してしまうと、購入前に実物を確認したり、吟味することができない点には注意が必要です。
また、石材店との関係性を築きにくいため、建てた後のメンテナンスのことなど細かい質問や要望を伝えづらいというデメリットもあります。
墓石のアウトレット品とは
服や靴のように墓石の種類にもアウトレット品があります。
墓石のアウトレット品は、展示品からの流用や在庫処分品であるため、比較的安価に済む場合が多いです。
また、既製品のためデザインなどで細かく悩む必要がないため、値段の安さで割り切ってしまえば良い選択肢だと言えます。
その反面、展示品や在庫処分のため傷がある場合も多く、何故アウトレット品になっているのかを見極める必要があります。
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墓石のよくある失敗
墓石を決める際、さまざまな要因から判断する必要があります。
多くの要件を調べて決めた墓石であっても、購入後になんらかのトラブルが発生したという事例もあるため注意しなければいけません。
よくあるトラブルの事例とその対策についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
産地偽装の墓石を購入してしまった
さまざまなジャンルで度々話題にあがる案件として、産地偽装というトラブルがあります。
これは商品の産地として紹介する場所と実際の生産地が異なっている際などに生じるトラブルですが、墓石についても起こりうるトラブルです。
特に墓石は見た目が似ているものも少なくないうえに、基本的には同じ石材であってもその性質が多少なりとも異なっているものが多々あります。
こうした墓石の特徴を利用して、産地を偽装する悪徳石材店というものがあるのが現実です。
墓石の産地は必ず国産でなくてはいけなかったり、外国産の品質が悪かったりといった実情はありません。
しかし、購入時に思っていた産地と違うとあっては故人も遺族も報われないでしょう。
また、品質に大きな差がないならまだしも、同じ見た目でもその耐久性に大きな差が生じる石材というものもあります。
墓石というのはその性質上、長い期間管理する必要があるものです。
こうしたトラブルを避けるためにも、石材店を選ぶ際は信頼のおけるお店を選ぶようにしましょう。
石は国産品だが加工は国外で行なわれており、耐久性に問題があった
墓石のトラブルとして、石材の産地が国産であっても加工が国外で行われていたという問題も考慮しなければいけません。
もちろん、国外の加工が必ずしも問題のある加工をしているわけではありませんが、国外と国内では加工の性質が異なる傾向にあります。
国外での墓石加工は多くの場合、機械での自動加工として生産性を優先する場所がほとんどです。
そのため、発注から加工完了までの期間が短く済むメリットはあるものの、その完成度は手造りのものよりも劣ってしまいます。
これはお国柄によるところもありますが、国内であれば職人による手造りで墓石を加工する場所がおおい傾向にあります。
そのため、発注から完成までの期間はどうしても長くなりますが、墓石の完成度は高い水準にあると言えるでしょう。
墓石は石材と加工内容の親和性がとても重要です。
とはいえ、仮に誤った加工をしたとしても完成した際の見た目には大きな差がないこともあるでしょう。
しかし、墓石が管理される長い期間の中で、時間経過とともにその完成度の違いが顕著になっていきます。
結果、本来100年劣化しないような墓石であっても、加工を誤ったことによって劣化が始まる年が早くなったりもするのです。
故人のためにも自分たちが管理するためにも、墓石の完成度というのは大切なものと言えます。
墓石を購入する際には、加工地についても注意するようにしましょう。
石材店を選ぶ際に加工地がしっかりと確認できる場所を選んだり、信頼できる石材店を選ぶことは大切なことなのです。
インターネットの情報だけで石の種類を決めてしまった
インターネットにはさまざまな情報があり、しっかりと情報の精査が可能なら必要な情報をすべて集めることもできるかもしれません。
しかし、インターネットには虚偽の情報や曖昧な情報も多く、確実な情報のみを収集することは困難と言えます。
そういった明確でない情報だけをたよりに墓石を選んでしまうと、必ず後悔するといっても差し支えないでしょう。
本記事でも紹介している石の選び方や価格相場というのは、あくまで選ぶ際のポイントやめやすであり、参考以上のものにはなりません。
すべての墓石が、紹介した通りの費用や特徴である保証はないでしょう。
そのため墓石を購入する際は、必ず信頼できる石材店に相談するようにしてください。
石材に詳しい石材店であればほとんどの疑問を解消してくれるケースが多いうえ、親身になってくれる石材店ではちょっとしたことでも丁寧に答えてくれるでしょう。
石材店を選ぶ際は、資格の有無や電話対応、公式ページなどの情報や口コミなどを参考に選ぶことをおすすめします。
また、購入を希望する石材店の完成している墓石を実際に見に行くのも良いでしょう。
自分たちが希望する墓石とは多少異なるかもしれませんが、どのような墓石が完成するのかある程度の参考になります。
いずれにせよ、インターネットや他人から見聞きしただけの情報に振り回されないよう、プロの意見を取り入れながら選ぶようにしてください。
墓石は長ければ何代にもわたって管理するものですので、決して後悔のない選択をする必要があります。
スポンサーリンク墓石の種類と選び方についてまとめ
ここまで墓石の種類や選び方についてご紹介してきましたが、最終的に確認するべきポイントをまとめていきます。
- 建てる墓地や親族の意向を確認して、和型墓石、洋型墓石、デザイン墓石を選びましょう
- 地域や立地条件に適した墓石があるため、品質をチェックしましょう
- かかる費用も産地や型式、石材によって変わるため、費用も加味して考えましょう
- 信頼できる石材店を探し、必要に応じてネット販売やアウトレット品も視野に入れましょう
墓石の良し悪しをしっかりと見極め、未来の子孫にも大切にしてもらえる墓石を選ぶようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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