お墓
骨壷を納骨するには?納骨式の手順や納骨する時期を紹介
更新日:2024.02.04 公開日:2022.02.07
無事に火葬が終わったら遺骨を骨壷に納めますが、お墓に納骨する時期についてご存知でしょうか。
納骨のタイミングや事前に行う準備について知っておきましょう
そこでこの記事では骨壷の納骨について、詳しく説明していきます。
この機会に納骨する時期や事前の準備を覚えておきましょう。
地域によって用いられる納骨袋についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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骨壷を納骨するには
家族を亡くすと葬儀を行い火葬して、遺骨を骨壷に納めます。
一般的に骨壷は、お墓や納骨堂などに収蔵されます。
遺骨の入った骨壷を、お墓などに納めることを納骨といいます。
納骨を行う際は、事前の準備や当日の流れを把握しておくことが重要です。
納骨の事前準備
納骨には一般的に、家族のほかにも親族など近しい方を招待するケースが多く見られます。
そのためなるべく早い段階で、さまざまな準備や段取りを進めておく必要があります。
関係者と打ち合わせ
納骨するにあたっては、関係者との打ち合わせがあります。
納骨では法要を行うのが一般的なため、お寺に僧侶の依頼をします。
日時や場所、会食の有無などの打ち合わせが必要です。
当日集まるであろう参列者のおおよその人数を確認して、会食会場と料理の予約も行います。
必要な書類の獲得
納骨で必要な書類は、骨壷を納めるための埋葬許可証やお墓の利用許可証です。
特に埋葬許可証は火葬後に渡される重要書類ですので、骨壷と一緒に大切に保管しておいてください。
参列者へ連絡
納骨の時に集まるであろう親戚を中心とした参列者へ連絡します。
日時や場所、会食の有無を伝えて、参加するか不参加なのかを確認します。
参列者の人数がわかったら、会食を行うお店に人数の最終報告をします。
当日の流れ
納骨当日の流れは以下の通りです。
- 施主の挨拶
- 僧侶による読経
- 参列者全員の焼香
- お墓への納骨
- 施主の挨拶
- 会食
骨壷を納骨するタイミングは?
骨壷に遺骨を納めたら、次に行うのはお墓などへの納骨となります。
納骨はいつどのようなタイミングで行うのが、正しいとされているのでしょうか。
初めての納骨となれば、法律的、宗教的側面での決まりごとや習わしなどが気になります。
納骨に期限はない
実は納骨には期限がありません。
つまり骨壷はお墓に納めずに、自宅で保管し続けても問題にはなりません。
一般的なタイミングについても確認しておきましょう。
一般的な納骨する時期
一般的には四十九日法要の際に、自宅から骨壷を持参して納骨を行います。
お墓を新たに建てる方の場合は、お墓が完成したあとの一周忌のタイミングに納骨する方が多いようです。
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納骨式の費用はいくら?
納骨当日の納骨式では、どのようなことにいくら費用がかかるのか気になるものです。
事前にある程度の金額を把握しておけば、直前で慌てなくて済みます。
納骨式の費用は以下の通りです。
- お布施:3〜5万円程度
- お車代:5,000〜1万円程度、僧侶がお墓まで移動してこられた場合のみ
- 御膳料:5,000〜1万円程度、式の後に行う会食を僧侶が辞退された場合のみ
- お供え物など:5,000〜1万円程度、線香や花、ろうそく、果物など
- 会食費:一人当たり3,000〜1万円
骨壷を納骨堂に納骨する際の注意点
納骨堂とは、故人の遺骨を納める施設です。
一般的なお墓と異なり、屋内に用意されたスペースに骨壷を納めます。
代表的な納骨堂のスタイルはロッカー式と呼ばれ、コインロッカーのように小分けのスペースに骨壷が納められています。
納骨堂は一般的なお墓と違い、スペースがコンパクトになっているのが特徴です。
そのため中が狭く、サイズによっては骨壷が入らない可能性もあるため、事前に寸法を測っておく必要があります。
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骨壷の代わりに納骨袋
納骨と聞いて骨壷をそのままお墓に納めることをイメージされる方と、袋に入れ替えての納骨をイメージされる方がいます。
これは地域によって納骨の慣習が異なることによるものです。
骨壷の代わりに使われる袋を、納骨袋と言います。
納骨袋とはどのようなものなのか、特徴や使用状況についても解説します。
納骨袋とは
納骨袋とは、巾着のような形状をした遺骨を入れる袋です。
火葬後に骨壷に入れた遺骨は、納骨の時に骨壷から納骨袋に入れ替えられて埋葬される場合があります。
この方法では骨壷は、ただ遺骨を移送するためだけの入れ物ということになります。
納骨袋のメリット
お墓に遺骨を納める時に、湿気が多かったり、お墓の水捌けが悪かったりするとカビが発生するリスクがあります。
骨壷だと湿気の逃げ場がないのですが、納骨袋は通気性がよくカビが生えにくいというメリットがあります。
また長い目で見ると骨壷よりも納骨袋の方が、省スペースで場所をとりません。
遺骨は月日が経つにつれ小さくなります。
そのため、納骨袋に入った遺骨の縮小で、袋自体も小さくなります。
その一方で骨壷は、中身の遺骨が小さくなっても入れ物自体の大きさは変わりません。
つまり、納骨袋の方が、お墓の収蔵スペースを有効に使うことができると言えるでしょう。
納骨袋の使用状況
納骨袋が使用されるケースは、主に2つあります。
1つ目は、主に関西地方の慣習で、骨壷ではなく納骨袋で納骨することが正しい作法として行われているケースです。
もう1つは、樹木葬の埋葬に納骨袋を採用するところが多くあるということです。
樹木葬とは一般的なお墓と違い、死んだあとは遺骨を自然に還してほしいという要望から生まれた埋葬方法です。
自然に還るためには、骨壷ではなく納骨袋の方が適しているため樹木葬で採用されています。
骨壷を必要としない地域もある
地域によっては、骨壷を必要としない納骨方法があります。
この場合も骨壷は単なる入れ物で、お墓の前で骨壷から取り出した遺骨を直接お墓に納めます。
納骨は骨壷ごと収蔵するものだと思っている方にとっては、乱暴に見えるかもしれません。
しかし納骨方法は、地域による慣習の違いが出るため、唯一の正解というものはないと言われています。
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骨壷の納骨まとめ
ここまで骨壷と納骨の情報や、さまざまな納骨方法を中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 納骨には関係者との打ち合わせや書類の用意など、事前の準備が必要
- 納骨を行う時期に期限はないが、一般的には四十九日が多い
- 納骨堂は一般的なお墓よりも狭い場合があるので、寸法を必ず確認する
- 地域によっては骨壷ではなく納骨袋で納骨する
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
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