閉じる

お葬式

服装・持ち物・マナーこれで確認!50日祭に招かれたら

更新日:2023.06.23

一日葬

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: AdobeStock_122100546-scaled-1-1024x678.jpeg

記事のポイントを先取り!

  • 50日祭は神道における追悼儀式である霊祭の1つ
  • 50日祭で着用する服装は準喪服が一般的
  • 50日祭では冥福や成仏などの仏教用語はタブー

日本の葬送儀礼の多くは仏式で行われるため、神式の行事に詳しい方は少ないでしょう。

仏式の四十九日法要にあたる50日祭に参列する際には、不安を覚える方も多いようです。

そこでこの記事では、50日祭での服装や持ち物などのマナーについて詳しく解説します。

この機会に神道行事でのマナーについて、しっかり覚えておきましょう。

50日祭以降の追悼儀式についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

みんなが選んだお葬式の電話相談

みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
funeral_title_img
専門相談員が丁寧に対応します
24時間365日無料相談

0120-33-3737

電話をかける

telIcon
24時間365日すぐに
手配いたします

ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら

1000社以上の葬儀社・葬儀場の中から
厳選して無料でご案内いたします
詳しくはこちら

都道府県一覧から葬儀場を探す

こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。

  1. 50日祭とは
  2. 50日祭にふさわしい服装
  3. 50日祭で「平服で良い」と言われた場合
  4. 50日祭に参列する際の持ち物
  5. 50日祭で気をつける言葉のマナー
  6. 50日祭以降の法要のタイミング
  7. 50日祭服装のよくある質問
  8. 50日祭の服装のまとめ
スポンサーリンク

50日祭とは

神道では、亡くなってから100日目までの追悼儀式を「霊祭」、亡くなってから1年後の命日以降の追悼儀式を「式年祭」と呼びます。

神道の50日祭は、仏教で忌明けの目安となる四十九日にあたります。

50日祭で忌明けとなるため、神道の中でも大切な儀式とされているのです。

50日祭は、神社ではなく自宅または葬祭ホールなどに神職を招いて行うのが通例とされています。

50日祭後には会食の席が設けられ、当日に納骨するのが一般的です。

また、50日祭をもって忌明けとなりますので、神棚封じも解かれることになります。

スポンサーリンク

50日祭にふさわしい服装

神葬祭や霊祭・式年祭などの儀式では、神道特有の服装マナーはありません。

そのため、仏式の葬儀や法要と同様に喪服が基本となります。

喪主・親族などの主催側の服装

主催者側は参列者よりも格式高い服装が求められるため、正喪服が基本となります。

しかし実際には、主催者側も準喪服を着用するケースが多いようです。

喪主や遺族

喪主や遺族は、原則的に正喪服を着用するのが正式なマナーです。

そのため、男性なら黒の和服かモーニングコート、女性なら黒の和服かブラックフォーマルとなります。

しかし現在では、喪主や遺族も参列者と同格の準喪服を着用することが多くなっています。

男性の準喪服

男性の準喪服はブラックフォーマル(ブラックスーツ)を着用し、黒のネクタイを締めるのが通例です。

靴下や靴、鞄なども黒に統一し、カフスやネクタイピンなどのアクセサリー(結婚指輪は除く)は付けません。

女性の準喪服

女性の準喪服は、ブラックスーツやブラックフォーマル・黒のワンピースなどが一般的です。

靴やストッキング、インナーも黒で揃え、装飾のない黒のフォーマルバックを用います。

子供の服装

中学生や高校生などの学生については、学校制服がある場合は制服が準喪服に相当します。

制服がない場合は、黒やグレーなどの落ち着いた色の服装であれば、特に問題ありません。

参列者側の服装

参列者側の服装は、仏式の葬儀と同様に男女とも準喪服が基本となります。

原則として、葬儀の時と同じ服装と考えておけばよいでしょう。

男性の準喪服

ブラックスーツに白いシャツを着用し、光沢のない黒のネクタイを締めます。

基本的にアクセサリーは付けず、足元まで黒で統一するのがマナーです。

女性の準喪服

黒のアンサンブルやブラックスーツ、黒のワンピースなどを着用すれば問題ありません。

アクセサリーについては、真珠のネックレスは問題ありませんが、二重のネックレスはマナー違反です。

男性と同様に足元まで黒で統一し、バックなどの小物も黒を選びましょう。

子供の服装

子供の服装については、喪主や遺族と同様です。

学校の制服がある場合は制服を着用し、制服がない場合は落ち着いた色の服装を心がけましょう。

みんなが選んだお葬式の電話相談

みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
funeral_title_img
専門相談員が丁寧に対応します
24時間365日無料相談

0120-33-3737

電話をかける

telIcon
24時間365日すぐに
手配いたします

ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら

1000社以上の葬儀社・葬儀場の中から
厳選して無料でご案内いたします
詳しくはこちら

50日祭で「平服で良い」と言われた場合

50日祭の案内状には、「平服でお越しください」などと記載されていることがあります。

しかし、ここでいう平服とは略礼服のことであり、普段着を指すものではないので注意が必要です。

男性の準喪服

男性の略礼服は、ダークスーツや落ち着いた色のジャケット・パンツスタイルなどの服装が一般的です。

基本的に中のシャツは無地の白で、やはり落ち着いた色のネクタイを締めます。

足元もカジュアルなスニーカーなどは避け、地味な色の靴下・革靴を着用しましょう。

50日祭の平服とは「礼服でなくてもよい」という意味です。

そのため、デニムやTシャツなどはふさわしくありません。

女性の準喪服

女性の略礼服は、地味な色のセットアップやシンプルなワンピースなどがよいでしょう。

準喪服と異なり、中に着用するのは白やベージュでも問題ありません。

足元は黒や紺のパンプスなどが好ましく、つま先の出るサンダルやミュールなどは避けるようにします。

極端に厚手のタイツやカラータイツなどは、カジュアルすぎるので着用を控えましょう。

また、アクセサリーも神葬祭の時と同様、一重の真珠ネックレスなら問題ありません。

子供の服装

子供の服装については、準喪服も平服も同じと考えておけばよいでしょう。

制服がある場合は制服を、制服がない場合は落ち着いた色の服を着用します。

スポンサーリンク

50日祭に参列する際の持ち物

仏式の四十九日の法要と同じく、50日祭でも香典にあたる玉串料(「弔慰金」とも呼びます)を用意するのが通例です。

また、仏式の法要とは異なり、果物やお菓子以外に米や海産物なども供えられます。

玉串料

香典の本来の意味はお線香代ですので、神道の50日祭では香典という言葉は使いません。

表書きも仏式とは異なりますので、注意が必要です。

不祝儀袋

不祝儀袋は仏式と同じもので構いませんが、白無地のものを選びましょう。

蓮の花の装飾があるものは仏式専用、十字架はキリスト教専用ですので、神式の50日祭にはふさわしくありません。

表書き

神道では玉串料お榊代・御神前などとするのが一般的です。

御霊前については、神道では50日祭を迎える前までに使用するものです。

そのため、50日祭では使えないことを覚えておきましょう。

金額の相場

玉串料の相場は、年齢や故人との関係性などによって異なります。

参考までに、一般的な相場を以下に紹介します。

両親5万円〜10万円
兄弟・姉妹3万円〜5万円
祖父母1万円〜5万円
叔父・叔母1万円〜3万円
知人・友人5千円〜1万円
会社の関係者5千円〜1万円

50日祭後の会食に招かれている場合は、1万円ほど多めに包むのがマナーになります。

水引

50日祭における不祝儀袋の水引は黒白が基本で、結びきりや淡路結びのものを用います。

双銀や黄白を使うこともありますが、白黒がもっとも無難でしょう。

お供物

神道では、故人にお供えするものを献饌(けんせん)と呼びます。

50日祭のお供えは、基本的に故人が好きだったものや嗜好品など、生前の故人を偲ぶにふさわしい品を選びましょう。

果物や野菜・お米・塩・お菓子などが多いですが、神道ではお酒や海産物なども忌避されることはありません。

故人の好きだったものを知らない場合は、定番の果物やお菓子・海産物などがよいでしょう。

海産物を供える場合は、傷みやすい鮮魚よりも日持ちのする干物などが喜ばれます。

お菓子も生菓子は避け、焼き菓子などを選んだ方が無難です。

また果物を供える際は、籠盛りなど盛り合わせになったものがよいでしょう。

みんなが選んだお葬式の電話相談

みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
funeral_title_img
専門相談員が丁寧に対応します
24時間365日無料相談

0120-33-3737

電話をかける

telIcon
24時間365日すぐに
手配いたします

ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら

1000社以上の葬儀社・葬儀場の中から
厳選して無料でご案内いたします
詳しくはこちら

50日祭で気をつける言葉のマナー

日本での葬送儀礼は仏式で行われることが多いため、お悔やみの言葉も共通のものと誤解しがちです。

しかし、死生観は宗教ごとに異なり、使用すべき言葉もそれぞれ違うため注意が必要です。

成仏や往生・冥福などの言葉は仏教の教義にもとづいたものなので、神道では使えません。

「ご冥福をお祈りいたします」を、神道では「御霊(みたま)のご平安をお祈り申し上げます」「安らかに眠られますよう」などと表現します。

また、神式では線香を使わないので「お線香をあげさせていただきます」ではなく、「拝礼させていただきます」が一般的です。

https://www.eranda.jp/column/18937#content06
スポンサーリンク

50日祭以降の法要のタイミング

仏式での追善供養と同様に、神道でも節目ごとに追悼儀式が行われます。

ただし、仏教では亡くなってからの期間を数える際に数え年を用いるのに対し、神道では満で数えますので注意が必要です。

百日祭

百日祭は仏式の百箇日法要と同様に、亡くなってから100日目に行われる追悼儀式です。

本来は10日ごとに追悼儀式が行われますが、近年では50日祭・百日祭以外は省略されることが多くなっています。

50日祭から百日祭の間に、仮霊舎から祖霊舎に霊璽(れいじ)を移す合祀祭を行うのが一般的です。

霊璽が祖霊舎に移されると、故人は祖先とともに家の守り神になるとされています。

一年祭

亡くなって1年後の命日に行われる追悼儀式で、仏教の1周忌にあたります。

神道でも仏教と同様に、1年祭をもって喪明けとするのが通例です。

三年祭

仏教では、亡くなってから2年後の命日に三回忌を行います。

しかし、神道では亡くなってから3年後の命日に三年祭を行います。

仏教では、亡くなった日を1年目とする数え年を用いますが、神道では数え年を使用しないため勘違いのないよう注意しましょう。

五年祭

五年祭は文字通り、亡くなってから5年後に行われる追悼儀式です。

五年祭までは親族や親しい知人などを招いて追悼儀式を行いますが、それ以降は遺族など近親者のみで行うのが一般的です。

十年祭

十年祭は、亡くなってから10年目の命日に行われる追悼儀式です。

十年祭以降の追悼儀式は、10年ごとに行われます。

十年祭を含む式年祭の流れは、以下の通りです。

献饌(せんけん)献饌は宗教的な議会や祭りで、神や亡くなった方に食べ物や供物を尊重する行為。感謝や配慮を表し、宗教儀式や祭祀の一部として行われます。
拝礼頭を下げて礼をする作法を指し、主に神道で使用される言葉。「2拝2拍手1拝」が基本形の作法。
玉串奉奠(たまぐしほうてん)神聖な存在や神社の神々に対して、神聖な意思や感謝の念を代表するために玉串と呼ばれる木製の棒を奉納する儀式。
直会(なおらい)式年祭終了後に参列者に振る舞われる会食。

十年祭以降

十年祭以降は、二十年祭・三十年祭と10年ごとに百年祭まで続きます。

しかし近年では、五十年祭をもって弔い上げとするのが一般的です。

みんなが選んだお葬式の電話相談

みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
funeral_title_img
専門相談員が丁寧に対応します
24時間365日無料相談

0120-33-3737

電話をかける

telIcon
24時間365日すぐに
手配いたします

ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら

1000社以上の葬儀社・葬儀場の中から
厳選して無料でご案内いたします
詳しくはこちら

50日祭服装のよくある質問

導入部分でもお話しましたが、日本の葬送儀礼の多くは仏式で行われるため、神式の行事に参加したことが今までない方も多いかもしれません。

そんな方はこちらも是非参考にしてください。
ここでは50日祭での身だしなみに関してよくある質問にお答えしていきます。

数珠は必要?

数珠は、もともと仏教の修行や念仏の際に用いられる宗教具です。

主に僧侶が読経をする際に身に着けることが一般的です。

したがって、神道の儀式や祭典では、数珠は使用されないことが一般的です。

神道では独自の神具や儀式具が使用されるため、数珠を神道の場で誤って使用することは避けるべきです。

結婚指輪は大丈夫?

男女共に結婚指輪は着用していても問題ありません。

他の装飾品は極力避けるようにしましょう。

特に、金属製の腕時計やネクタイピンといった目立つものは身に着けてこないのがマナーとなっていますので、普段身につけている方はお気を付けください。

どのような化粧が適しているか

50日祭は、故人への敬意と心の清らかさを尊重する場です。

控えめで自然なメイクを心がけることが一般的です。

自然なメイクをするためには、派手なチークや赤リップなどは使わずに、ベージュ系のナチュラルメイクを選ぶことが先決です。

肌のトーンに合ったナチュラルな仕上がりを心がけましょう。

スポンサーリンク

50日祭の服装のまとめ

ここまで50日祭の服装マナーや、お供えなどを中心にお伝えしてきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 50日祭は神道における追悼儀式の1つ
  • 50日祭では準喪服を着用するのが一般的
  • 50日祭における平服とは、普段着ではなく略礼服を指す

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

スポンサーリンク

都道府県一覧から葬儀場を探す

こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。

監修者

評価員(はかまだ)

袴田 勝則(はかまだ かつのり)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

お葬式の関連記事

コラム一覧へ

あなたにぴったりのお墓を診断!

色々種類があってわからない.

お墓選びで後悔したくない.

diagnosis_woman_img

最短30秒で診断

葬儀・お葬式を地域から探す

みんなが選んだお葬式は葬儀場・葬儀社をご案内/