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終活を40代で意識する理由|メリットと具体的な内容を説明

更新日:2022.11.17

遺品

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記事のポイントを先取り!

  • 終活の基本はエンディングノートで、書く内容はさまざま
  • 40代の終活は仕事や資産、介護、葬儀なども検討する
  • 生前整理は終活のひとつで、代表的なものに断捨離がある

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  1. 40代の終活について
  2. 終活とは
  3. 40代で終活を意識する理由
  4. 終活を40代から始めるメリット
  5. 40代の終活の具体的な内容
  6. 40代の終活ですべきこと
  7. 40代の生前整理で苦労するのは断捨離
  8. 終活40代のまとめ
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40代の終活について

世間では終活という言葉が広まってきており、40代で終活を始める方もいます。
もし、40代で終活を始める場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。

そこでこの記事では、40代で終活するメリットについて詳しく説明していきます。

この機会に、エンディングノートの書き方についても覚えておきましょう。
終活のひとつである生前整理についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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終活とは

終活とは誰にでも必ず訪れる人生の終わりを考えて、さまざまな準備をすることです。
また、終わりまでの残された人生について考えたり、実際に取り組んだりする前向きな活動も含まれます。

40代で終活を意識する理由

40代で終活を意識する理由についてのアンケートでは、男女とも「家族に迷惑をかけたくない」がトップでした。
ここでは、それ以外の理由について、男女別にご紹介します。

男性が40代で終活を意識する理由

男性が40代で終活を意識する理由には、死んだあとに何も残したくないという理由が多くあるようです。
その他にも病気や介護に備えるためや人生の最後を自分で決めたい、葬式の希望を家族に伝えるためといった理由があげられます。

女性が40代で終活を意識する理由

女性が40代で終活を意識する理由には、病気や介護に備えるためという理由が多くあるようです。
その他、男性と同じ理由がアンケート上位を占めています。
また、家族に迷惑をかけたくないという思いは女性が82.2%で、男性の69.2%よりも高いという傾向が見られました。

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終活を40代から始めるメリット

終活を40代から始めるのは、決して早くないと判断する専門家の意見が多いです。
じつは40代で始める終活にはさまざまなメリットがあるのです。
代表的なメリットについて下記の4点を解説します。

人生設計の修正

40代ともなると人生においてさまざまな節目を経験します。
結婚や離婚、子供の独立、両親の介護などを経験して、いろいろなことを思うものです。

そのなかで自分の価値観や優先すべき大切なものが確立され、終活をきっかけに人生の修正を行うことができるでしょう。

老後不安の軽減

終活を検討するにあたり、老後の不安は大きなテーマとなります。
自分が病気や要介護者となった場合、誰を頼りとするのかやお金の用意はあるのかなど懸念材料は多くあります。
そのためにもまだ判断力のある今のうちに、加入している保険の内容について検討し直すのもおすすめです。

親の終活と並行できる

40代の親となると60〜70代を迎えており、まさに終活の最中という方も多いのではないでしょうか。
40代は親の終活を間近にリアルタイムで確認することができます。

親の終活について話し合い、進んで手伝うことが推奨されています。
親の手伝いは自分の終活にもなり、将来の備えとして自分の教訓にすることができます。

整理整頓・断捨離がはかどる

終活のなかで重要視される項目に所有物などの整理整頓・断捨離があります。
整理整頓や断捨離は、想像しているよりも質、量ともに大変だといわれています。

しかし40代はまだ体力もある年齢です。
今のうちから整理整頓断捨離を進めていくことをおすすめします。

40代の終活の具体的な内容

ひとくちに終活といっても、その内容は世代や個人によってもさまざまです。
そこで一般的に40代が行う終活の具体的な内容についてご紹介します。

エンディングノートがメイン

40代ではエンディングノートの作成が主な活動であるといえます。

エンディングノートとは終活で行う内容や、家族へのメッセージなどを自由に記録しておくノートのことです。
どのように最期を迎えるのかといった理想や、自分が死んだあとに行う手続きのための情報を記録して家族に知らせる役割もあります。

エンディングノートに書く内容は下記の通りです。

  • 各種保険、銀行、クレジットカードの情報
  • お墓やお葬式についての希望
  • 家族へのメッセージ
  • 病気や介護になったときの希望

モノを増やさない

整理整頓や断捨離は早めに始めるとよいとされていますが、同様にモノを増やさないことも意識しましょう。
断捨離をしてもモノが増えてしまっては、同じことを繰り返すことになります。
意識して所有物を増やさないように、日々心がけてみるとよいかもしれません。

アカウントデータの整理

パソコンやスマホのデータや、各種ネットサービスのアカウントデータ整理も重要です。
大切な写真や個人情報は適切に保管するか、漏洩しないように削除することも検討してもよいかもしれません。
月額サービスなどに加入している場合は、家族が解約をすることになるのでパスワードなども明記して残しておきましょう。

財産の把握

じつに多くの方が老後の生活を不安に思っています。

自分の資産についてあらためて確認することで、終活にどの程度のお金が必要かを項目ごとに振り分けることができます。

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40代の終活ですべきこと

40代を迎える方であれば前半と後半に分けて、すべきことを計画的に行うとよいでしょう。

40代前半の終活

40代前半では今後の生活と収入や預金額など、これからの仕事や資産についてすべきことがあります。

いつまで働けるかを考える

自分の勤め先の定年がどのような設定になっているかによって、いつまで働けるかがわかります。
40代の今から定年や定年後までにどの程度稼げるのか、失業手当なども考慮して考える必要があります。

もしもの時の準備

40代は若くありませんので、もしものときの準備についても検討すべきです。
思わぬ病気や怪我、介護などでは多くの費用がかかりますし、家庭への影響も大きくなります。
必要な資金はあるのか、保険に入るかなどいろいろな角度からアプローチしてよい方法を見つけましょう

資産の計算

資産の計算をできるところから始めるべきです。
まずは銀行口座の残高、次いで不動産に有価証券、自家用車、価値のある家具なども計算に入れます。

40代後半の終活

50代に近づく40代後半の終活では、具体的なお葬式の希望や介護が必要になった場合について考えます。

葬儀の方法やお墓のことを考える

現在はバラエティ豊かな葬儀の種類や、さまざまなスタイルのお墓が選べます。
どのようなお葬式にして誰を呼びたいのかを調べ始める時期として、早すぎることはありません。
埋葬方法も一般的な墓地に入るのか、樹木葬や散骨といった方法にするのかなどできるだけ調べてみましょう。

家族にエンディングノートの存在を伝える

エンディングノートには法的効力はありませんが、家族へのメッセージや葬儀・納骨の希望などが書かれます。
終活の一環としてあらかじめ書き溜めたエンディングノートも、誰にも見つからなければ意味がありません。
そのため、エンディングノートを作成していることを伝えたり、誰の目にも留まるところに置くなど工夫が必要です。

また自分の死後、さまざまな手続きで動いてくれる家族に負担をかけるのは気がひけるものです。
できるだけスムーズに手続きが行えるようにエンディングノートに銀行通帳や保険証の場所を書いておきましょう。
さらに、口頭でも伝えておくと間違いありません。

認知症になったことを考える

恐ろしいことですが、認知症は誰にでもでる可能性がある症状です。
あらかじめエンディングノートに認知症になったときの希望を書いておきましょう。
会社で仕事をしている場合や、治療の方針などについて家族にわかるように明記します。

40代の生前整理で苦労するのは断捨離

40代での終活について具体的な内容や、すべきことがお分かりいただけたと思います。
さまざまな終活内容について、ご自身の事情や家庭環境を加味して考えると40代は決して早くないことがわかります。
ご自身が40代である場合、できればすぐにでも終活に取り掛かることをおすすめします。

終活の項目のひとつに生前整理があり、その意味は文字通り生きているうちに行う整理のことです。

ひとくちに生前整理といっても、何をどのように進めればよいのでしょうか。
じつはあるアンケート結果によると、40代の生前整理で行った具体的なことの1位は断捨離という結果でした。

そこで本記事の最後に40代で行う生前整理や断捨離の難しさについて、事例を紹介しつつ解説します。

断捨離が最も始めやすい終活

終活の生前整理で最も始めやすいのが断捨離といわれています。
断捨離は手軽に始めることができ、自分1人で手軽にできそうであることが想像しやすいかと思います。

そのため、生前整理の手始めに、まず断捨離を実践したという方が多くみられます。

しかしその一方で、生前整理も断捨離で苦労したという声が多くあるようです。
なぜ手軽に始められるはずの断捨離に、多くの方が苦労するのでしょうか。

思い出があるから捨てられない

断捨離は所有しているものを処分することですが、思うように物を捨てられない方が多いようです。
その理由は自分の持ち物には思い出があるため、手に取ると思い出が蘇り捨てられないというものでした。
断捨離のために手に取った思い出の品を、簡単に捨てられない気持ちに共感できる方は多いのではないでしょうか。

手軽に始められる一方で、実際に捨てるには決断力が必要であることも覚悟して断捨離に挑む必要がありそうです。

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終活40代のまとめ

ここまで終活の情報や、40代で行う終活のメリットなどを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 終活とは人生の最期を見据えて行う活動全般のこと
  • 40代の終活は将来に備える時間がまだあり、親の終活も手伝える
  • 断捨離は手軽に始められる一方で、思い出の物を捨てる難しさがある

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(はかまだ)

袴田 勝則(はかまだ かつのり)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

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