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お墓

お墓の選び方って?お墓の種類や墓石の種類、選び方のコツを解説

更新日:2022.11.17 公開日:2021.08.07

墓石

お墓 墓地

お墓には実に様々な種類があります。

選び方は千差万別です。

自分に合ったお墓の選び方には、どんなアプローチ方法があるのでしょうか。

そこでお墓の選び方について、本記事では以下の内容を網羅的に解説します

  • 埋葬方法にはどんな種類があるのか
  • 種類ごとに向いている人について知りたい
  • 墓石にはどんな形状があるのか

ぜひ最後までお読みください。

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  1. お墓の種類とメリット・デメリットを知る
  2. 故人や遺族のタイプから選ぶ
  3. 予算から選ぶ
  4. 墓石の種類から選ぶ
  5. 無宗教の人は宗派不問の霊園を選ぶ
  6. お墓の選び方まとめ
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お墓の種類とメリット・デメリットを知る

お墓

お墓の選び方でまず知っておきたいことは、お墓の種類です。

基本的な種類とメリット・デメリットをご紹介しますので、選び方の参考にしてください。

一般墓

一般墓とは家族ごとに区画されたお墓です。

地下に収蔵スペース、地上に墓石という一般的な形状のお墓です。

日本人が「お墓」と聞いてイメージする最もポピュラーな形状です。

メリットは、一族の墓として代々継承できることです。

また、伝統的なスタイルなので万人に認められやすいです。

デメリットは後継者問題です。

後継者がいない、遠方でお墓の管理ができない場合は墓じまいや永代供養に切り替える必要があります。

また、管理費や維持費、年間使用料などの固定費がかかる点もデメリットです。

樹木葬

樹木葬とは祈りのシンボルに樹木を使用するお墓です。

自然派の人に愛されていて、近年メディアで取り上げられている新しい種類のお墓です。

樹木葬にも以下の種類があります。

  • 自然に還すことをメインとした「里山型」
  • 管理された区画に草花を植えた管理霊園の「公園型」
  • 華やかなガーデニングを施した明るい雰囲気の「ガーデン型」

メリットは後継者を必要としないので後継を考える必要が無い点です。

また、墓石を買わなくていいので費用が安く済みます。

デメリットとしては期間を過ぎると合祀墓に移され、遺骨が他人と一緒になってしまう点です。

また、比較的新しい埋葬方法なので、親族や関係者の理解が得られないこともあります。

納骨堂

納骨堂とは、亡くなった方の遺骨を納める場所のことです。

納骨堂と寺院墓地や霊園との違いは、納骨堂は屋内にあるということです。

埋葬スペースが納骨堂は一般墓に比べてコンパクトです。

さらに納骨堂はアクセスしやすい場所に多いという特徴があります。

メリットは後継者を必要としない点です。

また、屋内管理なのでお参りがしやすいです。

デメリットは契約内容によっては期間を過ぎると合祀墓に移されてしまうことです。

また、建物の経年劣化によって予想外の修繕費用がかかるかもしれません。

永代供養墓

永代供養とは、親族に代わってお寺や霊園が永代にわたり供養するものです。

永代供養で埋葬されるお墓を永代供養墓と言います。

様々な理由でお墓に行くのが困難になると、管理や法要が疎かになってしまいます。

ライフスタイルの変化などの理由で近年永代供養を利用する人が増えています。

メリットとしては、後継を考える必要がない点です。

共同で供養してもらえるので個人の墓石を購入しないため費用が安く済みます。

契約期間を過ぎると合祀墓に移される可能性が高いです。

他人と遺骨が混ざることを嫌う人にとってはデメリットになります。

また、後継の子供がいる場合は自分でお墓を探さなくてはなりません。

散骨

散骨は遺骨を粉末にして法律で許可された特定の場所に散布する埋葬方法です。

散骨は一般的なお墓を冷たい、狭い、暗いと考える人や自然派の方に選ばれやすいです。

散骨で注意すべき点は、事前に散骨ができる場所なのか確認することです。

海、山、川などに散骨する方法があり、取扱専門業者も多くあります。

メリットは墓石代や維持・管理費用がかからないことです。

デメリットは、そもそもお墓がないのでお墓参りができないことです。

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故人や遺族のタイプから選ぶ

お墓参り

さまざまなお墓がありますが、どのような選び方がいいのでしょうか。

選び方の要素として故人や遺族のタイプを考慮した選び方があります。

お墓、埋葬方法ごとに選び方や向いている人についてご紹介します。

一般墓に向いている人

お寺での手厚い供養を望んでいる方や、その土地で代々お墓を引き継いでいきたい方に向いています。

費用を支払い続ける余裕があり、継承者がいる場合は一般墓がよいとされます。

樹木葬に向いている人

自然を愛している方や遺骨は自然に返したい人に向いています。

コスパも良く、後継の有無にも左右されないためおすすめです。

納骨堂に向いている人

お墓参りはしっかりしたいが、時間がない人に向いています。

費用が比較的安い、管理がしやすいといったことをメリットに感じる人にもおすすめです。

永代供養墓に向いている人

残された家族の負担を軽減したい方、後継がいない方に向いています。

また、合葬されることに抵抗がない方も永代供養墓を候補に選んでよいでしょう。

散骨に向いている人

お墓を持ちたくない方や自然に還したい方に向いています。

お墓が無いので残された遺族は、お墓の手入れ・管理や法要などが必要なくなります。

そのため遺族に気を遣う必要がなく、供養に重きを置かない方にもおすすめです。

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予算から選ぶ

費用 電卓

お墓の選び方で予算は重要なポイントです。

大体の予算相場を解説します。

一般墓

一般墓は比較的高価です。

一般墓の平均購入額は約169万円です。

これに付随して年間維持管理費などがかかってきます。

樹木葬

樹木葬の費用相場は約50万~70万円です。

埋蔵方法や埋蔵する場所によって費用は変動します。

納骨堂

納骨堂の費用相場は約20万~80万円です。

自動搬送式納骨堂の場合は高くなります。

また、公営や民営、寺院など運営主体によっても費用相場は変動するでしょう。

永代供養墓

永代供養墓の費用相場は約10万~40万円です。

お墓の種類によって追加される料金は異なるので注意しましょう。

散骨

散骨の相場は単独散骨の場合20〜30万円程度とされています。

種類によっては割高になるケースもありますので事前に確認が必要です。

また、他の埋葬方法と異なり、追加費用がほとんどかかりません。

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墓石の種類から選ぶ

お墓

お墓の埋葬方法の他にも、墓石の種類も大切です。

どのような種類があるのか、特徴とともに見ていきましょう。

和型墓石

和型墓石は多くの日本人にとって、最も見慣れている形のお墓です。

縦に長い墓石に「○○家之墓」と一家の名前などが彫られています。

墓石の正面には線香を入れる香炉や水鉢・花立があります。

洋型墓石

洋型墓石の形は横長で背が低いです。

一般的な寺院墓地よりも、緑豊かな霊園にマッチする形です。

刻む文字も比較的自由で、スタイリッシュかつモダンな雰囲気があります。

デザイン墓石

デザイン墓石はその名の通り、自由な形のお墓です。

石材店が独自開発したものや、独自のデザインを発注したものなどがあげられます。

宗教色が薄く「その人らしさ」が全面に打ち出されているのが特徴です。

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無宗教の人は宗派不問の霊園を選ぶ

納骨堂

一般的にお寺にあるお墓は、宗派の下に管理されています。

もしご自身が無宗教の場合、宗派を一切問わないお寺や霊園があります。

ご自身が無宗教の場合の選び方として「宗派不問」のお寺や霊園を利用する方法があります。

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お墓の選び方まとめ

お墓 霊園

ここまでお墓の選び方についての情報や、お墓の種類などを中心にお伝えしてきました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • お墓の種類は伝統的な一般墓や樹木葬、永代供養墓、納骨堂、散骨などがある
  • 一般墓は伝統的、樹木葬は自然派、納骨堂は利便性を重視する人に向いている
  • 墓石は大きく和型墓石、洋型墓石、デザイン墓石がある

これらのお墓の選び方の情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(やまぐち)

山口 隆司(やまぐち たかし)

一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター

経歴

業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。

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