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お墓

お墓を建立する流れとは?お墓の種類や費用相場・選び方も解説

更新日:2022.11.17

お墓 費用

記事のポイントを先取り!

  • お墓を建立する際は、流れを確認する。
  • お墓を建てる際の相場は総額100〜350万円程度
  • お墓が不要な供養方法がある

お墓を建立する際の流れについてはご存じでしょうか。
初めてお墓を建立する場合、いつ、どこで、どのように建てたら良いのでしょうか。

そこでこの記事では、お墓を建立する際の流れについて解説します。

この機会にお墓の種類や費用の相場、選び方などを知っておきましょう。
後半ではお墓がいらない供養方法についても触れているのでぜひ最後までご覧ください。

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  1. お墓を建立する意味とは
  2. お墓を建立する時期
  3. お墓の建立に必要な書類
  4. お墓を建立する流れ
  5. お墓の選び方
  6. お墓がいらない場合におすすめの供養方法
  7. お墓を購入する際に重視すべき点
  8. お墓の建立まとめ
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お墓を建立する意味とは

仏教においては、お墓や仏壇は故人の家のような存在であると考えられています。
葬儀の後に火葬された故人の遺骨は、長い間お墓に埋葬されることになります。

お墓を改装しない限り、お墓に遺骨が埋葬され続けることを考えると、世代を超えて非常に長くお墓の中で過ごすということになります。
そのため、お墓選びは重要で今後の世代のことも考慮する必要があります。

また、お墓があることで遺族は手を合わせる対象がわかりやすくなるので、心のよりどころとなっています。

故人のためだけでなく、遺族の精神的な安定にもつながっているので、お墓を建てるときにはアクセス面も考慮することをおすすめします。

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お墓を建立する時期

お墓を建立する時期は、いつ建てなければいけないといった明確な決まりはありません

決まりはないものの、一周忌法要の際に納骨できるようにお墓を準備するケースが多いようです。

近年では生前にお墓を選んで自分の希望に合うものを建てる方も増えています。
死と向き合う必要があるので、中には生前にお墓を建てることに対して抵抗がある方もいるかと思います。

しかし、生前にお墓を建てることは「寿陵」と呼ばれ、「長寿」や「子孫繫栄」、「家内安全」などの縁起の良いことであるとも考えられています。

お墓を建立する時期には、決まりはないので本人の意思や家族の気持ちが落ち着いた頃など、自分に合ったときがベストタイミングであると言えます。

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お墓の建立に必要な書類

お墓の建立に必要な書類は、埋葬許可書、墓地使用許可書、工事届等があります。

埋葬許可書

埋葬許可証は埋葬する際に必要な書類になります。
火葬許可証がないと、遺体を火葬できないので、葬儀をする際には火葬許可証を葬儀社に提出して火葬するケースがほとんどです。

火葬許可証は市町村役場にて発行してもらえるのですが、火葬する際に必要な火葬許可証を葬儀社に提出し、返却されたものがそのまま埋葬許可証として使用できます。

墓地使用許可書

墓地使用許可書は、墓石工事や納骨をする際に必要な書類です。
この書類はお墓を建立する際に霊園側から発行される書類になります。

申し込み時に入金した時に発行されることが多く、この書類を受け取ることで墓地の使用権が得られます。

工事届

工事届は墓石建立に必要な書類になります。
この工事届は必ずしも必要と定められているわけではありませんが、提出を求められるケースが多いようです。

墓石店が代行して手続きしてくれるケースもあるので、何らかの理由で代行を希望する場合には依頼してみてもいいでしょう。

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お墓を建立する流れ

お墓を建立する流れを知ることでスムーズに手続きを進められます。

埋葬の形式を決める

お墓の種類には、よく目にする一般墓から永代供養墓、納骨堂などのさまざまな形式があります。
従って、好みや状況に合った埋葬形態を選択することをおすすめします。

最近では従来の立派な仏壇を必要としない手元供養や樹木葬の人気が上がっています。
手元供養ではいつでも故人を身近に感じられ、ライフスタイルに合わせられる点が現代にマッチしています。

中には故人の希望にて思い出の場所や馴染みのある場所に散骨するケースもあります。

お墓を建立する場所を決める

次にお墓を建立する場所を決めましょう
民営か公営かで特徴が異なり、霊園も寺院墓地や公園墓地などの種類があります。

  • 公営墓地

公営墓地は市営墓地や都営墓地などのように地方自治体が運営している霊園のことです。

公営墓地は民営墓地などの他の霊園と比べて費用を安く抑えられる傾向にあり、宗派・宗教不問のところがほとんどなので人気があります。

人気がある分、倍率が高く利用する際には抽選が行われることも珍しくありません。

利用する際には条件もあり、公営墓地がある地域に住んでいる必要があることがほとんどです。
詳しくは利用する霊園に確認することをおすすめします。

  • 民営墓地

民営墓地は宗教法人や財団法人、社団法人などの収益が目的ではない機関が運営する墓地のことです。

民営墓地は公営墓地と比べると空きがあるケースが多いので、比較的申し込みがしやすい傾向にあります。

公営墓地と比べると、費用は高くなることが多いですが、利用者のニーズに沿った墓地や手入れが行き届いた墓地が多いようです。

参拝者にやさしいバリアフリー化がされた墓地も多くあるので、条件や希望に合った墓地を見つけやすい特徴があります。

  • 寺院墓地

寺院墓地とはお寺の境内にある墓地のことです。
寺院墓地ではお寺の檀家になるケースがほとんどで、宗教や宗派が自分の信仰しているものと同じであることが必要です。

檀家になることでお寺のサポートを受けられるので、法事や法要の際なども安心が得られます。

手厚く供養できるので、供養を大切にしたい方などにはおすすめです。

ただし、年間管理費だけでなく、寺院に対するお礼の気持ちであるお布施を納める必要もあり、利用料は比較的高くなる傾向にあります。

  • 公園墓地

公園墓地は名前の通り、まるで公園のように緑豊かで解放感のある墓地になります。

古くからある墓地のイメージとは異なり、日差しが行き届き明るい雰囲気で、四季折々の景色を楽しめるような墓地が多くあります。

公園墓地は宗派・宗教不問のところが多く、どなたでも安心してご利用しやすいのが特徴です。

生前予約ができるところもありますので、自分で霊園内の雰囲気を確認して、自然が好きだった方などが申し込みすることが多いようです。

墓石の種類とデザインを決める

お墓のタイプや場所が決定したら次は、墓石の種類やデザインを決めていきましょう
墓石に使われる石の種類や色合い、形などのさまざまなことを決める必要があります。

墓石の種類によって吸水率や耐久性、価格なども異なるので心配な方は、石材店などで専門家のアドバイスを受けながら選択することをおすすめします。
墓石は常に野外にあるので雨風や雪、紫外線などの影響を受けます。

お墓は代々引き継がれていくので、より長くきれいに使えるように、墓石を選びましょう

墓石のデザインは、馴染みの深い和型のものから洋型、デザイン墓などがあり、自分に合ったデザインを選ぶことをおすすめします。

開眼供養を行う

開眼供養とは僧侶を呼んで読経し、お墓に魂を入れていただく儀式のことです。
別名「開眼法要」とも呼ばれ、仏教では古くから行われてきた儀式になります。

お墓を新しく建てた際には、邪気が入り込まないように棹石(さおいし)を白布で巻き、開眼供養の際に布を取り外すことが一般的です。

開眼供養では、参加者は建碑祝いと呼ばれるお祝い金を持参することがマナーになります。
供養とは言えお祝い金になるので、紅白水引がついた御祝儀袋に新札を包みます

表書きには「建碑設立御祝」や「建碑御祝」などと記載しましょう。
なお、納骨法要と開眼供養が同じタイミングで行われる際には、仏事を優先して、表書きは「ご仏前」として黒白水引の不祝儀袋に包んで渡すことがマナーになります。

なお、僧侶に渡すお布施は、3万円〜5万円程度が相場です。
納骨式も一緒に行うのであれば、開眼供養の1.5倍〜2倍の金額を包むことがマナーになります。

開眼供養の服装は、開催する側は礼服が望ましく、参列者側は落ち着いた色合いのシンプルな服装が無難です。

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お墓の選び方

お墓を建立する場合の選び方には、「継承者の有無」「お墓の種類」「費用」が考慮すべきポイントになります。

お墓の承継者の有無

お墓を建立する際に押さえておきたいことは承継者の有無についてです。
お墓の承継とは、墓地や墓石、位牌や仏壇などの先祖代々受け継がれてきた「祭祀財産」と呼ばれるものを受け継ぐことです。

多くの場合は遺族がお墓の承継者としてお墓の管理や供養などをしていきます。

そのため、子どものいない方や生涯独身だった方などは永代供養をしてもらえる霊園を探すことをおすすめします。

お墓を誰が受け継ぐのかトラブルになるケースもあるので、遺族に迷惑をかけたくないと考えている方などでは、お墓そのものを必要としない供養形式を選ばれる方も多くなっています。
このようにお墓の承継者の有無によってお墓の選び方が変わってきます

お墓の種類

ここからはお墓の種類ごとに特徴やメリットなどを紹介していきます。

一般墓

一般墓はよく目にするお墓の形式になります。
一般墓は家族や親族などの家単位で利用されることがほとんどです。

和型の墓石が一般的ですが洋型のお墓も増えています。

また、一般墓にもさまざまなデザインがあり、個性的なデザインのお墓が増えています。

メリットとして割り当てられた区域を自由に祀られます

永代供養墓・合祀墓

永代供養とは遺族に代わって寺院などが永代に供養してくれる供養形態になります。

多くの場合、一定期間は個別に供養され、期間が過ぎると他の方の遺骨と合祀されることになります。

メリットとして永代供養では、宗教・宗派不問とされている場合が多く、後継者がいなくても供養してもらえます

なお、永代供養の場合には遺骨が返却できないことも多いので、その点を考慮して選択することをおすすめします。

樹木葬

樹木葬は近年人気を集めている供養形態になります。
墓石の代わりに樹木や草花をシンボルとして供養する新しい形のお墓になります。

シンボルにする樹木のことを「シンボルツリー」と呼び、このシンボルツリーには日本人に馴染みのある桜やもみじなどが選ばれることがほとんどです。

メリットとしてお墓を建てる必要がないので、一般墓よりも費用を抑えられることが特徴です。
また、樹木葬ではお墓の後継者を必要としないので、子どものいない方や遺族に迷惑をかけたくないといった思いのある方にも人気があります。

生前自然に囲まれた環境が好きであった方などにもおすすめです。

納骨堂

納骨堂は霊園や寺院に遺骨を保管できる形式のお墓になります。
一言に納骨堂と言ってもさまざまな形式があり、ロッカー形式や仏壇形式、位牌形式、自動搬送式などがあります。
このように種類は多いので、自分に合ったタイプのものが見つかるでしょう。

メリットとして墓石を建てる必要がないので、費用を抑えられます
また、室内で遺骨を保管する形になりますので、管理や手入れがしやすいことも特徴です。

お墓にかかる費用とその相場

次にお墓にかかる費用の相場について紹介していきます。
お墓を建てる際に必要となる総額費用の相場としては、100万円〜350万円程度です。
この内訳には墓石代や墓地代、年間管理費などが含まれていることがほとんどです。

墓石代

墓石代とは、墓石を建てるために必要な費用です。
墓石代の費用の相場は60万円〜200万円程度になります。

選んだ墓石の種類によって費用は大きく変わり、外国産のものに比べて国産のものが高い傾向にあります。

石の材質によって色合いや耐久性も変わってきますので、総合的に判断して選ぶことをおすすめします。

墓地代(永代使用料)

墓地代とはお墓を建立する土地にかかる費用のことです。
墓地代は墓地の永代使用権を買っているので、別名「永代使用料」とも呼ばれています。

永代使用料は35万円〜130万円程度が相場になります。

注意点として墓地が不要になった場合は、墓地は管理人に返還しなければならず、墓地を転売したり、他者に貸し出すことはできません。

年間管理費

年間管理費とは、墓地のメンテナンスや管理に必要な費用のことです。
一般的には年に1回支払う必要があります。

この年間管理費は、霊園の共有スペースの清掃や共用設備の改修などの際に使用されます。
なお、自身の墓地の管理については、自分たちで行う必要があります。
年間管理費は墓地のタイプによっても異なりますが、以下に種類別の相場を紹介します。

寺院墓地:1万円前後/年
民間墓地:5000円~1万5000円程度/年
公営墓地:4000円~1万円程度/年

区画面積が広くなればなるほど、費用も高くなる傾向にあります。
区画面積と年間管理費についての一例を以下にまとめます。

1㎡:6000円
1.5㎡:9000円
1.8㎡:1万円
2.25㎡:1万5000円
3㎡:1万6000円(税込)

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お墓がいらない場合におすすめの供養方法

最後にお墓が不要な場合の供養方法について紹介していきます。
近年では居住環境やライフスタイルの変化からお墓を建立しないで供養する家庭も増えてきています。
代表的なものに「手元供養」「散骨」「0葬」があります。

手元供養

手元供養とは、自宅などの身近に遺骨を保管して供養する方法のことです。

手元供養では全ての遺骨を自宅で保管することもあれば、一部を自宅で保管する場合もあります。

手元供養はインテリアにもマッチしやすいミニ仏壇やミニ骨壺が使用されるケースがほとんどです。
ミニ仏壇の費用は、4000円前後から15万円程度です。
ミニ骨壺の費用は、1000円から30万円程度です。

また、遺骨を少量入れてペンダントやブレスレット、キーホルダーなどに加工していつでも持ち歩けるようにしている方もいます。

散骨

散骨とは故人の遺骨を粉状にして、海や山などにまく供養方法です。

生前の故人の希望で、思い入れのある土地やゆかりの場所に散骨されるケースがほとんどです。

散骨は場所に制限があり、条例で散骨ができない地域もあるので事前に確認してから散骨を検討することをおすすめします。

山に散骨するケースの費用の相場は5万〜10万円前後です。

この他にも粉骨や骨壺の費用などで別途最大6万円前後かかります。

また、海に散骨するケースでは他のお客さんの迷惑にならないためにも、船をチャーターする必要があり、総額5万〜30万円程度の費用がかかります。

0葬

0葬(ゼロそう)とは、火葬場で遺骨を火葬したあとに遺骨を持ち帰らずにそのまま立ち去ることです

遺骨は手元に残らないため、後々供養する必要はありません。

その後の供養費用がかからないので、葬儀や火葬に関わる費用のみで済みます。

火葬場によって0葬ができるかどうかは異なり、地域差があります。

西日本では0葬を受け入れている火葬場が比較的多いようです。

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お墓を購入する際に重視すべき点

お墓を購入する際に他の人はどのような点を重視して選んでいるのか、以下のグラフを参考にすると良いでしょう。

お墓を購入する上で重要視している点(購⼊済または検討中のお墓の形態が「⼀般墓」の場合)のグラフ
お墓を購入する上で重要視している点(出典:「PR TIMES」お墓購入についてのアンケート調査)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000015761.html

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お墓の建立まとめ

ここまでお墓を建立する際の流れについて解説してきました。
まとめると以下の通りです。

  • お墓を建立する際には流れに沿って行なうことが大切
  • お墓を建立する際はいつ、どこで、どのようにするかを決める
  • お墓にかかる費用は、墓石代と墓地代と年間管理費が必要
  • お墓がいらない供養方法もある。

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(かまた)

鎌田 真紀子(かまた まきこ)

国家資格 キャリアコンサルタント ・CSスペシャリスト(協会認定)

経歴

終活関連の業界経歴12年以上。20年以上の大手生命保険会社のコンタクトセンターのマネジメントにおいて、コンタクトセンターに寄せられるお客様の声に寄り添い、様々なサポートを行う。自身の喪主経験、お墓探しの体験をはじめ、終活のこと全般に知見を持ち、お客様のお困りごとの解決をサポートするなど、活躍の場を広げる。

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