お墓
お墓を建てると費用はいくらかかる?費用を抑えたお墓の建て方も紹介
更新日:2024.06.19 公開日:2022.07.27

記事のポイントを先取り!
- 永代使用料の相場は、50〜150万円程度である
- 公営霊園の年間管理費の相場は、2,000~1万円程度である
- 散骨や手元供養ではお墓は不要のため、費用を抑えられる
お墓を新しく建てる際には大きなお金が必要になりますが、費用はいくらかかるのかご存知でしょうか。
お墓を建てる費用を知ることでお墓選びをスムーズに進めることにつながります。
そこでこの記事では、お墓を建てる際の費用について詳しく説明していきます。
この機会にお墓を建てる費用を抑える方法についても覚えておきましょう。
お墓を建てるなら生前がおすすめの理由についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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お墓を建てるのに必要な費用
お墓を建てる際に必要な費用について紹介していきます。
費用の総額や内訳について、以下で詳しく説明していきますので、参考にしてください。
費用の総額
お墓を建てるのに必要な費用の総額は、150〜300万円程度が相場です。
費用の相場は地域や霊園、供養形態によっても異なりますが、どちらにせよ決して安い金額ではありません。
お墓を建てる費用を抑える方法については、以下の章で紹介していきますので、ぜひそちらもご覧ください。
費用の内訳
永代使用料
永代使用料とは、墓地を使用するために支払う金額になります。
つまり、お墓を建てた土地を使わせてもらうための料金です。
永代使用料は、お墓を建てたときに一括で支払うケースが多く、永代使用料を支払うことで、永代的に墓地を使用できます。
永代使用料の相場は、50〜150万円程度になります。
墓石代
墓石代とは墓石にかかる費用でその内訳としては、石材一式・彫刻料・付属品・据え付け工事代金などになります。
石材一式とは、棹石・外柵・カロート・花立・香炉などが一般的です。
付属品としては、香皿や花立などが一般的なものとして挙げられます。
墓石代は墓石の種類やオプションの有無などによって費用が異なり、費用の相場としては、100〜200万円程度になります。
法要費用
お墓を建てた際には、「開眼供養」、「納骨式」、「祥月命日法要」、「一周忌法要」などが費用に含まれます。
この法要費用の他にも僧侶に対するお布施が必要になります。
お布施の相場として開眼供養は3〜5万円程度、納骨式は10万円程度、祥月命日法要・一周忌法要は1〜5万円程度です。
お墓は建てた後にも費用が必要
お墓は建てた後にも費用が必要で、多くの場合年間管理費を霊園に納める必要があります。
管理料とは、お墓を維持するために霊園に支払う費用のことで、管理運営費とも呼ばれます。
霊園を運営するためには、休憩所、トイレ、水くみ場などの施設や共有スペースの水道代や電気代などが必要です。
お墓の管理料の相場は5,000〜15,000円程度が一般的です。
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お墓を安く建てるには?

お墓を建てる費用の相場が理解できたところで次は、お墓を安く建てるにはどうすれば良いのか以下で詳しく説明していきます。
経営団体を比較する
年間管理費は霊園の経営団体ごとの費用は以下の通りです。
- 寺院墓地:5,000~1万円程度
- 民営霊園:5,000~15,000円程度
- 公営霊園:2,000~1万円程度
民営霊園よりも公営霊園の方が費用を抑えられる傾向があります。
場所を比較する
お墓は地域によっても費用が異なりますが、都心よりは都心からは離れた郊外の墓地の方が費用を抑えられる傾向にあります。
都心にあるお墓は、公共交通機関が整い、多くの場合で利便性が高くなります。
一方で郊外のお墓は土地が広く、埋葬方法も充実している墓地が多い傾向にあります。
どちらにもメリットやデメリットがありますので、自分に合ったものを選択することをおすすめします。
石材を比較する
石材の種類にはさまざまなものがあり、産地も日本製のものだけでなく、中国製やインド製などの外国製のものもあります。
費用の比較としては、国産の方が石材の品質が高く、その分費用も高くなる傾向にあります。
中国産などの海外産の石材にすることで費用を抑えられます。
墓地の広さによっても価格が異なり、墓地が広くなればお墓も大きくなります。
サイズを小さくすることで費用を抑えられます。
お墓の加工を少なくする
一言にお墓と言ってもそのデザインはさまざまで、年々選択肢が増えています。
最近ではオリジナルのデザインをオーダーメイドし、お墓を建てることもできるようになりました。
デザイン墓にすると費用もそれだけ高くなるので、費用を抑えたい場合には、できるだけシンプルなものを選択すると良いでしょう。
樹木葬だと費用はいくらになる?

次に樹木葬だと費用はいくら位になるのか紹介していきます。
樹木葬とは、比較的新しい供養形態の1つであり、お墓の代わりに樹木をシンボルとして埋葬するものになります。
樹木葬にはいくつかのタイプがあり、他人の遺骨と同じスペースに埋葬されるものを合祀型樹木葬、個別に埋葬されるスペースがあるものを個別型樹木葬、1家族に1つ埋葬スペースがある墓地を家族型樹木葬と呼びます。
タイプごとの費用の相場をまとめると以下の通りです。
- 合祀型樹木葬:5~20万円程度
- 個別型樹木葬:15~60万円程度
- 家族型樹木葬:20~80万円程度
これはあくまでも費用の目安になるので、詳しくはご利用の霊園に確認することをおすすめします。
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生前にお墓を立てる方法もある

遺産を相続する際には相続税がかかるものがあるので、場合によっては遺族に負担をかけてしまうこともあります。
お墓の場合は祭祀財産とされるため、相続税はかかりません。
生前にお墓を建てることで、課税対象となる現金が減るので結果として節税につながります。
お墓を建てるのであれば生前がおすすめのタイミングになります。
生きているうちにお墓を建てることは縁起の悪いことであると考える人もいます。
実は生前にお墓を建てることは「寿陵」と呼ばれ、縁起の良いことであるとされているのでご安心ください。
お墓は建てなくても埋葬はできる
最後にお墓を建てずに供養する方法を紹介していきます。
以下で詳しい埋葬方法について説明していきますので、参考にしてください。
散骨
お墓を必要としない供養方法として散骨が挙げられます。
散骨は遺骨を粉骨して故人のゆかりのあった土地などにまくことです。
多くの場合、生前に故人が散骨を希望していたケースなどで、散骨が選択されています。
ただし、地域によっては散骨を条例で禁止しているところもありますので、事前に確認することをおすすめします。
海などに散骨するケースでは、他の乗客の迷惑になるため、船をチャーターして貸切の中で散骨すると良いでしょう。
手元供養
手元供養とは故人の遺骨を自宅に安置したり、遺骨の一部をネックレスやキーホルダーなどにして身に着けたりするものになります。
手元供養ではひと昔前の立派なお墓や仏壇は必要としないので、近年のライフスタイルに合っており、年々人気が上がってきています。
手元供養では自宅に手を合わせるための拠りどころとして、ミニ仏壇やミニ骨壺、故人の写真を安置することがあります。
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お墓を建てる費用のまとめ

ここまでお墓を建てる費用や費用を抑えたお墓の建て方などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- お墓を建てるのに必要な費用の相場は、総額150〜300万円程度である
- 都心よりは都心からは離れた郊外の墓地の方が費用を抑えられる傾向にある
- 生前にお墓を建てることで、課税対象となる現金が減るので節税につながる
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
参考:お墓代は誰が出す?兄弟でのトラブルを起こさずに円満解決する方法3選|山崎石材日記

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監修者

山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
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