お墓
お墓代の相場価格と内訳!墓石費用やお墓を処分するときの価格も解説
更新日:2022.07.05 公開日:2022.07.08

記事のポイントを先取り!
- 墓石代と永代使用料は初期費用として大きな金額となる
- 墓地や霊園を使用するには、年間定額の管理費用がかかる
- 墓石が不要なお墓には永代供養や樹木葬、納骨堂がある
お墓の購入や建て替えをする場合はお墓代がかかりますが、その費用や内訳についてご存じでしょうか。
まとまった金額が必要になるため、事前に適正な価格を知っておきましょう。
そこでこの記事では、お墓代について詳しく説明していきます。
この機会に永代使用料を覚えておきましょう。
後半には永代供養の封筒の書き方についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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- お墓代の相場価格と内訳
- お墓代の墓石費用の相場と内訳
- お墓代の管理費用と永代使用料の相場
- 墓石を建てない場合のお墓代は?
- 墓石を処分するときのお墓代は?
- お墓代の永代供養の封筒の書き方は?
- お墓代についてのまとめ
お墓代の相場価格と内訳
まずはお墓代の価格相場とその内訳について確認しておきましょう。
お墓代は、お墓本体となる墓石の価格と墓石を置いて利用する墓地代に分かれます。
そのふたつを合計したお墓代の総額は、100万円〜350万円程度が相場とされています。
そのうち墓石代が60万円〜200万円、墓地代が35万円〜130万円という内訳になります。
お墓代の墓石費用の相場と内訳

前述したお墓代の総額のうち、墓石の費用が半分以上を占めることになります。
内訳として価格相場は60万円〜200万円とご紹介した墓石費用ですが、この価格帯の差はどのような内訳になっているのでしょうか。
新たに墓石を購入する際、その価格を左右するのは主に2つの要因です。
また、古くなった墓石を改葬(遺骨の移動などでお墓を移すこと)する際や、実際にお墓を所有してからかかる費用について解説します。
石の種類と使用する量
お墓代の中でも大きなウエイトを占める墓石代は、墓石に使用する石の種類と量で決まります。
石にはさまざまな種類があり、見た目や硬さ、国産、海外産など分類される項目も多いです。
基本的には採掘量の違い、つまり希少価値のある珍しい石の種類ほど割高になる傾向です。
そして墓石に使用する石の量が多くなれば、価格も上がります。
墓石のサイズの大小に加え、墓石以外の石製の付属品などもお墓代に大きく影響します。
墓石の工事費用相場
墓石代には工事代も含まれます。
墓石の工事代は主に、墓地・霊園までの運搬費用や文字の彫刻加工、付属品などです。
墓石の工事費用相場は彫刻代で3万円〜8万円で、花立てや砂利などは数千円〜1万円程度です。
一般的な墓石購入依頼先は石材店が多く、墓地や霊園周辺から遠くない地域で営業していることが多いです。
しかし、墓地・霊園が石材店から遠い場合や、墓石の運搬が困難な立地の場合、別途費用が加算されます。
墓石の改葬・磨き直しの費用相場
さまざまな事情により墓石の改葬をすると、主に墓じまいと新たな墓石の費用がかかります。
改葬費用相場は墓じまいに20万円〜30万円、墓石代に140万円〜200万円、合計で160万円〜230万円程度です。
また、屋外に設置される墓石は、気象条件などのあらゆる外的要因によって経年劣化を起こします。
定期的な掃除では落としきれない汚れでプロによる清掃を依頼したい場合は、磨き直しを利用しましょう。
磨き直しとは、専用の作業場まで墓石を移動して行うクリーニングのことです。
磨き直しの費用相場は20万円程度です。
墓石を建てた後の費用相場
新しい墓石は、石材店によって墓地・霊園の利用区画に設置されますが、そのままではお墓として機能しないものと考えられています。
新しい墓石には、そこに納骨される故人の魂を入れる儀式が必要になります。
その儀式を開眼供養(かいがんくよう)もしくは魂入れ(たましいいれ)といいます。
開眼供養は僧侶による読経で行われます。
開眼供養では僧侶へのお布施が必要で、その金額相場は3万円〜5万円程度です。
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お墓代の管理費用と永代使用料の相場
お墓代の内訳のうち、墓石代とは別に墓石を置いて利用する墓地代がかかります。
墓地代は定期的に支払う固定費と、墓地を利用する契約時に支払う初期費用に分けられます。
お墓を所有するには数十年単位で長期的に墓地・霊園を利用することになりますが、墓地・霊園に管理費用を支払う必要があります。
また、墓地・霊園を利用するためには、その権利を契約時に購入します。
その利用権のことを永代使用料と呼びます。
お墓代には前述した墓石代以外に、管理費用と永代使用料がかかることを覚えておきましょう。
お墓代の相場を知るために、それぞれの費用相場について解説します。
墓代の管理費用の相場
墓代の管理費用は、墓地・霊園ごとに1年間分で設定されているところがほとんどです。
墓地・霊園ごとに多少の価格差はありますが、墓地の運営形態による価格差に特徴がありますので確認しておいてください。
公営墓地の相場は4,000円〜1万円程度、民間墓地の相場は5,000円〜1万5,000円程度、寺院墓地の相場は1万円程度です。
墓代の永代使用料の相場
墓代の永代使用料の相場は60万円〜80万円程度とされています。
ただし、立地や利用区画の大きさなどによって価格は変わりますのでご注意ください。
永代使用料の支払いは一度きりで、管理費用のように毎年かかるものではありませんが、墓石代と同じくまとまった金額が必要です。
墓石を建てない場合のお墓代は?

ひとくちにお墓といってもその種類はさまざまで、中には墓石を建てないお墓もあります。
墓石を建てないお墓で代表的なものは永代供養や樹木葬、納骨堂の3種です。
永代供養のお墓代相場は、10万円〜150万円程度です。
永代供養は遺骨の供養やお墓の管理をお寺などに一任する仕組みで、近年のライフスタイルの変化により多く採用されています。
樹木葬のお墓の相場は5万円〜80万円程度です。
樹木葬とは墓石ではなく自然の中や、自然に囲まれた霊園に埋葬する納骨方法です。
納骨堂の相場は30万円〜150万円程度です。
納骨堂とは遺骨を安置し、お参りもできる屋内施設で、一般的なお墓と異なる点が複数あります。
墓石購入の必要がなく比較的アクセスがよいため、人によって納骨堂の利用は大きなメリットとなります。
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墓石を処分するときのお墓代は?
一般的にお墓を処分することを、墓じまいと呼びます。
近年、家庭環境や生活様式が多様化したことで、お墓の維持ができない方が多くなっており、墓じまいを行う件数も増加しています。
墓じまいで墓石を処分する費用は20万円〜50万円程度です。
お墓代の永代供養の封筒の書き方は?

自分の人生を考える上で、誰もが避けて通れないのが死ぬことです。
本記事でお墓代についての費用についてご紹介しましたが、さまざまな事情により永代供養を検討する方も多いでしょう。
近年利用者が増えている永代供養ですが、現代と昔の生活の違いは今後ますます加速する可能性も否定できません。
昔であれば先祖代々継承されたお墓を守り、自分や子孫もそのお墓に入ることで何も問題はありませんでした。
しかし、現在はお墓がある土地を離れて働く方は少なくありません。
お盆や正月、お彼岸の時期のたびに、お墓のある実家へ帰省するのが難しいこともあるかもしれません。
また、少子高齢化や核家族化など、お墓の後継ぎが不在となるご家庭も増加していくことが見込まれます。
そうなると永代供養を利用することは、ごく自然な流れといえるでしょう。
いざ永代供養を依頼するとなると、お寺との契約が必要になり費用の支払いが発生します。
永代供養の仕組みを採用しているお寺は、その支払いを現金で受け取るところもあるでしょう。
永代供養で遺骨を永続的に供養していただくお寺に対し、礼節を持って対応するのが望ましいため、マナーには十分気をつけたいところです。
そこでおさえておきたいマナーは、永代供養の費用を包む封筒についてです。
まずお寺に渡す封筒でイメージされるのがお布施ですが、永代供養の費用とお布施は異なるため、別物として考えましょう。
封筒は白無地のものを用意し、表書きには「永代経懇志(えいたいきょうこんし)」と毛筆で書きます。
裏面には住所と氏名、包んだ金額を記します。
よく勘違いされるケースとして、香典の記入に使う薄墨を使うべきかで迷うことがあるようです。
しかし、永代供養の封筒には薄墨ではなく濃墨で書くようにしてください。
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お墓代についてのまとめ

ここまでお墓代の情報や、各費用相場などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- お墓代は主に墓石費用と墓地費用があり、総額を算出して検討するとよい
- 墓石費用は墓石のサイズや石材の種類によって金額が変わる
- 永代供養の封筒には白無地の封筒に濃墨を使って書く
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。