お墓
檀家にならずに寺院墓地を建てられる?檀家制度について解説
更新日:2023.11.24 公開日:2021.07.20
お墓を利用する際、檀家制度というものがあります。
昔からある制度ですが、その仕組みを知っている人はあまりいないのではないでしょうか。
本記事では
- 檀家とは
- 檀家にならないでお墓を建てられる?
- 檀家のメリット・デメリットとは
- 檀家になるとかかる費用
- 檀家をやめるとき
といった内容を網羅的に解説します。
ぜひ最後までお読みください。
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- 檀家とは
- 檀家にならずにお墓を建てることはできる?
- 檀家のまま霊園にお墓を建てられる?
- 檀家のメリット・デメリット
- 檀家になるにはどれくらいの費用がかかる?
- お寺の檀家をやめる
- 檀家にならずに寺院墓地を建てるまとめ
檀家とは
檀家(だんか)とはあるお寺に所属する家のことです。
ある寺の檀家となった家は、お墓や法要、仏事をすべてその寺に任せることになります。
そのためお寺は檀家を複数持つことになり、檀家のお墓を管理して仏事を独占します。
基本的に檀家にならないでお寺にお墓を持つことはできません。
檀家にならずにお墓を建てることはできる?
自分の家が檀家にならない場合、お墓を建てることはできるのでしょうか。
檀家にならないでお墓を建てるには、「お墓を建てる場所」が条件になります。
寺院墓地を建てる場合
寺院墓地とは、菩提寺(ぼだいじ)が管理している檀家用のお墓です。
菩提寺とは、ある檀家が所属しているお寺のことです。
そのためお寺のお墓は檀家にならないと建てることはできません。
霊園や公営墓地にお墓を建てる場合
霊園や公営墓地のお墓は、お寺に所属していません。
そのため霊園や公営墓地であれば、檀家にならないでお墓を建てることができます。
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檀家のまま霊園にお墓を建てられる?
一般的に霊園や公営墓地では檀家にならないままお墓を建てることができます。
特殊なケースですが、檀家のまま霊園にお墓を建てることもできます。
ただし事前にお寺に確認が必要です。
それには理由があります。
お寺は檀家の菩提寺として、霊園に建てるお墓の供養や法要などを専属で管理するからです。
檀家のメリット・デメリット
ここではメリット・デメリットを紹介していきます。
メリット
檀家は菩提寺に所属しているため、法要の予約を優遇してもらいやすくなります。
仏事の相談・サポートも手厚く受けることができます。
檀家にならない場合でも法要はできますが、檀家に比べお盆などは予約が取りづらくなります。
デメリット
檀家のデメリットはお金がかかることです。
檀家に入るときと抜けるとき、各種法要の御布施、お寺やお墓の管理修繕費などです。
また、他のお寺や宗派に移行することができません。
所属する菩提寺のルールや行事などの制約が発生します。
檀家にならない場合、費用面と制約の縛りがなくなります。
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檀家になるにはどれくらいの費用がかかる?
檀家になる場合には、どのような費用がいくらくらいかかるのでしょうか。
ここでは項目ごとにわけて解説します。
入檀料
入檀料とは、檀家になる時に最初に払うお金です。
お寺によって金額は変わりますが、相場は10万〜30万円と言われています。
寺院行事や法要のお布施
お寺は年間行事を行います。
行事の内容や回数はお寺によって異なります。
檀家は参加費として3,000円〜1万円のお布施を納めます。
護持会費
お寺の清掃や施設の維持費です。
年に一度払うケースが多く、5,000円〜2万円程度です。
志納金
志納金(しのうきん)とは、檀家の自発的なお寺への寄付金のことです。
護持会費とは別に納める場合があります。
年間5,000円〜2万円程度です。
お寺の檀家をやめる
継続していた檀家を、やむを得ずやめるのはどのような理由が考えられるでしょうか。
離檀する主な理由
檀家をやめることを離檀といいます。
離檀の理由は墓じまいと改葬です。
墓じまいとは今あるお墓を使用せず、撤去することです。
改葬は今のお墓から、別のお墓に移し替えることです。
近年のライフスタイルの変化によって、菩提寺が遠くて通えなくなる人が増えています。
また、法要や年間行事のお布施の出費をおさえるために納骨堂に改葬するケースもあります。
離檀料
離檀料は離檀の際にお寺に払うお金です。
一般的な相場は10万〜20万円といわれています。
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檀家にならずに寺院墓地を建てるまとめ
檀家は寺からの手厚いサポートがある一方で、定期的な支払いや義務が発生します。
また、離檀する際にトラブルが発生する場合もあります。
お寺の檀家になるかどうかはよく相談してから決めましょう。
今回の記事をまとめると次のようになります。
- 檀家とはお寺と家の専属契約であること
- 檀家になるとお寺から手厚いサポートが受けられるが、志納金や護持会費などのお金がかかる
- 入檀料に10万〜30万円、その他の費用として1万〜5万円
- 檀家をやめるときには離檀料がかかってしまう
ここまで檀家にならずにお墓を建てられるのかといった情報や檀家のメリットデメリットなどを中心にお伝えしてきました。
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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