お葬式
危篤状態から持ち直すことはある?危篤の意味や周囲への連絡方法について解説
更新日:2024.03.16 公開日:2022.08.11
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大切な人が危篤状態であると病院から連絡が入ったとき、誰もが動揺し、不安な気持ちでいっぱいになるでしょう。
実際にその立場に立った時、まずは何をすべきか、冷静な判断は難しいかもしれません。
この記事では、危篤とはどういう状態か、危篤と宣告されてから準備すべきことについてご紹介してます。
後半では、危篤の連絡方法も説明しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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- 危篤とは
- 危篤から持ち直す可能性は?
- 危篤と似た言葉の違い
- 危篤の時にかける言葉
- 危篤の連絡を受けた際にすること
- 病院へ向かう際の注意点
- 家族が危篤で会社を休む場合
- 危篤と知った時の連絡方法と内容
- 危篤の連絡をする際の注意点
- 自宅で危篤になった場合の対応
- 危篤後の流れ
- 危篤についてよくある質問
- 危篤についてのまとめ
危篤とは
「危篤」は「きとく」と読みます。
この言葉で使われる「危」は「危険」と同じく、危ういや危ないという意味を持ちます。
また、「篤」の字には通常、人情の深さや物事への熱心さといった意味がありますが、「危篤」においては病状の深刻さを表しています。
危篤とは、命に危険が迫り、死に近づいている予断を許さない状態のことを指します。
数字で具体的に言うと、一般的に血圧が60以下になると危篤状態とされています。
危篤と言われているときは、すでに意識を失くし、いつ亡くなってもおかしくないという場合が多いです。
最期の時間になるかもしれないので、危篤状態になったら病院は家族に連絡します。
危篤から持ち直す可能性は?
危篤は、死に近づいている状態ですが、持ち直すことは稀ですがありえます。
安心できる状況ではありませんが、回復の見込みは患者の個々の状況により異なり、危篤と診断された後すぐに亡くなる人もいれば、奇跡的に回復する人もいます。
医療の世界は日々進化しており、新たな治療法や技術が開発されています。
だからこそ、希望を失わず、最善を尽くすことが大切です。
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危篤と似た言葉の違い
危篤と似た言葉に、重篤や小康状態などがあります。
ここでは、危篤と似た言葉の違いを説明します。
危篤と重篤の違い
危篤に似た言葉に「重篤」という言葉があります。
重篤とは病状が大変重いことであり、症状の度合いを表します。
重篤の場合も生命の危険に繋がる状態であることに変わりありません。
すぐに亡くなる状態ではない場合もありますが、病状が極めて重い状態です。
危篤同様、重症度、緊急性が高い状態ですが、本来は医療の専門用語であり、一般の人が口にすることは少ないです。
救急搬送時における傷病者の重症度分類のひとつであり、軽症、中等症、重症、重篤、死亡の5つの中で重篤は死亡の次に重い状態です。
危篤状態と小康状態の違い
危篤の後で、小康状態といった状態になることもあります。
小康状態とは、一度悪い状態に陥った後にやや回復して落ち着いた状態になることです。
生命の危機から脱してはいますが、注意が必要な状態のため、安心はできません。
危篤の時にかける言葉
危篤でも聴覚は残っている可能性があり、声が届くかもしれません。
そのときに、かける言葉を押さえておきましょう。
前向きで安心感のある言葉
危篤状態にある人への対応では、可能な限り前向きであり、同時に安心感を与える言葉選びが重要です。
死を連想させるような言葉は避け、愛と希望を感じられる表現を心がけましょう。
こうした言葉は、病床にある人だけでなく、その場にいる家族や友人にも、穏やかで前向きな気持ちをもたらします。
家族への言葉選び
- 「お父さん、会いに来たよ。君を見るためにね。」
- 「△△ちゃん(孫)もここにいるよ。一緒に会いに来たんだ。」
- 「家族のことは心配しないで。みんな元気でやってるからね。」
これらの言葉は、愛する人がそばにいること、家族がしっかりと支えていることを伝え、安心感を与えることができます。
家族や友人への言葉選び
- 「私たちはいつもあなたのそばにいるよ。だから、安心してね。」
- 「元気になったら、また一緒に美味しいものを食べに行こうね。」
これらの言葉は、病床にある人に未来への希望を持たせ、前向きな気持ちになれるよう励ますことができます。
重要なのは、相手に寄り添い、心からの思いを伝えること。
愛情を込めた言葉は、危篤状態にある人にとって、大きな力となり得るのです
感謝を伝える
危篤の瞬間に立ち会うことは、言葉を交わす最後の機会になるかもしれません。
この貴重な時間には、これまでの感謝の気持ちを伝えることが、とても重要な意味を持ちます。
生涯の別れを前にして、愛する人々に向けた感謝の言葉は、深い絆を確かめ合う貴重な機会となり得ます。
家族、友人、そして仕事関係の人への感謝を伝えることで、相手に安心感を与え、これまでの共有した時間の価値を再認識することができます。
「おかあさんの子どもで本当に良かった、これからもよろしくね」「辛いときいつもそばにいてくれてありがとう、あなたの親友になれて嬉しい」「仕事では大変お世話になりました、プライベートでも大切な友人でいてくれて感謝しています」のように、具体的な言葉を選ぶことで、相手への感謝の深さをより伝えることができます。
最期の瞬間に伝える感謝の言葉は、悔いのないよう心からの思いを素直に表現することが大切です。
顔を合わせて感謝の気持ちを伝える機会は、互いにとって貴重な記憶となり、遺された人々が前に進むための大きな支えとなります。
この瞬間に、深い感謝と共に、未来への希望や励ましの言葉を添えることで、相手の心に温かい光を灯しましょう。
思い出話をする
危篤の状態にある人とその家族にとって、共に過ごした楽しい思い出話をすることは、穏やかな気持ちになるための素晴らしい方法です。
過去の旅行の出来事、共通の友人や知人のエピソード、学生時代の部活動など、共に過ごした時間の中での明るい話題は、危篤者にとっても自分の人生を振り返る機会となり得ます。
このような思い出話は、危篤者だけでなく、見守る家族や友人にとっても、心温まるひとときを提供します。
家族には、「子どもの頃に連れて行ってくれた遊園地のこと、今でも鮮明に覚えているよ」と語りかけることで、幼い頃の無邪気な楽しみを思い出すことができます。
友人には、「あの日の旅行は本当に楽しかったね、また一緒に行きたいね」と振り返ることで、過去の楽しい時を再び心の中で体験することができます。
また、仕事関係の人に対しては、「仕事後によく行った居酒屋でのあの料理、今でも忘れられないよ」と話すことで、仕事のストレスを共に乗り越えた絆を感じることができます。
これらの思い出話を通じて、危篤者も家族も、一緒に過ごした日々を温かく思い出し、穏やかな気持ちでこの難しい時期を乗り越えることができるでしょう。
一緒に過ごした思い出を振り返りながら、最後の瞬間を共に過ごすことは、大切な人を見送るための心温まる方法の一つです。
相手を励ます・応援する言葉はNG
思わず相手を励ましたり、応援したりしてしまいたくなりますが、こうした言葉は、軽率だと思われ、悲しみに水をさしてしまうことになるのでNGです。
親族にこうした言葉をかけるのもNGになります。
「しっかりして」や「頑張って」といった言葉をかけてしまいそうになりますが、かけそうになったら一度立ち止まって別の言葉をかけましょう。
回復の望みを持たせる「希望を捨てないで」といった言葉も、軽率な言葉と捉えられるので、かけないようにしましょう。
容態をたずねる・死を意識する言葉はNG
家族に危篤の人の容態をたずねるのはやめましょう。
こちらから容態を遺族に尋ねるのはマナー違反になります。
相手から容態について説明されるまで、容態は尋ねないようにしましょう。
死を意識する言葉はもちろんNGです。
急いで病院にやってきて、思わず「ご愁傷様です」と言ってしまう人がいます。
「ご愁傷様です」は亡くなった方に対する言葉なので、使わないように心がけましょう。
「死」を連想させる言葉や、死後の葬儀に関する言葉は、後ろ向きな言葉になってしまうため使わないようにしましょう。
言葉は危篤者にも聞こえていることを意識し、なるべく安心できる言葉をかけてあげるようにしましょう。
「死」を連想させる言葉は忌み言葉になっているものが多いため、事前にチェックしておきましょう。
駆けつけるのが難しければ説明と謝罪を
駆けつけるのが難しいときもあります。
その場合は、駆けつけられないこととその理由を説明し、謝罪しましょう。
ただ駆けつけられなくて後悔しないよう、病院に行けるようなら行くようにしましょう。
避けるべき行動と言葉遣い
危篤の状態にある人やその家族に対しては、特に敬意を払い、配慮深い対応が必要です。
特に避けるべきは、故人や家族を傷つける可能性のある不適切な行動や言葉遣いです。
「なかなか死なない」といった言葉は絶対に避けるべきであり、このような発言は非常に不敬な行為と見なされます。
また、危篤の状態にある時に遊びや旅行に出かけるなどの軽率な行動も控えるべきです。
この時期には、故人のそばに留まり、支えとなることが望ましい行動と言えるでしょう。
さらに、危篤の状態にある人への無理な要求や、自分の欲求を優先するような自己中心的な振る舞いも避けるべきです。
このような行為は、故人やその家族に不必要なストレスを与え、負担を増大させることになります。
危篤の際には、周囲の人々も含めて故人とその家族に対する深い思いやりと敬意を持って接することが、最も重要な対応と言えます。
不適切な行動や言葉遣いは、故人や遺族への敬意として避け、支え合う心を大切にしましょう。
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危篤の連絡を受けた際にすること
大切な方が危篤との連絡を受けた時に、準備しておくことがあります。
どれもあとから必要になる物ばかりなので、危篤連絡を受けたら、先を見据えて準備しておきましょう。
誰か一緒に病院へ向かう人がいたら、その人にも手伝ってもらい、準備しましょう。
心の準備
危篤という言葉は、通常、救いようのない状態を指しますが、心の準備をしておくことで、状況を冷静に受け止め、適切に対応することができます。
愛する人が亡くなる可能性を受け入れることは辛いですが、それによって落ち着いて行動できるようになります。
また、希望を捨てずに、回復を願うことも大切です。
大切な時間を価値あるものに
危篤状態の人との残された時間は非常に貴重です。
聴覚は人の五感の中で最後まで残ると言われていますので、愛する人に穏やかに声をかけ続けることが、その人にとっても、自分自身にとっても心の支えになります。
また、無理をしないように休息を取ることも重要です。
交代制で見守り、体調を崩さないようにしましょう。
無力感に打ち勝つ
危篤の見守り中に感じる無力感は、多くの人が経験する感情です。
大切な人のそばにいるからこそ、自分が何もできないと感じることもありますが、そばにいること自体が大きな支えとなります。
自分を責め過ぎないように、その感情を受け入れ、可能な限り支えとなるよう努めましょう。
病院に行く準備をする
危篤の連絡を受けた際は、まず病院へと向かいます。
しかし、急な知らせに気が動転してしまうことでしょう。
深呼吸をして少し気を落ち着かせ、直ちに、そして安全に配慮して病院へ向かいましょう。
泊まり込みになる場合も考えて以下の必要な物を準備していけると理想的です。
- 携帯電話
- 携帯等の充電器
- 財布
- 親戚や友人の連絡先の記載があるもの
- 下着等必要な着替え
- 常用している薬など
以上は忘れずに持って行くとよいでしょう。
宿泊場所の準備をする
危篤状態から持ち直したり、危篤状態がずっと続くことがあります。
こうしたとき、ずっとそばにいるわけにはいきません。
ケースによりますが、宿泊するために、病院近くに宿泊場所を準備しましょう。
宿泊場所をとっておけば、危篤が続いている中で、一旦家に帰らなくても、近い場所からいつでも駆け付けることができます。
危篤の期間中ずっと仕事を休まなくても、宿泊場所から仕事に行き、病院に近い場所に帰ることもできます。
病院から家が遠い人にはおすすめの方法です。
近親者・友人などに危篤の連絡をする
次に、近親者や友人などに危篤の連絡をします。
危篤の連絡はすぐに伝える必要があります。
夜中でも構わずに連絡しましょう。
最近はメールなどの連絡手段が発達していますが、すぐに気づけなかったり、相手が見てくれなければ分からないという難点があります。
そのため、危篤の連絡はなるべく電話でするようにしましょう。
伝える範囲は、一般的には3親等以内の親族になります。
しかし、危篤の人と仲の良い人がいる場合は、3親等以内でなくとも連絡するようにしましょう。
遠方に住んでいる人、高齢者や病気療養中の人、産前産後の人への連絡は慎重に行うようにしてください。
連絡を受けても病院まで遠くて間に合わなかったり、ショックで身体に悪影響を及ぼす可能性があります。
会社に連絡をする
危篤状態は忌引休暇に入らないため、仕事を休む場合は有給休暇を取ることになります。
勤務中であれば、直接危篤の連絡を伝えるようにし、勤務外であれば早朝や深夜の電話連絡は避けてください。
急ぎの場合はメールで連絡を行い、時間帯を見計らって再度電話で詳細を伝えると良いでしょう。
宗教者に連絡をする
信仰している宗教がキリスト教の場合、危篤時に宗教者を呼ぶ必要があります。
カトリックの場合は「病者の塗油の秘蹟」という儀式を行い、プロテスタントの場合は「聖餐式」という儀式を危篤時に行うためです。
そのため、キリスト教を信仰している方が危篤になった場合は、所属している教会への連絡が必要です。
一方、仏教や神道の儀式は、亡くなった後に行われます。
菩提寺に連絡する際に、宗教者のスケジュールを確認しておくと、もしもの時に備えられます。
葬儀社の決定・相談をする
葬儀社を決定し、葬儀の相談をします。
危篤の折に葬儀社を決めておくと、亡くなってから葬儀社を選ぶよりも心と時間に余裕ができます。
亡くなってから決めると、ショックを受けた状態で葬儀の担当者と打ち合わせをすることになります。
急いで打ち合わせをすると、希望する葬儀内容にできないかもしれません。
どこの葬儀社に依頼するかが事前に決まっていると、慌てて決める必要がなく、冷静に打ち合わせをすることができます。
そのあとにある手続きも、余裕をもって行うことができます。
葬儀費用の平均相場|内訳や葬儀形式別にかかる費用、費用負担を抑える方法について
スポンサーリンク病院へ向かう際の注意点
危篤の知らせを受けたあと、多くの方が病院まで足を運ぶこととなります。
この際、事前準備と同時に移動手段にも注意しなければいけません。
歩いてまたは走って行ける距離にある病院ならいいのですが、少しでも遠ければ車を使うかと思います。
この際、自家用車を利用するのであれば、あまり自分で運転しないことをおすすめします。
危篤患者と親しければ当然、あまり親しくなかったとしても家族の命の危機となれば、その心は決して穏やかではいられないでしょう。
車の運転には心も影響しますので、その状態で運転すれば、普段は運転がうまい方でもミスする可能性が考えられます。
基本的には、タクシーを利用したり知人に運転を頼んだり、あるいは公共交通機関を使うなど、自分の心が影響しない方法を選ぶようにしてください。
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家族が危篤で会社を休む場合
家族が危篤になり、会社を休む必要が出た時の会社への連絡のタイミングなどをご紹介します。
会社へ連絡するタイミング
危篤が理由となる休みは、有給や欠勤という扱いになります。
そのため、休み方も通常の休みと変わりません。
当日や状況がわかった段階などで上司に連絡し、身内の危篤による休みがほしい旨を伝えてください。会社によっては、あとから状況を報告する段取りでも問題ない場合はあります。
基本的には会社の仕組みによるところが大きいので、自分の普段の仕事に鑑みてタイミングを判断しましょう。
いずれの場合でも、基本的には早期の連絡が大切です。
また、闘病生活を送っていた場合には、事前に現場の方や上司などにいつか危篤になる旨を伝えておきましょう。
早い段階でわかっていれば、いざそのタイミングになっても対応しやすくなります。
自分が負担している仕事などについては、少しでも状況を伝えておき、簡易的な引き継ぎをしやすいようにしておきましょう。
危篤で会社は何日休む?
このグラフは「みんなが選んだ終活」が2022年9月に行った「身内などの危篤時に会社を休んだ日数」を聞いたアンケート(合計調査人数465人)の結果です。
会社を1~3日休んだ方が50.1%と最も多いという結果になりました。
しかし、0日の方や1週間以上休んだ方もいらっしゃるため、あくまで目安であると考えておきましょう。
慶弔休暇は使えない
家族が危篤になり会社を休まなくてはいけなくなった場合、残念ながら慶弔休暇は使えません。
慶弔休暇が認められる弔事は家族が亡くなった場合が対象なためです。
そのため、家族が危篤になった場合の休暇は有給休暇を申請します。
万が一、有給休暇の残数がなく使えない場合は基本的には欠勤扱いになりますが、会社によっては考慮してもらえることがあるため上司に相談することをおすすめします。
危篤での休みが長引くなら周囲に相談をして
危篤と言われてからすぐに亡くなると思いがちですが、危篤状態が長引いて、長期間にわたる場合もあります。
危篤での休みが長引くようなら、上司や同僚など、周りに相談しましょう。
自分だけの判断で休みを伸ばしてしまうと、周りに迷惑が掛かります。
とくに上司には、危篤の連絡を受けたらすぐ連絡するようにしましょう。
危篤の状況を正確に伝えることで、上司が状況にあった対処を判断して、仕事の引継ぎや欠勤時の体制を整えてくれます。
危篤と知った時の連絡方法と内容
危篤と知った時、様々な人に連絡することになります。
おすすめの連絡方法と、それぞれの人に連絡する内容について見ていきましょう。
連絡手段は電話がおすすめ
危篤の際には、迅速かつ確実に情報を伝えることが極めて重要です。
そのため、連絡手段としては電話が最もおすすめされます。
メッセージアプリやメールも便利ですが、特に緊急性が高い危篤の知らせを伝える際には、直接電話で連絡することで、受け取り手が即座に対応でき、必要な質問を直接行うことが可能です。
電話の利点は、受け取り手が通知を見逃す心配が少なく、情報が直接、迅速に伝わる点にあります。
文章だけでは伝わりにくい緊急性や感情も、声のトーンを通じてより正確に伝えることができます。深夜や早朝であっても、危篤の知らせは一刻を争うものであり、遠慮せずに電話をかけるべきです。
ただし、通話をする際には「こんな時間に申し訳ありません」と前置きすることで、相手への配慮を忘れないようにしましょう。
また、電話がつながらない場合は留守番電話にメッセージを残すなど、確実に情報が伝わるように工夫が必要です。
友人や親族に連絡する際は、一人を代表者として選び、その人を通じて他の関係者へ情報が伝わるようにすると、効率的に連絡網を構築できます。
このとき、「他の方へも情報を伝えてください」とお願いすることを忘れずに。
危篤の際に連絡すべき人数は、必要最低限にとどめることが重要です。
多くの人が一斉に病院へ駆け付けると、病院側や他の患者に迷惑をかけることになりかねません。
そのため、事前に本人や家族から「緊急連絡先リスト」を作成し、必要な人にのみ迅速に情報を伝える体制を整えておくことが、スムーズな対応に繋がります。
危篤の連絡で伝えること
危篤の連絡では、病院に向かう際に必要な情報を伝えます。
ひとつでも抜けていると、病院についてもどこに行けばよいのか分からなかったり、何かあったときの連絡先が分からなくなってしまいます。
以下の三点を押さえて、落ち着いて連絡をしましょう。
連絡者と危篤状態の人の名前
誰が連絡しているのか、危篤になっているのは誰なのかを正確に伝えましょう。
危篤になった人との関係性を伝えると、相手もすぐ誰から来た連絡なのかが分かります。
自分の名前と続柄を言ったあとに、誰が危篤状態になっているのかを伝えるようにすると、誰が危篤状態かがはっきりします。
危篤者の状態と入院先
危篤者がそのときどういう状態になっているのかと、どこに入院しているのかを伝えます。
意識はあるのか、呼びかけなどに応答はあるのか、息はまだ自力でできるのかなど、危篤と言っても、さまざまな状態があります。
危篤者について何も情報がないと、相手は莫大な不安を抱えたまま病院に向かうことになります。
今どのような状態なのかを相手に伝えることで、相手の不安を減らすことができます。
また、どこの病院にいるのかを伝えないと、向かうことができません。
地域で呼ばれている通称のほかに、病院の正確な名前を伝えておくと、道が分からなくても名前を入れるだけでカーナビに案内してもらうことができます。
部屋番号なども伝えておくと、スムーズに病室に来ることもできます。
緊急連絡先
何かあったときのために、緊急連絡先も伝えましょう。
病院のどこに連絡すればいいのか、誰に連絡すればいいのかなどを伝えておきましょう。
病院に着いたら最初にどこに行けばいいのかも一緒に伝えておくと、着いたあとに混乱せずに済みます。
危篤を伝えるときの例文
危篤を伝えるときは、それぞれ内容の違う連絡をすることになります。
例文を参考にして、連絡しましょう。
【電話】近親者・友人へ伝えるときの例文
このような時間に申し訳ありません。
○○(危篤者)の孫(続柄)です。
この度、□□病院に入院中の祖母(祖父)が危篤状態になりました。
ですので、かねてより親しくしていただいている△△さんに、一目会っていただきたいと思いご連絡いたしました。
□□病院の○病棟△号室で、私の電話番号は〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇になります。
何卒よろしくお願いいたします。
【電話】会社へ伝えるときの例文
○○部の△△です。
実は、入院しておりました父(母)の容態が昨晩急変し、危篤状態となっております。
主治医によると、数日間が山場という状態ということで、急にはなりますが今から病院に向かう事になりました。
○○部長をはじめ、会社の方々にはいろいろご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。
取り急ぎご連絡をと思い、お電話にて失礼いたしました。
【メール】近親者・友人へのメールの例文
夜遅くに恐れ入ります。
〇〇の息子の□□と申します。
電話が繋がらないようなので、メールで失礼します。
病院に入院している父(母)の意識がなく、危篤の状態です。
医師からは、今晩が山だと告げられました。
親しくしていただいている△△さんに、一目会っていただきたいと思い、ご連絡いたしました。
もし面会していただけるのであれば、〇〇病院の○○号室におります。
面会時間外でも、夜間出入口から入ることができます。
私の連絡先は〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇です。
メールをご覧になられたら、一度私にご一報くださると助かります。
よろしくお願いいたします。
【メール】会社へのメールの例文
○○部(所属先)の○○(連絡者の名前)です。
私事ながら、父(母)が危篤との連絡が病院からあり、これから病院に向かいます。
急で誠に申し訳ありませんが、数日間お休みを取らせていただきたく存じます。
また、私が現在、担当である○○の案件は、□□さんへ引き継ぎをお願いいたしたく存じます。
何かありましたら、私の携帯電話〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇にご連絡いただければと思います。
よろしくお願いいたします。
【電報】危篤を伝えるときの例文
NTTには、危篤の定文電報があります。
電報は現代ではあまり使いませんが、知っておくとよいでしょう。
115に電話すると電報の依頼をすることができます。
- 危篤。(910)
- 危篤、至急電話されたし。(911)
- 危篤、至急連絡されたし。(912)
- 危篤、至急来られたし。(913)
メール・SNSで伝えるときの注意点
メールやSNSを使って危篤を知らせる場合は、その特性上、いくつか注意点があります。
フルネームを伝える
危篤者と連絡者の名前は、フルネームで伝えましょう。
メールやSNSだけではなく電話でも、名字だけ伝えるのではなくフルネームで伝えるようにしましょう。
文章は簡潔に分かりやすく
長い文章は分かりづらくなります。
とくに、メールやSNSにおいて、文が長いと、情報を確認するのが大変になってしまいます。
相手は文字を見ながら内容を確認できるので、できる限り簡潔に、必要な情報だけを入れた文章で伝えるように心がけましょう。
記載する内容は、メールもSNSも同様の内容です。
危篤を伝えたい範囲を明確にする
危篤をどの範囲まで伝えたいのか、を明確にしましょう。
とくにSNSでは、情報を拡散できることが最大の特徴であるため、危篤連絡の情報を拡散するかどうかと、どこまで伝えたいのかははっきりしておきましょう。
こうしたことを伝えておかないと、危篤の連絡が思ったより広い範囲に伝わってしまって、危篤者ばかりではなく、親族にまで迷惑が及ぶ可能性があります。
内密にしてほしいのか、近しい人には伝えても良いのか、最初に決めてから連絡するようにしましょう。
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危篤の連絡をする際の注意点
危篤であるという知らせを受けたら、病院等へ急いで駆けつけます。
それと共に、他の人にも危篤の旨を伝える必要があります。
以下では、危篤の連絡をする際の注意点をお伝えします。
遠方の方に連絡する場合
遠方の方は病院等へすぐに駆け付けるのが難しい可能性が高いので、危篤の連絡をする際には配慮しなければなりません。
危篤者の状態や状況、すぐに病院等に来てもらいたいのか、一旦待ってもらうのかを考えた上、相手と相談してください
。発生した交通費や宿泊費をこちらで負担する事もあります。
配慮が必要な方に連絡する場合
高齢者や病気療養中の方等への連絡は、精神的にショックを受けて体調に悪影響を及ぼす可能性があるため配慮が必要です。
危篤者との関係性や状況などを鑑みて連絡するかどうかを決めましょう。
夜間・昼間にかかわらず迅速に
危篤の知らせは、時と場合を選ばずに迅速な対応が求められる状況です。
このような緊急事態においては、夜間や早朝であっても、遅延することなく情報を伝達することが最優先とされます。
夜間や早朝に電話をかける際には、通話の開始時に「夜分遅く(または早朝)に申し訳ありませんが」という一言を添えることで、受け取り側への配慮を示し、同時に緊急性を伝えることができます。
万が一、相手が電話に出られない場合は、メールやショートメッセージ、LINEなどのSNSを用いて、状況を簡潔に伝えることも有効です。
このようなメッセージを送る際は、相手が折り返し連絡しやすいよう、メッセージの末尾には必ず連絡者の電話番号を記載することが重要です。
また、連絡を受けるべき人数が多い場合は、家族や友人と連携を取り、分担して連絡を行うことで、効率的にかつ迅速に情報を伝えることが可能になります。
こうした段取りを事前に準備しておくことで、いざという時に混乱を避け、スムーズに対応できるようになります。
危篤の際の連絡は、迅速かつ適切なマナーを持って行うことが、受け取り側への配慮にもつながり、故人への敬意を示すことにも繋がります。
時間帯を問わず、必要な情報を正確に、そして速やかに伝えることの重要性を常に念頭に置きましょう。
スポンサーリンク自宅で危篤になった場合の対応
昨今では、自宅療養などによって自宅にいながら危篤状態になる方も少なからずいます。
自宅療養中に自宅で家族が危篤になった場合の対応方法をご紹介します。
主治医に連絡
自宅で家族が危篤になった場合、最初に主治医に連絡するようにしましょう。
救急車に連絡して搬送してもらってから、主治医に診断してもらうと適切な処置が遅れてしまう可能性があるためです。
少しでも助かる可能性を高めるため、主治医にできるだけ細かく情報を伝えて、対処方法などの指示を仰いでください。
また、少なくとも同居している全員に、主治医の連絡先の情報を共有しておくと良いでしょう。
主治医が不在の場合
いつ危篤になるかは予測できない状況のため、深夜や早朝、さまざまな理由で主治医と連絡が取れない場合があります。
そのような場合は、救急車を呼び病院に搬送します。
また、自宅療養をすると決めた際に、事前に医師から危篤になった場合の対処方法を聞いておき、万が一に備えておくことも大切です。
亡くなってしまった場合
状況によっては危篤から数分で臨終に至ってしまう場合があります。
自宅療養中に危篤から臨終へと至った場合も、まずは主治医に連絡をしてください。
ただし、健康だった家族が突然倒れて危篤から臨終へ至るなど、死因が不明の場合は警察へ連絡します。
警察と医師による死亡確認が終了するまでは、ご遺体に触れたり移動させたりはしないようにしましょう。
万が一、お風呂場で亡くなってしまい服を着用させてあげたくても、死亡確認が終了するまではご遺体への接触は控える必要があります。
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危篤後の流れ
危篤の知らせを受け、最終的に危篤患者が亡くなってしまった場合は、辛い気持ちの中でも対応しなければならない事柄が多数あります。
気持ちも整理できない状態で、何も知らないままでは空回る可能性が十分に考えられるでしょう。
しかし、事前になにをすべきか知っておくことで、気持ちの整理に集中しながらも行動していけるようになります。
なにをすべきか解説しますので、万が一の場合に備えて覚えておきましょう。
医師・看護師の話を聞く
臨終を告げられると、医師は死亡診断書を作成します。
死亡診断書は死亡届を出すときに使うので、発行されたら必ず受け取り、大切に保管してください。
死亡診断書を管理する人を1人家族で決めて、どこに死亡診断書があるかを家族全員が知っておくようにしましょう。
医師や看護師から、このあとどうするかなど話をされます。
聞き逃してはいけないので、しっかり聞くようにしましょう。
末期の水
末期の水は、故人が平和にこの世を旅立つために行われる、心温まる日本の儀式です。
この習慣には、故人ののどを潤すことで最後の瞬間に安らぎをもたらし、同時に生き返りへの淡い希望を込めた深い意味があります。
かつて、「水がのどを通ることで生命が呼び戻される」との信念が広く共有されていた時代から続くこの行為は、現代においても尊重されています。
この儀式は、故人が息を引き取った直後、または遺体が自宅などに安置された後に行われることがあります。
臨終に立ち会う親族が一人ひとり、故人に水を口に含ませることで、その愛と敬意を表します。
しかし、小さな子供たちには無理を強いることはありません。
この瞬間は、家族全員が故人に対する最後の奉仕と思いやりを示す貴重な時間となります。
エンゼルケア
エンゼルケアは、故人の身体を丁寧に清め、尊厳を保ちながら永遠の安らぎへ送り出すための手順を指します。
このプロセスには、体表の清掃や内部のケア、必要に応じての医療器具の取り外しなどが含まれます。
看護師や医師がこの責任ある役割を担い、故人が清潔かつ尊厳を持って最後の旅に臨めるよう手助けします。
エンゼルケアにおける具体的な手順には、アルコールを用いた遺体の清拭や、排泄物の処理、口腔内の清掃と綿詰めがあります。
これらの処置は、故人の身体を尊重し、遺族にとって美しい最終の姿を保つために重要です。
また、死装束への着替え、男性の髭剃り、女性の場合は死化粧が施され、近年では男性にも軽い化粧をすることが増えています。
これらの行為は、故人が亡くなった後も尊厳を持ち続けることを保証するために行われます。
エンゼルケアは、故人への愛と尊重、そして家族の心の準備を整える過程でもあります。
これらの手順を通じて、家族は故人との最後の別れを尊重し、心の平和を得ることができるのです。
葬儀社へ連絡をする
病院で亡くなった場合、その遺体は一定時間保管してもらえます。
しかし、病院での保管は基本的に数時間までしか許容されていないため、遺体を安置する場所を確定させなければなりません。
この際、安置場所を決めるのも遺体の搬送も、自分で行うことも可能です。
しかし、さまざまな要因で基本的には推奨されていません。
遺体を搬送するためにも、安置場所を把握するためにも、まずは葬儀社へ連絡しましょう。
この際の連絡先は、遺体搬送のための葬儀社です。
遺体搬送のみ依頼して、葬儀は他の葬儀社に依頼してもマナー違反などにはならないので、まずは搬送してくれる葬儀社を選んで連絡してください。
事前にいくつか葬儀社をピックアップしておけば、この際に葬儀社を選ぶ手間が省けるのでおすすめです。
退院の準備をする
遺体の搬送手続きを終えたら、お世話になった病院からの退院手続きをする必要があります。
故人がお世話になっていた病室などから、故人および自分の荷物を回収し、入院中の費用などを支払います。
この際、故人の死亡診断書を発行してもらうのを忘れないでください。
葬儀社に依頼した場合であれば、多くのケースで葬儀社が手続きをしてくれますので、搬送依頼した葬儀社に事前に問い合わせしておくと良いでしょう。
発行手続きにはいくらか費用がかかりますので、その点も十分注意してください。
役所で手続きをする
人の死後は、さまざまな手続きが必要になります。
中でも、火葬許可申請については、火葬するまでに行う必要があるため、早急に行わなければなりません。
とはいえ、葬儀社に依頼した場合であればほとんど葬儀社が行ってくれるため、葬儀社に任せるのが一般的です。
葬儀を終えて落ち着いたあとに、故人の死亡手続きや世帯主の変更、保険証の返還などの手続きが必要となります。
それぞれ決して長くはない期間が設けられていますので、事前に調べておいて段取り良く手続きできるようにすることをおすすめします。
葬儀の準備
遺体の安置を終えたら、葬儀社と葬儀の具体的な内容について打ち合わせします。
搬送した葬儀社で問題なければそのまま打ち合わせをし、別の葬儀社を希望する場合には、搬送してくれた葬儀社にお礼と謝罪を述べ、別の葬儀社に依頼しましょう。
葬儀の内容が決まったら、遺体のエンゼルケア(死亡後の防腐処置や清拭など)を行い、24時間保管することとなります。
その後は、打ち合わせの内容に合わせて葬儀を施行していきましょう。
各所へ連絡
葬儀の準備を終えたあと、葬儀を始めるまでに時間が空きます。
この間に、故人の関係者および自分の勤め先に連絡しておきましょう。
連絡する内容は、故人の関係者には故人が亡くなったことや葬儀の日程、必要に応じて故人の最後の様子などを伝えます。
自分の勤め先には、故人が亡くなったことによる忌引となることを伝えましょう。
特に、葬儀に参列してほしい方と勤め先への連絡は早急に行うべき項目です。
もっとも近しい関係にいた方にとっては厳しい流れではありますが、故人のためにも大切なこととなりますので、頑張って連絡してください。
危篤についてよくある質問
危篤についてのよくある質問をご紹介します。
危篤状態の人の見舞いに行っていい間柄は?
危篤状態の場合は、身内のみで過ごすのが一般的です。
しかし、本人との関係性が深く、身内から「会いに来てほしい」と要望があった際には、できる限りお見舞いに行くようにしましょう。
亡くなる前から関係者にお知らせするべきですか?
訃報は亡くなった後に行うべきですが、当人と親しい方には危篤の旨を伝えても良いでしょう。
葬儀のための知らせは亡くなる前には送りません。
危篤からご臨終を迎えてしまう際の前兆は?
危篤状態からいつ亡くなってしまうかはお医者さんでも正確な時間は分かりません。
ですが、臨終の前には以下のような症状が現れやすいでしょう。
- 排尿が止まる
- 眠っている時間が長くなる
- せん妄状態になる
- 呼吸パターンが変わる
- 一時的に回復がみられるようになる(中治り現象)
危篤状態でも耳は聞こえていますか?
海外の実験で、意識不明の人に声をかけた時に、一部の人の脳が反応を示したという結果があります。
危篤状態でも耳が聞こえているという証明は出来ていませんが、聞こえている可能性はあります。
そのため、大切な人が危篤状態になったときは、安心できる言葉などをかけてあげると良いでしょう。
危篤と昏睡の違いは何ですか?
危篤とは、病気や怪我が原因で生命が危険な状態にあり、いつ死亡してもおかしくない状況を指します。
この状態では、人によってはすぐに亡くなる場合もあれば、数日間持ちこたえたり、奇跡的に回復することもあります。
危篤状態の人は意識が残っていることもあります。
一方、昏睡は意識障害の中で最も重篤な状態で、どんな刺激に対しても精神的な反応が全く返ってこない状態を指します。
昏睡は主に脳に障害が起きたり、薬物中毒などの代謝異常が原因で起こります。
昏睡状態は意識レベルが戻れば回復の見込みがあることが多いですが、状態が続くと生命維持が困難になる可能性もあります。
危篤と異なり、昏睡状態の人は意識がない状態です。
家族が危篤の際、学校や仕事を休むことは可能ですか?
家族が危篤の際に学校や仕事を休むことは可能ですが、この場合の休暇は通常の忌引き休暇とは異なります。
忌引き休暇は、家族や親戚が亡くなり、その後の葬儀の手配や喪に服する期間に取得する休暇を指します。
一方で、家族が危篤状態の時に休暇を取る場合、これは忌引き休暇とは別の扱いとなり、多くの場合、有給休暇を使用して対応することが一般的です。
仕事や学業を休む際は、突然の休みが会社や学校、同僚やクラスメートに影響を与えないよう、可能な限り早めに上司や担任教師へ相談し、業務や授業の調整を依頼しましょう。
特に、家族が病気で長期間療養中の場合は、事前に「もし危篤状態になったら休ませてほしい」と伝えておくことが理想的です。
このようにしておくことで、いざという時にスムーズに休暇を取得し、家族のそばにいることができます。
危篤状態の家族がいる場合、あらかじめ用意しておくべき費用はありますか?
危篤状態の家族がいる場合、看取り後に必要となるさまざまな費用に備えて、事前に現金を用意しておくことが非常に重要です。
以下は、看取り後に一般的に必要となる主要な費用です。
- 治療費と入院費: 病院によっては退院時ではなく、数日後に精算することが多いですが、退院時に支払う必要がある場合もあります。
概算の金額を把握し、必要な現金を準備しておくことが望ましいです。
- タクシー代: 病院への往復や、必要な移動手段としてタクシーを利用する可能性があります。
これらの移動費も考慮に入れておくべきです。
- お見舞いに来た方の飲食代: 病院や自宅でお見舞いに来てくれた方への飲食の提供にも、ある程度の費用がかかります。
- 遺体の搬送費用: 故人を病院から自宅や葬儀場へ搬送するための費用も必要です。
また、故人名義の銀行口座は、死亡後から遺産相続手続きが完了するまで凍結されます。
この期間中は、医療費や入院費、遺体の搬送費用などの支払いに利用できなくなるため、これらの費用を支払うための現金を手元に確保しておくことが重要です。
適切な資金計画を立てるためにも、可能な限り早く家族や親戚と相談し、必要な資金を準備することをお勧めします。
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危篤についてのまとめ
ここまで、危篤について解説してきました。
まとめると以下の通りです。
- 危篤とは回復の見込みがない状態のことを指す
- 危篤から持ち直して回復する場合もある
- 連絡は危篤者から3等親までにする
- 危篤は忌引休暇に入らない
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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