お墓
お墓に造花を供えても良い?造花のメリットデメリット、注意点を解説
更新日:2022.10.13
お墓にお供えするものといえばお花ですよね。
しかし生きているお花は時間がたつと枯れてしまいますし、お手入れが大変です。
造花にしたいけど、お墓に造花をお供えしても大丈夫なのかと疑問に思っていませんか?
結論から言うとお墓にお花を供える際に、造花を供えても問題ありません。
この記事を読むことで、お墓の造花についての疑問が解決すると思います。
ぜひ、最後までご覧ください。
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- お墓に花を供える意味
- お墓に造花を供えてもいい?
- お墓に造花を供えるメリット・デメリット
- 造花を購入できる場所
- 造花を供えるときの注意点
- 造花を変えるタイミング
- お墓参りのマナー
- 造花は仏壇にも供えていい?
- お墓の造花を供えることについてのまとめ
お墓に花を供える意味
そもそもお花を供えることにはどんな意味があるのでしょうか?
お花を供えるのはお釈迦様に由来している
お墓にお花を供えるのは、お釈迦様が起源という説があります。
お釈迦様が修行していたころ、仏様に会いに行った際に何も持っていなかったことから、近くにあったお花を持って供養したという逸話があります。
またお釈迦様は、死者には花を供えるように弟子たちに伝えていたそうです。
お墓にお花を供える意味
お墓に花を供えることで、ご先祖様だけでなくお墓参りをする自分自身の心を清める効果があると言われています。
また、生きている花が枯れていくさまは人生の無常を表しているとも言われています。
時間が立つにつれて枯れていく花は人生そのものといえるでしょう。
仏様は食事の代わりに香りを楽しむことから、花の香りを供えることにつながったとも言われています。
お墓に造花を供えてもいい?
お墓に生花を供えることが当たり前の習慣となっているため、造花を供えることに抵抗感のある方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、お花に関する決まりがあるわけではないため、造花を供えても問題は有りません。
お墓参りにおいて最も大事なのは故人に対する供養の気持ちです。
生花か造花かについてこだわる必要はないのです。
花が枯れて見た目が悪くなるのが嫌だから造花にしたいという方がいれば、それは故人への気持ちがあればなんの問題も有りません。
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お墓に造花を供えるメリット・デメリット
お墓に造花を供えることは問題ないのですが、デメリットもあります。
ここでは、メリット・デメリット両方を解説します。
お墓に造花をお供えするメリット
お墓に造花を供えることのメリットについて解説します。
造花は枯れない
生花と違って造花は枯れることがありません。
水をあげたりする手間もないので、お墓参りに頻繁に行けない方にとっては大きなメリットですね。
生花は枯れたり腐ったりすると見た目が悪くなりますし、枯れた花がお墓周囲に散らかって掃除も大変なことがあります。
その点、造花はお墓を汚すこともないのでお墓周りの状態をきれいに保つことができます。
また生花を供えた場合、虫が寄り付くこともあるのですが、造花であればその心配がないので安心です。
費用が安くて済む
生花を買うのであれば、安くても一束300円はします。
それをお墓参りのたびに買うとなると少し大変ですよね。
造花であれば少なくとも1年は持ち、毎回お花を買う必要がなくなるので費用を安く済ませることができます。
造花はスーパーやホームセンター、仏具店などで販売されています。
ネットで購入することもできます。
造花の相場は2セットで2000~3000円程度です。
この額で1年以上持つと考えたらお得ですよね。
お墓に造花をお供えするデメリット
お墓に造花を供えることのメリットを紹介してきましたが、もちろんデメリットもあります。
以下でデメリットについて解説します。
造花は香りや質感の面で劣る
生花と違って、造花はお花の香りがないことはデメリットです。
また、造花はポリエステルといった化学繊維でできていることから、質感も生のお花と比べると安っぽく見えてしまいます。
最近は香り付きの造花があるので、気になる方は香り付きを購入することをおすすめします。
花や線香の香りが故人にとっての食事になるといわれているので、造花と一緒に線香を供えるといいでしょう。
質感に関しては、高価なものを購入することで弱点を克服できます。
造花をよく思わない人もいる
親族の中に、昔からの伝統やしきたりを重視する人がいる場合、造花をあまり良く思わないかもしれません。
そのようなときには、一度造花を供えることを相談してみるとよいでしょう。
造花を購入できる場所
造花は様々な場所で購入できます。
スーパーや100円ショップで購入可能
造花はスーパーや100円ショップで手軽に購入することができます。
スーパーや100円ショップは、地域に必ずと言っていいほどあるため、急に造花が必要になった時に利用することができます。
しかし、普段使いの花が多いため、豪華な花がなかったり、作りが甘かったりします。
インターネットでも買うことができますが、届くまで時間がかかるため、事前に注文しておかないといけません。
仏具店の通販では、通常の仏花だけではなく、お供え用にLEDライトと組み合わされた物もあります。
値段も安いものから1万円以上する高級なものまであるため、材質にこだわりたい場合はインターネットではなく、実店舗で買ったほうが良いでしょう。
最近では100円ショップでも造花が販売されており、安いものでも複数購入することで気軽にフラワーアレンジメントを楽しむことができます。
お墓お供えアートフラワー『Akanbi』
お墓お供えアートフラワー『Akanbi』は、お墓用アートフラワーとして、本物そっくりの造花を提供しています。
市販の造花がプラスチック感のあるペラペラな材質なのに対し、『Akanbi』は近くで見ても造花に見えないようになっています。
芯に使われている鉄芯も、サビ予防処理がされています。
花の色も、色褪せなどのダメージが目立たないよう、自然なものが選ばれています。
雨風にも耐えられるよう、一番丈夫な花材が使われています。
耐久性があるとはいえ、長く野外に飾ると痛んできてしまいます。
長く野外に飾らず、定期的に交換しましょう。
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造花を供えるときの注意点
造花を供えるときには、いくつか注意点があるので、以下に解説します。
親族に確認する
お墓に造花を供えてもよいかは、墓主が決めることですが念の為事前に親族に確認しておきましょう。
特にお正月やお盆といった親族が集合するタイミングでは、無用なトラブルを避けるためにも生花を供えるのが無難でしょう。
霊園によっては造花がダメな場合もある
地域や霊園によっては、造花がよくないとされている場合があります。
心配な場合は、事前に所属している地域や霊園の管理者に確認しておくとよいでしょう。
風で飛ばされないように供える
生花はお花自体に水分が含まれていて重みがありますが、造花にはありません。
そのため雨や風でせっかく供えた造花が飛ばされたり、倒れたりしてしまうことがあります。
造花が風で飛ばされると、周囲のお墓の迷惑にもなりますし景観も損ねてしまいます。
そのような事態を防ぐため、造花の下部におもりを付けておく、造花を入れる花瓶に水をためておくなど工夫をしましょう。
節目には生花を供える
お盆やお正月、命日などの節目には造花ではなく生花を供えることをおすすめします。
お墓参りに頻繁に行けない方は、普段は造花を供えておいて、お墓参りに行けるときに生花を持参するのがよいでしょう。
帰るときに、生花から造花に取り替えておくことで、お墓を長期間離れていてもきれいに保つことができます。
造花を変えるタイミング
生花と比べて持ちの良さが期待される造花ですが、造花を変えるタイミングはあるのでしょうか。
造花に決まった交換のタイミングはありません。
外に供えられている場合は、日光や雨風の影響で色が褪せてきます。
色あせや表面の劣化が目立ち始めたタイミングで交換すると良いでしょう。
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お墓参りのマナー
お墓参りにはマナーがいくつかあります。
以下で失礼にならないよう知っておくべきことを解説します。
派手な服装は避ける
葬儀や法要のようにかしこまる必要はなく、普段着でかまいません。
しかし、あまりにも派手な色や派手な素材のものは避けたほうがよいでしょう。
また、露出が多すぎるものも避けましょう。
お供えしたものは持ち帰る
故人が好きだったお菓子や飲み物をお供えすることが多いと思いますが、それらは必ず持ち帰るようにしましょう。
そのままにしておくと、腐ったりしてお墓が汚くなってしまう可能性があります。
造花は仏壇にも供えていい?
仏壇に供えるお花についても、造花でも問題ありません。
仏壇にお花を供える理由は、故人にお花の香りを届けるためであったり、花弁が散る様子から命の尊さを感じるためであったりとさまざまです。
そのため、基本的には生花が推奨されているものの、必ず生花でなくてはならないといった決まりはありません。
仏壇に供えるお花は、枯れないように手入れしたり枯れてしまえば処理したりする必要があります。
忙しい方などではそういった管理も難しいため、造花やプリザーブドフラワーなどを用いることも少なくありません。
仏教であれば、蓮の花をイメージして作られた造花である常花を用意するのも良いでしょう。
一般的には造花でも問題ありませんが、地域や宗派によって違いはありますので、親族などにしっかりと確認してから決めることをおすすめします。
いずれにせよ、お花を供える際にもっとも大切なのは、生花や造花といった決まりごとよりも故人を偲ぶ気持ちとなりますので、弔意を忘れないようにしましょう。
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お墓の造花を供えることについてのまとめ
ここまでお墓に造花を供えてもいいのか、造花を供える時の注意点を解説してきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- お墓に造花を供えることは基本的に問題ない
- 造花がよくないとされる地域や宗派があるので、事前に確認をとったほうがよい
- 故人を想う気持ちが何よりも大切
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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