法事法要
群馬県の葬儀風習である新生活はいくら包む?新生活のマナーも解説
更新日:2022.11.17 公開日:2021.08.17
葬儀の風習は全国各地で異なり、引っ越しで移り住んだ地域に合わさなければなりません。
群馬県と北関東の一部地域の葬儀風習には他の地域と異なった新生活があります。
聞きなれない葬儀での香典はいくら包むのが適切でしょうか?
葬儀での新生活について以下の順で解説します。
- 新生活とは
- 新生活の相場
- 新生活のマナー
- 一般にするか、新生活にするか
この記事では群馬県の葬儀風習における新生活の謎を説明していきます。
項目ごとに分かりやすく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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新生活とは
新生活というと一般的には就職や、結婚による新居での新しい生活のように感じます。
しかし群馬県と北関東の一部地域では、葬儀において新生活の捉え方が違います。
新生活とは、喪主側と参列者の間で経済的負担を軽減するため、香典返しを辞退するものです。
また、参列者も香典として渡す金額を少額にします。
第二次世界大戦後の荒れ果てた日本が、経済的にも大打撃を受けたことにより広まります。
日々の暮らしをおくるだけでも苦しい家計であっても、突然の葬儀は訪れます。
香典返しの負担を考慮し、香典を少額にして香典返しを辞退する風習が生まれました。
戦後まもなく全国的に「新生活運動」が普及し、経済危機を乗り越えてきました。
しかし高度成長期と共に廃れていき、今では群馬県など一部地域に名残があります。
新生活の相場はいくら?
新生活の香典額相場はいくらでしょうか?
負担の少ない1000円~3000円が妥当です。
注意点は地域により公平性を保つため、いくら包むか金額を決めている場合があります。
そもそも新生活の習慣がない地域もありますので、事前に確認が必要です。
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新生活のマナー
馴染みのないからと行って、マナー違反となることは避けるべきです。
そこで、新生活の香典の注意点について解説していきます。
表書きに新生活という言葉を添える
まずは、御霊前や御香典など宗派に合わせた表書がされている不祝儀袋を用意します。
表書きの左端には必ず「新生活」や「新生活の趣旨に添ってお返しを辞退します」と書きます。
何故なら書き忘れた場合、喪主様が香典返しをする可能性があるからです。
そうなっては本末転倒ですので、入念なチェックを怠らないようにしましょう。
また、最近では「新生活」がプリントされた不祝儀袋がコンビニなどで売っています。
新札は避ける
一般的に香典袋に入れるお札は新札を避ける慣わしがあり、新生活でも同様です。
葬儀は望んでいないことです。
新札は予め用意していたと悪いイメージを与えてしまうことに繋がります。
一般にするべきか新生活にするべきか
群馬県の葬儀会場では一般と新生活の香典の種類によって受け付けが異なります。
どちらにするか迷われた際には、故人様との関係性を考えて判断しましょう。
どちらが正解とは言えず、個人の捉え方次第になります。
一般的に関係性が薄い場合には「新生活」を選択されるケースが多いようです。
職場の同僚や親しい友人などの場合は、同席する方々とのご相談をおすすめします。
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群馬県特有の「位牌分け」とは
位牌分けとは、故人様のお子さん全員分の位牌を作り、分けることです。
それぞれお仏壇に安置供養することで、故人との絆を確かめることができます。
群馬県以外でも家族が離れていて供養がなかなかできないという場合には位牌を分けることがあります。
位牌分けは、核家族化が進む現代にもマッチした良き風習です。
葬儀での「新生活」まとめ
これまで群馬県特有の葬儀風習の情報や新生活のマナーについて解説しました。
この情報のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 新生活とは香典金額を少なくし、香典返しを辞退する葬儀風習
- 新生活の香典金額相場は1,000円~3,000円
- 香典に入れるお札は新札を避け、表書きには新生活を記入
- 一般と新生活の判断は故人との関係性
この情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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監修者
田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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