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法事法要

葬儀後の香典へのお礼状はどう書く?送る相手別に例文を紹介

更新日:2022.08.13

香典

記事のポイントを先取り!

  • お礼状は相手によって書く内容が変わる
  • お礼状は奉書紙に濃墨で書く
  • メールでのお礼状は避けた方が無難

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葬儀などで香典を頂いたら、葬儀後に香典返しをする必要があります。
直接香典返しができればいいのですが、参列者のお住まいが離れている場合は、郵送でお返ししなければいけません。

そのような時、香典返しの品物にお礼状を添えることになるのですが、お礼状をどのように書けばよいのかわからない方も多いのではないのでしょうか。

お礼状を書く際の参考にぜひ最後までご覧ください。

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  1. 香典へのお礼状とは
  2. 葬儀後の香典へのお礼状の例文
  3. 葬儀後の香典へのお礼状に書くべき内容
  4. 葬儀後の香典へのお礼状のマナー
  5. 葬儀後の香典へのお礼状の送り方
  6. 葬儀後の香典へのお礼状はメールでも良い?
  7. 葬儀後の香典へのお礼状は自分で書くのか
  8. 葬儀後の香典へのお礼状まとめ
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香典へのお礼状とは

香典へのお礼状香典に対する返礼品(香典返し)に添えて出すのが一般的です。香典返しを直接手渡しする場合はお礼状は必要ありません。

宗派によって異なりますが、葬儀後の郵送での香典返しは、一般的に四十九日を過ぎた忌明け(きあけ)に送るものとされています。郵送する方のリストを作成し、送り忘れることのないように注意しましょう。

葬儀形式が家族葬だった場合は、特に親しかった友人などを除き、遺族や親族以外は参列しません。家族葬の場合の香典に関しては「家族葬を後から知った場合に香典は渡せる?葬儀後の香典について解説」の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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葬儀後の香典へのお礼状の例文

お礼状を書く上で注意が必要なのは、送り先によって書く内容が変わるということです。お礼状は葬儀への参列や香典に対しての感謝の気持ちもさることながら、故人が生前お世話になったことや、相手との関係性も踏まえて出すようにします。

ここでは具体的な例文をご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。

親戚

お礼状は葬儀参列や香典に対する感謝だけでなく、故人に代わって挨拶するという意味を持ちます。

とりわけ親戚ともなれば生前の付き合いを含め、関係性が深いことが多いです。なので、相手の方とのエピソードなどを書いてお礼の気持ちを伝えるとよいでしょう。

【親戚へのお礼状】

拝啓

このたびは亡き父〇〇(故人の名前)の香典ならびに心のこもったお言葉のお手紙をいただきましたこと 御礼申し上げます

父は〇〇様(お礼状送り先の相手)を実の兄のようにお慕いしており 若い時からよく相談に乗っていただいたと聞いております

親戚の集まりの場では〇〇様と父が一緒に歌った△△△の歌とお二人の笑顔がとても印象に残っております

晩年は病に苦しんだ父ですが 今はやすらかに〇〇様との楽しい思い出を懐かしんでいることでしょう

〇〇様には父を含め我々に親しく接していただき 家族一同心より感謝しております

先日無事に四十九日法要を終えることができました

ささやかではございますが 心ばかりの品を送らせていただきますのでどうぞお納めください

今後も父の生前と変わらぬご指導ご鞭撻をいただけますようよろしく申し上げます

本来であれば直接お会いして御礼申し上げるところ 略儀ながら書中にてご挨拶申し上げます

敬具
令和○年○月○日
氏名

会社関係

会社関係の人にお礼状を出す場合は、あまり具体的な内容には触れず、簡潔で一般的な文章で生前お世話になったお礼を書くようにしましょう。

香典の送り主は連名であれば人数分のタオルなど、香典の半額で収まる金額の範囲で人数分用意するといいでしょう。一同の場合は、大人数で小分けにできるお菓子がベターです。

【会社関係者へのお礼状】

拝啓

このたびは亡き〇〇の永眠にあたり お忙しい中香典を賜りましたことを心より御礼申し上げます

おかげさまで先日四十九日の法要を済ませ 無事に納骨することができましたことを報告させていただきます

つきましてはこころばかりの品をお送りしますので お受け取りいただけましたら幸いでございます

本来であれば直接お会いしてお礼を述べるところでございますが 書中にて御礼申し上げます

敬具
令和○年○月○日
氏名

友人

故人の友人に対して香典返しでお礼状を同梱する際、文の内容は相手との距離感に気をつけて書くようにしましょう。

もし生前に故人と特に仲が良かった相手であれば、当時のエピソードや記憶に触れる内容を多少付け加えてもいいでしょう。基本的には一般的な内容で書くことを意識しつつ、感謝の言葉を添えてください。

【友人へのお礼状】

拝啓

先般 亡き母永眠の際に香典賜り 心より御礼申し上げます

生前は〇〇様に大変お世話になっていたと母より聞いておりました

友人が少なかった母ですが 〇〇様のようなお茶友達ができて以来 明るくよくしゃべるようになりました

先日 四十九日を済ませることができましたことをご報告いたします

心ばかりの品をお送りいたしますので どうぞお納めいただければと思います

略式ではございますが 書中にて御礼のご挨拶とさせていただきます

敬具
令和○年○月○日
氏名

葬儀に参列しなかった方へお礼状を書く際の注意点

葬儀後に香典をいただいた方へお礼状を出す際に注意すべき点は「葬儀の際は」という言葉をうっかり入れないことです。通常、葬儀には多くの方が訪問されます。葬儀に参列していないのに「葬儀の際は」という文面をお礼状にいれることは失礼に当たりますので、十分注意が必要です。

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葬儀後の香典へのお礼状に書くべき内容

お礼状に書く内容は厳密にいうと宗派や宗教によって異なります。
しかし、一般的な内容として共通する点はあります。お礼状に書くべき内容は以下の7つです。

  1. 故人の名前
  2. お礼の言葉
  3. 生前に故人・遺族がお世話になったお礼
  4. 忌明けの報告
  5. 香典返しの贈答
  6. 書面での挨拶についてのお断り
  7. 差出人の名前

1.故人の名前

亡くなった人の名前をそのまま記載するのではなく、名前の前に「亡」「故」を入れて書きます。

例)「亡夫 〜〜」「故 〜〜

お礼状を書く時点で戒名や法名が決まっているのであれば、その名前といただいた意味を書いてお伝えしてもいいでしょう。

2.お礼の言葉

お礼状には、香典をいただいた方への感謝の気持ちを必ず明記しましょう。葬儀に出向いていただいたこと、供物や焼香いただいたことなどを簡潔に書いてください。

3.生前に故人・遺族がお世話になったお礼

お礼状には亡くなった本人の代わりに、遺族の代表がお礼を述べます。もし生前の関係性がわかるようであれば、間違いのない範囲で共通の接点などをお礼に盛り込んでもいいでしょう。

4.忌明けの報告

お礼状は一般的に四十九日を過ぎてから出します。そのため、お礼状で忌明けの報告をするようにしましょう。すでに完了している場合は「四十九日が終わったこと」、「納骨式が無事に済んだこと」を書きます。

5.香典返しの贈答

お伝えする内容として、香典返しを出したことも忘れずに伝えます。一般的には控えめな表現で送ります。香典返しの中身については触れる必要はありません。

6.書面での挨拶についてのお断り

お礼状には直接お会いして挨拶できないお詫びを入れます。後日直接会う機会がある場合はその旨を書いておくとよいです。

7.差出人の名前

お礼状には差出人の名前を必ず書くようにしましょう。遺族の代表者の名前や、社葬の場合であれば代表者の名前を忘れずに記載します。

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葬儀後の香典へのお礼状のマナー

お礼状のマナーは大きく分けると以下の6つです。

  1. 季節の挨拶は使わない
  2. 忌み言葉・重ね言葉を使用しない
  3. 句読点は使用しない
  4. 頭語と結語について
  5. 宗教・宗派に合った表現を使用する
  6. 正しい敬語を使用する
  7. 縦書きで一枚に収める

1.季節の挨拶は使わない

葬儀後に送る礼状に時候の挨拶は入れません。

「拝啓」ではじめ、文末には「敬具」を添えましょう。

2.忌み言葉・重ね言葉を使用しない

縁起が悪いとされる忌み言葉重ね言葉もお礼状には入れてはいけません。

重ね言葉は「ますます」や「常々」「引き続き」など同じ言葉を繰り返す言葉で、不幸が重なることを連想させるため使用を避けたほうが良いとされています。
そのほかにも、「死」や「苦」「生」などさまざまな忌み言葉がありますので、注意して書くようにしましょう。

3.句読点は使用しない

通例的ではありますが、日本では感謝状や招待状などには句読点を付けないことが一般的です。そのため葬儀後のお礼状でも句読点をつけず、スペースを空けて文を書くようにしましょう。

4.頭語と結語について

常識的な文章の書き方として、「拝啓」や「敬具」などの頭語結語は、「両方入れる」もしくは「両方入れない」のどちらかに統一します。

頭語、結語は葬儀後のお礼状に関して「入れる・入れない」の決まり事はありません。

頭語と結語を片方だけ書くことはせず、両方入れるか両方入れないかに統一しましょう。

5.宗教・宗派に合った表現を使用する

法要や仏教用語の呼び方が宗教・宗派によって異なる場合があります。
よくある例として、「戒名」と「法名」が挙げられます。事前に調べて正規の表現を使いましょう。

6.正しい敬語を使用する

当たり前に思われるかもしれませんが、葬儀後のお礼状は敬語で書くことになります。尊敬語と謙譲語をしっかりと使い分けましょう。

7.縦書きで一枚に収める

お礼状を書く際は縦書きで、一枚に収めるようにしましょう。

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葬儀後の香典へのお礼状の送り方

四十九日が終わり、香典をいただいた方へお礼状を書くタイミングになってから慌てないよう、お礼状の送り方について解説します。

封筒は使うのか

一般的な封筒は使わずに、奉書紙(ほうしょがみ)を用意するのが一般的です。

奉書紙は、挨拶状やお礼状に使われる紙素材です。奉書紙に文を書き、奉書の封筒に入れて郵送するようにしましょう。

薄墨で書いてよいのか

日本の慣例で、葬式での香典袋には薄墨を使って文字を書きますが、これは「涙で墨がにじんでしまった」ことを表すためです。

しかし、このように薄墨を使って文字を書くのは個人が亡くなってから四十九日が経過していない期間です。

既に個人が亡くなってから四十九日が経過しているとき、墨は「濃墨」を使ってください

葬儀後の香典へのお礼状はいつ送る?

葬儀後の香典返しの際、お礼状を送るタイミングは一般的に四十九日法要のあとが良いと言われています。葬儀後急いで出すものではないため、落ち着いて書いても十分に間に合います。

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葬儀後の香典へのお礼状はメールでも良い?

葬儀への参列や香典をいただいた相手へのお礼状としてメールを送信することは、厳密にいえば推奨されていません。特に年配の方や信心深い方にとっては「失礼」と捉えられかねませんので、メールは避けた方が無難です。

ただし、親しい間柄の友人や会社関係者で、お礼を急ぐ場合であれば、メールや葉書での略式的なお礼状でも問題ありません。

ですが、親しい間柄でも砕けた表現は使わないようにしましょう。
直接会う機会があれば手短でいいのでお礼を述べるといったマナーにも配慮が必要です。

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葬儀後の香典へのお礼状は自分で書くのか

近年では、いただいた香典へのお礼状の形式は略式でも許されるようになってきています。

香典の数が非常に多かった場合、お礼状の全てを手書きで書くことは遺族にとって大きな負担です。そのため、特別に手書きで出したい相手でもない限り、業者に依頼することも可能です。

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葬儀後の香典へのお礼状まとめ

本記事では香典へのお礼状のパターン別の例文や、書き方のマナーなどを中心にお伝えしてきました。

今回の記事をまとめると以下のようになります。

  • お礼状は基本的に「四十九日」を過ぎてから書く
  • 故人との関係性によってお礼状に書くことを考える
  • お礼状を入れる際には一般的には奉書紙を使う

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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監修者

評価員(はかまだ)

袴田 勝則(はかまだ かつのり)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

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