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法事法要

香典の相場は?実際に払われてる金額を年齢や故人との関係性別に解説

更新日:2023.11.03

香典

香典 表書き

記事のポイントを先取り!

  • 香典の金額相場は3千〜10万円と幅広く、故人との関係性と年齢によって相場は変化する
  • 法事法要の香典では、会食がある場合5千円追加で包む
  • 表書きは四十九日前は「御霊前」で、四十九日以降は「御仏前」が一般的

香典は通夜や葬儀だけでなく、各種法要でも包みます。

ですが、香典にお金を包む際に、相場がわからずに悩まれたことはありませんか。
香典の相場は自身の年齢や故人との関係性によっても変わってきます。

そこで、この記事では香典の相場や実際に払われている金額がいくらかについて詳しく解説します。

香典の金額だけではなく、書き方や渡し方などのマナーについても説明しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 香典とは
  2. 香典の相場を知る必要性
  3. 香典の金額相場
  4. 四十九日以降の香典の相場
  5. 香典を渡さないケース
  6. 香典に関するマナー
  7. 香典袋の書き方
  8. 香典の包み方・渡し方
  9. 香典の相場のまとめ
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香典とは

香典は、故人の霊前などに供える金品のことをいいます。

古くは香や線香をお供えしていたことから、香料ともいわれます。
香典は、故人の死を悼み、残された遺族を慰め、弔意を示すためのひとつの方法です。

https://www.eranda.jp/column/73
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香典の相場を知る必要性

香典に包むべき金額は、「気持ちの分だけ」と言われており、いくら包むかは個人の勝手ではないのか不思議に思う方もいらっしゃると思います。

しかし、香典は故人への弔意をお金に変えて示すものとして扱われていることから、相場に対してあまりに少ない香典を包むと遺族から失礼に思われる可能性もあります

逆に、香典を多く包みすぎても、香典返しをするときに遺族の負担になることもあります。
以上のことから、香典をいくら包むべきかおおよその相場を知っておく必要があることがわかりますよね。

香典の相場は3千〜10万円と幅広く、故人との関係性とご自身の年齢によって変わります。
場合分けして解説しているので、ご自身の立場にあったものを参考にしてください。

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香典の金額相場

香典の相場を(自分の)年齢・故人との関係性別に記したので、参考にしてください。
また、遺族として葬儀に参列する際は香典を包む必要はありません。

20代の香典相場

20代の方の香典相場は3千〜5万円です。
親戚の場合は1万〜5万円で、会社関係の方や友人などの、親戚でない場合は3千〜5千円が多く包まれます。
また、20代の方は、香典の金額相場も他の年代に比べると低い傾向にあります。

故人との関係性相場
3万〜5万円
兄弟姉妹3万〜5万円
祖父母1万〜5万円
配偶者の親3万〜5万円
配偶者の祖父母1万〜5万円
近い親戚1万〜3万円
遠い親戚3千〜1万円
上司3千〜5千円
同僚・部下3千〜5千円
知人・友人3千〜5千円

30代の香典相場

30代の方は20代の方に比べれば、相場は少し高くなります。
親など、とても近い親戚になると10万円を包む場合もあり、年齢による相場の違いが大きく出ます。
親戚でない場合も3千〜1万円と、相場が上がっているのがわかります。

関係性相場
5万〜10万円
兄弟・姉妹3万〜5万円
祖父母1万〜5万円
配偶者の親5万〜10万円
配偶者の祖父母1万〜5万円
近い親戚1万〜3万円
遠い親戚3千〜1万円
上司1万〜3万円
同僚・部下3千〜1万円
知人・友人3千〜1万円

40代の香典相場

30代に比べるとやや相場は上がりますが、10万円以上を包む方はあまりいません。
上述したように、あまりに多い香典は返って負担になってしまう可能性もあるからでしょう。

また、友人や会社関係の方の場合は、役柄としての関係性だけでなく、親しくしていたかによって包む金額に幅があります
相場の範囲内で、ご自身の気持ち次第で包む金額を変えるのも良いでしょう。

関係性相場
5万〜10万円
兄弟・姉妹3万〜5万円
祖父母1万〜5万円
配偶者の親5万〜10万円
配偶者の祖父母1万〜5万円
近い親戚1万〜3万円
遠い親戚3千〜1万円
会社の上司1万円〜
同僚・部下1万円〜
知人・友人5千〜1万円
https://www.eranda.jp/column/11749
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四十九日以降の香典の相場

故人の葬儀を終えた後、故人の冥福を祈るために故人とゆかりの人が集まって供養を行なうことを法要といいます。
この法要でも香典を渡すことが一般的であるとされています。

  • 追善法要(故人の忌日に行う)
  • 中陰法要(四十九日までの法要)
  • 年季法要(それ以降の法要)

法要は大きく分けると以上の通りです。

四十九日の香典の相場

四十九日での香典の相場は以下の通りです。
親の法要などを兄弟で分担する場合は包まないこともあります。

関係性相場
親族3万〜5万円
友人・知人1万〜3万円

一回忌の香典の相場

一回忌での香典の相場は以下の通りです。
なお、会食に参加する場合は、5千~1万円程度を上乗せします。

関係性相場
親族1万〜3万円
友人・知人5千〜1万円

三回忌の香典の相場

三回忌での香典の相場は一回忌の相場とほとんど変わらないと考えて問題ありません。

親族の場合は1万〜3万円程度、友人・知人の場合は5千〜1万円程度をお包みします。

七回忌以降の香典の相場

七回忌以降の法要の法要の場合も一回忌、三回忌と同様の金額で問題ありません。

親族の場合は1万〜3万円程度、友人・知人の場合は5千〜1万円程度をお包みします。

https://www.eranda.jp/column/11873

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香典を渡さないケース

以下のような場合には香典を渡さなくてもよい、あるいは渡さないのがマナーとされています。

  • 家族葬・直葬の場合
  • 供花や供物をした場合
  • 遺族から香典辞退の連絡があった場合

家族葬・直葬の場合

最近は、身内や親族のみで葬儀を執り行う家族葬が増えています。

家族葬では、香典辞退の連絡がなくても、香典を渡さないのが基本です。

参列した際に香典を持参したとしても、お断りされたら持ち帰りましょう。

供花や供物をした場合

会社や企業・団体の場合は、供花や供物、弔電などを香典の代わりに送ることがあります

個人としてではなく、団体で送る場合には個別の香典は送らなくてよいとされています。

遺族から香典辞退の連絡があった場合

遺族から、事前に、香典や供花・供物を辞退する旨の連絡があった場合は、香典を送るのは控えましょう

香典を辞退された場合には、無理に香典を受け取ってもらおうとするのではなく、辞退の判断を尊重してお悔やみの言葉をかけるようにしましょう。

https://www.eranda.jp/column/5380
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香典に関するマナー

香典はただお金を包んで渡せば良いわけではありません。

お札の枚数や包み方など、様々なマナーがあります。

偶数枚のお札は包まない

香典には2万円や4万円といった偶数枚のお札を包むのはマナー違反とされています。

これは、2などの偶数は割り切れる数字であることから、「故人との縁が切れる」「故人とのつながりを断つ」という意味に捉えられてしまうからです。

また、4や9といった忌み数にも注意しなければいけません。
4は「死」を、9は「苦」を連想させるということで縁起が悪い数字とされています。

基本的には、忌み数ではない偶数枚のお札を包むようにしましょう。

相場を大幅に超える金額は包まない

香典には、遺族の経済的な負担を減らすという意味合いがあることを紹介しました。

しかし、とにかく金額が多ければ良いというものではありません。

葬儀の主催者側は、香典をいただいた方に対して香典返しというお返しをすることがマナーとなっています。
いただいた金額の半額程度の品をお返しするのが一般的なので、相場を大幅に超える金額を包むと主催者側にかえって気を使わせてしまいます。

そうならないためにも、しっかり相場を把握してそれに見合った金額を渡すようにしましょう。

追加で香典を渡すのはNG

香典を包んだ後で金額が少ないことに気がついても、追加で渡すことは絶対に行なわないようにしましょう

香典を追加で渡すことは、「不幸を重ねる」という意味に捉えられて縁起が悪いとされてしまいます。

https://www.eranda.jp/column/8195

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香典袋の書き方

香典袋は一般的には外袋と中袋の二重構造になっており、それぞれに書くべき項目が決まっています。

各項目の書き方にもいろいろなマナーや作法があり、それらを守って記載することが必要です。

外袋には表書きと名前を書く

外袋には表書きと名前を書きます。

表書きは、四十九日以前は「御霊前」、四十九日以後は「御仏前」と書きます。

なお、宗教や宗派によって書き方が異なることあるので、注意が必要です。

名前は「御霊前」や「御仏前」の下に、誰が出したかが分かるようにフルネームで書きます。

夫婦連名で出す場合は、基本的には夫のフルネームを中央に書き、その左に妻の名前のみを書きます。

中袋には金額と名前と住所

中袋には、香典返しの参考になるように、表に香典の金額を旧漢字で、裏に氏名・住所を記載します。

連名の場合は、各人の包んだ金額・住所氏名を書いた別紙を同封すると親切です。

外袋は薄墨で記入する

外袋は、薄い墨を使って書くのが基本です。

市販されている弔事用の薄墨の筆ペンを使って書いても問題ありませんが、ボールペンや鉛筆は失礼に当たるので使わないようにします。

https://www.eranda.jp/column/1422
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香典の包み方・渡し方

香典は、しきたりに従って執り行われる葬儀や法要でお渡しするものなので、包み方や渡し方もマナーに従って行うことが必要です。

以下に、留意すべき事項を説明します。

新札は使用しない

香典には新札を使わないようにしましょう

新札は、不幸を予期していたと思われてしまうためです。
適度に使い古したお札を使うようにしましょう。

お札の肖像画が見えない向きで入れる

香典袋にお札を入れる場合は、お札の肖像画が見えないように、お札の裏側を表にしていれます

これには、お悔やみをするには、顔を伏せるという意味が込められています。

お札の向きは揃える

複数のお札を入れる場合は、同じ種類に統一し、お札の表裏や上下をと揃えて入れるようにします

渡すときは袱紗(ふくさ)から出して渡す

香典は袱紗に入れて葬儀に持参するのがマナーです。

お渡しする時は、香典を袱紗から出して袱紗の上に置き、両手で持ち、表書きを先方が自然に読めるよう向きを変えて出します


袱紗について「antina gift studio」にてご紹介しておりますのでご覧ください。

お悔やみの言葉を添えながら渡す

香典を渡すときは、無言で渡すのではなく、お悔やみの言葉を添えるようにします

「この度はまことに御愁傷様でした。」と一言添えるのが基本です。

https://www.eranda.jp/column/249

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香典の相場のまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

今回は、以下のことについて説明してきました。

  • 香典は故人と遺族に弔意を示すためにお包みするもの
  • 香典の金額は相場を参考にして遺族に失礼のないように配慮する。
  • 葬儀では、香典を辞退された場合など、香典を渡さないでよいケースがある
  • 香典はマナーを守って準備する

香典は、故人と遺族を思う心を込めることがなにより大事です。

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。



最後までいただきありがとうございました。

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監修者

評価員(はかまだ)

袴田 勝則(はかまだ かつのり)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

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