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お葬式

葬儀の流れとは?通夜・葬儀・告別式まで徹底解説

更新日:2023.12.15

喪主

葬儀の流れとは?通夜・葬儀・告別式まで徹底解説

記事のポイントを先取り!

  • 亡くなったら死亡診断書を受け取る
  • 香典を渡すのは通夜か葬儀のいずれか
  • 火葬するには火葬許可証が必要

喪主になる日は突然やってきます。

そのうえ、葬儀・お葬式を出す時点では、ご遺族の多くが気持ちの整理がついていないものです。

参列してくださる方に失礼のないよう、また、故人とのお別れに後悔のないよう、葬儀の流れと手順を理解しておきましょう。

葬儀社との打合せでは、通夜・葬儀に関して金額面での判断が必要なことも多々あります。
そこで、この記事では葬儀の流れについて解説します。

亡くなったことをお知らせする死亡通知にも触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 困った時はお電話を
  2. 臨終から納棺の流れ
  3. 通夜の流れ
  4. 葬儀・告別式の流れ
  5. 出棺から火葬の流れ
  6. 葬儀を行うための準備
  7. 死亡通知
  8. よくある質問
  9. 葬儀の流れのまとめ
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困った時はお電話を

ご親族が急に亡くなられた際、すぐに葬儀に関する話が始まり、適切に対応ができるか不安になりますよね。
冷静さを欠いてしまい、葬儀後に後悔するなんてことも少なくありません。

みんなが選んだお葬式では、24時間365日お電話での無料相談を承っております。
お客様の状態に応じて臨機応変に対応いたしますので、お気軽にご連絡ください。

詳しくは以下の動画をご覧ください。

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臨終から納棺の流れ

臨終から納棺の流れ

故人が亡くなってから納棺するまでの流れを説明します。
臨終は故人が亡くなることを指し、危篤の状態から亡くなると、医師によって臨終と判断されます。

書類の作成

亡くなったと判断されたら、医師は死亡診断書を作成します。
病院で亡くなった場合は病院の医師が作成します。

自宅で亡くなった場合は、かかりつけ医に連絡して、死亡しているか判断してもらいます。
事故死や突然死など、医師では死因が特定できない場合や事件性が疑われる場合、警察に連絡することになります。

警察に連絡した場合は死体検案書が作成されます。
死亡診断書や死体検案書から死亡届を作って、役所に提出します。

死亡届の提出は、故人が亡くなってから7日以内と期限が決まっているので注意してください。

届けについてよくわからなかったり、忙しくてなかなか出せないといった場合は、葬儀会社に依頼すると代理で出してもらえます。

家族に連絡

臨終を告げられたり、亡くなったと連絡がきたら、即座に家族に連絡しましょう。
連絡手段はメールでも電話でも何でもいいです。

なるべく相手に連絡が付きやすいものを選びましょう。

末期の水

臨終した後には「末期の水」という儀式が行われます。
末期の水は、お釈迦様が入滅するとき、鬼神から貰った浄水を飲んだというエピソードにちなんだ儀式です。

お釈迦様同様安らかに旅立ってもらうために、故人の口に水を含ませます。
医療スタッフによって誘導してもらえるので、儀式について詳しく知らなくても大丈夫です。

末期の水は、臨終宣告の後に行われます。

やり方は次の通りです。

  • 箸の先に脱脂綿を巻き、白糸で縛って固定する。
  • お椀に水を汲み、箸の脱脂綿を水につけて湿らせる
  • 故人との血縁関係が深い順番で、湿らせた箸を故人の口にあてていく

脱脂綿の代わりに鳥の羽を使ったり、箸の代わりに新しい筆を使うなど、宗派や地域によって違いがあります。
末期の水は血縁関係が深い順に行うため、配偶者から行います。

配偶者の後は、故人の子供、親、兄弟姉妹、故人の子供の配偶者、孫、いとこや叔父叔母、その他の親族へと移っていきます。

故人の口に水をあてるときは、上唇の左から右、下唇の左から右へ脱脂綿をなぞって、唇を濡らします。
全員が末期の水を終えたら、故人の顔を左から右へとおでこから拭いて終わります。

末期の水は親族が大勢あつまって行うのが良いとされているので、臨終から少しして、親族が集まってから行うこともあります。

エンゼルケア

臨終後、遺体にエンゼルケアというものをしてもらうことができます。
エンゼルケアは故人の遺体を整えたり死化粧をしたりして故人を送るために相応しい姿にすることです。

手術跡のカバーや、生前の姿に近づけることで、故人の尊厳を守り、家族の心もケアしてくれます。
主に看護師や遺族が行いますが、納棺師や葬儀会社が行うこともあります。

看護師の行うエンゼルケアでは体内のケアもします。
体内のケアとして、医療器具を取り除き、胃に残っているものや排泄物を体から出します。

臭気を抑えるために、あごの硬直が始まる前に口の中を消毒します。
体を拭き、体液が出てこないように鼻などに綿を詰めます。

体を清潔にしたら、服を着替えさせます。
希望すれば、故人が気に入っていた服などに着替えさせることもできます。

服を整えたら化粧をします。
化粧は生前の方法と変わりませんが、死化粧専用の化粧品もあります。

全て終わったら手を合掌の形にして、顔に白布をかけ、体をシーツで覆います。
エンゼルケアに似たものとして、湯灌とエンバーミングがあります。

湯灌は遺体を生前と同じようにお風呂に入れて、洗う儀式のことです。

エンゼルケアは遺体を拭きますが、湯灌ではお湯を流したり、シャンプーをすることもあります。

湯灌はエンゼルケアとセットで行うことがありますが、湯灌にはきちんとした手順があり、儀式として細かいことが決まっています。

エンバーミングは遺体に腐敗防止処置をして、長く衛生的に綺麗な状態で保存することです。
これらは全て遺族の意向を重視して行われます。

希望すれば、遺族も看護師の指示に従ってエンゼルケアに参加することができます。

安置

綺麗に整えられた遺体は自宅や安置所で安置されます
遺体は死後24時間以上経たないと火葬できないと法律で決まっているため、死後すぐに火葬することはできません。

遺体を病院から安置場所まで、寝台車で搬送します。
寝台車には、遺族が一緒に乗ることができます。

自宅に安置すると、親族で集まって故人とゆっくりお別れができます。
この場合葬儀会社からドライアイスの手当がされ、遺体をそのままの状態で保ち続けることができます。

遺体は布団に寝かされ、枕飾りが組まれてお参りできるようにします。
枕飾りは小さい机に作る祭壇のことです。

家に安置できるスペースがなかったり、マンションなどで遺体を家まで運べない場合、葬儀会社の安置施設で安置することができます。

様々なケアを葬儀会社が行ってくれるので、遺族の負担は軽くなりますが、使用料がかかる場合があるほか、面会にも制限があったりするので注意してください。

葬儀社・僧侶との打ち合わせ

葬儀を担当する葬儀社と、読経してもらう僧侶との打ち合わせをします。

葬儀の日程と会場のほか、喪主は誰なのか、どこのお寺に読経を依頼するのか、香典返しはどうするのかなどを、葬儀社の担当者と打ち合わせします。

亡くなった日の次の日に通夜を行い通夜の次の日に葬儀を行うのが一般的ですが、地域の慣習や火葬場の状況も関わるので、この通りの日程にならないこともあります。

葬儀社の見積もりをここでとっておきましょう。
見積もりを見て、どのぐらいの規模で葬儀を行うのか確認しましょう。

訃報を伝える

ある程度葬儀の形が決まってきたら、葬儀に参列してもらいたい人へ故人の訃報を伝えます。
訃報では、故人の名前と命日葬儀を行う日程と場所などを詳しく書きます。

どう書けばいいのかわからなくても、葬儀会社が書式を用意してくれます。

葬儀形態を、家族葬などの参列者を限った物にする場合は、訃報をどこまで伝えるのかと、訃報の伝え方も考えないといけません。

納棺

通夜の前に、納棺を行います。
納棺は布団に安置されている遺体を棺に納める儀式のことです。

近しい家族や親族がそろい、故人の遺体を棺に納めていきます。
納棺は、湯灌から始めます。

遺体の手・脛・足を親族が順番に拭いていくのが一般的ですが、湯灌師によって浴槽を入れた本格的な湯灌をすることもできます。

湯灌を終えたら、遺体に旅支度をします。
故人が四十九日の旅に向かうために、手甲・脚絆・足袋を遺体に着せていきます。

旅支度が終わったら、遺体を棺に納めていきます。
副葬品として、故人とゆかりの深いものなどを入れたいときは、この時に入れます。

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通夜の流れ

通夜の流れ

通夜は、親族や故人の友人が、故人との別れを惜しむ場です。

昔は夜通し行っていましたが、今は18時ごろから始めて数時間で終わる半通夜というやり方が一般的になっています。

近親者だけが集まって、夜通し別れを惜しむ仮通夜というやり方もあります。
通夜では邪霊が来ないように、線香とろうそくの火をずっと絶やさないようにします。

通夜の準備

通夜の準備として、返礼品や礼状の確認をします。
葬儀会社が打ち合わせの内容をもとに用意してくれているので、返礼品と礼状の内容、数量が正しいか確認します。

受付

時間になったら、受付を始めます。
役割分担に従って、受付と会計をします。

通夜の受付は周辺の照明を明るくし、式場出入り口は誰でも入って別れを惜しめるように、開けっ放しにしておきます。

参列者は名前住所連絡先を記帳します。
芳名カードを使う場合は、それぞれが芳名カードを書いて、受付に出します。

受付係は、参列者からのお悔やみと香典を受け、記帳や芳名カードを受け取って照合し、お礼を述べて、式場へと案内します。

会計の係は、受付が済んでいる芳名カードと香典の表書きを照合して、香典の金額を確認して芳名カードに書きます。

手荷物が多いようなら、受付に手荷物の預かり所も作ります。

着席

通夜の開式15分前に、親族の着席案内があります。
祭壇に向かって右側が親族の席です。

前列から、故人に近い人が着席するようにしましょう。

10分前になると、参列者の着席案内があります。
遅れてくる人がいてもいいように、参列者には前から詰めて座ってもらうようにしましょう。

僧侶入場

開式時刻になると、通夜の導師である僧侶が入場します。

僧侶入場の時には、一同が起立して入場を迎えたり、入場時に一同が合掌したり、遺族だけが起立するなど、様々な作法があります。

司会者から案内があるので、案内に従って迎えるようにしましょう。
導師が経机前に到着して、一同合掌礼拝すると通夜が開式します。

読経

導師が読経をします。
読経は30分から40分かかります。

読経が終わると、導師は法話をしてくださいます。
法話とは、仏教の教義の説明です。

最近は、現代社会の話と合わせて、教義を説明してくださるので、難しいこともわかりやすくなっています。

焼香

読経が始まると、司会者から焼香の案内がされます。
遺族親族参列者の順番で焼香します。

焼香は、内側の方から中央の通路を通って焼香台に向かいます。
焼香が終わって席に戻る時は、中央の通路を使わずに、外側の通路を回って席に戻ります。

僧侶退場

焼香と法話が終わると、僧侶は退場します。
入場と同じ作法で送るので、司会者の案内に従いましょう。

喪主挨拶

僧侶退場後に喪主の挨拶があります。
喪主挨拶の例文はたくさんあるので、参考にしながら文を考えましょう。

通夜振る舞い

式が終了すると、通夜振る舞いがあります。
会場準備が整うと、通夜振る舞いが始まります。

遺族は少ししてから各テーブルに挨拶に行きます。
通夜振る舞いは1~2時間ぐらいで順次散会することが一般的です。

通夜の弔問は長居をしないのが礼儀なので、飲食接待はしなくても問題ありません。
一般的にはオードブルや寿司などの、簡単につまめる料理を出します。

食事を持ち帰りできるように、折り詰めにすることもあります。

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葬儀・告別式の流れ

葬儀・告別式の流れ

葬儀・告別式は元々は別のものでした。
葬儀は故人の死を弔うために行う儀式告別式は故人の友人や知人が故人にお別れをする儀式のことです。

現代では葬儀と告別式を一緒に行うのが一般的です。

準備

斎場の多くの部分は、通夜のものを引き継いで使います

通夜を自宅など斎場とは別の場所で行い、葬儀・告別式を斎場などで行う場合には、当日の午前中に会場設営をすることになります。

喪主、親族は、告別式の後すぐ火葬場に移動することになるので、それも加味して準備しましょう。

受付

開式の約1時間前から、受付を始めます。
受付では通夜の時と同じように、芳名帳への記帳の案内と香典を貰います。

参列者が通夜にも参列していてすでに香典を受け取っている場合は記帳だけしてもらいます
受付は会場案内もします。

すぐに対応できるよう、会場の設備の場所を覚えておきましょう。
会計係は、もらった香典と芳名帳とを紐づけて、管理します。

参列者・僧侶入場

遺族と参列者は、開式時間前に着席します。

席の場所は通夜と同じように、祭壇に向かって右側が親族左側が参列者です。

開式時間になると、司会者の呼び込みにより僧侶が入場して、式が始まります。

読経

僧侶が着席すると、読経が始まります。
読経時間は、基本的に浄土真宗浄土宗で40分真言宗曹洞宗臨済宗日蓮宗で60分程度が目安になります。

読経とともに故人に戒名が授けられて、「引導」が行われます。
宗旨・宗派によっては、引導を行わないところもあります。

弔辞・弔電

ここで弔辞を述べてもらい、いただいた弔電の紹介をします。

司会者が弔辞を述べる人を紹介して、弔辞者は壇上などの指定された所に立って弔辞を述べ、奉読した弔辞を祭壇に供えます。

弔辞を述べる人は、故人の親友、会社の上司など、しかるべき人に喪主からお願いします。
弔電は司会者が数通奉読し、残りは名前だけ読み上げて祭壇に供えます。

読経・焼香

弔辞と弔電の紹介が終わると、僧侶はふたたび読経を始めます。
司会者からの指示で、喪主遺族親族参列者の順で焼香します。

開式から親族の焼香までを葬儀、一般の参列者の焼香から閉式までが告別式と捉えられています。

僧侶・参列者退場

僧侶は、焼香が終わると退場します。
司会者の指示に従って送りましょう。

司会者が閉式の辞を述べると、式は終了です。
参列者は斎場の外に出て、指示に従って出棺を待ちます。

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出棺から火葬の流れ

出棺から火葬の流れ

式が全て終わると出棺になり、火葬されます。

出棺

棺を会場から運び出す前に、お別れの儀を行います。

お別れの儀は親族や親しい友人が棺に生花や愛用品を入れて故人へ最後のお別れをする儀式です。
お別れの儀が終わったら、出棺になります。

出棺は故人とお別れをする最後の儀式なので、必ず最後まで見送ります。
出棺の際は外に出ますが、寒くてもコートを脱いで礼装で見送ります。

出棺を見送る際は、合掌か黙礼をします。
遺族は故人が生前お世話になったことや、葬儀・告別式への参列に対する感謝の挨拶をします。

参列者へ挨拶しない遺族も、位牌や遺影などを持って整列します。
火葬場へは基本的に遺族と近親者のみが向かいます

遺族から来てほしいと依頼された場合以外で参列者が火葬場へ同行したいときは、遺族に許可を貰います。
一般的には、火葬後に精進落としの席を設けています。

火葬場へ同行する人数で、精進落としの準備をするので、火葬に同行したいなら事前に相談しましょう。

火葬場へ移動

出棺を見届けたら、火葬するために火葬場へ移動します。
火葬場に行くのは遺族や近親者など故人とごく親しい人達です

火葬場へ移動する際は、霊柩車を先頭にして、それぞれの車がついていきます。
霊柩車には棺と葬儀業者が、霊柩車に続く車には位牌を持つ喪主遺影を持つ遺族代表が乗ります。

火葬する際は、役所に死亡届を出した際に受け取った「死体火葬許可証」を火葬場に出します。
火葬が終わると、火葬済証明印が押されて、火葬許可証は「埋葬許可証」になります。

埋葬許可証は、納骨する際に必要な書類なので、納骨するまで失くさないようにしましょう。
分骨したい場合は、葬儀の前に葬儀会社の担当者に伝えておくと、小さい骨壺や錦袋を準備してもらえます。

読経・焼香

火葬前に火葬炉の前で「納めの式」というお別れの式を行い、ここでも読経と焼香をします。
喪主、遺族は持参した位牌と遺影を祭壇の机に飾ります。

準備ができたら、僧侶が読経と焼香を行い、喪主遺族親族親しい友人の順に焼香と合掌をします。
僧侶が同行せず、読経がない場合は、喪主の焼香から始めます。

納めの式が終わると、棺は火葬炉の中に納められて、火葬されます。

火葬

火葬には40分から2時間程度かかります。
火葬に同行した全員が、火葬場の係員の案内で、控え室に行って待機します。

控え室の多くには、飲み物とお茶菓子が用意されています。

お別れの場所なので、大声でおしゃべりするのはやめて、静かに故人の思い出などを話して、火葬されるのを待ちましょう。

収骨

火葬が終わったら火葬炉の前に戻って、遺骨を骨壺に入れていく収骨をします。
収骨は遺族や近しい人で骨上げをすることです。

遺骨の足から頭に向かって、順番に骨を箸で拾い、骨壺に入れていきます。
故人の全身の骨を骨壺に収める場合と、故人の一部の骨のみを拾う場合があります。

遺骨を拾い上げる際、基本的にはまず最初に歯を納めて、それから足から頭に向かって順番に拾い上げ、最後に故人と最も縁の深い人が喉仏の骨を納めます。

収骨が終わった骨壺は白木の箱に納められ、布で包まれます。

精進落とし

本来は、四十九日法要後の忌明けに行われる食事会を「精進落とし」と呼んでいました。
今は初七日法要後に振る舞われる食事のことを呼ぶのが一般的です。

葬儀の流れを締めくくる食事会として、僧侶や参列した親族をもてなす会席の事をいう場合もあります。  
このような食事会は、火葬を待つ間などに行われることもあります。

精進落としで振る舞われる料理は精進料理ではなく、仕出し弁当や会席料理、寿司などが一般的です。
ただし、弔事の席での食事会なので、鯛や海老などお祝いの席で使われる食材は適切ではありません。

精進落としの席では喪主がお礼を述べ、それぞれの席へお酌をしていきます。

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葬儀を行うための準備

葬儀全体の流れを説明します。
信頼できる葬儀社に依頼すれば、専門知識のある担当者に全面的にサポートしてもらえますが、一般的な知識を持っていれば慌てることもないでしょう。

葬儀は宗教の宗派作法はもちろん、各地域の慣習・慣例も大切にされる儀式です。
葬儀社の担当者は経験による知識が豊富なので、専門家の力を借りて進めていきましょう。

葬儀社の手配

近年では、多くの方が病院などの医療関係施設で亡くなります。
医師から臨終を告知されたら、退院の準備をすることになります。

葬儀をお願いする葬儀社を決め、葬儀社にご遺体の搬送を依頼します。
その際に病院で葬儀社を紹介されることもありますが、お断りしても差し支えありません。

また、紹介された葬儀社にはご遺体の搬送だけをお願いし、数社に問い合わせて比較検討することもできます。

故人の亡くなられるタイミングによっては喪主の方に余裕がない場合もありますので、負担のない方法で決めましょう。
事前に葬儀社にあたりを付けておくと、いざというときに慌てずに済みます。

最短でも24時間は荼毘(火葬)できない法律がありますので、通夜・葬儀まで、ご遺体を安置する場所も決めなければなりません。

病院で亡くなった場合はいったん自宅に戻り、納棺後に葬儀会場へ移動、通夜・葬儀という流れが一般的です。
広さやエレベーターなどの住宅事情により、直接葬儀会場に移動するケースもあります。

火葬の手配には、医師の死亡診断書が必要です。診断書は、ご遺体を搬送する際に病院で受け取ります。

その診断書と死亡届をあわせて市町村役場に申請し火葬許可証を取得します。

葬儀社との打ち合わせ

葬儀は、故人の人生を締めくくる大切な儀式です。
故人の人生を振り返りながら、それに相応しい内容と、遺族としての要望をしっかりと葬儀社に伝えましょう。

ご遺体を搬送しご安置したら、葬儀社と打合せます。ここで押さえておきたいポイントは以下の5点です。

喪主が葬儀の日程や形式を決める

打合せの際には、まず喪主を決めます。
特に決まりがあるわけではないですが、一般的には配偶者、長男、長女など、故人と関わりが深い順番で決められています。

日程の調整

会場・火葬場の状況、お願いする宗教者のご都合をふまえてスケジュールを調整して決めます。

式場の大きさの調整

故人の社会的立場によって、参列者数は変わります。
また、一般的な葬儀か家族葬かでも規模は変化します。

故人の立場と葬儀スタイルを考慮して、会場の規模を決めましょう。

葬儀の形式

仏教・キリスト教などの宗教儀式に則るか否か、故人の遺志・生前の考えを尊重したり、ご遺族のその後の生活スタイルを鑑みたりしながら決めて行きます。

葬儀の予算

棺・祭壇・火葬などの基本費用、料理・返礼品などの人数で変化する費用、宗教者への謝礼などが必要になります。

宗教者への謝礼は直接渡すのが一般的です。お付き合いのあるお寺(菩提寺)がある場合とない場合で金額の相場は異なります。

また、マナーや金額に独自の慣例がある場合もありますので、プロのアドバイスを参考にしましょう。

一通りの打合せが終了すると、見積もりが提示されます。葬儀に必要な項目とそれぞれの金額の内訳をチェックし、全体の予算を把握しましょう。



葬儀へ向けての準備

葬儀社との打合せが終了したら、葬儀へ向けて準備を進めます。準備で大切なのは、遺影・喪主挨拶・服装です。

遺影

遺影にふさわしい髪型・服装で、故人らしい表情の写真を探すのは、案外手間がかかるものです。
候補写真をいくつか選び、解像度なども含めて葬儀社に相談します。

挨拶

通夜・告別式・出棺前・精進落としの際には、喪主の挨拶を要する場面があります。
一般的な定型文よりも、自分の言葉で故人をしのび参列者へ感謝したほうが、気持ちは伝わりやすいでしょう。

故人の人柄を象徴するエピソードを添えると、印象に残る挨拶になります。

葬儀の服装マナー

参列の際の基本マナーは押さえておきましょう。

男性の服装

略礼服が主流で黒のスーツ・ネクタイ・靴下に、白のワイシャツを着用するのが基本です。

革靴は、光沢のないシンプルなものを合わせましょう。
お通夜に馳せ参じる場合には、地味な色のスーツでも差し支えありません。

女性の服装

黒か、黒に近い地味な色のスーツやワンピースに黒のストッキングを着用します。
アクセサリーは、真珠の一連ネックレスや一粒イヤリングなど、華美にならないものを身に着けましょう。

ブラックフォーマルには布製の靴といわれていましたが、現在は革靴でも差しさわりがなくなりつつあります。

子供の服装

制服があれば、制服で問題ありません。

制服がない場合には、白色のシャツ・ブラウスに黒か黒に近い上着・ズボン・スカートを合わせましょう。 キチンとした印象で、清潔感のあることがポイントです。

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死亡通知

一般的な葬儀の場合は、近親者のほかに近隣の方や仕事関係など、参列してほしい方に連絡し、通夜および葬儀・告別式の場所・日時をお知らせします。

家族葬を行なう場合は、親族や故人が親しかった友人・知人だけに連絡します。

声をかける範囲・規模はさまざまですが、参列者がある場合には、一般葬と同様に葬儀社に死亡通知を作成してもらうなどのサポートを受けましょう。

死亡通知に必要なのは以下のような項目です。

  1. 故人の氏名と年齢
  2. 逝去日
  3. 喪主および故人と喪主の関係
  4. 通夜および葬儀告別式の日時
  5. 通夜および葬儀告別式の場所
  6. 会場や喪主の連絡先

なお、故人の逝去を知らせる方法には「死亡広告」「死亡記事」「ハガキ」などがあります。それぞれの違いについても理解しておきましょう。

死亡広告

死亡広告は、新聞に掲載する訃報告知です。

通常黒枠で囲むため「黒枠広告」と呼ばれています。無宗教の「お別れ会」「偲ぶ会」などの告知では、黒枠を用いずに自由にデザインされるケースもあります。

広告のため基本的には有料です。

死亡記事

新聞には、死亡記事(=お悔やみ欄)もあります。
死亡広告とは異なり無料掲載ですが、記事扱いのため掲載の有無は新聞社の判断となります。

確実な掲載を希望する場合には、葬儀社を通じて広告を手配するようにしましょう。

ハガキ

葬儀に声をかけなかった方に死亡を通知する場合は、ハガキを出します。

年の瀬に喪中ハガキで死亡通知を行なう方が多いようです。

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よくある質問

Q:通夜はどれくらいの時間がかかる?

通夜の式自体は一時間程度ですが、受付の時間なども含めると、2時間から3時間程度になります。

Q:通夜は亡くなってから何日後にするの?

通夜は亡くなってから1日後(亡くなった日の次の日)に行うのが一般的です。

Q:火葬はどれくらいの時間がかかる?

火葬は40分から2時間程度かかります。

火葬が行われている間は、控え室で待ちます。

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葬儀の流れのまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

ここまで、葬儀の流れや必要な準備について解説してきました。
この記事のポイントをおさらいすると、以下の通りです。

  • 通夜は亡くなった次の日に行う
  • 葬儀・告別式は通夜の次の日に行う
  • 喪主は、葬儀社の手配や打ち合わせをする
  • 火葬は40分から1時間程度かかる

こららの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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監修者

評価員(はかまだ)

袴田 勝則(はかまだ かつのり)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

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