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お墓の維持費が払えないとどうなる?お墓の維持費に関する疑問を解決

更新日:2022.05.24

お墓 費用

費用

記事のポイントを先取り!

  • お墓の年間維持費の相場は、5000~2万円
  • 維持費が払えない場合、お墓は解体され、遺骨は合祀される
  • 一般にお墓の維持費は、祭祀承継者が年間ごとに支払う
  • 樹木葬、散骨、手元供養はお墓の維持費がかからない

お墓を建てるためには、高額な費用が必要です。

「お墓は高価なもの」という認識はあっても、お墓の維持費についてはご存知ない方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、お墓の維持費について詳しく説明していきます。
この機会にお墓の維持費は何に使われるのかや相場を覚えておきましょう。
お墓の維持費がかからないお墓についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. お墓の維持費とは
  2. 維持費の相場
  3. お墓の維持費が払えないとどうなる?
  4. お墓の維持費は誰がどのタイミングで払うのか
  5. お墓の維持費に関わるトラブル
  6. 維持費がかからないお墓とは
  7. お墓の維持費まとめ
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お墓の維持費とは

お墓の維持費は、基本的に管理費として管理者へと支払うものです。

利用する墓地により、管理費以外にお布施や寄付金が発生するケースもあります。

施設の管理費

施設の管理費とは、墓地や霊園を維持するために管理者へと支払う費用のことをいいます。

寺院墓地の場合は、護持会費が管理費にあたります。

管理費は、墓地・霊園内の清掃施設の修理費水道光熱費などにあてられるのが一般的です。

また、管理費の相場は、墓地・霊園などによって異なります。

送迎バスなどのサービスや、施設内の設備が充実しているほど、管理費は高くなります。

お布施

寺院墓地を使用する場合には、入檀料を支払い、その寺院の檀家となる必要があります。

檀家になると、護持会費以外に、お布施が必要です。

お布施は、葬儀や法要の際の読経や戒名をつけて頂く際などに、僧侶にお渡しする謝礼のことです。

お布施は感謝の気持ちを表すものであるため、金額に決まりはありません。

寄付金

寺院墓地の場合には、檀家に対して、その寺院より寄付金を求められることがあります。

特に、お寺の修繕や改修を行う際には、寄付金を求められるケースが多いようです。

しかし、必ずしも寄付をしなければならないというわけではありません。

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維持費の相場

費用 cost

利用する墓地によって、お墓の維持費は異なります。

ここでは、墓地・霊園別に、それぞれ維持費の相場についてご紹介します。

民間

民営霊園は、財団法人や宗教法人が運営母体となる霊園のことをいいます。

多くの霊園で宗旨・宗派を問わず、比較的希望に沿ったお墓を建てることが可能です。

また、民営霊園は公営墓地などに比べると、比較的施設やサービス面が充実しています。

そのため、維持費も高額となるケースが多いようです。

民営霊園において、年間維持費の費用相場は、5,000~1万5000円程度となります。

公営

公営墓地は、地方自治体が運営母体となる墓地のことをいいます。

公営墓地の特徴としては、宗旨・宗派を問わず利用することが可能です。

ただし、自治体により募集条件が設定されていたり、抽選となるケースが多くあります。

公営墓地の維持費は、民営霊園や寺院墓地などに比べると安くなります。

ただし、お墓参りに必要な道具が常備されていないなど、サービス面での充実度は低めといえます。

公営墓地において、年間維持費の費用相場は、5,000~1万円程度となります。

寺院

寺院墓地は、寺院が運営母体となる墓地のことをいいます。

檀家となり、その寺院に対して金銭面での支援を行っていく必要があります。

寺院墓地の場合、一般的な墓地・霊園における年間維持費が護持会費にあたります。

護持会費の費用相場は、1万~2万円程度と言われています。

また、護持会費以外にも、法要の際には1万円~3万円程度のお布施が必要となります。

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お墓の維持費が払えないとどうなる?

お墓がある限り、維持費は払い続けなければなりません。

ここでは、もしお墓の維持費が払えない場合にはどうなるのかについて、詳しくご紹介します。

支払いの催促の連絡が通達される

墓地・霊園を使用している方の大半は、きちんと維持費を納めていらっしゃいます。

そのため、維持費を滞納している使用者を放っておくことはできません。

墓地・霊園の使用者間の公平性を保つためにも、滞納者に対して維持費を支払うよう催促する必要があります。

維持費の滞納者への連絡は、基本的に電話や書簡にて行います。

中には、維持費の滞納者と連絡がつかない、維持費の支払いに応じないといったケースもあります。

そのような場合であれば、墓地・霊園の管理者によって維持費の納付期限が定められます。

それでも期限内に維持費を支払わない可能性もあります。

その場合、内容証明郵便により墓地使用に関する契約を解除する旨が通知されます。

官報に埋葬者や管理者の名前が記載される

お墓の維持費が3年間支払われないと、維持費の滞納者に関する情報が、国が発行する官報に掲載されます。

官報には、

  • 墓地・霊園の使用者の名前
  • 埋葬されている方の名前や本籍

といった情報が掲載され、1年以内に申し出るよう伝えます。

更に、維持費の滞納者が使用している墓地内にも、1年以内に申し出るよう促す立札が掲げられます。

お墓が解体される

官報への掲載や墓地内の立札による公告に対しても1年間申し出がなかったらどうでしょうか。

その場合、お墓や埋葬に関する法律である墓埋法に基づいて、お墓が撤去されます。

撤去された墓石は、処分場へと運ばれて細かく粉砕されます。

そして、工事用の砂利などに再利用されることになります。

また、墓石を撤去した後の墓地は、管理者によって売りに出されます。

遺骨は合葬墓に移動させられる

お墓の撤去に伴い、お墓に埋葬されていたご遺骨は、合祀墓へと納骨されます

合祀墓へ移されたご遺骨は、他のご遺骨と一緒にされ、長い年月をかけて土に還ることになります。

合祀墓は他の遺骨と一緒に納骨するため、後に特定の遺骨を取り出すことはできません。

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お墓の維持費は誰がどのタイミングで払うのか

お墓の維持費は誰が支払うべきなのか、疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。

ここでは、誰がどのタイミングでお墓の維持費を支払うのかについて、ご紹介します。

誰が払うのか

お墓の維持費は、お墓を相続した祭祀承継者が支払うのが一般的です。

祭祀承継者になるための決まりは特にありません。

一般的には、葬儀の際に喪主を務める方が祭祀承継者となるケースが多いようです。

祭祀承継者となると、お墓のある墓地・霊園の管理者に連絡を行う必要があります。

そして、使用者の名義変更といった手続きを行います。

どのタイミングで払うのか

お墓の維持費は、基本的に年間ごとの支払いとなります。

また、3年や5年など一定の期間分の維持費をまとめて支払うことも可能です。

一般的には、指定した銀行口座から引き落とす方法がメインになっています。

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お墓の維持費に関わるトラブル

お墓 霊園

お墓の維持費に関して、トラブルへと発展してしまうケースも少なくありません。

ここでは、お墓の維持費にまつわるトラブルの例について、ご紹介します。

被相続人が急死してしまい、墓の引き継ぎ手が曖昧になる

前にも述べましたが、お墓の維持費を支払うのは、お墓を相続した祭祀承継者です。

お墓を継いでいた祭祀承継者が亡くなると、次の祭祀承継者を決める必要があります。

しかし、祭祀承継者が急死した場合、なかなか次の承継者が決まらないケースが多くあります。

また、お墓の維持費について、次の祭祀継承者が状況を把握できていないことも多々あります。

このようなことが理由で、維持費の未払いやトラブルへと発展してしまうこともあります。

トラブルを防ぐためにも、あらかじめ家族でお墓の相続について話し合っておくことが大切です。

維持費が払えず離檀料を取られることがある。

寺院墓地の場合、お墓の維持費のことを護持会費といいます。

この護持会費を滞納すると、最終的にはお墓が撤去されることになります。

もし護持会費を滞納してお墓が撤去された場合には、寺院から離檀料を請求される可能性があります。

寺院墓地を利用する場合には、その寺院の檀家となる必要があります。

改葬などによりその寺院の檀家をやめる際には、離檀料をお渡しするのが一般的です。

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維持費がかからないお墓とは

お墓の維持費は毎年支払う必要があり、経済的に負担と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

ここでは、維持費のかからないお墓について、ご紹介します。

樹木葬

樹木葬とは、石を墓標とせず樹木を墓標とするお墓のことをいいます。

基本的には、ご遺骨を土へと還す埋葬方法であるため、お墓の維持費はかかりません。

散骨

散骨とは、ご遺骨を粉砕し、海や山などに撒く供養方法のことをいいます。

そのため、お墓を必要とせず、お墓の維持費はかかりません。

ご遺骨を自然へと還す供養方法であることから、自然葬とも呼ばれます。

手元供養

手元供養とは、ご遺骨を自宅で保管する供養方法のことであり、自宅供養とも呼ばれます。

ご遺骨の全てを保管するケースと、ご遺骨の一部を保管するケースがあります。

ご遺骨は、ご自宅に保管するためお墓を必要とせず、お墓の維持費はかかりません。

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お墓の維持費まとめ

ポイント

今回こちらの記事では、お墓の維持費についてお伝えしてきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • お墓の維持費は、清掃や水道・光熱費に充てられる。
  • お墓の年間維持費の相場は、5000~2万円と幅広い。
  • 維持費が払えない場合、最終的にお墓は解体され、ご遺骨は合祀墓へと移される。
  • お墓の維持費は、祭祀承継者が年間ごとに支払うのが一般的。
  • お墓の維持費がかからないお墓として、樹木葬、散骨、手元供養などがある。

これらの情報が、少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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監修者

評価員(やまぐち)

山口 隆司(やまぐち たかし)

一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター

経歴

業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。

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