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法事法要

法事の食事は何を食べるの?食事の場所や僧侶への声の掛け方も解説

更新日:2022.11.21 公開日:2021.10.19

回忌

果物とお供え膳とおりん

記事のポイントを先取り!

  • 法事の際の食事はお斎と呼ばれる
  • お斎の内容は法要によって異なる
  • お斎には個人の供養の意味もある

法要後にみんなで会食をしたことがある人は多いのではないでしょうか。

しかし法事後に会食をすることの意味まで、考えたことはないかもしれません。


そこで、今回の記事では以下のことを中心に解説していきます。

  • なぜ法事では食事をするのか?
  • 法事の食事に適したメニュー
  • 法事の食事に適した場所

特にこれから法事を主催する予定のある方は、その食事の意味まで知っておいた方がいいでしょう。

ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 法事で食事を出す理由
  2. お斎料と御膳料の違い
  3. 食事のメニュー例
  4. 法事で食事を出す際の場所
  5. 僧侶へのお声掛けの仕方
  6. 法事の食事まとめ
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法事で食事を出す理由

仏壇に向かって祈りをささげる僧侶の背中

法事では、法要が終わった後に参列者や僧侶を招いて食事を出すのが一般的です。

参列者や僧侶が法要に出席してくださったことに対する感謝の意を表すため、食事の席を設けます。


またおもてなしとして以外にも、供養として席を設ける意味もあります。

会食では個人の思い出話をすることで故人を偲びます。


また今後の供養について相談する機会にもなります。

会食を設けることで普段話せない親族と話せる機会になるのです。


仕出し弁当をご用意してお持ち帰りいただく事で、会食の代わりにする場合もあります。

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お斎料と御膳料の違い

豚の貯金箱と電卓

法事での食事に関して、お斎料や御膳料という言葉をよく耳にします。

両者はどのような意味で、違いはなんなのでしょうか。

お斎料とは

お斎(おとき)は、葬儀や法要の後に、僧侶や参列者を御礼としてもてなすための食事のことです。

お斎にかかる費用のことをお斎料(おときりょう)と言います。

御膳料とは

御膳料は、僧侶がお斎に参加されない場合に渡すお金のことです。

法事後の食事に僧侶が参加される場合には、御膳料を用意する必要はありません。

御膳料の相場は5000~1万円です。


御膳料のことをお斎料と呼ぶこともあります

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食事のメニュー例

書類を机に広げる男性

ここからでは法事の食事に適したメニューについてご紹介します。

法事の食事も供養の1つです。

避けるべき食材や守るべきマナーがあることをあらかじめ理解しておきましょう。

法事の食事に適した食材やメニュー

法事といってもさまざまな法要があります。

それぞれの法事において、適した食材やメニューを確認してお出しするようにしましょう。

初七日

初七日の法要後には精進落としと呼ばれる食事を用意します。

初七日にご用意する食事は、精進料理や懐石料理が基本となります。

これは、喪中の間肉類を食べることはよしとされないためです。

初七日のお食事代は、一人あたり3000~5000円程度が一般的です。

会食ができない場合は、仕出し弁当を用意し、お持ち帰りいただく方法もあります。

四十九日

四十九日は、故人が仏様の元へ無事に辿り着く日とされ、納骨を行うことが多いです。

また四十九日は、故人の没後の法要の締めくくりの日ともされています。

そのため多くの参列者が集う機会にもなります。


四十九日を境に「喪中」が明けます。

食事の考え方も、殺生を避けることが不要になり、普通の食事に戻ります。

お寿司やお刺身、お肉を使った料理も振る舞っても無作法ではありません。

食事代は一人4000~7000円程度がベストです。

回忌法要

回忌法要は、没後から1年後、3年後などの節目に当たる年に故人の供養を行うものです。

一回忌までは親族が集まる機会が多いです。

三回忌以降になると親しい身内の人たちだけで行われることが一般的です。

一回忌や三回忌の法要までは、参列者にお食事を用意するのが一般的です。


既に喪中ではないので、どんな食材の料理をお出ししても問題はありません

食事代は、一人4000~6000円が目安です。

三回忌より後は、家族だけで法要を行うことが多くなります。

そのため改めて食事の席を用意する必要も特にありません。

NGな食材の特徴

法事の食事も供養という考えですから、当然NGな食材もあります。

特に、没後から納骨までの間(四十九日までの間)は喪中にあたります。


喪中は、供養を行うべき期間とされています。

そのため、喪中の間は、魚や肉類など、殺生に関わる性質の食事は用意しないのがマナーです。

費用は主に施主が負担する

法事の食事の費用は、法事を主催する施主がすべて負担します。

ただし、参列者は食事代の分金額を上乗せして香典を包んでくださることが多いです。

香典には香典返しが必要なので全ての費用が浮くとは限りませんが、最終的な負担は軽くなると考えられます。

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法事で食事を出す際の場所

数珠を持った喪服の親子の手元

法事の食事は、その人数や食事の内容によって、場所が大きく変わります。

一般的にどのような場所でふるまわれているのか、実例をご紹介します。

食事を出す場所の具体例

まず、実際に法事の食事をお出しする場所について実例をご紹介します。

ホテル

ホテルは、参列者だけが使用できる部屋を用意できます。

そのためプライバシーを守りながら会食を行うことができます。


また、ホテルの規模が大きいほど、さまざまなジャンルの食事を提供してくれます。

その他、自家用車で参列する人が多い場合、駐車場が確保しやすいメリットもあります。

料理屋

寿司店や和食料理店などの料理屋の一室を借りて、食事をふるまう方法です。

規模が大きい料理屋であれば、送迎バスを用意できるところもあります。


その代わり、料理のジャンルは和食や精進料理、懐石料理に限られてしまいます。

喪中に行う会食の時には料理屋が無難な選択になります。

霊園や葬儀場

葬祭業者のホール霊園に併設されている施設などを利用して、会食を行うことも可能です。


会食を行うときには、原則仕出し弁当を手配することになります。

仕出し弁当なので、参列者が持ち帰ることもできるので便利です。

葬祭業者や霊園が紹介してくれる業者に依頼することが多いです。

自宅

自宅で会食を行うこともできます。

しかし人数が最小限に限られてしまうデメリットがあります。

自宅の会食の場合も、仕出し弁当を手配してふるまうことも可能です。

場所を決定するにあたって気をつけること

法事の食事場所は、参列者の年齢や寺からの距離などを考慮することも必要です。


納骨されている霊園までのアクセスには注意しましょう。

会食をするときは、すべての法要が終わり次第霊園から直行することが一般的です。

法要会場→霊園→会食会場、と移動することを基本に考えましょう。


参列者の中に子どもがいるなどの場合は十分に配慮しましょう。

参列者が参列しやすい場所を選ぶことも考慮してください。

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僧侶へのお声掛けの仕方

仏壇に向かって座っている僧侶の背中

僧侶へのお声掛けは、法要の依頼の際に行います。

法要の後に食事をご用意していることや、場所などもあわせて伝えます。

送迎バスやタクシーを用意している場合は、同時に伝えましょう。


僧侶が参加をご辞退される場合は、御膳料をご用意し、当日お渡しするようにします。

なお、お布施とお膳料は別物のため、それぞれを包んでお渡しします。

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法事の食事まとめ

火のついた線香と蝋燭

ここまで、法事の食事に関する情報や、食事の場所や内容について詳しく解説しました。

この記事のポイントをおさらいすると、次のとおりです。

  • 法事の後の食事は、故人を偲ぶ供養でもある
  • 喪中は精進料理や懐石料理にする
  • 会食場所はアクセスを考慮した場所を選ぶ

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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