お墓
納骨式は会食なしでもいい?会食のない場合のマナー・御膳料など解説
更新日:2022.05.15
人生の中で納骨式は通夜式や葬儀と違い、経験する機会が少ない故人を供養する儀式です。
そんな納骨式でも故人や関係者に対して、失礼にあたらないためのマナーがあります。
今回は納骨式は会食なしでも良いのか、会食なしの場合のマナーについて解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
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納骨式は会食なしでもいい?
納骨式を執り行う時期は、宗派や地域により違いがあり、明確には決まっていません。
たいていの場合は、四十九日法要を終えてから納骨式を行います。
四十九日法要までは、故人の転生先が決まる期間のため、通常は納骨式をしないようです。
四十九日法要と一緒に納骨式を執り行う場合には、納骨式の後に会食の席を設けることが一般的です。
しかし、費用面や納骨式を簡素化する流れから、会食なしとする形式が増えています。
少子化による継承者不在や、供養方法を自由とする時代の流れが後押ししているようです。
後述する会食(お斎)の意味を理解し、礼を尽くすことで会食なしでも問題ありません。
納骨式で会食なしとする場合のマナー
納骨式に限らず、法事では僧侶や参列者をもてなす会食は付き物とされています。
会食は仏教的に大切な意味合いを持つため、会食なしとする場合のマナーは重要です。
この章では参列者への事前連絡や、僧侶へお渡しする御膳料について解説します。
参列者へ事前に連絡をする
納骨式にて会食なしとする場合には、その旨を参列者へ事前に連絡しましょう。
納骨式が終わりましたら、参列者へ返礼品とともに持ち帰り用のお弁当を手渡す配慮も必要です。
そうすることで参列者の弔意に対するお礼の気持ちを、伝えることができます。
僧侶へ御膳料をお渡しする
納骨式にて会食なしとする場合と、僧侶が会食に参加されない時は御膳料を包みます。
御膳料の相場は5,000~1万円となりますが、お布施・お車代と別の袋を用意しましょう。
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家族のみの納骨式の場合
納骨式でも簡略化の流れから親族や友人知人が参列せず、家族のみで行うケースが増えています。
家族のみの納骨式でも会食なしというスタイルがポピュラーになりつつあります。
納骨式では僧侶に読経供養をしていただきますので、お帰りの際、御膳料を包みましょう。
また近年は納骨堂に納骨される方も増えてきています。
「納骨堂で納骨式はできる?納骨式の注意点や必要書類などを解説」の記事では、そちらについても解説しているのでご覧ください。
会食(お斎)は何のためにある?
納骨式は仏教において、故人を供養するための重要な儀式になります。
一般的には「遺族代表の挨拶」「納骨」「読経」「焼香」「会食」の順に進みます。
納骨式を含む法事での会食(お斎)には、仏教的に、とても重要な意味合いがあります。
会食に費やす時間は2時間程度とし、会場側には納骨式後の会食であることを伝えます。
そうしないと慶事用の食材が混ざってしまう可能性があります。
費用は1人あたり5,000~1万円が相場ですが、高額過ぎると参加者の負担となります。
この章では僧侶や参列者への感謝と、故人を偲ぶ場を作るために分けて解説します。
僧侶や参列者に感謝の気持を表すため
納骨式で会食の場を設ける1つ目の理由は、納骨式にお越しいただいた僧侶や、参列者への感謝の気持ちを表すためです。
納骨式が終了次第に、親族・参列者・僧侶が集まり、会食(お斎)の席を設けます。
僧侶が上座に座り、隣には施主、そして参列者は僧侶の近くから座る席順になります。
故人を偲ぶ場を作るため
納骨式で会食の場を設ける2つ目の理由は、親しい人達で故人を偲び、思い出話をする場を作るためです。
納骨式には親しい人々が集まりますが、なかなか皆で集まる機会は得られないものです。
納骨式での会食により、人との交流が大切であることを改めて実感するでしょう。
納骨式の他にも、葬儀やお墓について、こちらで様々なことを知れます。
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返礼品の渡し方
通常は納骨式が終わり、解散した後に返礼品を参列者ひとりひとりに手渡しします。
返礼品を渡す際には、お礼の言葉を添えて手渡すことが基本的なマナーです。
お礼の言葉は「納骨式に参列していただいたお礼」を簡潔に伝え、お辞儀を丁寧にします。
お礼の言葉では「くれぐれも」などの重ね言葉や、忌み言葉は使わないようにしましょう。
お斎がある場合には、会食会場となるお膳や席の横に置かれるケースもあります。
その場合、会場の担当者や返礼品を購入したお店と相談のうえで準備しておきましょう。
会食の際、施主の挨拶にて参列のお礼を兼ねて、返礼品にも言及するといいでしょう。
返礼品は消え物とされる、お茶・洗剤・タオルなどを準備してお渡しします。
「お盆の帰省の手土産にのしは必要?渡す時のマナーや渡し方を紹介」の記事では、お盆法要の手土産について解説しています。
こちらも参考にしてください。
納骨式で会食なしのまとめ
ここまで納骨式は会食なしでもいいかの情報や、会食なしのマナーを中心に解説しました。
この情報のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 納骨式では会食の意味合いを理解し、礼を尽くせば会食なしでも構わない
- 納骨式で会食なしの場合は参列者に事前に連絡し、僧侶には御膳料を包む
- 納骨式での返礼品は、ひとりひとりにお礼を伝えながら手渡す
この情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
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