お墓
納骨のお布施はいつ渡すの?お布施の相場や渡し方も紹介
更新日:2022.11.17 公開日:2021.11.15

記事のポイントを先取り!
- お布施は僧侶への挨拶時か法要終わりに渡す
- 都合がつかない場合は後日でも良い
- お布施を渡す際のマナーに注意
一般的な葬儀は、お通夜をおこなった後、告別式、火葬式の順番で進みます。
通常、一連の葬儀の執り行いにおいて、僧侶にも出席いただいているため、お布施の準備が必要です。
納骨の際、僧侶にお布施をいつ渡すべきなのでしょうか。
この記事を読むことで、納骨に渡すお布施について知識が深まります。
ぜひ最後までご覧ください。

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納骨のお布施の相場
お布施とは、僧侶に読経をしていただいたり、戒名を授与していただりすることへの謝礼です。
お布施という言葉は、僧侶に説法をいただいた貧しい家の方が、金銭の代わりと薄汚れた布を渡したことが始まりとされています。
納骨のお布施の相場は、3万円〜5万円程度です。
納骨に加え、開眼供養を一緒に行う場合は、開眼供養の謝礼も含めた金額を用意します。
開眼供養のお礼については、後ほど解説します。
お布施はいつ渡す?
お布施をいつ渡すかについて、厳密にこれといった決まりはありません。
肝心なことは、渡し忘れないように、区切りのいいタイミングで渡すことです。
ここでは2つのタイミングについて解説します。
挨拶時に渡す
納骨式の際には、僧侶に供養していただくため、依頼して式場まできていただきます。
お布施と式場までのお車代は、僧侶が式場に着き、儀式をする前の挨拶時にお渡しします。
納骨の式場が菩提寺の場合も、儀式が始まる前のタイミングで、挨拶と合わせてお布施をお渡ししましょう。
後日渡す
納骨式の当日中、なんらかの理由で僧侶にお布施をお渡しできなかった場合、納骨式の終了後にお渡ししてもかまいません。
もし、納骨式の終了後にも渡せなかった場合は、後日寺院を訪問し、僧侶に直接渡しに行きましょう。
先述したように、お布施を渡すのに期限はありませんが、できるだけ早く渡す方が良いです。
その際は、納骨式を滞りなく行えたことに対してのお礼もお伝えすることを忘れないよう注意しましょう。
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お布施の渡し方
慶事や弔事などの形式的な行事は、マナーが非常に重要です。
マナーを知らないまま行事に参加すると、遺族や故人にも迷惑をかけてしまいます。
お布施の渡し方においても同様です。
納骨式に参加する前に、失礼のないようお布施を渡す際の正しいマナーを学びましょう。
袱紗(ふくさ)に包む
お布施はお布施袋に入れ、そのまま持ち歩かず、必ず袱紗に包んで持参します。
袱紗は金銭や品物を包み、相手に渡すまでに、大切に扱う役割をします。
また、袱紗に包み丁寧に扱うことで、相手を思いやる気持ちを表すとされます。
袱紗の色は、紺色や灰色、紫、新緑などの派手すぎず落ち着いた色が良いでしょう。
僧侶にお布施を渡す際は、目の前で袱紗から取り出します。
お盆に載せて渡す
お布施を僧侶にお渡しする際はお盆を使用します。
お布施を載せるお盆は、切手盆(きってぼん)と呼ばれます。
本来は切手盆と袱紗をセットで使用し、お渡しする方法が正式な使い方とされています。
ただし、最近では切手盆のみを使用して、お布施を渡すパターンが増えているようです。
切手盆を使ったお布施の渡し方は、以下の通りです。
- 切手盆を自分の方へ向けて置く
- 切手盆の上にお布施を載せる
- 切手盆の上下(右上と左下)を持つ
- 切手盆を時計回りに90度回す(2回)
- 「本日はありがとうございました。どうぞお納めくださいませ」と一言述べ、差し出す
- 僧侶がお受け取りになられた後、切手盆を受け取る
袱紗と切手盆をセットで使用し、お布施をお渡しする場合は、袱紗から取り出した後に上記の手順でお渡ししましょう。
お布施以外の必要な費用
納骨式には僧侶に来ていただき、故人を供養していただくお礼として、お布施をお渡しします。
お布施を渡しさえすれば、もう大丈夫と、安心される方もおられることでしょう。
しかし、納骨式で僧侶にお渡しするのは、実はお布施だけではありません。
ここでは納骨式において、お布施以外の必要な費用を解説します。
御車代
僧侶に式場まで来て頂く場合は、交通費を御車代としてお渡しします。
御車代の相場は、5,000円〜1万円程度です。
御膳料
納骨式後におこなう会食に、僧侶が出席できない場合は、御膳料をお渡しします。
御膳料の相場は、5,000円〜2万円です。
戒名料
戒名料とは、戒名をつけてもらうのにかかる、料金の事です。
戒名とは、出家した修行僧が仏門に入り、戒律の世界に生きる証として与えられていました。
現在では、出家していない方も迷いなく極楽浄土にいけるように、戒名を与えられています。
葬儀時の際、戒名に対してのお布施を包んでいない場合には、戒名料を用意する必要があります。
戒名料の相場は、約10万円〜100万円です。
戒名料は戒名のランクによって大きく変動します。
ランクが上がるにつれて金額も高くなるため、広い金額相場となっています。
戒名料には奉書紙を使い、表書きは「御布施」と記載します。
開眼供養のお礼金
開眼供養とは、仏壇やお墓、位牌などを新しく購入した際、僧侶を招き読経をしてもらい、魂を込める法要です。
納骨式と同時に開眼供養をおこなう場合は、開眼供養のお布施を包みます。
開眼供養の相場は3万円〜5万円程度です。
お布施袋は奉書紙、もしくは白封筒を使用します。
表書きは「御布施」とし、その右側に開眼供養と記載しましょう。
法要料
納骨式で、お布施以外にかかる費用として、法要料があります。
費用は主に、納骨式場の使用料と、お墓の開け締めにかかります。
法要にかかる費用は、民間霊園を使う場合とご寺院を使う場合で異なります。
民間霊園を使う場合は
- 会場費 1万円〜3万円程度
- お墓の開け締め 1万5,000円〜3万円程度
が一般的です。
また、ご寺院によっては使用料は異なりますので、連絡してご確認下さい。
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一袋にまとめても大丈夫?
ここまで納骨のお布施以外の必要な費用について、解説しました。
それでは、実際にそれらの費用をお渡しする際に、一袋にまとめても大丈夫なのでしょうか?
結論、渡すタイミングは同じでも、入れる封筒は別々にする必要があります。
理由は、同じ封筒で全てを渡してしまうと、何に対しての代金なのか区別がつきにくいからです。
納骨のお布施はいつ渡すまとめ

ここまで、納骨式のお布施について解説してきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 納骨のお布施の相場は3万円〜5万円
- お布施は初めの挨拶時か後日お渡しする
- お布施以外の必要な費用は御車代・御膳料・戒名料・開眼供養のお礼金・法要料等
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
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