お墓
洋風のお墓にはどんな種類がある?お墓の費用やメリットもご紹介
更新日:2022.11.18 公開日:2021.06.26
従来までは伝統的な和風のお墓が一般的となっていました。
しかし、最近は洋風のおしゃれなお墓やオリジナルデザインを入れるお墓が人気となってきています。
どんな種類の洋風のお墓があるのか気になりますよね。
お墓の種類以外にも相場費用や洋風にするメリット・デメリット等が分かっているとスムーズに選ぶことができます。
ここでは洋風のお墓について、以下の点を説明していきます。
- 洋風のお墓の種類について
- 洋風のお墓にかかる費用
- 洋風のお墓にするメリット・デメリット
是非最後までご覧ください。
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洋風のお墓の種類
洋風のお墓の形は横長で背が低いものが一般的です。
視界が開けるので明るい感じがするのも特徴です。
もともとはキリスト教の墓石がモデルとなっていましたが、現在はさまざまな宗教で使用されています。
最近では芝生墓地やガーデニング霊園などで人気で、形や大きさの種類も豊富となってきました。
また、和型墓石よりも重心が低めで地震に強いイメージから、洋型墓石を選ぶ方が増えてきています。
その中で定番となっている種類がオルガン型とストレート型のお墓です。
オルガン型
定番であるオルガン型は、オルガンの楽器の形に似ていることからその名になりました。
オルガン型の特徴として、彫刻された部分が見えやすくなるという点があります。
オルガン型には洋一段オルガン型と洋二段オルガン型の2種類があります。
洋一段オルガン型は墓の土台の上に竿石を直接のせたものです。
洋二段オルガン型は土台と竿石の間に石を1つ挟んだもので、洋一段オルガン型とは少し異なっています。
洋二段オルガン型には、水垂加工・亀腹加工を施したタイプのものもあります。
水垂加工は、土台部分を斜面にして水はけをよくするための加工方法です。
亀腹加工は亀のお腹のように曲線加工のことをいいます。
亀腹加工は水はけをよくしたり、墓石の角の割れを防ぐことができます。
ストレート型
ストレート型の墓石はオルガン型のように竿石が斜面になっておらず、垂直に建っています。
ストレート型にも洋一段ストレート型と洋二段ストレート型の2種類があります。
洋一段ストレート型は土台の上に直接竿石があります。
洋二段ストレート型も洋二段オルガン型と同じく、土台と竿石の間に中台を挟んだものになります。
また、洋二段ストレート型にも水垂加工や亀腹加工を施したタイプがあります。
洋風のお墓にかかる費用相場は?
洋型墓石の相場は70~200万円で、洋風でも和風でもさほど変わりません。
これは墓石の価格が型やデザインで変わるのではなく、石の量や種類で決まるからです。
高額な石の種類を選んだり、石の量が多くなると、結果として高額な墓石になります。
また、墓石以外にも永代使用料や文字を彫るための工事費が必要になります。
これらを合わせると200~300万の費用が必要になるでしょう。
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洋風のお墓を選ぶメリット
洋風のお墓の特徴や費用などが分かったところで、洋風のお墓にするメリットは何でしょうか。
墓石に自由に文字を刻める
和型の墓石には縦書きで「○○家の墓」や「○○家先祖代々之墓」や家紋が彫刻されるのが一般的です。
それに比べて、洋風のお墓は自由に文字を刻むことができ、横書きもできるという特徴があります。
たとえば、家紋や故人への想い、故人が好きだった言葉、詩や歌などを刻むことが可能です。
このように自由度が高い点から、従来までの和型のお墓よりも洋風のお墓の方を選ぶ人も多く見られるようになりました。
区画が狭くても見劣りしない
お墓を建てるとき、あまりにも小さい区画であれば、貧相に見えることがあります。
しかし、洋風のお墓の場合は建設する場所の区画が狭い場合でも、見劣りしないというメリットがあります。
これは洋風の暮石自体がおしゃれなデザインであるので、違和感がなく場に馴染むからです。
洋風のお墓を選ぶデメリット
洋風のお墓にはメリットだけでなく、デメリットとなる部分もあります。
では、洋風のお墓にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
墓地・霊園によっては洋型はNG
基本的に公営霊園や民間霊園では宗教は不問となっています。
しかし、一部の霊園には規制などがあり、洋風のお墓がNGとなることがあります。
特に寺院墓地は住職の方の意向によって対応が異なるときがあります。
寺院墓地は代々承継される墓地が多く、オリジナルデザインの洋風のお墓があることは珍しいです。
そのため周囲の和型のお墓と見た目が異なり、景観が損なわれると言われることもあるようです。
もし、洋風のお墓を建てる場合は事前に霊園や墓地に確認しておきましょう。
石材店によって取り扱う墓石が異なる
洋風の墓は石材店によって取り扱う墓石が異なっており、希望する型がないケースがあります。
そのため、墓石探しに時間がかかる可能性があるというデメリットがあります。
石材店に事前に希望の墓石があるか確認しておくことで、墓石探しをスムーズに行うことができるでしょう。
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お墓の洋型・和型を選ぶ基準は?
お墓にはさまざまな種類がありますが、たくさんありすぎて選ぶのが大変だと思います。
どのような基準で洋型や和型のお墓を選べばよいでしょうか。
お墓を選ぶ基準について説明していきます。
家族全員が希望するデザインかどうか
お墓はその家系の家族が入りますよね。
そのため、家族全員が希望するデザインであることが望ましいです。
お墓選びの際は家族全員に洋型・和型のどちらにするかを話し合っておくようにしましょう。
話し合いをすることで家族間でのトラブルを防ぐことができます
宗教にこだわるかどうか
中には宗教等の関係から、代々継がれてきた和型のお墓を継いでいくという考えを持つ人もいます。
そのため、家族の中で宗教についてこだわりがある場合は、それを基準に話し合って決めましょう。
また無宗派であるならば、他の基準を重視して考えていくと良いでしょう。
掃除のしやすさ
将来、子供や孫が墓参りをした時に掃除をすることも考えましょう。
洋型・和型というよりも掃除のしやすい形を選ぶという考え方も良いです。
洋風のお墓は和型のお墓に比べると背が低いです。
そのため上の方まで手が届きやすく、掃除がしやすいという利点があります。
洋風のお墓まとめ
ここまで墓石の相場や、メリットなどについての情報を中心にお伝えしてきました。
- 費用相場は70~200万であり、和風の墓石とさほど変わりはない
- 洋風のお墓は自由に文字を刻むことができる
- デメリットは、全ての霊園や墓地に建てることはできない
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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監修者
山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
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