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お墓

納骨堂の種類や費用相場は?どんな人に向いている?

投稿日:2021.06.18
更新日:2021.11.07

納骨堂

記事のポイントを先取り!

  • 納骨堂とは骨壷を保管する施設のこと
  • 費用は5~200万円とタイプによって幅がある
  • しっかり見学して決めることが大切

納骨堂の利用を前向きに考えたいが「納骨堂の種類がありすぎて決められない」「どれくらいの費用がかかるのか分からない」など不安や迷いが少なからずあるのではないでしょうか?

この記事では、納骨堂の費用相場やメリット・デメリットを紹介します。永代供養との違いについても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

  1. 納骨堂とはどんな施設?
  2. 納骨堂と永代供養の違い
  3. 納骨堂にかかる費用の内訳
  4. 納骨堂の種類
  5. 納骨堂のメリット・デメリット
  6. 納骨堂にお布施は必要?
  7. 納骨堂はこんな人におすすめ
  8. 納骨前に解約したら費用は返金される?
  9. 納骨堂に税金はかかる?
  10. 納骨堂を選ぶ際の注意点
  11. 納骨堂の種類や費用相場についてまとめ

納骨堂とはどんな施設?

そもそも納骨堂とは、どのような施設なのか知っていますか?
一般的なお墓がコンパクトになったものと考えている人も多いのではないでしょうか?

納骨堂と一般的なお墓の違いについて説明をしていきます。

納骨堂とは

納骨堂とは、個人や夫婦、家族などの単位で遺骨の入った骨壺を保管することのできる施設のことです。
一般的に納骨堂は、お寺や寺院、霊園などに設けられています。

昔からあるお墓のように墓石を建てる必要がなく、各々に遺骨を納めるスペースが設けられることが特徴です。

納骨堂と一般墓のちがい

ここから納骨堂と一般墓の違いについて解説していきます。

遺骨の安置時間

納骨堂では、一定期間が過ぎると安置している遺骨は取り出されます。
遺骨の安置期間は、33回忌までであることが一般的です。

取り出された遺骨は、永代供養墓などに移され、他の人の遺骨と一緒に供養されます。
一方で、一般墓は半永久的に同じ場所に遺骨が納められます。

遺骨を納める場所

納骨堂は、屋内にある小さな仏壇やロッカーなど、割り当てられたスペース内に遺骨を安置します。

一方で一般墓は、屋外の決められた区画に個人で墓石を建て、墓石の下のカロートと呼ばれる部分に遺骨を納めます。
分かりやすく住宅で例えると、納骨堂はマンションなどの集合住宅、一般墓は戸建て住宅のようなイメージです。

参拝に関する注意点

納骨堂の多くは屋内にあり、夜間は施錠している施設が多いため、参拝可能時間を事前に確認しておく必要があります。

また、線香や生花を禁止している施設もありますので、こちらも確認が必要です。
お経を読む際も、思いのほか声が響いてしまうことがありますので、注意をしましょう。

納骨堂は、屋外にあるお墓とは違い、コンパクトな空間に不特定多数の人が参拝に訪れますので、周囲への気配りが必要です。

宗教的側面

納骨堂は、宗教宗派不問の施設が多いです。
基本的には、戒名や法名の有無も問われないので、信仰している宗教宗派に関係なく納骨堂を利用できます。

ただし、一部の納骨堂では、在来仏教のみと限定している施設もあります。

納骨堂と永代供養の違い

納骨堂と永代供養は混同されがちですが、同義ではありません。納骨堂はお墓の種類を指し、永代供養は供養方法の種類を指します。

納骨堂とは期間を定めて利用するお墓のことです。13年や33年などの年忌法要を目途に、期間を定めて契約するのが一般的です。

納骨堂には主に、ロッカー型・仏壇型・位牌型・自動搬送型の4種類のタイプがあります。

永代供養とは、契約した寺院や霊園の管理者が、家族に代わってお墓の管理・法要してくれる供養方法です。

永代供養は主に2種類のタイプがあります。他の方の遺骨と一緒に埋葬する合祀(ごうし)型と、10~30年は個別に弔い、その後は合祀となる個人墓型です。

合祀とは、他の遺骨と一緒に弔われることです。

納骨堂も基本的に契約期間を終えると、合祀で弔われることが多いようです。

有料で契約期間を延長してくれる納骨堂もあります。合祀後の遺骨は納骨堂によって管理されるため、永代供養墓ということになります。

また、納骨堂では最初から合祀で遺骨を納めることを「永代供養タイプ」と呼ぶ場合があります。そのため納骨堂と永代供養を誤って同義と捉える方がいるのかもしれません。

納骨堂にかかる費用の内訳

納骨堂は、一般的なお墓に比べると安いとは言っても高額な買い物になります。
使用料の他に永代供養料や管理費もあります。

では、どのくらいの費用が必要なのでしょうか?

使用料

納骨堂の使用料は、約5万円~約200万円の差があります。
納骨堂を利用している人の使用料の平均相場は、約45万円です。

種類ごとに使用料の相場が違うので、安い順で紹介します。

  • 位牌型:約5万円~10万円
  • ロッカー型:約20万円~80万円
  • 仏壇型と自動搬送型:約50万円~200万円
  • 墓石型:約100万円~250万円

費用の傾向としてはスペースが大きくなればなるほど、使用料は高くなります。

永代供養料

納骨堂の永代供養料の相場は、10万円~150万円と金額に幅があります。
供養の内容や永代供養墓の種類などによって異なります。

納骨堂を使用できる契約期間が終わると、遺骨は永代供養墓に移されます。

合祀墓という、遺骨を他の人の遺骨と一緒に埋葬するお墓へ移す場合の費用は、5万円~30万円と、納骨堂の中ではリーズナブルな価格設定になっています。

他の人の遺骨と一緒に埋葬することは変わりませんが、その際、納骨スペースが各々きちんと分かれている集合墓の
相場は、20万円~60万円となります。

一番高額なのは、一般的なお墓と同じように、家族ごとに区画が割り当てられ埋葬するタイプのものです。
こちらの費用は、一番高額になり、50万円~150万程度かかります。

管理費・維持費

管理費とは、納骨堂を運営管理する団体に払う費用です。
マンションなどの賃貸契約時に発生する共益費のようなイメージです

基本的には、納骨堂の利用契約を交わした時点で発生します。
納骨堂の管理費・維持費の相場は、約1万円~2万円が相場です。

特に、遺骨を個別スペースで管理するタイプの納骨堂を選んだ場合、管理費が高めになります。
維持費の主な内訳は、清掃や警備、空調・システム管理など、納骨堂を運営・管理するために必要な経費になります。

また、自動搬送型の納骨堂の場合は、機械の保守点検料も発生します。
管理費や維持費は、毎年請求されるものなので、契約時にきちんと確認をしておく必要があります。

納骨堂の種類

納骨堂の主な運営団体は3つあります。

運営団体ごとに特色や相場も違ってきますので、それぞれのメリットとデメリットを理解したうえで、自分に合った施設を選択しましょう。

運営主体の種類

ここから運営主体ごとの納骨堂の種類について解説していきます。

寺院が運営する納骨堂

寺院が運営する納骨堂は、寺院が管理している敷地内に建てられています。
メリットは納骨後の供養や法要、永代供養など、寺院の宗派に基づいた供養となりますが、安心して任せられることです。

ですが最近では、宗教や宗派などの制限をしない寺院が増えてきています。
また、寺院というと檀家やお布施、寄付金などなにかとお金がかかるイメージを持つ人も多いかと思います

しかし納骨堂だけの利用であれば、檀家やお布施などを求める寺院は、ほとんどありません。             

公営納骨堂

公営納骨堂とは、自治体などの公的機関が運営する納骨堂のことです。
主なメリットとして、「宗教や宗派などの制限がない」「費用も安く抑えられる」の2つが挙げられます。

デメリットは、納骨堂を運営するほとんどの自治体が応募条件を設定しており、条件を満たしている人しか応募できないことです。

さらに、リーズナブルであるがために競争倍率も高く、抽選になることも多いです。
公営納骨堂に入りたいという人は、募集のたびに応募しておきましょう。

民営納骨堂

民間納骨堂は、宗教法人、社団法人や財団法人が管理・運営を行っている施設です。
宗教や宗派に関係なく利用することができて、なおかつ申込時の条件がないので誰でも申し込むことができます。

また、民間納骨堂は交通のアクセスがよい場所にあることが多いため、参拝時の移動ストレスを少しでも減らしたい方にもおすすめです。

デメリットとしては運営団体ごとによって設定金額が違うため、値段に大きく差があります。
値段に差はあれど、施設によって雰囲気や特徴が違うので、自分たちの希望にあった納骨堂を選ぶことができます。

納骨方式の種類

「納骨方法なんてどれも同じだ」と思う方もいるのではないでしょうか?
実は納骨堂の納骨方法は、大きく5種類に分けることができます。

それぞれに特色がありますので、お参りをする人のことも考えて選びましょう。

ロッカー型

扉のついた棚がコインロッカーのように規則的に並んだ納骨方式をロッカー型納骨堂といいます。
ロッカー型はスペースが狭いため個人や夫婦など少人数向けの施設になっています。

また、ロッカーの位置によって、価格も違ってきます。
下の段や上の段などの参拝がしにくい場所は、比較的リーズナブルな価格設定になっています。

参拝の際に、自分たちと同じ列の区画の人と参拝するタイミングが重なってしまうとゆっくりとお参りができないこともあります。

仏壇型

各々の区画毎に仏壇が設置されている納骨方式を、「仏壇型納骨堂」といいます。
線香やローソクだけでなくお花など自由にお供え物を置くことができます。

仏壇型納骨堂は、縦一列が自分たちのスペースになるので、混雑時でもゆっくりと手を合わせることができます。
仏壇の下の空間に、遺骨を納めるスペースが確保されています。

他の納骨方法に比べると、納骨スペースが広く取られているため、家族など複数人での収納することが可能です。

位牌型

位牌型は、個人の位牌を位牌棚に並べ、遺骨は別の場所に保管するタイプの納骨方式です。
遺骨は、個別のロッカーではなく、施設側で他の人の遺骨と一緒にをまとめて保管されます。
見栄えを良くするために位牌を統一する施設もあり、新しく位牌を作り直さなければならない場合もあります。

墓石型

従来のお墓の室内版が墓石型納骨堂です。
屋外の墓と同じ様に、それぞれ区画が分かれていて、墓石の下に遺骨を収納します。

室内なので、雑草や墓石の汚れなどの心配がなくなり、手入れの負担が少なくなるというメリットがあります。

自動搬送型

建物内にある参拝スペースに機械で搬送されるタイプの納骨方式です。
決められた参拝スペースで割り当てられたICカードをかざすと、遺骨が機械によって識別され搬送されます。

立体駐車場のような仕組みです。
最近では、24時間参拝ができる施設もあり、日中は忙しくてお参りができない人などでも利用しやすくなっています。

納骨堂のメリット・デメリット

納骨堂には、メリットとデメリットがあります。
後から、こんなはずじゃなかったと後悔をしないために、良い部分と悪い部分をきちんと理解し、納得したうえで契約をしましょう。

納骨堂のメリット

納骨堂を利用するメリットとして以下の5つが挙げられます。

費用の負担が少ない

一般墓は、区画を購入し墓石を建てるだけでも300万円近い費用がかかってしまいます。
しかし、納骨堂であれば、区画や墓石の費用を抑えられるため、お金の負担が少なくなります。

天候に左右されない

納骨堂の多くは屋内にあります。
そのため、天気に左右されることなく、好きな時に参拝をすることができます

アクセスのよいところが多い

納骨堂は、公共交通機関が発達していて駅から歩いて行ける立地条件の良い場所にあることも多いです。

管理する手間がない

一般的なお墓は、自分たちで雑草を取り除いたり、墓石を磨いたりする必要がありますが、納骨堂は屋内にあり、管理人さんが常駐しているので、いつも清潔な状態が保たれています

無縁仏になる心配がない

一般的なお墓の場合、お墓を継ぐ人がいないと無縁仏になってしまいます。
また、子供たちと離れて住んでいる場合、子供たちの負担になってしまうこともあります。

納骨堂の場合、契約期間が過ぎると合祀墓に移動し永代供養をしてもらえるので、無縁仏になる心配がありません。

納骨堂のデメリット

納骨堂を利用する際のデメリットとして以下の5つが挙げられます。

納められる遺骨に限りがある

納骨堂の納骨スペースは、一般的なお墓に比べると狭くなっています
個人や夫婦など少人数向けなので、先祖代々の遺骨を収納することは難しい場合があります。

線香をあげられない

納骨堂は、屋内施設なので火気厳禁としている施設も多いです。
そのため、線香やローソクを使用した参拝ができないので、味気ないと感じる人もいます。

合葬・合祀される

納骨堂には、契約期間が設けられているため、契約期間が過ぎると合祀墓に移動し合葬されます
他の人の遺骨と一緒にされることに抵抗のある人には、向かないかもしれません。

遺骨を前にお参りできない

遺骨をまとめて管理しているタイプの納骨堂を選ぶと、実際に遺骨を目の前に置きお参りをすることができないので、少し寂しく感じる人もいます。

納骨堂にお布施は必要?

納骨堂でも、一般墓と同様に僧侶へ渡すお布施が必要です。

納骨や法要の際に僧侶から読経してもらうのは、一般墓も納骨堂も変わりません。お墓のスタイルが異なるだけです。お布施に決まった金額はないものの、法要ごとの金額相場はあります。

納骨堂へ遺骨を納める際に、僧侶へお渡しするお布施の金額相場は3万~5万円です。遺骨を納めた後は納骨堂で回忌法要を執り行ってくれます。

納骨堂の法要には、合同法要と個別法要の2種類があります。合同法要はお寺の行事として、納骨堂に納められている他の遺骨と一緒に法要するものです。

個別法要は遺族が申し出て、僧侶に個別で法要してもらうことです。合同法要のお布施の金額相場は3000~1万円です。合同の場合は当日、受付が設けられている場合が多いようです。

受付で記帳してお布施を預けます。個別法要のお布施の金額相場は3万~5万円です。

個別の場合は、法要後に僧侶へ直接お渡しするのが一般的です。

納骨堂はこんな人におすすめ

一般的なお墓か納骨堂か決めれない人もいるのではないでしょうか?
ここでは、どんな人が向いているかを紹介します

お墓を継ぐ人がいない

自分の子供が遠方に住んでいたり、子供がいなかったりと自分が亡き後、お墓を継ぐ人がいない場合、無縁仏になってしまう可能性があります。

納骨堂は、契約期間が過ぎると永代供養してもらえるので、自分の代で完結をさせることができます。

費用を抑えたい

お墓を購入するとなると、300万円近い出費になります。
近年では、死後の自分にお金をかけたくないと考える人もいます。

納骨堂の相場は10〜150万円ほどですので、一般墓よりも費用を安く抑えることが可能です。

先祖のお墓が遠方にある

先祖代々のお墓が遠方の故郷にあるが、なかなか参拝できなかったり、お墓の管理の負担が大きいなどの理由で、分骨や会葬をして自分の自宅から通える場所にしたいと考える人にも向いています。

個人や夫婦だけで入りたい

ライフスタイルの変化により、先祖代々のお墓に入るのではなく、個人や夫婦2人だけでお墓に入りたいと考える人も増えています。

お墓に入る人数が決まっている場合は、納骨堂のようにコンパクトな施設を選んだほうが無駄がありません。 

納骨前に解約したら費用は返金される?

納骨堂を契約し必要な費用を支払ったが、納骨する前に解約をしたい場合はどうすれば良いのでしょうか?
契約書によって異なりますので、納骨堂契約前の方は必ず契約書を確認しておきましょう。

管理費など先払いしている場合は?

管理費などを先払いしている場合の返金については、運営元と取り交わした契約書をきちんと確認する必要があります。

運営している団体によって、契約内容も違います。
費用の返金については、どのような事情があったとしても、事前に取り交わした契約内容に従うほかありません。

永代供養料はどうなる?

納骨前に解約をして管理者に権利を返還したとしても、永代供養料は戻らないことがほとんどです。
こちらも事前に取り交わした契約内容を確認してください。

納骨堂に税金はかかる?

基本的に、納骨堂の契約は非課税となります。

お墓の法律である「墓地・埋葬等に関する法律」では葬儀と埋葬、法要時にお寺へ支払うお金は非課税とされています。納骨堂を契約した際にかかる費用の内訳は、永代使用料と年間管理料です。

永代使用料は埋葬に関するお金となるため、非課税です。永代使用料とは、納骨堂(もしくは墓地の土地区画)を半永久的に使用できる権利のことです。

遺骨が納められている場所は購入したものではなく、管理者から借りているものになります。年間管理料は僧侶へ支払うお布施や寄付金と同義となるため、非課税です。

年間管理料は納骨堂を維持するための修繕費などに使われます。

納骨堂は13回忌や33回忌など期間を定めて法要し、その後ほかの遺骨と一緒に合葬されるのが一般的です。契約の際は定められた期間の年間管理料を一括払いする方法と、毎年支払いしていく方法があるようです。

どちらの払い方でも非課税に変わりありません。納骨堂の契約は非課税ですが、葬儀で支払う棺や祭壇一式・会場代などは課税対象です。

葬儀費用で非課税にあたるのは僧侶へ渡すお布施です。

納骨堂を選ぶ際の注意点

ポイント

納骨堂を選ぶ際の注意点を紹介します。

納骨堂のパンフレット・資料を取り寄せる

納骨堂を検討する際にはまず、数ある中から雰囲気の良さそうな納骨堂に絞り込みをかけていきます。

ホームページの情報などを見て「お気に入りに追加」するなどを繰り返し、目星をつけた納骨堂のパンフレットや資料を取り寄せましょう。
アクセスや堂内の雰囲気、値ごろ感などを加味しながら納骨堂物件をふるいにかけていきます。

資料請求フォームへの入力がご面倒な方は、電話でも資料請求を承りますので、お気軽にご連絡ください。
無料で資料をもらえるサイトが多いですが、利用するサイトの信頼性はしっかりと吟味しましょう。

一見便利そうな納骨堂の一括資料請求なども、物件数が多すぎると届く資料が大量になる恐れがあります。
また、あちこちから連絡が来てしまい対応に追われることも考えられますので注意が必要です。

納骨堂をきちんと見学してから判断する

何より大切なことは、実際に利用する時のことをイメージしながら納骨堂を見学することです。

例えば、お参りする時の天気は晴れと雨など、その時々を想像しながら、様々な視点を持って納骨堂を見学しましょう。
また、家からの交通アクセスや電車の混雑事情も同じような視点で見ることが大切です。

お参りが混みあう時期と閑散期では人流が大きく異なる可能性があり、お参りが集中すると駐車場のキャパシティーを超えてしまうかもしれません。

また、納骨堂には様々なタイプがあります。
ロッカータイプの納骨堂、自動搬送式の納骨堂などが、代表的なものになりますが、納骨堂ごとに細かく規定が異なっています。

例えば、利用している間は継続して費用がかかるタイプの納骨堂もあれば、永代供養付きで全額払いきりの納骨堂もあります。

ご自分にあった企画・規定の納骨堂を見つけるために、細かな取り決めを含めてしっかりと吟味するなど、総合的にチェックして最適な納骨堂を見つけましょう。

最終決定の前に約款・利用規約の細部を確認する

納骨堂のチラシやホームページなどに「宗旨・宗派問わず」という記載を多く見受けますが、納骨堂ごとにその中身、取り決めが大きく異なります。

一般的に「宗旨・宗派問わず」と聞けば、誰もがその納骨堂を利用できることを連想しますが、実は次のような場合があります。
1つは「納骨堂を購入前の宗旨・宗派は問わない」という場合。2つめは「納骨堂購入後も宗旨・宗派を問わない」というものです。

この違いは利用者にとって、とても大きな違いになります。
納骨堂は、運営母体が宗教法人であることが多くありますので、大もとに何かしらの宗旨・宗派が存在していることになります。

「納骨堂購入後も宗旨・宗派を問われない」のならば宗教は自由になりますが、中には「運営元の宗教信者を増やすために開かれた納骨堂」が存在します。
この場合の約款や利用規約などには「納骨堂契約後には運営元の宗教に改宗する」ことが記されている場合があります。

そのため、よく確認せずに納骨堂を契約してしまうと、意図しないうちに信者扱いされてしまい、後々寄付などを求められたり、宗教団体の維持費のようなものを要求されたりする可能性が生じますので、最終決定前には必ず、宗教に関する縛りがないかについて、約款や利用規約を確認するようにしましょう。

納骨堂の種類や費用相場についてまとめ

ここまで納骨堂に関する情報やメリット・デメリットを中心にお伝えしてきました。
今回ご紹介した内容は以下の通りです。

  • 納骨堂の運営団体は「寺院」「公営」「民営」の3つ
  • 納骨堂の使用料は、5万円~200万円と開きがある
  • 納骨堂は「継承者が不在」「安く済ませたい」「遠方に先祖の墓がある」「個人や夫婦で入りたい」という人に     向いている

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

監修者コメント

評価員(やまぐち)

監修者

一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター

山口 隆司(やまぐち たかし)

近年は葬儀形態だけでなく、お墓の選択も多種多様になってきました。

 

どの項目を重視するのかは人それぞれなので、納骨堂についても費用相場や特徴を知り、選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

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