お墓
ロッカー式の納骨堂とは?費用や特徴、メリットを紹介
更新日:2024.01.24
近年新しいお墓のスタイルが注目を集めています。
それが納骨堂です。
納骨堂は多様化している生活スタイルに合わせるために、一般的になってきています。
その納骨堂のなかでも、便利なロッカー式の納骨堂はご存知ですか?
今回の記事ではロッカー式の納骨堂の費用やメリットデメリットを中心に解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
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納骨堂とは
そもそも納骨堂とは一時的に遺骨を収蔵するための施設でした。
しかしここ数年で納骨堂は、従来の利用形態から変化してきています。
近年は納骨堂をお墓の代わりに利用したいという人が増え、大規模な納骨堂が増えつつあります。
また、ロッカー式の納骨堂を含めて納骨堂には大きく分けて4種類存在します。
- ロッカー式
扉のついている棚に骨壺を収納するタイプ
- 位牌式
ひな壇などに位牌や骨壷が並んでいるシンプルなタイプ
- 仏壇式
2段に分かれた扉に、上段は仏壇、下段は納骨スペースを設けているタイプ
- 自動搬送式
バックヤードに骨壷を保管し、カードキーなどで参拝スペースに自動搬送してくれるタイプ
スポンサーリンクロッカー式の納骨堂の費用と内訳
一般的な納骨堂を購入すると、平均で90万円程度かかるといわれています。
それに比べてロッカー式の納骨堂の費用は、約20万円~利用可能です。
都心部では25万円~35万円程度になります。
このようにロッカー式の納骨堂は、他のタイプの納骨堂よりも値段が安いことが特徴です。
ロッカー式の納骨堂にかかる費用の内訳は、以下の通りとなっています。
永代使用(供養)料
納骨堂の契約金ともいえるのが使用料です。
安いところでは20万~30万円程度になります。
高いところでは80万~90万円程度かかります。
またこの使用料の中に管理費が含まれている場合あります。
管理費
管理費は、納骨堂を運営していくために必要な費用のことです。
この管理費は毎年発生しますが、だいたいの場合が年間で1万~1万5千円程度です。
大きな金額になることはほとんどありません。
戒名料
仏教において、亡くなった後に名前をつけてもらうことを戒名と呼びます。
この戒名をつけてもらうためにも費用がかかります。
戒名をつけてもらう際にかかる費用は2万円〜となっています。
ただし戒名にはランクがありますので、ランクが高い戒名ほど費用が高くなりがちです。
そのため戒名をつけるだけで100万円近くかかることもありますので、注意してください。
彫刻料
お墓に名前を入れる際には彫刻料がかかります。
納骨堂であってもそれは変わりません。
一般的にお墓に名前を彫刻する際には、3〜5万円程度が相場になっています。
そのため納骨堂であっても、3〜5万円程度の費用がかかることは頭に入れておくべきです。
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ロッカー式のメリット・デメリット
まだまだ世間的に馴染みがないのがロッカー式の納骨堂です。
ここではロッカー式の納骨堂をさらに知ってもらうためにも、メリットやデメリットをご紹介します。
ロッカー式のメリット
ロッカー式の納骨堂のメリットは主に6点です。
それぞれのメリットについて簡単に解説します。
屋内にあること
多くのお墓の場合、外にあることがほとんどです。
雨などの悪天候の際は、お参りすることをためらわれることがあります。
しかしロッカー式の納骨堂は室内にあるため、天候を心配する必要がありません。
さらに、室内なのでお墓が雨などにより経年劣化する可能性が低いこともメリットです。
立地がいい場合がほとんどであること
アクセスが良い立地が多いこともメリットのうちのひとつです。
多くのお墓は田舎や都心から外れた場所にあり、アクセスが不便である場合がほとんどです。
しかしロッカー式の納骨堂は、都心部に近い場所にあるため足を運びやすいです。
そのため気軽にお参りできるでしょう。
生前の予約が可能であること
ロッカー式の納骨堂は、生前からも予約が可能です。
そのため生前から納骨堂にかかる費用が計算できるため、後のトラブルにつながりにくいこともメリットです。
後継がいなくても心配ないこと
ロッカー式納骨堂は、永代供養である場合がほとんどです。
そのため身寄りのない高齢者の方や、子供がいない夫婦、独身の方でも気軽にご利用できます。
他の納骨堂に比べて費用が安いこと
一般的な納骨堂を購入するには平均で90万円程度かかります。
それに比べてロッカー式の納骨堂の費用は約20万円~利用可能となっており、費用を抑えることができます。
宗教による制限がないこと
ロッカー式納骨堂は基本的に宗教不問のところが多いです。
そのため、無宗教の人でも利用することができます。
自分の宗派のお寺が近所にないという方でも、ロッカー式納骨堂であれば宗派を気にせずに利用することができます。
ロッカー式のデメリット
これまでロッカー式の納骨堂のメリットをあげてきましたが、デメリットも存在します。
ロッカー式の納骨堂のデメリットは主に4点です。
それぞれのデメリットについて簡単に解説します。
人数に限りがある
納骨できるスペースに限りがある点は、デメリットのうちのひとつです。
一般的なお墓は納骨室がたくさんになったとしても、古い遺骨をまとめたりしてお墓を拡張できます。
しかしロッカー式納骨堂の場合、あらかじめスペースが決まっているため、納骨できる人数が決まっています。
そのためロッカー式の納骨堂を購入する際は、今後何人を納骨するのかを考える必要があります。
まだまだ一時預かりのイメージが強いこと
そもそも納骨堂は一時的に遺骨を預けるための施設です。
そのため世間では納骨堂をお墓として利用することに、抵抗がある方もいらっしゃいます。
それは親族の間でも変わりません。
そのため親族の間で納骨堂を利用することに対して、意見が分裂する可能性があります。
そのような事態を避けるためにも、親族間で事前に確認をとっておく必要があります。
いずれは合祀(ごうし)になってしまうこと
ロッカー式の納骨堂は、ほとんどの場合使用期限が決められています。
その期限が過ぎると合祀になってしまいます。
合祀とは他の遺骨と一緒になることです。遺骨が混ざってしまうと取り出すことは難しいので注意しましょう。
そのため合祀を避けたい場合には、納骨堂以外の供養方法を検討するべきです。
棚の位置によって費用が異なること
ロッカー式の納骨堂は、棚の位置(高さ)によって料金設定が異なっている場合があります。
目線の高さなどのお参りしやすい位置と比べて、足元などのお参りしづらい位置は比較的安い料金が設定されている場合があります。
比較的安いからという理由で選んでしまうとお参りしづらい位置を購入してしまう可能性があるので、注意しましょう。
ロッカー式の納骨堂に向いている人
ロッカー式の納骨堂に対して、いくつかのメリットやデメリットをあげてきました。
それを踏まえた上で、ロッカー式の納骨堂に向いている人はどのような人かをご紹介します。
費用を抑えたい人
ロッカー式の納骨堂は費用がかかりにくいことが特徴です。
一般的にお墓を購入するとなれば約100万円以上かかってしまいます。
しかしロッカー式の納骨堂であれば約20万円〜の費用で済むことがほとんどです。
そのためお墓にお金をかけられない方は、ロッカー式の納骨堂を利用することで費用を抑えられます。
屋内で参拝をしたい人
ロッカー式の納骨堂は基本的に室内にあります。
そのためお墓が天候によって劣化することがありません。
また参拝する際にも雨や風を気にする必要がありませんので、参拝に集中できます。
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ロッカー式の納骨堂にお参りする際の注意点
ロッカー式の納骨堂にお参りする際に気をつけることがあります。
特に気をつけるべき点は以下の2点です。
- お供えものは持ち帰ること
- 他の方の迷惑にならないようにすること
納骨堂は他の方とスペースを共有しており、時期によっては多くの方が来られます。
そのため、お墓に参拝するとき以上に周りに気を配ることを心掛けましょう。
ロッカー式の納骨堂についてのまとめ
ここまでロッカー式の納骨堂についての情報を中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 屋内にあるため天候を気にする必要がない
- アクセスが良い場合がほとんどである
- お参りの際はなるべくお供え物を持ち帰る
- お参りの際は他の方に気配りをする
これらの情報が皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
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