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お墓

檀家をやめる方法とは?離檀のメリット・デメリットを紹介

更新日:2022.02.23

数珠を持った喪服の親子の手元

記事のポイントを先取り!

  • 檀家とは、一家のお墓のあるお寺に所属することである
  • 檀家をやめると、お彼岸などの法要を断られることもある
  • 檀家に入っていなくても、納骨堂や霊園に埋葬できる

檀家であれば菩提寺が仏事の相談に乗ってくれますが、檀家をやめるメリットについてご存じでしょうか。

ご自身の事情と、檀家でいることのメリットとデメリットを知っておくことが大切です。

そこで、この記事では檀家をやめる方法について詳しく説明していきます。

この機会に、離檀料の相場や檀家の正しいやめ方について知っておきましょう。

檀家をやめるときに起こりやすいトラブルについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 檀家とは
  2. 檀家をやめるメリット・デメリット
  3. 檀家をやめる時の費用
  4. 檀家をやめる時に起こりやすいトラブル
  5. 檀家には入らないといけないの?
  6. 檀家をやめるまとめ
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檀家とは

開いた本の上に置かれた虫眼鏡

檀家(だんか)とは、あるお寺に信徒として所属している家のことを指します。

檀家から見て所属しているお寺のことを、菩提寺(ぼだいじ)と呼びます。

かつて、人々は宗教や僧侶の言葉、お墓や仏壇といったものを信じ心の拠り所としていました。

そのため、今よりもお寺と一般庶民の関係性が深く、檀家でいることにはメリットが多くありました。

ただし、檀家でいることによるデメリットもあり、さまざまな要因を踏まえて檀家について考える必要があります。

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檀家をやめるメリット・デメリット

○と×のプラカードを持って悩む男性

檀家をやめることを離檀(りだん)といいます。

離檀にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

メリット

檀家をやめることで得られるメリットは、主に定期的にかかる金銭面と規則制限からの解放です。

管理費や寄付が必要なくなる

檀家でいることによって、菩提寺への寄付やお墓の管理費、建物の修繕費などの名目で納めるお金が必ず発生します。

檀家をやめることで支払いの義務がなくなるため、金銭面でメリットとなります。

菩提寺の規則に従う必要がなくなる

お寺は定期的な年間行事を行っていることが多く、それにお付き合いする機会が生まれます。

また、先祖の供養のためということで、より細やかで手厚い法要を持ちかけられて断れないということもあるようです。

檀家をやめると、そのような規則に従う必要がなくなります。

デメリット

檀家をやめることで考えられるデメリットは、やめるときの手間と仏事の相談先がなくなることです。

墓じまいする必要がある

墓じまいとは代々継承する前提で所有したお墓を、なんらかの事情で手放すことです。

墓じまいするためには、今まで納められていた先祖の遺骨をどうするかを考えて行動しなければなりません。

墓じまいは日常的に発生する行事ではないため、慣れないことをわざわざ行う手間が発生します。

法事や葬儀の相談ができなくなる

檀家でいる間は、法事や葬儀に関わることはすべて菩提寺が相談に乗ってくれます。

そういう場面でとても頼りになる存在の菩提寺を頼れなくなります

仏事は、お彼岸やお盆など季節柄による法要を抱えています。

そのため、檀家であれば優先されていた法要も思うように予定を組めなくなる可能性があります。

離檀料が必要

檀家をやめるときは菩提寺へ支払う離檀料というお金が発生します。

それ以外にも、墓じまいをするためのさまざまな費用がかかり、大きな金額が必要になる場合も考えられます。

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檀家をやめる時の費用

「COST」と書かれた積み木の上にコインが乗っている

檀家をやめるときの費用は下記の2つがあります。

離檀料

離檀料はお寺によってさまざまですが、相場としては10万〜20万円とするところが多いようです。

お墓から魂を抜く閉眼供養や永代供養に切り替える費用が追加でかかるケースもあります。

墓じまいの費用

墓じまいにかかる費用は30万〜300万円と幅広く、お墓の移転つまり改葬先をどのようにするかで大きく変わります。

シンプルにお墓を撤去するだけであれば30万円程度ですが、遺骨の埋葬先に新しくお墓を買うなどすると費用が高くつきます。

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檀家をやめる時に起こりやすいトラブル

感嘆符 「!」が書かれた積み木

檀家をやめること自体に違法性はなく個人の自由です。

しかし、関わる人によっては、ある家が檀家をやめることが不都合なため、トラブルに発展してしまうこともあるようです。

いくつかの事例をご紹介し、その対処方法についても解説します。

離檀を認めてくれない

菩提寺の立場で考えると、いくつかあるうちの檀家のひとつがやめることは、収入が減ることを意味します。

そのために檀家を断るケースがあるそうです。

高額な離檀料を請求される

檀家をやめられると、収入が減るため、その穴埋めに高額な離檀料を請求されるというケースもあるようです。

対処法

主な対処法は下記の3点です。

しっかりと話し合う

スムーズにやめられないからといって、トラブルから逃げていても解決しません。

自分の意向や相手の言い分を確認し合うために、しっかりと話し合うことが解決の第一歩です。

本山に相談する

お寺はそれぞれが独立しているように見えて、実はグループにわけられています。

本山とはそのグループのトップであり、その下に参加としていろいろなお寺が存在しているケースが多いです。

檀家をやめることでお寺とトラブルになったら、本山に相談することで解決の糸口が見つかるかもしれません。

弁護士や役所に相談をする

檀家制度は法的な効力を持っていません。

そのため民事の争いになりますが、弁護士に相談するという方法もあります。

しかし、弁護士に依頼するのはあくまで最終手段とし、できるだけ話し合いで解決するのが理想的です。

また、離檀を認められず改葬許可証をお寺に出してもらえない場合は、役所に相談すると発行してもらえる可能性があります。

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檀家には入らないといけないの?

クエスチョンマークが書かれた積み木が3つ積まれている

昔は、現代のように地元を離れることが少なく、地域で生活して一生を終えることが比較的多くありました。

お墓というものは所有すると代々引き継がれていくもので、自然にお寺との付き合いが長く深くなるものでした。

また、昔の人々も日々の生活で思い悩むことが多くあり、そこで心の拠り所となるのはご先祖さまやお寺に関わる宗教の教えでした。

檀家制度はこのような昔の生活事情によって生まれました。

しかし、人はさまざまな事情を抱えて生きているため、ときには檀家をやめるという選択することがあります。

そうなると気になるのは、本当に檀家に入っていなくても問題ないのかということです。

檀家に入らなくても法的には問題ない

檀家に入らなくても法律的には何の問題もありません。

檀家制度はあくまでもお寺と個人の約束事です。

檀家に入らないと葬儀依頼はできない?

檀家に入っていると葬儀をはじめとした、さまざまな仏事を菩提寺が手厚く行ってくれます

もし、檀家をやめたり、檀家に入っていない状態だと葬儀依頼はできないのでしょうか。

実際は葬儀を依頼すること自体は可能ですが、自分で依頼先を探さなくてはなりません

縁もゆかりもないお寺に相談するよりは、お付き合いのあるところにお願いしたいということであれば、檀家でいることがおすすめです。

檀家に入らないと埋葬はできない?

葬儀を終えて火葬が終わると、遺骨は骨壷に納められます。

一般的に故人の遺骨はお墓に埋葬されますが、檀家に入っていないと埋葬はできないものなのでしょうか。

お墓はお寺が管理する寺院墓地以外にも納骨堂や霊園などがあります。

檀家に入らなくても納骨堂や霊園であれば遺骨の埋葬が可能です。

また、永代供養を希望する場合だとしても、寺院以外の永代供養がありますので問題ありません。

檀家に入らないと法事・法要はできない?

法事や法要も檀家ほど予約はスムーズではありませんが、依頼することは可能です。

ただし、お寺の事情により断られることもあります。

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檀家をやめるまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

ここまで、檀家の情報や檀家をやめるメリットなどを中心にお伝えしてきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 檀家をやめると供養の金銭的な支払いが減り、お寺の規則を守る制約もなくなる
  • 檀家をやめるときには、墓じまいや離檀料の支払金が発生する
  • 檀家制度は法的な縛りはなく、葬儀も法要も依頼できる

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(やまぐち)

山口 隆司(やまぐち たかし)

一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター

経歴

業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。

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