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終活

終活とは?メリットや進め方を紹介!エンディングノートも解説

更新日:2023.12.22

遺言書

記事のポイントを先取り!

  • 終活とは、自分の人生を見つめ直し、最期を整えること
  • 終活は、自分自身にもご家族にもメリットがある
  • 終活を始める際にはエンディングノートがおすすめ
  • 就活の一環として葬儀を生前に予約することも可能

終活とは自分の死と向き合う活動ですが、メリットや進め方についてご存知でしょうか。
終活の目的や正しい進め方について知っておくと、スムーズに終活を進められます。

そこでこの記事では、終活について詳しく説明します。
この機会に、エンディングノートの書き方についても覚えておきましょう。
葬儀の生前予約についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

「終活」という言葉を聞いたことがある方は多いと思いますが、その具体的な意味や目的をご存知の方は少ないのではないでしょうか。
ここでは、終活の概要について説明していきます。

終活の意味

終活とは、「人生の終わりのための活動」という言葉の略語です。
自身の人生を振り返り、人生の最期に向けて準備することです。

終活の目的

「家族に迷惑をかけることなく人生を終える」というのも終活の目的のひとつです。
しかし、本来の目的は「身の回りの整理をしながら、自分自身のことを客観的に見つめ直し、後悔のない人生を送ること」です。
遺されたご家族のことを想いながら、介護や相続・お墓のことなど身の回りの整理をすることで、死への不安の解消につながります。

また、死への不安が解消され、身の回りの整理として交友関係や自分の人生を振り返ると、やり残したことや会いたい方が見つかります。
自分の人生を振り返ることで見つけた、やりたいことをできる範囲で叶え、会える方には会うなどしていくことで、セカンドライフを前向きに生きていくこともできます。

前向きなセカンドライフを送ることで、死への不安に押しつぶされずに現実と向き合えることになるため、ご家族の負担軽減にもつながるかと思います。

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  1. 終活をするメリット
  2. 終活の進め方
  3. 終活はエンディングノートから始める
  4. 葬儀の生前予約をする人が増えている?
  5. 終活はいつからはじめたほうがよい?
  6. 終活は何から始める?
  7. 終活のやることリスト
  8. 終活カウンセラーに相談しよう!
  9. 終活アプリを活用しよう
  10. 終活のまとめ
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終活をするメリット

終活はこれからの人生に向けての再出発の場でもあります。
ここでは、終活をするメリットについて紹介していきます。

家族の負担を減らすことができる

お墓やお通夜などのプランが白紙である場合、ご家族が困ってしまう原因になります。
終活をすることで、弔事などの計画も練ることができ、ご家族の負担が軽減されます。

自分自身の人生の見直しに繋がる

終活は、身の回りの整理だけではなく、自分自身の人生を見直すことにもつながります。
写真の整理などをしながら、自分の人生や交友関係を振り返ることは、とても有意義な時間です。
連絡を取っておきたい方が出てきた場合には一報入れてみるのも良いですし、やり残したことも見つかるかもしれません。

「死」に対しての不安がなくなる

終活と聞くとネガティブなイメージを抱く方もいるかもしれませんが、実はとてもポジティブな活動です。
これまでの人生や交友関係を振り返り、やり残したことがあれば残りの人生を楽しむきっかけになります。
また、死と向き合い死後の整理ができると、自然と「死」に対しての不安がなくなってきます。

相続問題を防ぐことができる

相続問題は、遺族間で大きな揉め事につながりやすいため、生前に整理しておくことが重要です。
相続問題は、

  • 加入保険や公共料金の名義などが整理されていない
  • 有料会員登録の解約をしていない
  • パスワードや暗証番号が分からずロックが解除できない
  • 印鑑の場所がわからない

など、多岐にわたります。
ご遺族間のトラブルを防ぐためにも、しっかりと整理しておきましょう。

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終活の進め方

ここでは終活の進め方を具体的に説明します。

エンディングノート

終活を進めていく上でおすすめなのが「エンディングノート」をつくることです。

エンディングノートとは、ご家族やご友人に伝えておきたいこと、葬儀などの希望などを記載しておくノートのことです。
法的な効力はないため、何度でも書き直すことが可能です。
終活をしていて、自分の考えが変わったときなどには色々と書き直したり、書き加えたりしてみてください。

また、現在はさまざまな場所で、多様な種類のエンディングノートが販売されていますので、ご自身にあったものを選ぶと良いでしょう。

身の回りの物の片付け

故人が亡くなってから、ご家族が困ることのひとつに「遺品整理」があります。

遺品があまりにも多く残っていると、ご家族だけでは片づけることが難しく業者に依頼する必要がでてきます。
遺品整理業者の価格は、基本的に片づける遺品の量が多ければ多いほど上がります。
ですので、品が多く残っているということは、それだけご家族に負担をかけてしまうことになります。

また、遺品の中で一番ご家族に負担をかけてしまうのが「デジタル遺品」です。
デジタル遺品とは、パソコンやスマートフォンなどに保存されたデータ、SNSアカウント、ネットバンキングやクレジットカード情報などのことです。

近年では、世代を問わず多くの方がこのデジタル遺品を利用していますが、遺品として整理されている方は多くありません。
終活は、事前に身の回りを整理をすることができるため、上記のようなご家族への負担も減らすことができます。

財産の整理と相続の準備

先述した通り、相続問題は多岐にわたり、さらに、ご家族の仲違いに発展しやすい問題です。
ご自身の死後、ご家族が大きな相続問題を起こさないように、財産の整理と相続の準備は細かく行っておきましょう。
必要であれば、遺言状を残しておくこともひとつの方法になります。

葬儀代や墓の準備

人生の最後をご自分で決めたいという場合には、葬儀の生前予約をしておくのも良いかもしれません。
葬儀の生前予約を行うことで、葬儀代を把握することもできます。

ご家族の負担軽減のためにも、可能であれば葬儀代を準備しておきましょう。
生前予約については後述で詳しく説明しているので、ご覧ください。

葬儀代を準備する際には、「銀行預金が凍結された」などの問題が発生することもあります。
ですので、ご家族に渡しておくか、手持ちにしておくことをおすすめします。

また、近年では、生活環境の変化により、先祖代々のお墓を継承される方も少なくなってきました。
ご家族に負担をかけないため、どういったお墓に入りたいのかを伝えておいたり、入るお墓を生前に準備しておくのも良いかもしれません。

終活はエンディングノートから始める

終活はエンディングノートから始めていくことがおすすめですが、具体的に何を書いていくものなのでしょうか。
ここではエンディングノートに書いていく内容を説明していきます。

エンディングノートに書く内容

エンディングノートは、ご遺族の負担を減らすことが目的です。
ご自分のことや資産のこと、葬儀の希望などはもちろん、もしも話せなくなってしまった場合に治療方針はどのようなものを希望するのか、などについても触れておきましょう。

自分のこと

  • 名前や生年月日、血液型、本籍地などの基本情報
  • マイナンバー
  • 住民票コード
  • 保険証やパスポート、年金手帳などの重要な書類の保管場所
  • 家系図

などを記載します。
本籍地や家系図は、死亡届の提出の際や、お墓の継承の際に必要になる場合があるので、調べておくと良いでしょう。

交友関係

「葬儀に参列してほしい」「自分が亡くなったことを知らせてほしい」などと思う友人や親族がいる場合には、フルネームと連絡先を記載しておきましょう。

その他にも、遺しておきたいものや渡してほしいものがあれば、その旨と渡すものの保管場所を記載しておくと良いでしょう。

身の回りの遺品のこと

ご自身にとって大切なものと、ご家族が大切に思うものは異なります。
死後、ご家族が整理するのに困らないよう、身の回りの遺品についても記載しておきましょう。

たとえば、死後、特定の方に譲って欲しいものがある場合や、棺に入れてほしいものがあれば記載しておきます。
そのほかご遺族が困らないよう、中身を確認せずに処分してほしいものなどがあれば、その旨を記載しておくことも大切です。

資産のこと

預貯金や口座番号、クレジットカード情報提供、各種加入している保険、貸しているお金や借りているお金のことなどを記載します。
不動産や有価証券をお持ちの場合には、そちらも記載しましょう。

また、忘れがちになるのが有料会員登録しているサイトなどの情報です。
解約しなければいつまでも支払いを続けることになってしまうため、記載しておくとご遺族が助かります。
公共料金はどこを使用しているか、なども記載してあると、ご遺族が連絡しやすいでしょう。

葬儀・お墓のこと

お世話になっている菩提寺(ぼだいじ)がある場合には、そちらを記載しておくと、ご遺族が墓地や霊園を探す手間が省けます。
菩提寺がなくても、希望の墓地や霊園、埋葬方法があれば記載しておきましょう。

また、葬儀の形式・予算、喪主をお願いしたい方などの希望がある場合にはその旨を記載しておくと、葬儀の準備がスムーズに進みます。
葬儀までにご遺族が決めることは多くあります。

宗派や宗教、戒名や法名に入れて欲しい漢字、希望の遺影などがある場合には記載しておくと、ご家族が葬儀やお墓のことを決める際に負担が軽減されます。

治療方針や介護のこと

ご自身が話せなくなったなどのときのために、治療方針や介護のことについて記載しておくと良いでしょう。

  • 希望の施設や病院
  • 延命処置の有無
  • 終末期医療はどこまで行うか
  • 臓器提供はどうするか

など、ご自身の尊厳に関わり、ご家族では決めにくい部分について記載しておくと、最期まで自分らしく過ごすことができますし、ご家族にとっても負担が軽くなります。

遺言書のこと

遺言書を作成された場合には、遺言書を作成したこと、その保管場所について必ず記載しましょう。
一緒に相続リストが書かれていると、そこに名前の書かれたご家族が集まることができるのでおすすめです。

また、遺言書を作成していない場合にも、作成していないことを書いておくと親切です。
その場合には、遺言書に書く内容を記載しておくと良いでしょう。

遺言書との違い

エンディングノートと遺言書の一番の違いは「法的な効力の有無」になります。
エンディングノートと遺言書、どちらにも遺産相続などについて書くことができます。
しかし、エンディングノートには法的な効力がないため、必ずしも書いてある通りになるとはいえません。

一方で、遺言書には法的な効力があるため、記載された内容は必ずその通りになります。
また、エンディングノートと遺言書では、書ける内容も異なります。
エンディングノートには、死後のことだけではなく、過去や現在のことも書くことができます。

しかし、遺言書の場合には、「死後のこと」かつ遺産相続や子供の認知などについてのみしか書けず、書いて良い内容が厳密に決まっています。


にゃこばんブログさんでは、実際にエンディングノートを書いた上でのメリットを紹介しています。
是非、合わせてお読み下さい。


にゃこばんブログ エンディングノートって書かなきゃダメ?

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葬儀の生前予約をする人が増えている?

近年では、葬儀の生前予約をしておく方が増えてきていることをご存知でしょうか。
ここでは、終活の一環である葬儀の生前予約について詳しく説明していきます。

葬儀の生前予約とは

葬儀の生前予約とは、生前に自分自身で葬儀の予約をしておくことです。
日付の予約はもちろんできませんが、葬儀業者やどういった葬儀にするかをご自身で決めて、予約しておくことは可能です。

葬儀の生前予約のメリット

葬儀の生前予約には、いくつかのメリットがありますので詳しく説明していきます。

自分の希望通りの葬儀にすることが出来る

葬儀の生前予約をしておくことで、ご自身の希望通りの葬儀にすることができます。
葬儀業者や葬儀の内容は通常、故人様の死後にご家族で決めるため慌ただしくなってしまいます。

しかし、ご自身で生前予約をすることは、葬儀の内容をゆっくりと選ぶことができるため、自分らしい最期を決めることができるというメリットがあります。

費用を把握出来る

多くの場合、死は予期せぬもののため、葬儀は多額な急の出費になります。
しかし、ご自身で葬儀の生前予約をすることで、費用の把握をすることができます。

可能であれば、葬儀費用を生前に用意しておくことを考えても良いですし、事前に費用を払っておく「生前契約」を行うこともできます。

実際に葬儀を行った際に追加費用が発生する場合もありますが、葬儀の大部分の費用をご自身で負担しておくことで、ご家族様の金銭面での負担ができます。

また、ご自身で用意することが不可能でも、だいたいの金額をご家族様に伝えておくことで、ご家族も葬儀費用を準備する余裕ができます。

遺族の精神面での負担が減る

葬儀は、故人の死後数日以内に行われることが多いため、ご家族は悲しみに浸る余裕もなく慌ただしく葬儀内容を決めなくてはなりません。
そのため、ご家族の精神的な負担はとても大きなものになります。

しかし、生前に葬儀が予約されていれば、ご家族が決めなくてはならないことは少なくなり、故人の死後、ご家族の時間にも心にも余裕ができ、精神面での負担が減ります。

人生を見つめ直す機会ができる

葬儀の生前予約は、終活の一環になります。
「自分の死後、どういう最期を迎えたいのか」「葬儀にはどなたに参列してほしいのか」などを考える葬儀の生前予約は、ご自身の人生を振り返り、見つめ直す機会になります。

終活はいつからはじめたほうがよい?

平均寿命が80歳を超える現在では、定年退職や子供の独立などで時間的な余裕ができ始める65歳頃から、終活を始める方が多いようです。

まだ気力や体力もある時期に、これまでの人生でため込んで来た物理的・精神的な荷物を整理することは、第二のスタートを迎えるためにも良いことではないでしょうか。

また、40代や50代の方も、老後の生き方を考え直し、終活を始めている方がいらっしゃいます

40代は、両親の介護が始まる方や知り合いや近しい人の死と向き合うことも増えてくる年代です。

不惑の40歳を越えて、暮らしの見直しや家にある品物の整理を始めてみるのも良いでしょう。

50代は、体力や気力も充実し、老後について具体的に考える年代です。

また、両親の死を経験し、お墓の継承問題に直面する方もいらっしゃるでしょう。

両親が終活をしている場合もあると思いますので、自分の資産の整理や老後の暮らしについても具体的な計画を立ててみてはいかがでしょうか。

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終活は何から始める?

いざ終活を始めようとすると、するべき内容が結構多いと気づきます。

すべてが大切なことに思えて、あちこちに手を付けてしまうと、結局中途半端で終わってしまう可能性があります。

確実に終活を進めるためには、優先順位を決めて無理のないスケジュールを立てましょう。

一般的に、はじめに決めておいた方が良いのは、自分の医療方針や葬儀・お墓に関することです。

なぜなら、家族にとって経済的・肉体的・精神的な負担が最も大きいことだからです。

医療方針なら、

  • 介護が必要になったときにどのような対応を望むのか
  • 誰に介護してほしいのか
  • 施設利用は考えているのか
  • 延命治療や胃ろうを希望するのか

などについて、具体的な希望をまとめておきます。

また、どのような葬儀を希望するのか、お墓がない場合はその準備も必要です。

あとに残った人に、出来るだけ負担をかけないように、またもめることのないように、具体的に伝えることが必要です。


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終活のやることリスト

終活でやるべきことをリストにまとめましたので、それぞれ具体的に説明しますので、あなたの生活環境に合わせて終活を進めてみてください。

終活ノートを準備する

終活ノートとは、いわゆるエンディングノートのことです。

本屋には様々な種類のエンディングノートが販売されています。、

どのように終活を進めればよいのか、やるべきことが項目別に記されているだけでなく、家族への思いを記すページや終活の豆知識が載っているエンディングノートもあります。

何をどう始めればよいのかわからない時は、エンディングノートを準備するところから始めましょう。

医療方針を決める

介護が必要となったときにできるだけ自宅介護をお願いするのか、施設入居は積極的に希望するのか、延命措置は希望するのか、最期は自宅で迎えたいなど、家族に伝えておきたい具体的な希望を決めます。

供養方法を決め、葬儀の準備を行う

葬儀には、一般的な葬儀の他、家族葬や火葬のみのシンプルな直葬などの方法があります。

どのような葬儀にしたいのか、参列者の規模はどのくらいにしたいのか、などを決めておきましょう。

呼んで欲しい友人がいれば、リストにしておく方が家族が悩まなくて済みます。

氏名・メールアドレス・住所・電話番号などを家族にわかりやすい形で残してください。

希望する葬儀形式が決まったら、費用も用意しておくほうが良いでしょう。

出来れば、遺影も用意します。

葬儀のあわただしい準備の最中に、遺影を探すのは意外に大変なことです。

生前遺影の撮影をしている写真スタジオもありますので、一度検討してみてください。

供養方法も希望を伝えておきます。

現在は、一般の供養方法の他に、永代供養や合同墓・樹木葬など、家族の負担が少なく済むような供養方法があります。

お墓の有る無しによって、供養方法の決め方も異なりますので、それぞれの状況に応じて決めておきましょう。

家族へのメッセージや伝えたいことを決める

エンディングノートに書きとめる、手紙に書くなどの方法で、あなたが家族に伝えたい思いやメッセージを残しておきましょう

長い人生を振り返って、その時々に感じたことや感謝の気持ちを残しておけば、もし最期の時に、何も伝えられなくても、心残りが少なくて済みます。

お墓の準備や墓じまいをする

家のお墓がある場合は、継承する家族と相談してそのままお墓を残すのか、墓じまいをするのか決めておきます。

お墓がない場合は、希望する供養方法に合わせてお墓を購入したり、永代供養や納骨堂の準備をしておくと良いでしょう。

身の回りの品物を整理する

亡くなった人の遺品整理は、残された家族にとって結構な負担になります。

身の回りの品物は、少しずつ整理しておきましょう。

譲りたい家族や友人がいるなら、前もって伝えておくか、早めに譲っておいた方が無難です。

遺族間でもめることがないように、できるだけ荷物を減らしてすっきりした老後を生きましょう。

クレジットカード類を整理する

家族がクレジットカードを解約するのは、煩雑な手続きが必要になります。

複数のクレジットカードを持っている場合は、最低限必要な1~2枚を選び、残りは解約しておきましょう。

有価証券を整理する

有価証券類は、遺産となる故人の財産ですが、遺族が相続する場合には名義変更などの手続きが必要です。

場合によっては、ある程度の有価証券類については整理をして、家族の負担を軽減しておくことも必要です。

インターネット上の契約をリスト化し整理する

動画配信やケーブルTV、有料ゲームなどインターネット上での契約は、整理してリストに残しておきましょう。

パスワードやユーザーネーム、IDなどもまとめてリストにしておけば、残された家族が解約しやすくなります。

各種契約を整理・解除する

インターネット上の契約以外にも、水道光熱費や携帯電話、月ぎめ駐車場など自分の名義で契約しているものに関しても、整理してリストに記しておきます。

もし不要なものがあれば解除しておきましょう。

財産目録を作る

遺産相続手続きがスムーズに進むように、預貯金や不動産、有価証券類、貴金属類などの財産目録を作っておきます。

負の遺産である借金やローンも相続対象ですので、目録として残しておかなくてはなりません。

遺言書を作る

遺言書は、故人の意見が尊重される法的拘束力のある書類です。

遺産相続などについて、遺族にしっかりと守ってもらいたいのなら、法的拘束力のある遺言書を作りましょう。

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終活カウンセラーに相談しよう!

終活カウンセラーとは、終活をするにあたり疑問や悩み事に対してカウンセリングしてくれる専門の職業で、終活カウンセラー協会が認定している民間認定資格です。

具体的には

  • 終活を行う人のカウンセリング
  • 終活に関する講演や相談会の実施
  • 介護施設などでのカウンセリング

などの仕事を行っています。

豊富な終活の知識をもとに、終活を進めたい人へのアドバイスや悩み相談に答えたり、エンディングノートの書き方を教えたりしてくれます。

その他、介護などに伴う自治体への申請のサポート、葬儀やお墓、相続のことなど、終活に関する多岐にわたった内容へのアドバイスも受けることができます。

終活を進める人にとってはとても頼もしい味方なのです。

終活アプリを活用しよう

終活アプリとは、エンディングノートのアプリ版のようなものです。

スマホの中にエンディングノートが入っていると考えてください。

普段からスマホを使い慣れていて、メモ代わりとしても利用している方などにおすすめです。

気が付いたときにすぐに書き込める、音声や動画としても残せるほか、内容の修正が簡単にできるなど使い勝手の良い多くのアプリが提供されています。

ただし、アプリを提供している会社が、急にサービスを終了させてしまう可能性もあります。

また、無料版の場合、広告が入って邪魔に感じることもあるでしょう。

残された家族にパスワードを伝えておかないと、エンディングノートを確認してもらえない恐れもあります

便利な反面、このようなデメリットもありますので、よく確認した上で利用してください。

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終活のまとめ

ここまで終活の進め方や、メリットなどを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 終活とは自分の人生を振り返り最期を整える活動
  • 終活を行うことで人生を見つめ直し、ご家族の負担を軽減できる
  • 終活にはエンディングノートがおすすめ
  • 葬儀を生前に予約することも可能

これらの情報が少しでも皆様の役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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都道府県一覧から葬儀場を探す

こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。

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