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終活

年賀状じまいに適したタイミングを年齢別の文例とともに紹介

更新日:2022.12.27 公開日:2022.04.26

年賀状じまい

記事のポイントを先取り!

  • 年賀状じまいとは年賀状辞退を伝えること
  • 年賀状じまいは手間を省ける
  • 年賀状じまいは60~80代が多い
  • 年賀状じまいのデザインは自由

年賀状じまいとは、これで年賀状を出すことを終わりとする旨を伝える年賀状のことです。
年賀状じまいにはどのような文を書いたら良いかを知っておきましょう。

そこでこの記事では、年賀状じまいの文例などについて詳しく説明していきます。
この機会に、年賀状じまいを送るタイミングについても覚えておきましょう。

年賀状じまいに適切なデザインについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 年賀状じまいとは
  2. 年齢別の年賀状じまいの伝え方。
  3. 年賀状じまいを書く際のポイント
  4. 年賀状じまいを年賀状以外で伝える場合
  5. 年賀状じまいのメリット・デメリット
  6. 年賀状じまいの適したタイミング
  7. 年賀状じまいはどんなデザインが適切?
  8. よくある質問
  9. 年賀状じまいの文例まとめ
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年賀状じまいとは

年賀状じまいとは、今後は年賀状を送らないことを宣言する年賀状のことです。
最近は終活が流行していますが、年賀状も同様に終活をしようという動きが出てきました。

インターネットやスマホの普及により、20代の若年層もはがきの年賀状を送るよりもメールやSNSで送ることが多くなっています。

あるいは、人生の節目となる日に年賀状じまいを送るケースも見られます。
例えば、退職や引っ越し、還暦を迎えたタイミングなどです。

もしくは、寒中見舞いのタイミングで年賀状じまいを伝えるケースもあります。
寒中見舞いで伝える場合は、幕の内が明ける1月7日2月4日の立春までに送るのがおすすめです。

1月の終わりあたりを目安にすると良いでしょう。
特に喪中などで年賀状が出せない場合は、寒中見舞いで伝えるのが良いかもしれません。

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年齢別の年賀状じまいの伝え方。

20〜30代の人に送る場合

知人・友人に送る場合

「迎春
昨年はお世話になりました。

本年も変わらずよろしくお願いいたします。
さて、皆様への年賀状での新年のご挨拶は今年までとさせていただくこととなりました。

こちらの勝手で申し訳ありません。

今後はSNSなどのインターネット上のコミュニケーションツールを活用し、以前よりもたくさん連絡をとれればと思っています。

これからも引き続き、お付き合いいただければ幸いです。」

会社関係の人に送る場合

「初春を迎えお祝辞を申し上げます。
本年も昨年同様、お引き立ての程宜しくお願いいたします。

さて、本年を限りに皆様への年賀状は控えさせていただくこととなりました。
誠に勝手なことで恐縮至極でございます。

今後は、メールでさらなるコミュニケーションをはかることとし、お客様のご期待にお応えできますよう一層精進して参りたいと思います。

何卒ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。」

40〜50代の方に送る場合

知人・友人に送る場合

「賀正
その後お変わりありませんか。

さて、最近はインターネットが流行していますが、私もその流れに乗って皆様との連絡時はSNSを使用することといたしました。

従いまして、勝手ながら皆様へ年賀状を差し上げるのは今年限りとさせていただきます。

最近ではSNSでのやり取りが一般的になってきていることもあり、今後はSNSのメッセージでお互いにご連絡ができればと思います。」

会社関係の人に送る場合

「謹賀新年
本年も昨年同様ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

さて、会社の方針としてはがきでの年始のご挨拶は辞退させていただくこととなりました。
勝手ながら本年をもちまして、年賀状じまいとさせていただきたく存じます。

何卒ご理解の程よろしくお願いいたします。
今後は貴社とのご連絡はメールや電話等でさせていただければ幸いです。」

60代の場合

知人・友人に送る場合

「迎春
お元気でお過ごしですか。

さて、世は高齢化社会といわれておりますが、私も65歳を迎えることとなりました。
これを機に、皆様への年賀状じまいとさせていただきたく思います。

誠に恐縮ではございますが、これからも変わらずお付き合いいただけますようよろしくお願いいたします。」

会社関係の人に送る場合

「迎春
昨年は格別なお引き立てを頂戴し、心より御礼申し上げます。

本年も引き続きよろしくお願い申し上げます。
まことに勝手ではございますが、本年をもって30余年勤務しました会社を定年退職することとなりました。

これを機に、皆様への毎年の年賀状でのご挨拶はご辞退させていただきたいと存じます。
これからは、各種ご挨拶や近況のご報告等はメールやSNSにてお願いできますと幸いです。

皆様のご健康とご多幸を切にお祈りいたします。」

70代の方に送る場合

「新年あけましておめでとうございます。
さて、私も70を迎え、終活を考える歳となって参りました。

人生の転換期ということもあり、年賀状を送らせていただくのは今年までとさせていただきます。
今後も皆様とのお付き合いは変わらず継続させていただきたく思っております。

下記の電話番号、SNS、メールアドレス等にご連絡をいただけましたら幸甚です。
皆様のご健康とお幸せをお祈りいたしております。」

80代以降の方に送る場合

「謹んで新春のお祝いを申し上げます。
旧年中は格別のお引き立てを賜りありがとうございます。

おかげ様で私のほうは相変わらず元気に暮らしております。
とはいえ、私も82歳の齢を迎え、毎年年賀状を書くこともかなわなくなって参りました。

つきましては、本年限りで皆様との年賀状じまいとさせていただきたいと思います。
健康に特に支障をきたしたわけではございませんので、どうぞご安心ください。

今後も変わらずお付き合いいただけますようよろしくお願いいたします。」

年賀状じまいを書く際のポイント

年賀状じまいを書く際には、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。

お祝いの挨拶は必須

年賀状で年賀状じまいを伝える際には、必ず最初に新年のあいさつをきちんと書きましょう。

寒中見舞いのタイミングで年賀状じまいを伝える場合でも、書き出しはいつものように挨拶や近況報告からとします。

年賀状などでいきなり年賀状じまいから切り出されると、受け取った人はあまりいい気持ちがしないものです。
文例に従って、まずはしっかりお祝いの言葉を伝えるようにしましょう。

年賀状じまいをする理由を説明する

年賀状じまいをする理由は、必ず伝えることが大切です。
例えば、生活様式が変わってきたことや加齢によるためなどがあります。

絶縁の連絡などと誤解されないような文面にする必要があるでしょう。

お付き合いは変わらないことを伝える

年賀状じまいはまだ一般的な慣習ではないため、相手によっては絶縁宣言と受け取られる恐れがあります。
年賀状はやめるが、お付き合いはこれからも変わらず続けたいという気持ちをしっかり伝えるようにしましょう。

さらに、受け取った人のみならず、あらゆる人に年賀状じまいを送っていることがわかるようにしましょう。
例えば、「皆様」や「どなた様」といったように、複数の人に語りかける言葉を使うと効果的です。

年賀状を辞めるタイミング明確にする

定年退職のあいさつ寒中見舞いなど、年賀状じまいを年賀状以外で伝えることもあります。
この場合は、年賀状をいつからやめるのかを明記するようにしましょう。

あわせて、相手が年賀状を書く前に届くように配慮することが必要です。

年賀状以外の連絡手段を提案する

年賀状以外の連絡手段として、今後はSNSやメールなどを使ってこれまでとは変わらず交流を続けていくことを提案しましょう。

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年賀状じまいを年賀状以外で伝える場合

年賀状じまいを年賀状以外で伝える場合、どのような伝え方があるのでしょうか。

直接伝える

宿場や学校などで毎日顔を合わせる人には、対面で年賀状を送らないことを口頭で伝えるほうが良いでしょう
面と向かってはっきりと伝えれば、気まずさや関係がこじれてしまうこともないといえます。

早めに、全員に年賀状じまいをすることを伝えておかないと、事情を知らない人は年賀状を出してしまうかも知れません。

相手の年賀状が無駄になってしまうことのないように注意しましょう。

寒中見舞いで伝える

寒中見舞いのタイミングで、年賀状じまいすることを伝えるという方法もあります。
とりわけ、自分から年賀状を送っていなかった人から年賀状が届いた場合は、寒中見舞いを送るのが良いでしょう。

中には、めでたい年賀状に今後は年賀状を出さないというネガティブなことを書くのははばかられるという意見もあります。

そのため年賀状ではなく、寒中見舞いで知らせるのは最も無難な方法ともいえます。

メール・LINEで伝える

年賀メールSNSを送る時に年賀状じまいのことを追記する方法もあります。
とはいえ、相手から届いた年賀状に対してメールやLINEで返信するのは、相手に対して失礼です。

事前に年賀状じまいすることを伝えるなどタイミングを見計らって、相手に不快な思いをさせないように注意しましょう。

年賀状じまいのメリット・デメリット

年賀状じまいにはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

年賀状じまいのメリット

手間と費用を省ける

年賀状の作成はどうしても手間がかかるうえ、はがき代・印刷代などの費用がかかります。
年賀状を作成しなければ、当然ながら時間と費用の削減が可能です。

人間関係の整理

今後も交流を続けたい人そうでない人を整理できます。

年賀状じまいを送ることで、これまで義理で年賀状を出していた人や、日頃あまり親しくない人との関係を清算できるでしょう。

逆に、連絡を取りたくてもなかなか取れなかった人との交流が復活するきっかけにもなります。

交友がより深まる場合がある

メールFacebookLINEなどのSNSを使って年賀状を送れば、逆にコミュニケーションが進む場合もあるようです。
メールやSNSはいつでもどこでも手軽に、気楽にメッセージを送ることができます。

こうした気楽なコミュニケーション手段によって、交友がより深まる場合もあるのです。

年賀状じまいのデメリット

絶縁と誤解される場合がある

年賀状じまいをする人は増えてきてはいますが、まだまだ一般的とはいえません。
従って、受け取った方が、絶縁されたのではないかと不安になってしまう恐れがあります。

これを避けるためにも、今後も変わらずお付き合いをしたいことをしっかり伝えるようにしましょう。

年賀状を再開しにくい

年賀状じまいをしたら、それ以後は当然年賀状を送ることはなくなります。
何年か後になって、年賀状を復活させたくなったとしても、いまさらという感じが否めません。

何年かたって年賀状を再び出したくなることがないか、年賀状じまいを送る前にじっくり考えましょう

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年賀状じまいの適したタイミング

年賀状じまいは、60~80代の終活を意識する時期になって行うのが一般的です。
この年代になれば、高齢や祝年、定年退職を節目にして、タイミングよく年賀状じまいができます。

なお、祝年とは、還暦や古希といった長寿祝いの年のことです。
高齢により、年賀状を記載するのが難しくなるなどの言い訳がしやすいので、受け取る側からも理解を得やすいでしょう。

とはいえ、20〜50代でも、時代の移り変わりや連絡手段の多様化を理由とし、年賀状じまいをするケースも見られるようになりました。

人生の折り返しの年齢に達したこと、子どもが独り立ちしたことなどを理由にして、年賀状じまいを送れます。
あるいは、SNSやメールの普及による時代の移り変わりという背景を理由にすることもできるでしょう。

年賀状じまいはどんなデザインが適切?

年賀状じまいは、どのようなデザインが好ましいのでしょうか。

デザインに決まりはない

年賀状じまいのデザインには、特に決まりはありません
写真やキャラクターデザインが印刷されたデザインのものでもかまいません。

年賀状じまいを伝えるとはいえ、相手の一年の幸せを祈るという目的は、通常の年賀状と同じです。
そのため、デザインもおめでたい感じのものが喜ばれるでしょう。

しかし、最後の年賀状にキャラクターデザインが使われていては軽薄な印象があると思う人もいるかも知れません。
そこで、やはりフォーマルなデザインのものを選んだほうが間違いないといえます。

悩んだ場合は、テンプレートがインターネットにたくさん掲載されていますので、それを使用するようにしましょう。

文章を書くスペースをしっかりと確保する

年賀状じまいの挨拶文は、普通の年賀状と比較して長文になりがちです。
よって、ある程度のスペースのあるデザインのものを選ぶようにしましょう。

市販されている年賀状の90パーセント以上は、あらかじめ文例にあるような文面が印刷されたものです。
直筆による年賀状は数パーセント程度しかありません。

ただし、目上の人への年賀状は、印刷された年賀状をそのまま出すのは失礼とされています。
そこで、直筆で一言書き加えるのが良いでしょう。

直筆の占める割合は多めにするほうが丁寧な印象があります。
とはいえ、文面は文例の丸写しでも問題ありません。

例えば、年配の方に好印象の文例としては以下のものがあります。

「昨年は○○に関する助言をいただきありがとうございました。

おかげさまで大変勉強になりました。」

(この時、具体的なエピソードも記載すると良いでしょう。)

「来年は○○の活動に誠心誠意、精進したいと思います。」

「一層の自己研鑽を重ね、さらにスキルアップに努めて参ります。」

「これからも変わらぬご指導のほどよろしくお願い申し上げます。」

「まだまだ若輩者ではございますが、皆様のお役に立てるよう頑張りたいと思います。」

「至らぬ点もたくさんございますが、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。」

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よくある質問

Q:年賀状じまいはいつ出す?

A:還暦や引っ越しなどの人生の節目を迎えたときや、寒中見舞いで送る方法があります。
寒中見舞いは1月7日~2月4日の間です。

Q:年賀状じまいをするのは何歳くらいが多い?

A:還暦を迎えた60代~80代が多いとされています。

Q:年賀状じまいをしたらどうなる

A:自身の交友関係が整理できたり、SNSを通じてより密に連絡を取り合うこともあります。

年賀状じまいの文例まとめ

ここまで年賀状じまいについて、文例やタイミングなどを中心に解説してきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 年賀状じまいとは今後の年賀状を辞退する旨を伝える年賀状のこと
  • 年賀状じまいでは、お付き合いは変わらないことを伝えるのがポイント
  • 年賀状じまいは、60~80代の方が行うのが一般的
  • 年賀状じまいの絵柄やデザインには特に縛りはない

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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