終活
40代の年賀状じまいの文例を紹介!書く内容やポイントと注意点を解説
更新日:2022.05.31 公開日:2022.04.28
年賀状じまいとは終活年賀状のことですが、40代で行う場合についてご存知でしょうか。
40代での年賀状じまいは問題ないのか、どのような内容を書くのかについて知っておきましょう。
そこでこの記事では、40代の年賀状じまいについて解説します。
この機会に、40代の年賀状じまいの書き方を覚えておきましょう。
後半では、年賀状を復活させたい場合の文例についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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- 年賀状じまいとは
- 40代での年賀状じまいしてもいい?
- 40代の年賀状じまいで書く内容
- 40代の年賀状じまいの文例
- 40代の年賀状じまいで書く際のポイント
- 40代の年賀状じまいで伝える際の注意点
- 40代で年賀状じまいをするメリット
- 年賀状じまい後に復活させたい場合の文例
- よくある質問
- 40代での年賀状じまいの文例のまとめ
年賀状じまいとは
年賀状じまいとは、終活年賀状とも呼ばれ、年賀状を辞退する旨を伝える最後の年賀状のことをいいます。
近年ではSNSの普及に伴い、年賀状じまいをされる方が増加傾向にあります。
年賀状じまいの連絡は、若い方同士であればSNS上で行っても問題ありません。
しかし、年配の方は、年賀状の繋がりをこちらが思っている以上に大切していることがあります。
また、親戚同士であれば今後のお付き合いにも響くため、年賀状じまいはSNSではなくはがきで送るようにすると良いでしょう。
年賀状じまいという名称ではありますが、寒中見舞いや、退職などの人生の節目の時期に送ることもあります。
40代での年賀状じまいしてもいい?
40代で年賀状じまいを行うのは、少し早い気がすると思う方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、なにも問題はありません。
前述したように、年賀状じまいは終活年賀状ともいわれ、終活の一貫とされています。
今後の人生をより豊かにするために、40代で終活を行う方は増えてきており、終活のひとつである年賀状じまいを40代で行うことも珍しいことではありません。
ただし、40代での年賀状じまいを早いと考える方がいることも事実なため、誤解のないように、みんなに対して年賀状じまいを送っているという旨を記載しましょう。
40代の年賀状じまいで書く内容
年賀状じまいを行う際には、今後の関係が悪化しないよう、内容や書き方に細心の注意を払う必要があります。
ここでは、年賀状じまいの際に書く内容や注意点について説明していきます。
年始の挨拶
年賀状じまいを行う際、相手を傷つけない文面を作ることに意識がいってしまいがちです。
年始の挨拶は忘れないように注意しましょう。
年賀状であればあけましておめでとうございます、寒中見舞いであれば寒中お見舞い申し上げますといった挨拶が年始の挨拶になります。
年賀状じまいであっても、通常の年賀状や寒中見舞いのはがきのように、年始の挨拶から始めるのがマナーになります。
年賀状じまいの理由
年始の挨拶のあとに、年賀状じまいの理由を書いていきますが、重要なポイントがいくつかあります。
最も重要なのは、年賀状じまいを行う理由をしっかりと書くことです。
「終活の一環として」「SNSへ移行していきたい」など、さまざまな理由があると思いますが、忙しさを理由にする場合は表現に注意が必要です。
正直に「多忙のため」と書いてしまうと、こちらの都合で年賀状を終えることを良く思わない方もいます。
たとえば両親の介護が理由であれば「両親との時間を大切にしたい」など、マイルドな表現を心がけましょう。
次に、年賀状を辞退することを簡潔にはっきりと伝えます。
言いにくいことではありますが、だらだらと書かずに最初に、明確に伝えましょう。
その際にも、「やめる」「終わる」などの表現ではなく、「控える」「失礼する」といったマイルドな表現を心がけます。
やめるタイミングを明確に書く
今年で最後とさせていただきます、本年にて年賀状を書き納めとさせていただきますなど、やめるタイミングは明確に書きましょう。
曖昧な表現ですと、相手も迷ってしまいます。
今後の付き合いと代替案を提案する
年賀状じまいをしたからといって、それまでの関係がなくなるわけではありません。
年賀状じまい後の付き合いと代替案の提案をすることを忘れないようにしましょう。
とくに時代の変化を理由として年賀状じまいを行う場合には、「今後はSNSを通して」という一文があるとよいでしょう。
SNSでのつながりを希望する場合には、IDやアカウント名などを書きますが、電話番号やメールアドレスなどの直接連絡が取れる手段も書いておくとなお親切です。
ただし、年賀状じまいを機に、これまでの関係性を終わらせたい場合には無理に書く必要はありません。
また、相手が困らないよう、年賀状じまい後の年賀状の受け取りについての記載も忘れてはいけません。
相手にだけ送ってもらうのは申し訳ないので受け取りを辞退するのか、受け取りのみ行うのか、どちらでも構いません。
お詫びや感謝の気持ちを書く
最後に、年賀状じまいを行うことに対するお詫びやこれまでのお付き合いに対する感謝の気持ちを書きます。
お詫びは「誠に申し訳ありませんが、ご容赦ください」、感謝は「これまで心の暖まる年賀状をありがとうございました」というような表現を用います。
また、今後も変わらぬお付き合いを継続していきたい旨も記載します。
これは、年賀じまいを機に関係を終了する場合でも礼儀として書きましょう。
「今後とも皆様のご多幸をお祈りいたします」といった表現も良いでしょう。
https://www.eranda.jp/column/24505
スポンサーリンク40代の年賀状じまいの文例
ここでは、年賀状じまいの文例を紹介します。
時代の変化を理由とした文例
明けましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。
今年も変わらずに宜しくお願いいたします。
さて、私事ではございますが、本年を最後としましてどなた様とも、年賀状での挨拶を控えさせていただくこととしました。
今後は、SNSを通じて変わらないお付き合いをしていただければ幸いです。
忙しさを理由とした文例
あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。
さて、大変恐縮ではございますが、高齢の両親との時間を作りたく、本年をもちまして年賀状での挨拶を最後とさせていただきます。
御無礼をどうかお許しください。
誠に勝手ではございますが、今後とも変わらぬお付き合いをしていただけると幸いです。
今後は、(連絡先)までご連絡頂けると幸いです。
年齢を理由とした文例
あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりありがとうございました。
おかげさまで今年は末の息子が就職し、親の手を離れることとなりました。
これを機に夫婦で終活をはじめ、心機一転新しいことにもチャレンジしていきたいと考えています。
そこで、毎年皆様からいただいている年賀状も今年を最後に、来年からはメールでのやり取りに変えさせていただきます。
今後とも変わらぬお付き合いをしていただけますと幸いです。
他の連絡手段への変更希望を理由とした文例
謹賀新年旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。
大変恐縮ではございますが、時代の移り変わりもあり、今後は新年のご挨拶を含む近況報告をメールにて行わせていただくことになりました。
非礼を深くお詫び申し上げます。
季節柄、風邪などひかぬようご自愛ください。
寒中見舞いで出す場合の文例
寒中見舞いの場合は、松の内といわれる1月7日から2月4日の立春までに出すのがマナーです。
1月末までに出せるよう調整しましょう。
寒中お見舞い申し上げます。
お変わりなくお過ごしでしょうか。
我が家はみんな元気に過ごしております。
私事で大変恐縮ではございますが、皆様への毎年の年賀状は今年をもって失礼させていただくことにしました。
長い間、心のこもった年賀状を送っていただきありがとうございました。
今後はメールにて変わらぬお付き合いを続けていただけると幸いです。
https://www.eranda.jp/column/25514
40代の年賀状じまいで書く際のポイント
40代で送る年賀状じまいは、60~70代で送る年賀状じまいに比べて、さまざまな年代の方に送るという特徴があります。
そこでここでは、40代で行う年賀状じまいであるからこそ注意すべきポイントについて説明していきます。
送る相手によって文面を変える
友人に送るのか、目上の方に送るのかによって文面を変えることも必要です。
友人であれば、丁寧な文面とくだけた文面を織り交ぜることで、堅苦しくならず、良い印象を与えます。
また、シンプルな文面ほど好まれる傾向にもあります。
一方で、目上の方に送る際には、より丁寧な表現を意識する必要があります。
今後も付き合いは変わらないことを伝える
40代は、会社の関係の方との関係も、親族との関係も重視する世代にあたります。
そのため、今後の関係にひびが入ってしまうことがないよう、今後もお付き合いは変わらないことを伝えます。
内容が思いつかない時ば「文例」を使う
内容が思い浮かばない場合には「文例」を使用しても問題ありません。
ただし、その場合には文例をそのまま使用するのではなく、いくつかの文例を組み合わせると良いでしょう。
年賀状じまいの文字数
年賀状の文面は、ある程度定型文が決められており、一般的には80~100文字とされています。
年賀状じまいの場合は、年賀状の文面に「年賀状じまいを行う理由」と「代替案」、「締めの挨拶」が加わるため、全体で150~200文字程度が理想です。
この文字数に収めるには、前述した年賀状じまいを行う旨を簡潔に明確に書くことが重要になります。
年賀状じまいを行うことをだらだらと書いてしまうと、それだけ文字数も増えてしまいますので気を付けましょう。
丁重な言葉遣いと手書きを添える
年賀状じまいとは、年賀状を辞退するという断るための年賀状になります。
そのため、普段よりも丁寧な言葉遣いを意識する必要があります。
繰り返しになりますが、関係を断ちたいわけではないという思いが強すぎて、だらだらと書いてしまうのは良くありません。
簡潔明瞭、かつ、丁寧な表現を心がけましょう。
また、一文の手書きを添えるだけで一気に丁寧な印象を与えることができます。
とくに目上の方に年賀状じまいを送る場合には、1~2割が手書きになるよう意識しましょう。
40代の年賀状じまいで伝える際の注意点
年賀状じまいを行うことで、今まで築いてきた関係が壊れないよう、配慮する点があります。
ここでは、40代で年賀状じまいを伝える際の注意点について説明していきます。
全員に年賀状じまいを出していることを記載する
年賀状じまいを行うのは、「あなたひとり」ではなく「みんな」である旨をしっかりと書きましょう。
特定の人だけの場合は配慮が必要
年賀状じまいをしたからといって、絶対に全員に送らないということが不可能な場合もあります。
例外で年賀状じまい後に年賀状を送ることになった場合には、他の方にばれないように注意を払いましょう。
友人同士や親族同士の繋がりはもちろん、近年はSNS時代です。
不特定多数の方にみられる可能性のあるSNSにアップされてしまうことで、年賀状じまいをしたにも関わらず、年賀状を送ったことがばれ、今後の関係に悪影響を与えてしまうこともあります。
例外で特定の方のみに年賀状を送る場合などは、最大限の注意を払いましょう。
絶縁宣言と受け取られないように気を付ける
年賀状じまいを送ることで、絶縁宣言されたと受け取られてしまう場合もあります。
あくまで年賀状を送ることのみ終了したい旨、今後もお付き合いを続けていきたい旨は、絶対に書き忘れてはいけません。
40代で年賀状じまいをするメリット
40代での年賀状じまいと聞くと、ネガティブなイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、実は40代で年賀状じまいを行うことには多くのメリットがあります。
人間関係の整理ができる
40代は、子供の成長や仕事での独立を考え始めるなど、ライフスタイルに変化が表れ始める年代です。
たとえば、20代後半で子供を授かり出産していれば、40代の方の子供は中高生で部活が忙しくなったり、成人したりと、親族付き合いが減ってきます。
このような変化のなかで、年賀状のみの付き合いを今後も続けていくのか、やめてしまうのか、考える機会になり、人間関係の整理に繋がります。
年賀状を作成する手間と費用が減る
年末は、「師走(しわす)」というくらい忙しい時期です。
その中で、年賀状を作成するのは手間がかかります。
また、なにかと物入りの年末に、年賀状にかかる費用はきついと感じることもあるでしょう。
年賀状じまいを行うことで、年賀状を作成する手間や費用を減らすことができます。
代替案により交友関係が復活することがある
年賀状じまいを行う際には、基本的に代替案を書き添えます。
SNSが主流の近年では特に、SNSの方が手軽に連絡を取りやすいため、「久しぶりに会おう」といった連絡が入り、交友関係が復活することもあります。
年賀状じまい後に復活させたい場合の文例
「自宅を整理していて旧友を思い出した」などの理由で、年賀状じまい後の年賀状でのやり取りを復活したい場合もあるかと思います。
しかし、年賀状じまいを行ってしまった手前、復活したい旨を伝えるのは勇気がいりますよね。
そこでここでは、年賀状を復活する際に書く内容や、文例を紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
復活させたい場合に書く内容
- 年始の挨拶
- 日頃お世話になっていることに対する感謝の言葉
- ご自分の近状
- 年賀状を復活させたい理由
- 今後も親しくしてほしいこと
以上の順番で書いていきます。
年賀状を復活させたい理由は書かなくても問題はありませんので、書く場合には簡単でかまいません。
ただ、「親しいあなたとだから復活したい」というような一文があるのと、ないのとでは、気持ちの伝わり方や相手の受け止め方が大きく変わります。
そのため、できればなぜ年賀状を復活させたいのかの一文を添えましょう。
復活させたい場合の文例1
あけましておめでとうございます。
昨年2月、家族で遊びに行って以来ですね。
その際は、本当にありがとうございました。
その後も変わらずお過ごしでしょうか。
我が家はみんな元気にしております。
年賀状も多くの方とのやり取りは難しいですが、親しい方と年賀状のやり取りをすることで大変元気をもらえます。
今後も、ご迷惑でなければ長くお付き合いしていただければ幸いです。
復活させたい場合の文例2
あけましておめでとうございます。
ご無沙汰しておりますが、その後いかがお過ごしでしょうか。
昨年年賀状の欠礼を申し上げましたが、自宅の整理をしていたところ、○○さんとの写真がでてきて懐かしく思い、思い切って年賀状をしたためました。
ぜひ今年はお会いして、懐かしい話に花を咲かすことができたらと思っています。
よくある質問
Q:年賀状じまいは何歳から?
A:定年や還暦を迎えた60代から年賀状じまいをする方が多いですが、最近では40代の方も年賀状じまいをすることが増えてきました。
Q:寒中見舞いはいつ出すの?
A:1月7日から2月4日までの間が寒中見舞いの期間になります。
Q:年賀状をやめることは何ていう?
A:年賀状じまいと言います。
40代での年賀状じまいの文例のまとめ
ここまで、40代の年賀状じまいについて解説してきました。
まとめると以下の通りです。
- 40代での年賀状じまいは問題ない
- 40代は人間関係が続いていく世代なので文例には細心の注意を払う
- 40代で年賀状じまいを行うことにはいくつかのメリットがある
- 年賀状じまい後に年賀状を復活させることも可能
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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