お葬式
「荼毘に付す(だびにふす)とは?意味や使い方、例題でわかりやすく
更新日:2024.01.24 公開日:2022.07.03

記事のポイントを先取り!
- 「荼毘に付す」とは亡くなった人を火葬することを意味する
- 「荼毘に付す」という表現は、仏教において使用される言葉である
- ペットに対しても「荼毘に付す」という言う
「荼毘に付す」という言葉についてご存知でしょうか。
ニュースや小説、漫画等で耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、「荼毘に付す」の意味について詳しく説明していきます。
例文と合わせて紹介しますので、使い方について覚えておきましょう。
近年増加している荼毘葬についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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- 荼毘に付すとは?
- 荼毘に付すの語源
- 荼毘に付すの使い方
- 「荼毘に付す」と火葬の違い
- 「荼毘に付す」を使用した例文
- 「荼毘に付す」言い換えると?
- 「荼毘に付す」の英語での表現
- 「荼毘に付す」に関してよくある質問
- 近年増加している荼毘葬とは?
- まとめ
荼毘に付すとは?

「荼毘に付す」という言葉を初めて耳にする方もいるでしょう。
そのため、まずは「荼毘に付す」には、どういった意味があるのか紹介していきます。
「荼毘に付す」の読み方
「荼毘に付す」は「だびにふす」と読みます。
「ちゃびにふす」と読む方も少なくないので、正しい読み方を覚えましょう。
また、「荼毘に伏す」と間違えて覚えている方も少なくないので、ここで合わせて漢字も覚えましょう。
荼毘に付すの意味
「荼毘に付す」は、亡くなった人を火葬することを指します。
「荼毘」には火葬の意味があるので、ご遺体を火葬場で焼くことを「荼毘に付す」といいます。
「荼毘に付す」にはこういった意味がありますが、この言葉自体は法律で定められたものではありません。
そのため人によっては、解釈の仕方に違いが出てきます。
場合によっては火葬だけでなく、遺骨を納めるところまで指すケースもあるので、注意が必要です。
荼毘に付すの語源
「荼毘に付す」の語源としては、インドや南アジアのサンスクリット語や古代インド中西部のパーリ語に由来するとされています。
荼毘の語源は、パーリ語の「jhapeti(ジャーペーティ)」や、サンスクリット語の「dhyapayati(ディヤーパヤティ)」といわれています。
仏教ではこのように音がそのまま漢字に反映されたものが多く、同じように音が反映されてつくられた言葉の例を挙げると、般若心経(はんにゃしんきょう)などがあります。
パーリ語の「jhapeti」には、焼身や梵焼(ぼんしょう)といった意味もあるので、お焚き上げのことを梵焼祭と呼ぶことがあります。
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荼毘に付すの使い方
次に、「荼毘に付す」の使い方を紹介していきます。
使用する場面や状況について以下で説明していきますので、参考にしてください。
仏教徒のみに使う
「荼毘に付す」は、仏教において使用される言葉になります。
そのため、キリスト教やイスラム教などの仏教以外の宗教では、このような表現が用いられることはありません。
「埋葬する」や「葬る」などといった言葉が使用されるケースが一般的になります。
このように宗教によって表現方法が異なる場合はたくさんあるので、注意が必要です。
ペットの火葬でも使用して良い
「荼毘に付す」は主に人が亡くなり、火葬する場面で使われる言葉になります。
ペットも家族同然に生活してきた大切な存在であることには変わりないので、人と同じように「荼毘に付す」を使用することがあります。
「荼毘に付す」と火葬の違い
次に、「荼毘に付す」と火葬の違いについて紹介していきます。
どちらも火葬を意味する言葉なので、同じ意味なのではないのかと思う方も多いでしょう。
ではここからは、何が異なるのか詳しく説明していきます。
大きな違いは、使う場面や状況が異なるという点です。
「火葬」は誰に対してでも使用することができる言葉ですが、「荼毘に付す」は仏教で火葬を行うときにしか使用できません。
また、「火葬した」といった直接的な表現よりも「荼毘に付された」とした方がやわらかい印象になります。
そのため、仏式でのお通夜や葬儀・告別式の際には、「荼毘に付す」といった表現が使われることが多くなります。
加えて「荼毘」には、火葬したご遺体をあの世へ送るための葬儀などの仏事も含まれることが一般的ですが、「火葬」はあくまでも焼却することのみを指す言葉になります。
この点でも違いがあるので、使い分けに注意しましょう。
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「荼毘に付す」を使用した例文
「荼毘に付す」の意味が理解できたところで、次は例文を通して具体的な使用方法について説明していきます。
例)
- 学生時代に大好きな祖父が荼毘に付され、私は受け止めるまでに時間が必要でした。
- 遠方で時間がかかってしまい、到着したときにはすでに荼毘に付されていました。
- 長い闘病生活を終えて、祖父母は荼毘に付されました。
- 正月明けだったため火葬場が混み、なかなか荼毘に付すことができませんでした。
- 愛犬を荼毘に付すために火葬場に問い合わせをしました。
「荼毘に付す」言い換えると?
次に、「荼毘に付す」の類義語を紹介していきます。
別の表現をしたいときには、ぜひ以下を使用してください。
- 「火葬に付す」
- 「葬る(ほうむる)」
- 「見送る」
- 「天に昇る」
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「荼毘に付す」の英語での表現
次に、「荼毘に付す」の英語での表現方法について紹介していきます。
「荼毘に付す」を英語にすると以下のようになります。
- 「cremate(火葬する)」
- 「to cremate the dead(死体を火葬にすること)」
- 「to cremate one’s remains(遺体・遺骸を火葬にすること)」
- 「to hold a funeral(お葬式をする)」
例文としては以下のような文章になります。
- 「Her body was cremated.(彼女のご遺体は荼毘に付されました)」
- 「Her funeral ended yesterday.(昨日彼女の葬式が終わりました)」
「荼毘に付す」に関してよくある質問

次に、他の人がよく質問していることを紹介していきます。
詳しくは以下を参考にしてください。
荼毘に付すのはなぜ?
「荼毘に付す」とはお通夜や葬儀を行って火葬することです。
日本では現在ほとんどのケースで火葬が選択されています。
故人を供養して無事に旅立っていけるように願を込めて仏事が執り行われ、衛生面から見ても火葬が選ばれるケースが多いのです。
「荼毘」こちらの漢字になった理由は?
「荼(だ)」=苦しみや害悪という意味
「毘(び)」=助けるという意味
よって、苦しみや害悪から助ける、という意味合いでこの漢字になったといわれています。
他に違う書き方はあるの?
「荼毗」と書く場合もあります。
焼き場のことを何て言う?
焼き場のことは「火葬場」や「火葬炉」などといいます。
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近年増加している荼毘葬とは?

最近では新型コロナウイルスの流行から「荼毘葬」といった葬儀のスタイルが増えています。
これは別名「直葬」とも呼ばれており、お通夜や葬儀・告別式をせずに火葬のみ行うといった意味合いになります。
毘葬は非常にシンプルなものになり、寂しいお別れになってしまうことも多くなっています。
そのため、「火葬式」と呼ばれる納骨やお別れなどに必要な儀式を行うものもあるので、自身の状況や希望に合わせて選択することをおすすめします。
まとめ

ここまで「荼毘に付す」の語源や意味などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 「荼毘に付す」とは亡くなった人を火葬することを意味する
- 「荼毘に付す」には火葬以外に葬儀などの仏事も含まれることがある
- 「荼毘」はパーリ語やサンスクリット語からきた言葉とされている
- 「荼毘葬」はお通夜や葬儀・告別式をせずに火葬のみを行う
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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