お葬式
音楽葬の費用の内訳は?演奏者の派遣料金や著作権、音楽葬の流れも解説
更新日:2025.03.20 公開日:2022.08.10

記事のポイントを先取り!
- 音楽葬の平均費用は、一般的には30万円〜200万円程度
- されておらず、理解さないこともある
- 音楽葬に参列する場合、服装は一般的な葬儀と変わらない
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多様化する葬儀形式に音楽葬がありますが、その平均費用についてご存じでしょうか。
この記事では、音楽葬の平均費用について詳しく説明していきます。
この機会に音楽葬の注意点を覚えておきましょう。
後半には音楽葬で生演奏を依頼する場合についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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- 音楽葬とは
- 音楽葬のメリット・デメリット
- 音楽葬の流れ
- 音楽葬はお布施が必要ない?
- 音楽葬の費用
- 音楽葬のための葬儀社の選び方
- 音楽葬の曲の流し方
- 音楽葬の注意点
- 音楽葬でよく使われる楽曲
- 音楽葬に参加するときのマナー
- 音楽葬と一般の葬儀の違い
- 自由葬の種類
- 音楽葬は自宅でも可能
- 音楽葬のよくある質問
- 音楽葬の平均費用についてのまとめ
音楽葬とは
音楽葬とは、葬儀中に音楽を使用してお見送りする葬儀形式で、自由葬の一種です。
仏式や、神道、キリスト教などの宗教が介入しないため、音楽葬で読経や玉串奉奠、聖歌斉唱といった宗教儀式は行われません。
そのため、葬儀の流れも自由に決められます。
故人が好んだ曲や演奏した楽曲、愛したアーティストの音楽を取り入れて、故人の人生の一部を反映できるため、特別な葬儀の演出が可能な点も魅力のひとつです。
葬儀形式が多様化している近年では、故人が生前に愛した音楽を共有して、価値観を大切にできる音楽葬は注目を集めています。

音楽葬のメリット・デメリット

音楽葬は一般的にはまだ広く認知されていない葬儀方法ですが、いくつかのメリットがあります。
それと同時にデメリットにあたる内容も人によっては存在するため、ご自身の状況に合わせて検討する必要があります。
音楽葬のメリット
音楽葬のメリットのひとつは、無宗教葬儀のため僧侶や教会へのお布施・寄付が不要であることから費用を減らせることです。
ですが、音楽葬の本来のメリットとしては主に下記の2点が挙げられます。
故人や遺族の意思を反映しやすい
音楽葬は無宗教葬儀のため宗教ごとのしきたりや慣習ではなく、故人や遺族の意思を反映しやすいです。
故人を思い出させる音楽や故人らしい葬儀の雰囲気づくりが可能で、装飾や祭壇などの設備面でも自由度が高いのがメリットです。
故人のことが記憶に残りやすい
一般的な葬儀よりも故人らしさが出せる音楽葬は、内容がユニークなため参加した方の思い出に残る式になるでしょう。
音楽が流れる葬儀と故人の最期を見送る葬儀では、視覚だけでなく聴覚にも影響があるため故人のことが記憶に残りやすくなります。
音楽葬のデメリット
自由度が高くメリットが多い音楽葬ですが、実はデメリットもあります。
認知度が低く周囲の理解が得られない場合も
音楽葬を含め自由葬はあまり知られていない葬儀形式です。
そのため、親族や参列者の中には、音楽葬について理解できない方もいるかもしれません。
特に信心深い方にとっては葬儀で音楽を流すことをよく思わない方がいる可能性もあります。
音楽葬に対応してない式場もある
一般的に葬儀会場となる斎場などでは、音楽を流す設備がないところもあるようです。
通常の葬儀では、主な目的として音楽を流すことはないでしょう。
音楽葬を計画していたとしても、対応していない式場があるため注意が必要です。

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音楽葬の流れ

音楽葬の流れには決まった形式は存在せず、個人や遺族の自由に決めることが出来ます。
しかし、すべて最初から決めるよりも、ある程度は基準があると自由に変更しやすいため、以下で選ばれやすい音楽葬の流れをご紹介します。
通夜
音楽葬をする方によって通夜の流れは異なりますが、選ばれることが多い通夜の流れは以下の通りです。
- 開式の辞
- 黙祷
- 献奏
- 弔辞
- 献花
- 喪主挨拶
- 閉式の辞
開式や閉式の辞、黙祷の時間以外は、故人が好んでいた音楽を途切れることなく流す方法が選択されます。
流す音楽は、CDなどの音源を使用する場合や、生演奏にする場合、CDと生演奏を併用する場合があります。
併用する場合は、通夜式中のBGMをCDなどにして、献奏の時間や弔辞の時間に故人との思い出の音楽を生演奏にする方法があります。
告別式
音楽葬の告別式で選ばれることが多い流れは、以下の通りです。
- 開式の辞
- 黙祷
- 弔電、弔辞、メモリアルスクリーン
- 献奏
- 献花
- 喪主の挨拶
- 閉式の辞
- 出棺
告別式の流れや音楽の流し方は通夜式と大きな違いはありませんが、告別式ではメモリアルコーナーや映像機器を使用して音楽と共に故人の生前の姿を映す場合があります。
式中に流す音楽は、儀式ごとに変える方法もあれば、故人が好んでいた音楽を複数組み合わせてメドレーにして流す方法などもあり自由に選べます。
ただし、火葬場で音楽を流すことは難しいため、基本的に音楽の使用は出棺時のお見送りまでとなります。

音楽葬はお布施が必要ない?
お布施は、葬儀の際に僧侶に対して渡すお金であり、読経や戒名に対する感謝の気持ちを示すために行われます。
しかし、音楽葬は無宗教葬とも呼ばれることから、基本的に宗教的な考え方を省略した葬儀です。
そのため、僧侶を招いて読経や戒名を受ける必要がないので、基本的には宗教者を呼ぶことがなく、お布施は不要となります。
もちろん、自由葬では宗教者を呼んではいけない決まりもありませんので、必要であれば依頼して読経してもらうこともできるでしょう。
この際、問題となるポイントが2点ほどあります。
音楽葬は宗教者に拒まれる可能性がある
1つ目が、そもそも自由葬に立ち会ってくれる宗教者がいるかどうかです。
自由葬は宗教的な思想をある程度無視していますので、宗教者となる僧侶が立ち会うことを拒むケースも少なくありません。
そのため、自由葬であっても立ち会ってくれる僧侶を探すのには、ある程度手間がかかることを覚えておきましょう。
昨今では寛容な寺院や僧侶も増えていますので、すぐに見つかる場合もあります。
また、自由葬に呼ぶ場合のお布施は相場が変動する可能性もありますので、自由葬に僧侶を呼ぶ場合は必ず確認を取るようにしましょう。
菩提寺を持つ家庭の場合
2つ目が、菩提寺がある家庭の場合、葬儀は菩提寺に依頼するのがマナーとなります。
そのため、菩提寺に相談もせずに自由葬を選ぶと、関係悪化の原因となる可能性があります。
菩提寺がある家庭は必ず相談し、納得してもらったうえで自由葬を選んでください。
そして、その相談の流れで読経も依頼できないか確認しておきましょう。
納得してもらえれば読経まで依頼して、そうでない場合は自由葬を諦める気持ちも大切です。

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音楽葬の費用

音楽葬の費用相場は、30万円〜200万円程度です。
費用の幅が広いのは、参列者の人数に影響する費用項目の他に、音楽葬で使用する楽曲の数や演奏家の人数による影響が考えられます。
以下で音楽葬の費用内訳と演奏者の派遣料金、JASRAC著作権使用料について説明します。
音楽葬の費用内訳
音楽葬の費用を大きく分けると「葬儀一式の料金」「飲食接待費」「音楽の使用料」の3つです。
葬儀一式の料金は、安置料や納棺セット、式場や火葬場の使用料、人件費、祭壇、遺影、霊柩車などの車両費などを含み、平均金額は68万2,000円です。
飲食接待費の平均金額は17万8,000円で、通夜振る舞いの会食費用や会葬返礼品の費用が該当するため、参列者の人数に左右されやすい費用になっています。
音楽の使用料には、演奏者の依頼料金や交通費、著作権の使用料金が含まれます。
音楽葬の費用の幅が広くなる影響を与えている項目のため、以下で項目別にご紹介します。
演奏者の派遣料金
音楽葬で生の演奏を希望する場合、演奏者の派遣料金が必要になります。
費用相場は1日1名あたり2万〜6万円ほどとなっており、通夜と告別式の両方で演奏を希望する場合は「2万〜6万円×2日×演奏者の人数」です。
演奏者の人数はソロ演奏も可能ですが、複数の奏者によるハーモニーは心あたたまる葬儀にできるため、2名以上での演奏が好まれる傾向にあります。
また、派遣料金に演奏者の交通費が含まれているかは、葬儀社によって異なるため事前の確認が大切です。
JASRAC著作権使用料
葬儀社がJASRAC(日本音楽著作権協会)と契約を結んでいる場合、葬儀場で音楽を流すことに問題はありません。
しかし、契約を結んでない場合は、無断で音楽を流すと著作権侵害にあたるため、JASRAC著作権使用料の申請が必要になります。
これは、葬儀社は営利団体に該当するからですが、もし音楽葬を自宅でする場合は、楽曲の利用者は遺族になるため著作権使用料の申請は必要ありません。
使用料は、500㎡までの式場だと5分までの曲の場合、1曲1回2円×楽曲数になります。
月額の利用料は1,200円、年額なら6,000円です。
葬儀の費用について、以下で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

音楽葬のための葬儀社の選び方

音楽葬を依頼する葬儀社を選ぶ場合、遺族に寄り添い、丁寧なサポートをしてくれるのはもちろん、音楽葬の知識も必要になります。
以下で葬儀社を選ぶ時のポイントをご紹介します。
音楽葬の実績
音楽葬は、徐々に広まっていますが、まだ珍しい葬儀形式なので、音楽葬の経験がある葬儀社は多くありません。
したがって、音楽葬を行う場合は、選んだ葬儀社が過去にどのような音楽葬を実施した経験があり、どれくらいの実績を持っているのかを確認することが重要です。
故人や遺族が希望する音楽葬を行うことができるか、葬儀社の過去の事例を照らし合わせて、判断をすることがおすすめです。
著作権の対応
音楽葬を行う場合、特に気を付けることに著作権があります。
そのため、著作権について葬儀社が理解している必要があります。
葬儀社に著作権について聞いたときに、明確な説明が得られず、曖昧な対応をされる場合は、トラブルが起きやすいので、葬儀の依頼は避けたほうがいいでしょう。
告別式の流れや音楽の流し方は通夜式と大きな違いはありませんが、告別式ではメモリアルコーナーや映像機器を使用して音楽と共に故人の生前の姿を映す場合があります。
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音楽葬の曲の流し方
音楽葬は、お葬式で音楽を流しながら故人のお見送りをしますが、音楽を流す方法は市販のCDを流す方法以外に、演奏家による生演奏や合唱団を招く方法があります。
それぞれの特長について以下でご紹介します。
市販のCDを流す
音楽葬で市販のCDを流す場合は、故人が生前に所持していたCDを持ち込む方法と、葬儀社に用意されているCDから選んで流す方法があります。
通夜や葬儀・告別式の間、ずっとBGMとして音楽を流していたい場合、喪主の挨拶や弔電の紹介の際に音量を調整する必要がありますが、CDであれば機材で音量調整がしやすくなります。
また、演奏家や合唱団を招くよりも、費用が抑えやすい特長も持っています。
演奏家による生演奏
音楽葬に演奏家を招いての生演奏では、プロに依頼する以外に、故人が生前に所属していたサークルの仲間が集まって演奏したり、親族が演奏したりする方法があります。
葬儀社から演奏者を紹介してもらう場合は、ひとりあたり1日につき3万円程度が費用相場といわれており、プロやアマチュア、演奏家の人数によって料金が異なります。
そのため、費用はCDよりも高くなる傾向にありますが、印象に残るお葬式にできます。
また、故人が好きだった音楽によっては、お葬式には向かない場合がありますが、プロの演奏家に依頼すると、お葬式にあった曲調にアレンジしてもらうことも可能です。
合唱団による合唱
合唱団による歌で故人を見送ることも可能です。
故人の生前の趣味が合唱であった場合や、合唱団に所属していた場合に選択されています。
美しい歌声の中で葬儀が執り行えるため、印象に残りやすく思い出深い葬儀にできます。
合唱団を招く音楽葬では、BGMにはCDを使用し、黙祷や故人の思い出を振り返る時間に合唱団の歌唱をするなど、CDと併用する場合があります。
音楽葬の注意点
前述した音楽葬のデメリットとは別に音楽葬を検討するうえで、その注意点についてよく知っておく必要があります。
選曲や楽曲の数
まず選曲で注意すべきは、故人が選んだ曲もしくは参列者に違和感を抱かせない曲である必要があることです。
故人をよく知る方であれば、故人の選んだ曲がすぐにわかるでしょう。
遺族が選ぶ場合は故人の人柄が伝わるような曲が望ましいでしょう。
また、葬儀は待機時間も含めて数時間かかるので、楽曲数が少ないと同じ曲の繰り返しになってしまいます。
そのため楽曲は、10曲程度は準備しておくと良いでしょう。
著作権の発生
音楽葬で流す楽曲の著作権について事前に確認しておくことが推奨されています。
著作権に該当する楽曲であるかどうかを、日本音楽著作権協会に問い合わせたうえで進行するのが理想的です。
準備している音楽葬が途中で練り直しになると、関係者だけでなくご自身の大きな負担になりかねません。
菩提寺に話しておく
菩提寺(ぼだいじ)とは、寺院と一般家庭が取り交わす制度で、一家として世話になる特定の寺院のことです。
菩提寺との関わりがあるにもかかわらず、その寺院に葬儀を依頼しないことはおすすめできません。
特に先祖代々関係のある寺院の場合、使用中のお墓への納骨を拒否されることに発展することもあるかもしれません。
そのため関係性のある菩提寺へは、あらかじめ音楽葬を行うことと納骨の可否をよく確認して許可を得ておくのが無難です。

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音楽葬でよく使われる楽曲

自由形式の音楽葬ですが、その中でも一般的に多く採用される楽曲についてご紹介します。
クラッシック
- パッヘルベル「カノン」
- バッハ「G線上のアリア」
- ショパン「別れの曲」
- シューベルト「アヴェ・マリア」
- モーツアルト「レクイエム」
- ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」
故人がクラシックを好んで聴いていた場合はもちろんですが、クラシック自体が葬儀に似合うため多く使われています。
洋楽
- ジョン・ニュートン「アメイジング・グレイス」
- クイーン「ボヘミアンラプソディー」
- ビートルズ「レットイットビー」
- セリーヌ・ディオン「マイハートウィルゴーオン」
- エリッククラプトン「ティアーズインヘヴン」
- カーペンターズ「イエスタデイワンスモア」
ひと口に洋楽と言っても葬儀に向いた静かな曲だけではありません。
洋楽を選ぶ際は、故人の希望や故人を思い出させるような楽曲選びがポイントです。
邦楽
- 秋川雅史「千の風になって」
- 中島みゆき「時代」
- 山口百恵「いい日旅立ち」
- 西城秀樹「ブルースカイブルー」
- 谷村新司「昴」
- クレープ「精霊流し」
- 坂本九「見上げてごらん夜の星を」
邦楽の場合、故人の年代に合わせた選曲が違和感なく流せる楽曲と言えるでしょう。
曲が持つ雰囲気以外に、日本語の歌詞は参列者に意味が伝わるため、あまり葬儀に相応しくない内容は避けるべきです。

音楽葬に参加するときのマナー

音楽葬に参列する時のマナーについてご紹介します。
音楽葬の服装のマナー
音楽葬は、一般的な葬儀と同様に喪服の着用が望ましいとされています。
ただし、喪主によっては平服の指定がある場合もあります。
平服とは、カジュアルな服装ではなく、略喪服や礼服を指します。
男性の場合、地味な色合いのグレーや紺などの、ブラックフォーマルではないスーツを選びます。
ネクタイも黒一色ではなく、控えめな色調のものを選ぶことが好ましいです。
女性の場合、黒一色ではないワンピースやスーツを選びます。
同様に、地味な色味を選択することが適切です。
靴やバッグ、アクセサリーなどの小物は、できる限りシンプルなデザインのものを選ぶようにしましょう。
音楽葬の香典のマナー
音楽葬の場合でも、香典を持参します。
香典の金額は、通常の葬儀と同様の相場で包み、表書きは「御香典」で問題ありません。
会費が設定されている音楽葬もありますので、案内状を確認しましょう。
香典袋を選ぶ時は、特定の宗教を連想させるようなデザインである、 蓮の花や十字架は避けるようにしましょう。
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音楽葬と一般の葬儀の違い
音楽葬と一般的な葬儀との主な違いは、音楽を使用する点です。
音楽葬では、故人が好きだった音楽を積極的に取り入れ、式全体を彩ります。
また、生演奏や特別な演奏を行うこともあります。
これに対して、伝統的な葬儀では音楽の使用は限られてきます。
費用は、音楽葬は生演奏などを依頼する場合、その費用が追加されることもあり、葬儀の全体費用は一般的な葬儀と比較して高くなる可能性があります。

自由葬の種類
自由葬は内容が自由なだけあって、その種類も豊富です。
具体的な自由葬の事例をいくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
通常の葬儀に近い自由葬
自由葬といっても、可能な限り一般葬に近い形の葬儀をしたい方も少なくありません。
そのため、基本的な葬儀の流れを変えずに雰囲気だけが特別な自由葬が多々あります。
音楽葬もこのタイプの葬儀に近いものですが、規模によっては流れが変わるものもあるので、一概に該当するとは言い切れません。
一般葬に近い自由葬は、音楽葬以外にも以下のようなものがあります。
ガーデン葬
ガーデン葬は故人が大切に育てた庭などを会場とする葬儀を指します。
故人が庭師だった場合や、庭の手入れを趣味にしていた場合などには、とても相性の良い自由葬です。
お花葬
お花葬は、故人がお花を好きだった場合などに相性の良い自由葬です。
棺や祭壇だけでなく、会場を故人の好きだったお花で鮮やかに飾りつけ、華やかに故人を送ります。
一軒家貸切葬
紹介した中でも一番特殊なものとなるのが、一軒家貸切葬です。
これは、自宅葬に近いもので、葬儀の会場として貸し出してくれる一軒家を貸し切り、その一軒家を会場として行う葬儀です。
自宅葬が難しい場合でも、遺族だけで静かに葬儀をしたい際などに重宝する自由葬になります。
特殊な自由葬
自由葬の中でも、特に一風変わった葬儀があります。
特殊な自由葬には以下のようなものがあります。
お別れ会
お別れ会は、厳かな雰囲気であるはずの葬儀と比べると、とても和やかな雰囲気の葬儀です。
お茶やお菓子などをつまみながら、故人の生前の映像や画像を流します。
画像や映像を見つつ、参加者で故人のことを話しながら進行しますので、緊張することなく葬儀を行えるでしょう。
カラオケ葬
カラオケ葬は、参加者全員でカラオケをしながら故人を送る葬儀です。
故人がカラオケ好きだったり、故人との思い出にカラオケが多く関わっている場合などに利用しやすい自由葬になります。
生前葬
自由葬の中でも特に特殊なものとして、生前葬があります。
葬儀というのはそもそも、故人を極楽浄土へ送り届けるために行うものでもあるのですが、生前葬は故人がまだ生きているうちに行う葬儀です。
生前に行うことで遺族の負担がなくなり、葬儀自体の雰囲気も比較的明るいものとなるので、穏やかな気持ちで進行できるでしょう。
しかし、生前に葬儀を行うのは宗教的に意味が通りません。
そのため、自由葬でしかあり得ない葬儀と言えるでしょう。
また、日本では著名人が社会的な活動を終える際にも、この生前葬をするケースがあるようです。
著名人では、ビートたけしやアントニオ猪木などが行なっています。
野球殿堂でもある仰木彬などは、生前葬を開催した翌年に死去するなど、事実上の生前葬を行なっています。

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音楽葬は自宅でも可能

音楽葬は自由葬であり、自由葬は基本的にどこまでも自由なのが特徴です。
そのため、特定の会場を使用しなければならない理由はなく、自宅で行なっても問題ありません。
音楽葬は近隣の方の許可が必要
音楽を流す以上は騒音トラブルの原因となる可能性が高いので、事前に許可を得ておかなければなりません。
騒音以前に、葬儀に関する音を聞くだけでも不快に思う方はいますので、自宅葬となる場合は必ず近隣住民の許可を得てください。
また、会場を選ばないのが自由葬ですが、会場側の都合があります。
会場を選ぶ際は、音楽葬による葬儀をすると必ず伝えるようにしてください。
珍しい葬儀のスタイルでもありますので、関係する方全員の同意を得ることを忘れずに行動しましょう。
自宅で音楽葬を行う場合の著作権
自宅で音楽葬を行う場合、葬儀社が関与しない範囲での演奏であれば著作権料は発生しません。
遺族が選んで用意した音楽を遺族が用意した機器で流すのであれば、著作権料を気にする必要はないのです。
とはいえ、最終的な判断は裁判所に委ねられます。
必ず発生しないとも限りませんので、葬儀社や親族とも良く相談したうえでどうするか判断しましょう。

音楽葬のよくある質問
音楽葬のよくある質問を以下にまとめました。
音楽葬で流す出棺の曲は何ですか?
出棺の際に流す音楽には、特にこれと言った決まりは無く、基本的にどんな曲でも流すことができます。
クラッシックや静かなバラード、またはお別れをテーマにした悲しい音楽など、故人が生前に望んでいたり、または生前に大好きだった音楽であれば、どんな曲でもかまいません。
ただし、いくら故人が好きな音楽であっても、あまり葬式の雰囲気に合わない音楽を流したり、タイミングを間違えて流してしまうと、参列者を困惑させてしまいます。
音楽葬中に流す曲に決まりはありますか?
葬儀中や出棺時に流す曲には明確な決まりはないので、クラシック音楽、洋楽、邦楽、ポップス、ロックなど、さまざまなジャンルの音楽を選ぶことができます。
ただし、葬儀場の防音設備の都合により、音楽の指定がある場合もあります。
これは、別の会場で葬儀を他家や、周囲の方々に迷惑をかけないためです。
故人が特定の音楽を希望している場合や、どうしても特定の曲を流したい場合は、葬儀社に相談してください。
演奏はどちらに依頼すればいいの?
葬儀やお別れ会などでピアノやエレクトーン・キーボードを演奏する「セレモニープレイヤー」というお仕事があります。
基本的には静かでしっとりとした曲を演奏することが多いですが、故人の好きだった曲を弾いたりと、リクエストに応じられる幅広いレパートリー・演奏技術を持っている方がほとんどです。
故人にも、故人と深く繋がりのあった参列者にも、満足していただけるような暖かい会場をつくるため、経験のあるセレモニープレイヤーに相談しながら葬儀をつくりあげましょう。
音楽葬で数珠は必要ですか?
音楽葬の場合は、弔意を示す手段の一つとして、焼香が行われる時は数珠が使用されることがあります。
ただし、献花の場合には数珠は使用されません。
どちらに該当するか不明な場合は、数珠を持参するといいでしょう。
宗旨や宗派にとらわれない形式の音楽葬は、各自の信仰を否定するものではないため、数珠を持参しても問題ないからです。
音楽葬と普通の葬儀の違いは?
音楽葬と普通葬の違いは、音楽を中心とした葬儀形式であることです。
音楽葬は、僧侶による読経や牧師、神父によるミサといった宗教的儀式が行われない代わりに、プロによる生演奏や、故人にゆかりのある人の楽器演奏が中心となります。
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音楽葬の平均費用についてのまとめ

ここまで音楽葬の情報や、各種平均費用などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 音楽葬は自由葬の一種で宗教儀式は行わない
- 音楽葬は故人の希望した音楽を流すため特別な葬儀になりやすい
- 音楽葬の費用相場は30万円〜200万円程度
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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