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墓石選びなら大島石がおすすめ?特徴やメリット・デメリットを紹介

更新日:2021.09.29 公開日:2021.09.03

墓石

自然 夫婦

大島石をあまり聞いたことがないという方も多いと思います。
大島石とはどんな石であり、特徴や色合いはどんなものなのでしょうか。

そこでこの記事では

  • 大島石とは
  • 大島石を使用した墓石の特徴
  • 大島石を使うメリット・デメリット
  • 大島石の相場費用

以上の内容で解説していきます。
大島石以外にもどんな石があるのか紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 大島石とは
  2. 大島石を使用した墓石の特徴
  3. 大島石を使うメリット・デメリット
  4. 大島石の相場費用
  5. 他に人気の国内産墓石
  6. 外国産墓石でも大丈夫?
  7. 墓石の大島石まとめ
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大島石とは

お墓にお花がお供えされている

主に墓石などに使われている大島石ですがどこで採掘されているのでしょうか。

大島石の原産地

大島石の原産地は、愛媛県今治市です。
瀬戸内海に浮かぶ大島のみで採石されています。
関西と中国地方でとても人気のある墓石です。

大島石のランク  

大島石は採掘された際に、色目、石目、色むら等でランクがつけられています。
そのランクにより、「特級」「一級」「二割」「カレイ」「二等」の5つに分けられます。

【特級】
大島石の中でも最高級の品質で採掘量が少なく、価値が高まってきている石です。
石目がとても細かく、青みがあります。
耐久性にも優れていて、吸水性が低く風化に強いです。

【一級】
大島石特級に比べると石目がやや大きくなりますが、時間の経過とともに石に青みが増してきます。
大島石の中でも採石量が安定しており、墓石として利用されることが多く人気のランクです。

【二割】
大島石一級と比べると少し石目が粗くなり、吸水率も高くなります。

【カレイ】
大島のカレイ山で採掘されている石です。
二割より石目が粗くなり、色目が薄くなりますが加工しやすい石です。
石碑や竿石にも使かわれます。

【二等】
石目が粗く、黒玉や白玉のばらつきも多いランクです。
長さのある石が採れることから外柵に使われることが多いです。

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大島石を使用した墓石の特徴

複数のカード

大島石でお墓を建てる際に知っておきたい特徴を説明します。

強度・耐久性

大島石の石の硬さを表すモース度(最大10)は6です。
ナイフで傷がつかない程度の硬さです。

耐久性はとても優れており、長期利用の建造物と相性がいい石材です。
研磨することにより、光沢が増します

吸水性

吸水率は0.111%とトップクラスの吸水率を誇ります。
時間の経過での劣化も起こしにくく、より大島石の特徴の青みが増していきます。

色合い

大島石は、石目と石肌の美しい墓石材です。

また、大島石で建てられた墓石は色褪せしにくく、美しい状態を長く保つことができます。
時間の経過によって、青みが強く感じられる石肌になります。

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大島石を使うメリット・デメリット

メリット・デメリット

墓石に大島石を使うメリット・デメリットについて詳しく解説します。

墓石に使うメリット  

大島石は、石目石肌の美しさには定評があります。
建立後のお墓は、青磁のような青みがとても美しく、他を圧倒する気品と風格が感じられます。
建墓時の状態を長く保つことができ、時間の経過とともに青みが強く感じられるようになります。
大島石は品質劣化が少ないため、墓石材には最適だと言えます。

その様なことから、関西・中国地方では人気が高い墓石になります。

墓石に使うデメリット 

一般に多く流通している大島石が厳選された大島石とはかぎりません。
大島石には錆や油が含まれる箇所があります。
そこを取りながら墓石を作っていますが、薬品等で隠されている場合があります。
不自然に安価である大島石は避けましょう

また、石は自然なものです。
あまり低いランクのものを選ぶと、変色したり風化したりするので気をつけましょう。
そのため、信頼できる石材屋を見つけることをお勧めします。

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大島石の相場費用

費用

大島石は、色目や色合いにより等級が分かれているので、等級ごとに紹介します。

  • 特級:約120万~250万円
  • 一級:約100万~200万円
  • 二割:約80万~160万円
  • カレイ:約70万~130万円
  • 二等:約50万~90万円

工事内容や業者によって変動します。

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他に人気の国内産墓石

お墓 墓石

ここまで大島石について解説してきましたが、大島石以外の国内産墓石の種類についてみてみましょう。
日本で採掘される石材の中でも代表的なものを詳しくご紹介します。

庵治石

瀬戸内海沿岸は良質な石材の採掘場として知られています。
庵治石は日本一高価な石材で「花岡岩のダイヤモンド」とも呼ばれています。

庵治石の特徴は、研磨をすると石の表面に現れてくるまだら模様の光沢「斑(ふ)」です。
ふわふわと浮かぶまだら模様は、庵治石だけに見られ、神秘的な美しさがあります。

風化に強く、掘った文字が何十年も崩れないところもまた、特徴の一つです。
高級石材として、高松城の石壁や大阪城の石垣、首相官邸の石庭、道後温泉の浴室などに使われています。

本小松石            

本小松石は神奈川県真鶴町で採掘され、「日本の鉱石」として奈良時代から愛され続けています。

本小松石は約40万年前の箱根火山のマグマの塊です。
箱根火山の噴火により、流れ出た溶岩が海に押し出され、急速に固まって形成されました。
本小松石は形成される段階で分裂して固まっているので、大小の形の石が採掘されますが大きなサイズの原石は採掘されることは少ないです。

本小松石の原石は酸化していて茶褐色ですが、研磨をすると表面が緑がかった灰色に輝く石肌になります。
石質は耐久性・耐火性に優れていて、粘り気が強く欠けにくいのが特徴です。

万成石   

万成石は世界中で、岡山県でしか採掘されない希少な天然資源です。
国産の石材の中でも、とても硬く、吸水性が低く、耐久性に優れています。
天然の淡紅色の美しさは品格と高級感を生み出しています。

万年成就する石と言われ、縁起もよいとされています。

稲田石    

稲田石は茨城県笠間市稲田地区を中心に採掘されています。
約6000万年前に地下深くでマグマが固まってできた花崗岩の一種です。

稲田石は白色の長石が60%占めていることから、白く澄んだ石肌が特徴です。
別名「白い貴婦人」と呼ばれています。

稲田石は吸水率が低く、圧縮強度が高いため耐久性に優れた硬い石です。
白い石肌の稲田石は、黒や赤、グレーの石との組み合わせがいいのも特徴です。

浮金石    

浮金石は、福島県郡山市で採石されています。

表面に金粉が散りばめられ、浮いているような美しい石です。
貴重な国産黒御影の高級銘石と知られています。

石質はきめが細かく堅牢な石質の御影石で、上品な光沢があります。
墓石のほかに、東京駅などの建築材としても使われています

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外国産墓石でも大丈夫?

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外国産は国内産より劣るというのは本当なのでしょうか。
ここでは外国産墓石の特徴とリスクを説明します。

外国産墓石の特徴

墓石は日本国内ものが、ほとんどというイメージがあると思います。
国内産は高品質・高技術という点から、価格が高く販売されています。

しかし、世界を見ると御影石は世界中で採掘されています。
インドや中国は日本よりはるかに多い採掘量を誇っており、品質が高いものも多くあります。

外国産だからと言っても、品質は日本とほとんど変わらず安価なものもあります。
それは採掘する人件費と加工費が日本よりも安価だからです。

中国の墓石は安価なものが多いことが特徴で、国産と比べると1/3の価格で手に入ります。
需要も高く、日本では多くの中国産の石がお墓に使われています。

また、特にインド産墓石はとても美しい石として世界でも有名です。
硬度が高く劣化しにくいことが特徴で「クンナム」という種類の石は、美しさと品質の高さで黒い墓石の最高峰とされています。

外国産墓石を使うリスク  

外国産墓石は安価だと言っても、墓石は高いものなので安易に選べません。
やはり、外国産墓石は耐久性に乏しいものもあるので心配です。

また、墓石に着色されたものがあったり、加工にムラがあったりもします。
このようなトラブルを防ぐには、信頼できる石材店を選ぶことをお勧めします。

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墓石の大島石まとめ

fin

ここまで墓石選びならびに大島石の特徴やメリット・デメリットを中心に書いてきました。
ポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 大島石とは関西と中国地方では「石の貴婦人」と言われ人気のある墓石
  • 大島石を使用した墓石は強度、耐久性、吸水性、色合い、質感ともに最高級の墓石
  • 大島石を使うメリットは建立時のお墓の状態を長く保てること
  • 大島石を使うデメリットは不自然に安価なものを選ぶと変色や風化する恐れがあること
  • 大島石の相場費用はランクによって違い50万〜250万円程度

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(やまぐち)

山口 隆司(やまぐち たかし)

一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター

経歴

業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。

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